『太陽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽に向かって羽ばたいた人がいたという伝説。
小さい時にそれを聞いてなんて素敵なんだろうと思った。
蠟でできた翼はどんなに滑らかで美しかっただろう。
どこまでも天を目指し、墜落したイカロス。
愚かしくも私の中の確かなヒーローのひとりであり続けている。
#5『太陽』
~君の笑顔~
君の笑顔は太陽みたいにまぶしい。
時には溶けちゃいそうになるくらい。
そこに自由はなかった。
目の前の男は足を組み直し、大きなため息をついた。
「君ねぇ…こんな曲だれが聴くのよ…」
男はかつて僕の歌を絶賛し、手を組もうと言った。
夢だけしか持っていないひとりの学生だった僕は、自分が変わる最初の日だと思った。
自分の嫌いを共有する歌、誰かに振り向いてと願う歌、独りよがりな歌は沢山作ってきた。
でもあの歌はそれらとは全然違う。
これを聴く人の心に届ける歌、辛くて苦しんでる人の希望になる歌、足を明日に踏み出すための歌。
顔も見えない大勢の人の人生や心を思い浮かべながら紡いだ歌だった。
そんな歌は男の手によって大々的に世間に公開された。
僕が考えているよりも沢山の人が僕の歌を聴いた。
嬉しかった。
だが、喜びはすぐに霧に隠れる。
「言ってなかったっけ?今回の利益は全部うちで持つから」
男は契約書がどうとか、そんな話をべらべらと喋っていたが何も頭には入らなかった。
話を理解したのは家に着き僕が成り行きで判を押した紙切れを読んでからだった。
ようやく掴んだ蜘蛛の糸。これを離したら上に昇る日はいつになるのか。
今はあの男に次の歌を聴かせるしか考えになかった。
今はまだ、お前を潤すだけの小さな光。
でもいつか大きな星になり、お前を焼き殺してやる。
太陽
最近は本当に眩しい、最近は自分が焼き肉になるんじゃないかと思うくらい暑い。
日本は湿気もあるからベタベタするし、
良いことなんてないと思ってる、けど、きみの、
暑さで少しほてった顔に、太陽に照された汗が輝かしくて
ああ、最悪
余計にあつくなりそうだ
テーマ 太陽
夜に花火が光る。
「けっこう回れたな〜」
夏祭りに来た君が言う。
「そうだね〜」
「もうお祭り終わるから帰ろ〜」
「分かった〜」
花火を背に向け、君が帰る。
「課題やらないとだな〜」
「僕は課題終わった〜」
「花火綺麗だったな〜」
「華やかなだったよね〜」
「お腹いっぱいだ〜」
「めっちゃ食べてたからね〜」
「...あの子も来れたらよかったのにな。」
「....」
君の目から涙がこぼれていた。
次の日。
君が家から出て少し立ち止まった。
「おはよ〜」
「..あの子が去って4日目か」
「あの子ともっとお話がしたかったよ..」
「....」
眩しい空を見上げながら君は僕にそう言った。
おわり
太陽が煌めいている。
「甲子園優勝は◯◯高校!!!」
煌めく太陽を僕は掴んだ!
「 君は僕の太陽だ。」
そんなくさい言葉でさえ、今はほしいの。
あの人は太陽のような人だった。
だから、僕のもとを離れて天国に行ってしまった。
あの人が天国に行ってから数十年。
愕然と空いた心の穴は1ミリも埋まっていない。
そろそろ僕も潮時だ。
あの人は太陽になったも同然だから、僕は月なんだろうか。
でも、月だけは嫌だ。
月と太陽はほとんど交わることがないから。
月になるくらいならば、
そう思いながら病院を抜け出し森の泉のほとりに立つ。
光輝く月を見上げる。
月に、月になるくらいならば、
「シリウスになりたい」
強い陽射しに横を向いた
目が合ったきみが眩しく笑った
「太陽」
#479
君は太陽だけど、私は向日葵じゃない。
ずっとは見てられない。目がきいんと白くなって倒れてしまう。
眩しくて熱くて、でもそれで。
それで焼け死ねたらなんて幸福だろう。
もう後悔はない
この胸の熱い想いは届いたはずだから…
ありがとう そしてさようなら
僕の太陽へ
「太陽」
太陽の影にうずくまる。ヒーローの反対側に埋もれ、生まれ落ちる。
「ジョーカー」のカードが、切り札になるのか?
…それさえなければ良かったんじゃないのか?
ジリジリと炎熱の下に追いつめられたネズミ。
風が滞る世界に、真っ赤に笑って、
真っ黒な目の道化が佇みながら、崩れ落ちる。
たった今を、音も無く、崩れ落ちて消える。
✾「ジョーカー」半分くらい見た。辛い。
あと半分に希望はあるのか?
✾「ジョーカー」見て「新・平家物語」の随筆読んで、…原爆のツイート見たら悲しくなった。
遠くで雷がなってる。不思議にホッとした。
✾「バットマン」は彼を救うのかな!?
「太陽」とかけまして
「賀屋が他の芸人とユニットを組んで爆笑をとった」
その心はどちらも「かがやいて(輝いて/加賀妬いて)」いるでしょう。
※お笑い芸人 かが屋 の加賀と賀屋
「太陽」とかけまして
「仕事熱心な焙煎職人」と解きます。
その心はどちらも「あつい(暑い/あ、つい)」「なつ(夏/ナッツ)」を生み出すでしょう。
貴方は太陽みたいな存在
貴方は私がつらい時
周りは変な目でわたしを見てコソコソ何かを
話しながら笑っていた。
でも貴方だけは
「何がそんなに面白いの? 」
みんなはえ?みたいな顔をしていた
それは私もそうだった。
「人の過去も知らないのに、この子の家族の事情とか
知ってるの?」
「し、知らないけど」
「だったら決めつけは良くないよ!」
みんなは怒った顔で立ち去って言った
私はそれからあの子の言葉を思い出して
私は今でも頑張って生きている。
夏の太陽から降り注ぐ日差しは
あまりにも強い
日中外出すると、焼けるように痛い
少しだけでいいので気温も日差しも
弱まってくれないだろうか
太陽
太陽さん
ごめんなさい
冬と春には
あんなに
お世話になっていて
大好きなのに
今年の夏はちょっと
太陽
灼けつく陽射し
まとわりつく あたたかい風
つま先からこぼれる 熱い砂
波の音 遠ざかる
手をかざしてもまぶしくて
ひとりぼっち かがやいている
チャレンジ17(太陽)
朝の陽射しを浴びて腹式呼吸をする。寝ぼけた体を目覚めさせる。セミの声が賑やかだ。日光を浴びるのは体に良いという。しかし、最近の太陽は朝から強い。湿度もあるので、蒸し暑くてたまらない。夏を楽しむどころではない。
あまりの酷暑で、プールサイドを歩いていた子供が足の裏をやけどした。海水浴場にも、お客の姿が少ない。残念なことだが、太陽を避けて、暑さから身を守る夏になったようである。遠い日の海水浴が懐かしい。
太陽
太陽みたいなわたしを照らしてくれる人
そんな人と出会いたい
今の私は真っ暗でどん底
だからわたしを照らして
どん底から救い出して
誰か
太陽
貴方の存在はまるで太陽のよう
例え私が暗闇飲み込まれてしまいそうでも
貴方が見つけてくれて笑顔をくれたら
眩しいほどに輝いて見える
貴方がいて本当に良かった