『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽の下で
太陽の下で 笑っている 君 。
月の下で 涙を流す君。
笑っているのは きっと 君は優しいからなんだろうけど 。
涙を流すのは きっと 君の居場所が ないからなんだろうけど 。
何時だって 私は 君の 太陽となり 月となり
そして 涙となり 君を支えているよ 。
・太陽の下で・
願わくば花の下にて……という歌を思い出した。
太陽の下で死なん……日の目を見て死なん……とは思わない。けど、願わくば、尊敬する彼らの世界に近い、もう少し明るい場所で息絶えたい。
彼らが笑っているのを見られるくらいの場所がいい。
地球とは太陽の周りを回る惑星である。地球で何かをするのは太陽の下でする訳ではない。地球の表面を太陽の下というのは、天動説やらなんやらに基づいた表現ではないかと思う。
……なんていうヘンな見方は置いておいて。多分、この見方は間違っていると思うが、太陽の下、というのは私達は太陽に生かされているということを微妙に表現しているのではないか。太陽がなければ生きていけない。私達は太陽の下で生きている、みたいな。そのくせ、私達は水の下で生きているとは言わない。水だって生きていく上で大切な物なのに。太陽が神秘と捉えられていた昔の名残だったり。
太陽も大切。水も大切。緑も大切。文明も大切。全てに生かされていると思って、敬いながら生きていきたい。
(なお、僕はその道の専門家でもなんでもないので内容にガン間違いがあるかもしれません。ご了承下さい)
太陽の下で部活に打ち込む。これこそ青春だと私は思う。とはいえ季節によっては簡単に人が倒れるので程々にして欲しいとも思う派ではあるのだが。
事実私も中学時代の夏のある日にランニングをしていたところ過呼吸で酷い目にあったことがある。あの時は周囲が冷静に対応してくださったおかげで事なきを得たが、世の中には気合いが足りんなどと言われてそのまま亡くなってしまう人さえも存在する。
そもそも単純に過呼吸になるとキツいのであまり同じ目に合う人が増えて欲しくないという思いもある。
逆に冬の寒い日に運動している学生を見ると
頑張ってるなという気持ちになるので本当に季節次第なのだと思う
〜太陽の下で〜
太陽の下で
のんびり過ごす
寒空でも 夏空でも
とりあえず
最近の太陽さん
暑すぎるんです
夏は嫌いだ。
煩くて賑やかでぎらぎらしてる。
それにあの太陽の元気なこと!!!
「そんなに暗くなるなよ!元気よく行こうぜ!」とでも言いたげな太陽に
弱い私は焼き裂かれてしまいそうだ
「太陽の下で」
薄氷絡ませ這う風を
じんわり解く陽の下で
私を浮足立たせるような
温度の差にくしゃみする
太陽の下で走り回るより
お月様の灯りを頼りに読書をしたい
冬の日向は好きだ
夏の日向は嫌いだ
明るいものが嫌いな私は
太陽が余り好きではない
というか苦手だ
朝と昼より夜が好きな私は
静かな息を吸って吐いて
身体に宇宙を染み込ませたい
#太陽の下で
お日様が少し低くなった
こんな季節
光の色も艶めいて
肌にささる北風も
少し刺激的な気分になる
夏の火傷も癒えて来たばかりなのに
もうすぐ銀色に煌めく
光の中で新しいワクワクを
見つけたい
手繰り寄せるように
引き寄せられるように
陽の当たる道を探すんだ
【ソレイユ】
3日間の家出から帰ってきたあの子の話です。
―――――――――――――――――――――
家に帰って、まずお母さんに抱きしめられた。
泣きながら「ごめんね」って。
とても強く脆いハグだった。
私は少しびっくりしてしまったけど、なんだか私も泣きたくなった。
お母さんへの申し訳なさもあったと思う。
しかし、それ以上に「家に帰れたことへの安堵」が先行していたのだろう。
私もお母さんを抱きしめて涙を流した。
それからは一緒にご飯を食べて、家出生活のことを話したりした。
あまり多くのことは語らなかったけど、槇原さん夫婦のこととかおばあちゃんのことをたくさん話した記憶がある。
久しぶりにお母さんの笑顔を見た。
柔和な笑顔。
私はずっと見たかったんだ、
お母さんの笑顔を。
ただ楽しかった。
嬉しかった。
翌日以降は、私の進路について話し合う日が増えた。
というのも、終業式の日に担任との面談があるらしく、そこで私の進路が正式決定されるらしいのだ。
私が今通っている高校に残って、留年回避の為に補講を受けるか。
通信制高校へ転入するのか。
私は現在、不登校だ。
本来ならば後者の選択が正しいのだろう。
しかし、私は前者の選択がしたかった。
私は、私を諦めたくない。
勉強も部活も、教室での立ち回りも上手くいかなかった私だけど、私は逃げたくない。
私と周りの人達が許すのならば、
もう一度向き合いたい。
前回にお母さんと話し合った時は、意見がぶつかりあって上手くいかなかったけれど。
今ならちゃんと話せる、聴ける。
そう思った。
逃げたくない、と思った。
終業式の日。
担任との面談の日。
ここで、私のこれからが決まる。
お母さんとはたくさん話し合った。
やっぱり一筋縄ではいかなかったけど、
でも私達はもう決めてる。
「えー、ではこれからの進路について聞かせてもらってもよろしいですか?」
担任が言った。
お母さんが口を開こうとしたけど、私は止めた。
私が、自分の口で言うよ。
目で会話して、今度は私が口を開いた。
「私は、……この学校に残りたいです。
補講も受けます。」
これが、私達が出した結論。
お母さんが妥協してくれたわけでも、
私が強引に意見を押し付けたわけでもない。
これは、十分に話し合って決めたことだ。
「……そうですか。
では、これで決定ということでよろしいですか?」
「はい。」
私は横を向いた。
お母さんは微笑んでいた。
「大丈夫」と言ってくれたような気がした。
「では、夏休みは補講ということで進めていきますね」
そうして始まった夏休みは、学校での補講で
埋め尽くされることとなった。
約8カ月間の遅れを取り戻すのって、結構ハードだ。
改めて、自分の不登校生活が如何に長いものだったのか感じさせられた。
夏の茹だるような暑さ、太陽の下でダウンしそうな毎日だが、別に嫌ではない。
……嘘だ、本当はちょっと嫌だ。
でも、自分で決めた道だから仕方ない。
ここで立ち止まってなんかいられない。
そして、先生方の協力もあって私は留年を回避することができた。
あっという間に夏休みは終わり、9月1日が来た。
途中書きです。すみません。
友達が今まで私の文章を読んで感想をくれていたんですが、その友達が「私も何か書こうかな」って言ってたのが今日の嬉しかったことです。
「太陽の下で」
『太陽の下で』
太陽の下で笑うあなたがやけに輝いて見えて、それを表す言葉が恋だということにやっと気づいた。
あなたには太陽の下で生きていってほしいと願っていた。
痛いほどの陽に当てられ、眩しいほどの光に囲まれ、ただひたすらにその瞳に明るいものだけを映してほしいと願っている。
太陽の下で
歩いていく
太陽が沈んでも
歩いていく
太陽の下で
太陽の下で笑う君が眩しく輝いて見えた。
まるで太陽に溺愛されてるように思えるほど、キラキラと輝いている。
そんな君が僕は好きだ。
「太陽の下で」とかけまして
「秘密だって言ったのにバラしたな!」と解きます。
その心はどちらも「暑い/あ、つい」でしょう。
太陽の下で
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.26 藍
『太陽の下で』
私は日陰の女だ。
はじめは家庭がある人だとは知らなかった。
私が彼と会えるのは平日の夜だけで、「部屋に行ってみたいなぁ」と伝えてもやんわり断られ、なんだか変だなと思っていたら結婚していると告白された。
言い訳だけど、はじめから既婚者だと知っていたら恋愛対象外として見れていた思う。
ズルい。
好きにさせてから、言うなんて。
そんな訳で、「こんなのダメだ」「いけない」と思いながらも別れられなくてズルズルと今に至る。
こんな関係許されないからと彼に別れを切り出した事もあったが、「好きなのは実花だけだ」と言われてしまうと別れられなかった。
いつ彼のご家族にバレてしまうのだろう…
私も知り合いの誰かに知られてしまったら…
ビクビクしながら関係を続けていて、そして、ついにその日は来てしまった。
彼と一緒にホテルで食事をし、部屋で過ごした後。
一階のエレベーターを降りたところでなんの偶然か会社の同僚の真山に出会ってしまった。
真山は目を見開いて私達を見ていたけれど、他人のふりをしてその場で声をかけてくる事はなかった。
「林原、青島さんって結婚してたよな…。」
次の日、会社の休憩室に一人でいると見計らったように真山に話しかけられた。
私の付き合っている彼は会社の取引相手で真山も面識がある。
誤魔化せないと思った私はその日真山を飲みに誘い、全部打ち明けた。
「バカだなぁ…。」
真山は大きく溜息をついて言う。
「うっ…自分でも重々承知しております…。」
自分がしていることが世間的にはアウトな事は言われなくても分かってる。
それから真山には彼との事で何度か相談に乗ってもらった。
その度に「もうやめた方がいいんじゃね?」と真山が優しく困ったような笑顔で言うから、人として駄目な事をしてるんだなと罪悪感も募り、漸く別れる決心がついた。
「私、他に好きな人が出来たの。だから別れて欲しい!」
会う約束をし、「まずは食事に…」と私の肩を抱いてきた彼に嘘を混じえて別れを切り出す。
他に好きな人なんて出来てないけど…。
絶対に、絶対に、今回は別れる。
有耶無耶にされない!
そんな気持ちが伝わったのか、彼は私の肩から手を離し、「わかった。」と言った。
私に背中を向けて去っていく彼はこちらを振り返ることはなかった。
好きだった…。
でも彼は私が1番じゃないんだ。
奥さんと別れて私と結婚してと言ったら何と言われていただろう…そんな事怖くて聞けなかったけど。
私は本当に愛されていたんだろうか…?
視界が涙で歪む。
あ、真山に報告しなきゃ…。
私はスマホをカバンから取り出し、真山に電話をかける。
なんか、真山には申し訳ない事をしてしまった。
私の事に巻き込む様な事して…相談にも乗ってもらって…。
本当、真山には足を向けて寝られない。
数コールした後、「もしもし」と真山が電話に出た。
「私、林原だけど…別れた。」
そう真山に伝えると「今どこにいる?行くから。」と言われ、申し訳ないと思いながらも、今一人でいることが辛くて申し出に甘えてしまった。
数十分後、走ってきた様子の真山が私の姿を見つけて「林原…!」と手を挙げる。
「終わった…全部…終わった…。」
「偉かったな、頑張ったよ林原。」
真山が私の背中をポンポンと優しく叩く。
「次は太陽の下で会えるヤツと付き合えよ。」
そう言って、真山が私の頭をクシャクシャッと撫ぜる。
「うん…。」
俯いたまま、ポロポロ涙を流しながら私は返事をした。
「例えば…俺とか。オススメ。」
「…へ?」
一瞬何を言われたか理解出来ず、真山の顔を見上げると目が合う。
「考えとく…。」
冗談を言って私を励まそうとしているのかと思って、その冗談に乗っかるつもりで返事をする。
「おう、前向きに検討頼むわ。」
えっ!?
本気!?
真山の言葉にドギマギしていると
「よし、なんか美味いもん食いに行くぞ!」と言い、真山が歩き始める。
「ちょっ、待って!」
私は真山の真意が分からないまま、先を歩く彼の後ろを小走りで追いかける。
気づくと流していた涙も止まっていた。
そして少しだけ、太陽の下で真山と歩く自分の姿を想像してしまった事は今はまだ私の心にしまっておこう。
「太陽の下で」
太陽の下で生きてるわたし。
もうここにはいないあなたを思い出す。
あなたがくれた温もりは太陽のように暖かく、
あなたの笑う顔は太陽のように眩しかった。
これからは上からわたしを見守っててください。
#64 太陽の下で
愛しんでいる
恋焦がれている
何かが伝わるわけではないけれど
全身で表さずにはいられない
「太陽の下で」
いつか、太陽の下で君と笑い合えたなら。
そのときは、きっと君に好きだと伝える。
だけど、この夜のネオンのうるさい街にいる君は、
「嫌いだ」。