『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽の下で君と笑い合えるのはいつになるかな。
本当はそんな日が来ないと薄々勘付いてはいたけれど、認めたくなかったんだ。
輪廻の枠組みから外れた存在、物語の中にしか存在しないと思っていた闇の眷族。
何年経っても少しも変わらない容貌が少しずつ憂いを帯びていくのを、ただ見ていることしかできない僕は君に何をしてあげられるのだろう。
いっそ永遠などこの手で終わらせようか。
最後に君と笑いたい、太陽の下で。
『太陽の下で』
15時48分
またやってしまった。8時には起きて朝ごはんを食べてから部屋の片付けなんかをして、お昼前には予定はないけど何かをしに外に出たかったのに。
沈んだ気持ちで積もった洋服の山からおもむろに服を選び、着る。外に出る。まだ少し太陽の光は感じることができるな。広がっていく日陰を避けて、太陽の当たることができる場所で夕方の道を歩く。
【太陽の下で】
24時間前にお題を見てから
頭の中をこの曲が流れてる。
「笑って心開いたら
あなたのこと好きになった」
もう17年前だってさ
父からもらったウォークマンに入っていた曲
父もこんな感情を抱いたのだろうか
お題:太陽の下
外出しないからせめてベランダで太陽を浴びたかったのに、建物の影になって太陽の下で伸びることは叶わなかった。
日当たりが悪い分安いアパートの一室。
散歩もなんだか近所の目が気になって出来ない上は、日中カーテンと窓を開けて健康に気をつかう。
太陽、浴びないと自律神経狂うんだよな、と思いながら、僕は。
風通しだけはいい部屋の中で、大きく伸びをするばかり。
小さい頃、
大きな太陽には近づけないのか
と考えた。どんなに走っても
どんなに跳び跳ねても
近づけない。
どんなに離れてもついてくる太陽が好きだ。
太陽の下で今日も生きている。
「太陽の下で」
私は太陽が好きだ。
太陽のおかげで色々なものが育てられる。
太陽のおかげでみんなの顔が見れる。
太陽のおかげで今がある。
そんな太陽の下で、
私は今日も生きる。
「さっきの依頼、ご一緒しても良いですか?」
酒場でぼーっとしてると、突如二人組の少年に声をかけられた。
一瞬困惑したが、彼らの洋装からなんとなく察しはついた。胸元に目立つ校章が誂えられた学生服。学徒に不釣り合いな酒場での勧誘。
「『応急戦闘実習』の授業か!」
「話が早くて助かります」
伊達に私もその門を潜っていない。確か、交流がない人と臨時的に共闘を強いられた際への対処法を実習的に学ぶ。とかいう不人気投票ぶっちぎりの授業だったはずだ。
当然当時私も非常に嫌いだったものである。早く無くせよその授業。
それからしばらく待ち人が来るまで雑談をして過ごした。
敬語でかちこちな会話が崩れた理由と原因が学校の愚痴大会だったということは秘密にしてもらおう。
なんというか、まるで太陽の下で過ごしていた過去の私自身と話している気分だった。
......別に指名手配されてたりはしないので安心して欲しい。
『太陽の下で』
蝉時雨が降り注ぐ昼半ば。太陽に熱されたコンクリートから湯気が立ち上っているのではないかと思うほど、辺りは蒸し暑い。こんなかんかん照りでは打ち水も大した効果を持たなそうだ。
直子と匠は夏期講習の帰り道を歩いていた。別に示し合わせたわけではなく、何となく気づけば一緒になっていた。特に何か喋るわけでもなく、彼女が先を歩いて、彼がその後ろを歩いている。
(抜かしたらいいのに)
歩幅も歩く速度も違うから、きっと歩きにくいだろうに。そんなことを思いながら彼女は歩いていた。
「直子」
蝉の大合唱に紛れて、彼が呼んだことに気づかなかった直子は、もう一度、強めに声をかけられて、ようやく気づいて立ち止まった。振り返って見た彼の表情は、語調に反して穏やかだった。
「何?」
「明日も来るの?」
怪訝そうに直子は眉をひそめた。
夏期講習は必修の二日間を除いて選択制だ。推薦やら総合型選抜やらで進学先が決まっている人は、必修の二日間を受けたあとは、残り僅かな夏休みを満喫している。彼もどちらかというとその口のはずだった。決まりそうだと自分に自慢してたくらいなのだから。
「まあ、一応」
推薦を使えるほどの成績がない彼女は、普通に入試を受けるしかない。正直なところ、塾の夏期講習を受けている方が自分のためにはなるだろうけど、家のお金に余裕はない。とはいえ自宅では気が散って勉強できないために、学校に通っている。
「ふーん……そうなんだ。俺も行こっかな。練習がなかったら、毎日、暇で暇で……」
そんなことを口にする彼に何と返していいのかわからず、直子は黙っていた。
大体、彼がこういう軽口を叩くときは、何か悩んでいるときだ。でも、もう直子には彼の悩みに何か応えることはできない。それは彼が山の頂上で悩んでいるのに、自分は麓で応えているようなものだからだ。
二人の間の沈黙を埋めるように、蝉が鳴いている。慣れてくると並木路の枝葉が揺れる音や、時折強めに吹く風の音が聞こえるようになってくる。
直子が目を閉じてそれらに聴き入っていると、突然びゅうと突風が吹きつけて、ぐらりと体が傾いだ。
「直子!」
たたらを踏むこともできずに倒れる彼女の腕を、彼が掴んだ。彼の手は大きくて力強かった。
「……ありがとう」
彼女は小さく呟いた。どういたしましてと返ってくる。
「俺、明日も行くよ」
唐突に彼が言った言葉に、直子は困惑した。曖昧な返事を口にしながら、好きにすればと言いそうになったのを、やっとのことで呑み込んだ。
そんな彼女の胸中を知ってか知らずか、彼は満面の笑みを浮かべると言う。
「直子に会いたいから」
絶句する直子を見て、彼は楽しそうに笑い声を上げた。
「好きにすれば」
そう言い捨てて、直子はさっさと歩き出した。自分の顔が熱いのは、たぶん、照りつける太陽のせいだろう。
それは太陽のせい
カミュの小説「異邦人」
殺害の動機を訊かれた場面で
主人公はとっさにそう答えた
彼は殺意も理由もなく
ほんとうにただなんとなく
眩い太陽の下で引き金を引いた
この破綻した思考を持つ人物は
カミュの語る不条理を描く
なんの理由を持たない出来事を
人はそのまま受け止めることができるだろうか
陽の光を浴びた植物と
それを食らった家畜に育てられ
ながながと続いてきた
僕たちは太陽に生かされている
太陽の下で
太陽の下でする ピクニック。
太陽の下で見る 山と海。
太陽の下で見る 貴方との想い出。
太陽の下で想い出す 貴方との生活。
ああ、貴方はは今幸せなのかな。
そう思いながら私は、目から水を零しながら空を見つめる。
いつ貴方に会えるのかはわからない。
でも、貴方が見守ってくれているから私は生きている。
_ 18end _
えまって駄作かも (
是非ハート押してっていっていただけると モチベが上がりますので ((
ポニーテール。
うなじからキラリと光り、流れた。
それに触れたいと思った僕は。
(太陽の下で)
太陽の下で
錦秋の太陽の下で吉野山
名物の柿の葉寿司は、この時期、紅葉した柿の葉で包んでいるお店があります。とっても綺麗です。
#99
太陽の下で
錦秋の太陽の下で照り映える紅葉 吉野山
#99
太陽の下で
暑いだの寒いだの騒ぐのは勝手だが
そのキッカケをつくってしまったのは
人間である
結局、人間は太陽の下で働くのが一番良い。
(太陽の下で)
∮太陽の下で
「‥‥‥最悪だな」
そもそも今朝から雨で道が泥濘んでいたから充分に注意を払っていた。
世話になった葵の家紋を持つ屋敷の者にも止められていたというのに情けない
「登れはしないか」
上を見上げてみるが鬱蒼とした木々で視界が遮られ、雨で流れた泥は足の踏み場には到底なれなさそうだった。
仕方なく落ちた先を只ひたすらに歩いてみる
「!!」
水だ。池のような川のような水が見え、一直線へ向かう
だが少し開けた場所に出たと思えばそこは行き止まり
透き通った水の池はどうやら下から繋がっている様子だった。
「どうしたものか…」
そんなことを言っているうちになにかの気配
振り返ってみれば唸り声を上げる狼の姿があった。
最早この水の底に見える洞窟が通り抜けられることを祈るしかない
勢いよく息を吸い水中へ潜り、洞窟の中を進む
少しすると、水の中へ差し込む一筋の光が見えた
(いける、!!)
「‥‥っぷはあ、はあ、はあ」
浅瀬へと避難しそのまま大きく呼吸すると、次第に息も落ち着いてきた。
ふと、顔を上げてみる
そこには、見事なまでの光のカーテンがかかっていた。
吸い込まれるように光の中へ行けば、太陽がよく頑張ったねと柔らかな暖かさを降り注ぐ。
自分の冒険で一番好きな瞬間だ
『太陽の下で』
太陽は、私たちに光を平等に届けてくれる。
でも、自分だけ良い思いをしようとする奴もいる。
そいつらが背伸びをするから、影ができる。
影を落とされた奴らはどうする?
光を浴びるために、そいつらに追いつく、追い抜く。
それを見て、また追いつく、そして追い抜く。
世界ってのはこういう競争によって成り立ってる。
エゴイズム。敬遠されがちな考え方だけれど、
利己的行動が巡って社会全体の利益になる事もある。
太陽の下で輪になって踊っていた時と比べれば、
今の世界は大変な進化をしてきた姿と言えよう。
⸺秩序を壊す者がいなければ、世界は前へ進めない
光を浴びるから
影ができる
影ができるから
誰かが泣くんだ
悲しみを生むのは
いつだって 強い光
【太陽の下で】
お題 太陽の下で
すくすくと太陽の光で成長していく僕ら。太陽の下で葉を広げ、燦々と輝く陽の光を受けて育つんだ。
もっと大きく、もっと高くと育つんだ。
秋になったら実を結び、僕らの下で待っていた動物達の腹を満たす。
食べた後のタネから僕らの仲間が発芽して、陽の光を受けてすくすくと成長していくんだ。
僕らは太陽の下でずっと暮らしてる。
いつも輝いていてくれてありがとう。