『太陽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽
太陽さん
ごめんなさい
冬と春には
あんなに
お世話になっていて
大好きなのに
今年の夏はちょっと
太陽
灼けつく陽射し
まとわりつく あたたかい風
つま先からこぼれる 熱い砂
波の音 遠ざかる
手をかざしてもまぶしくて
ひとりぼっち かがやいている
チャレンジ17(太陽)
朝の陽射しを浴びて腹式呼吸をする。寝ぼけた体を目覚めさせる。セミの声が賑やかだ。日光を浴びるのは体に良いという。しかし、最近の太陽は朝から強い。湿度もあるので、蒸し暑くてたまらない。夏を楽しむどころではない。
あまりの酷暑で、プールサイドを歩いていた子供が足の裏をやけどした。海水浴場にも、お客の姿が少ない。残念なことだが、太陽を避けて、暑さから身を守る夏になったようである。遠い日の海水浴が懐かしい。
太陽
太陽みたいなわたしを照らしてくれる人
そんな人と出会いたい
今の私は真っ暗でどん底
だからわたしを照らして
どん底から救い出して
誰か
太陽
貴方の存在はまるで太陽のよう
例え私が暗闇飲み込まれてしまいそうでも
貴方が見つけてくれて笑顔をくれたら
眩しいほどに輝いて見える
貴方がいて本当に良かった
「太陽」
太陽はあまり好きではない。
私には眩し過ぎる。
月の方が好きだ。
キリリとネジを巻くと、コツコツ、という妙に大きな音が時を刻み始めた。
長針と短針が重なると、どこにそんなものを積んでいるのか、古ぼけたオルガンのような音が、ボワボワと軽快な旋律を奏でる。
それにあわせて、からくりの小人たちがぎこちなく動き出す。
歯車とバネがカチカチカタンというのが、小人たちの動きに妙に合っている。
曲が終わると、ボーン、ボーンという鐘の音が、もったいぶったように、貫禄を見せつけるように、ゆっくりと時を告げる。
カチリ、と長針が六十分の一を動くまでの一分間に、大名行列を見たようだった。
『鐘の音』
太陽
明けない夜はない。
止まない雨はない。
辛い事は続かないという意味の言葉だ。
しかし、非常に暑い昨今の夏、太陽は隠れていた方が良いのではないだろうか。
晴ればかり続かれてはかえって辛いだろう。
【太陽】(原爆の日)
太陽の光を一切受け付けないほど
今日の空は一面に黒い雲が纏ってるわ
「太陽」 #6
君は太陽のような存在だった。
今考えれば、君は太陽で僕は月のようなものだったのだろう。
僕のことをいつも明るく照らしてくれて、だから僕も輝いていられた。
でも、僕は君を失った。
それから僕はもう2度と輝けなくなった。
あんなにも楽しかった世界が突然白黒の世界になったようだった。
もう一度、もう一度でもいいから君に会いたい。
「その笑顔と明るさで僕のことを照らして欲しい」
そう何度も願ってしまう。
叶わない願いだとわかっていても…。
毎朝教室で見る君の顔は、いつでも朝日のような笑顔で僕を包んでくれる。本物の太陽が見えない雨の日だって、快晴の朝のような気持ちで一日を迎え入れることが出来るのは君のおかげだ。これからの未来でどんなことが起きるのかは分からないけど、そんなことどーでもいい。今君と笑っていられるこの日常さえ続いてくれれば他には何もいらない。だって君は僕にとっての太陽だから。
貴方は照り輝く太陽。近くのものを全て焼き焦がしてしまうような、眩しい光を放つ星。私は月。貴方がいるから夜に輝ける星。貴方がいないと私は深い暗闇の中に紛れて、見えなくなってしまう。どうしても近くに行きたかったけれど貴方の隣に並ぶには、あまりにも貴方は眩しすぎるから。今日も私は貴方の反対側で貴方の光に目を細め、その輝きを一身に浴びる。
#太陽
その太陽みたいな彼は、私にとって眩しすぎた。
無邪気な明るさは私の心を蝕んでいく。
お願いだから、こっちを照らさないで。
照らされる度に自分の汚いところが浮き彫りになる。
照らされる度に罪悪感が募る。
そんなふうに笑いかけてもらえるほど、
私はできた人間じゃない。
どうしてこっちを照らすの。
分かっているのに。
私はきみの隣にいていいほど綺麗な人間ではない。
分かっている。
もう来ないで。
きみの光を浴びていると、心が暖かくなって
溺れてしまいそうになるんだ。
お願いだから、もう来ないで。
─太陽─ #25
君って月みたいだよね、
弾んだ声で彼女が言った。
僕がそれはどういう意味なんだと、
尋ねても、彼女は笑うだけで教えて
くれなかった、
それが、彼女と交わした最後の会話だった
そして、それから数日後彼女はこの世を去った
彼女が居なくなってから、その意味を知った
月は太陽があるから輝ける
僕にとっての彼女は、太陽だった。
もし、彼女に逢えたらその時は彼女に伝えよう
愛してると
太陽/夜凪
「太陽」
太陽は眩しい。
それは何故だろう。
ただ空よりも明るい色なだけなのに。
でも
太陽の下で凄く輝く自分は美しい。
どんな姿の自分でも太陽の下は輝ける。
この世に注目されない人間などいない。
太陽のつがいになれたなら、私はどんなに幸せだっただろう。
「太陽」
君は太陽
僕は月
太陽の光がないと気づいて貰えないような
ちっぽけな星
君が隣にいてやっと輝ける
"今はもう輝きを失ったただの星"
太陽のような人、とはどんな人だろう。明るい人?優しい人?確かにそれもある。太陽のように明るく、太陽のように優しく包みこんでくれる。
そんな人に出会えたことがあるだろうか。僕の知る限り、いない(というのは少々上から目線だろうか)。僕も含め、みんなが冷たい部分を持っている。どこから、どのように見ても太陽みたい、などありえない。僕の持つ冷たい部分は?人に冷たく接してしまう時はある。他にも、人によって態度を変える人もいる。自分に厳しすぎる人もいる。
太陽のような人とは、自分に自信がある人ではないか。他人に明るく接することができるのも、自信があるから。他人に優しく接することができるのも、自分に余裕があるから。完全に太陽みたいにはなれないかもしれない。でも、コツコツ、自分を温めることができる筈だ。
「太陽」
太陽って眩しくて、キラキラしているように見える。
「僕は君の太陽になりたかった。」そう言われた。
彼はどこか悲しそうだった。
それから何も言わず背を向け歩いていった。
わたしは引き止めることが出来なかった。 彼になんと言ったらいいのか分からなかった。
それから彼に会うことは少なくなった。 私は悲しかった。
あの時、声をかけてたら、引き止めていたら なんて考えながら毎晩、枕を濡らした。
数年が経ち、偶然にも彼との再開。
少し話をした。 あの時、いえなかったことをお互いに言い合っていた。
今更言ってなんの意味があるのかは分からない。
でも私は彼に言いたいことがあった。
わたしは最後に彼に言った。
「私はあなたがずっと大好きだった。
最初から最後まであなたはずっと私の太陽だったよ。」
笑顔でそう言った。だが、目からは涙が溢れていた。
彼の顔は嬉しそうでどこか悔しい顔をして、涙を我慢していた。
太陽は
昼に空を見れば
いつでも見れるけど
眩しくて
本当の姿を
誰も見た事がない
不思議だよね