一花

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太陽の下で君と笑い合えるのはいつになるかな。
本当はそんな日が来ないと薄々勘付いてはいたけれど、認めたくなかったんだ。

輪廻の枠組みから外れた存在、物語の中にしか存在しないと思っていた闇の眷族。
何年経っても少しも変わらない容貌が少しずつ憂いを帯びていくのを、ただ見ていることしかできない僕は君に何をしてあげられるのだろう。

いっそ永遠などこの手で終わらせようか。
最後に君と笑いたい、太陽の下で。


『太陽の下で』

11/26/2023, 10:15:50 AM