『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽の下
太陽の下で私は日を浴びる
日を浴びたら良い
日を浴びたら少しでも元気が出て良い
太陽の下で
ひどくあたたかな光の下で今日もあなたのことを想いましょう。
同じこの空の下で、同じときを生きているあなたに、届くことのない感謝を、愛を、祝福を。想いを風にのせて、あなたに届くように祈りましょう。
互いに名前も顔も知らないけれど、どこにいて何をしているのかも知らないけれど、そんなあなたに届きますように。
太陽の下で
太陽の下で笑う君が好き
太陽の下で悩む君も好き
どれだけ晴れてない日でも
君を見るだけで僕の心は
明るく、透き通る
「太陽の下で」
明るい君と暗い僕。
近づけば近づくほど、僕の影は大きくなって、遠のけば遠のくほど僕の影は小さくなる。
僕が居なくなることはあっても、君がいなくなることは無くて。
あぁ、なんだか、自然なのに不平等で。
僕が君の上にはいけないのに。
テーマ“太陽の下で”
芝生の上で寝転ぶと
横に影が落ちる
「また。こんなところで」
そう言ってボクの顔を覗き込む
女が居る。
「……」
ボクは、目を逸らす。
「此処、いい場所よね」
「………」
ボクは、目を閉じる。
隣に座ったような感触がする。
ボクは少し、間を空けるように移動する。
「なんで逃げるの」
間を詰めるように、近付いてくる。
せっかく、太陽の下で
日光浴をしているというのに
邪魔ばかりしてくる。
本当に、邪魔な女だ。
近付きたいのは、ボクじゃないくせに
相手にされないからって
ボクは、騙されないからな。
そうしてボクは、目を開けて
女の横をすり抜けるようにして
家へと帰る。
「またね、猫ちゃん」
ぞわりと背筋が凍りそうになる。
ボクは駆け出す。
太陽の日が降り注ぐ
眩しい。
それなのに、ボクの日向ぼっこは
邪魔された。
とてもとてもとても
不愉快極まりなかった。
陽の温もりが恋しくなるこの季節
君は今頃 誰と過ごしてるのだろうか
僕は陰へ。君はただそこで輝いていればいい。
羨ましいとかじゃない
好き、好き…本当に好きなんだ。光り輝く君が!
星のおかげなんかじゃなくて君自身が光源だ!
僕が陰でいいっていうのは決して卑下じゃない。君が一番輝いて見える特等席に座りたいんだ!
ああ大好きだ!大好きだ!大好きだ!
決して手の届かないところで、ずっとそうやって笑っていて。
月の下であなたと手をつないだ
太陽の下であなたの後ろを歩いた
照れ屋の私らしいね
明るいところで
あなたと手を繋げないなんて...
✂︎-----------------第1-------------------✂︎
君は生きて……自由になりなさい。心から……愛してる
そう言葉を伝えた少佐は今どこにいらっしゃいますか。
私は愛してるを少しは分かるようになったのです。
お母さんっこの人達はどうなったの?
2人はね再び再会することになるの
そして少佐は自分のした事に責任を感じ女の子に会うのを拒むのだけれど
最後はね2人太陽の下で幸せ笑顔で一緒にずっと暮らしたのよ。
女の子は今まで色んな困難にも立ち向かってきたわ
そして少佐の言葉を信じて強くなっていった
貴方もそんな人に出逢えたらいいわね
太陽の下で一緒に笑って生きていける人に。
〈ヴァイオレット・エヴァーガーデンより〉
【太陽の下で】
✂︎-----------------第2-------------------✂︎
なんで泣くのさ
笑ってよぉ
もしかして嬉しくない?笑
そんな事ないっ!
うれしい、うれしいよ
嬉しいから涙が出て幸せだから苦しくなる
いつかこの幸せが終わってしまうのでは無いかと
こんなにも幸せでいいのかな
いいんだよ
幸せになっていいんだよ
優しく包み込むようにやさしさで溢れるように
【太陽の下で】
太陽の下で君と会ったことがなかったな
私はあなたと距離が近づくのが怖い
だけど会うたびに距離が近付いていく
惹かれていくけど傷付くのが怖い
太陽の下で会えたらいいのに
まだわたし、怖がりで素直じゃない
太陽の下で
走り回った季節は
もう巡ってはこないかしら
幾晩泣いても 笑っても
使い減りしなかった 私の若かった季節
知らぬ間に 老いが忍び寄り
キラめく太陽は眩しすぎる
でも
いつのまにか
心には羽が生えている
太陽の下で
空想の翼を広げるのも悪くない
自由に 思いっきり
テーマ:太陽の下で #13
双子の子供がいた。
名前は健太と陽向。
健太も陽向も活発な子だ。
私は彼らを産んだ母。彼らの父親ははやくに亡くなってしまい、私が女手一つで育てている。
再婚する選択もあった。でもそれは、彼らにとって複雑な思いをさせてしまうと思った。
健太と陽向も高校生になった。
二人とも一緒の高校に入った。
健太はサッカー部。陽向は吹奏楽部で、トランペットを吹いている。
私は女手一つだからといって二人を縛るのではなく、自由にやりたいことをさせることにした。
もちろん、やりたいこともやらせるかわりにやりたくないことだってやらせる。
私一人では家事を全て受け負うことはできない。だから、陽向は洗濯、食器洗い。健太は風呂掃除、畑の水やりをやってもらっている。私はそれ以外の仕事をする。
部活で忙しい時、私が仕事で忙しい時はみんなで助け合う。そういう家族だった。
「お母さん」
書類を打ちながらウトウトしているとき、陽向に呼ばれる。
「ん…? なに?」
私が顔をあげると陽向と健太がそこには立っていた。
今日何かあったっけ? そう考えていると陽向が背後に隠していた何かを私に渡す。
「これ…。どうしたの?」
渡されたのは暖色系の花束だった。
「今日は‘’双子の日‘’なんだって」
陽向は、そう言うと今まで黙っていた健太の脇腹を突く。やめろっ! そう言いながらも私を見て、
「俺たちを育ててくれてありがとう」
恥ずかしくなったのか顔を背ける健太の耳は赤く染まっていた。
「いつも仕事頑張って、私達に好きなことさせてくれてありがとう」
陽向もそう言って私に微笑む。
その時思ったんだ。あぁ、頑張ってきてよかったって。そう思うと涙が出てきた。そして思い出した。
「ねぇ、今日は部活休みでしょう? 私も仕事が休みなの。少し話さない?」
二人は頷いた。
私達はソファーに腰掛けると
「さっきね、あなた達を産んだときのこと思い出したの」
「私達を産んだときのこと?」
陽向に頷くと、私は話し始めた。
健太と陽向が産まれた日は、天気が悪かった。
予報では晴れだった。でも、予報は予報なんだなって思った覚えがある。
でも彼は…。彼らの父であり、今は亡き私の夫は
「天気は悪くても、今日は君のハレの日だから」
そう言ってくれたのを覚えている。
そして私は二人を産んだ。
その後すぐ、天気は変わった。
太陽の光が雲の隙間から差し込み、私の病室に影を作る。
夫は言った。
「言っただろう? 今日は君のハレの日だって」
自慢気に言う夫。天気までは、変えられないでしょう? その時は言ったけど、私は生まれた双子の子を見て
「まぁ、そうかもね」
そう呟いた。双子は起きて泣き始める。一方が泣くともう一方も泣き始める。
夫はそれを見てオロオロしていて、それを見ておかしくなって笑う私。それを照らす太陽。
私はそこで、私達は太陽の下で生きているんだなと改めて実感した。
そして、彼らの名前を決めた。
太陽の‘’太‘’を取って健太と、太陽の‘’陽‘’を取り陽向。
私はこの日のことを忘れたくないという思いから彼らにそう名付けようそう言うと、夫も頷いてくれた。
こんなにも大きくなった二人を夫も見ることができたら、どんなに嬉しがっただろう。
気がつくと部屋の窓から太陽の光が差し込んでいる。まるであの日のように。夫が近くにいてくれている気がした。
私は心の中で
『ねぇ、あなた。こんなにもいい子に育ってくれた』
そう話しかける。もちろん返ってくるはずはない。
でも、見ていてくれているよね?
空の上から、太陽の下にいる私達を。
今日も天気が良いね。
そんな日は寝っ転がりたいね。
君と一緒に太陽の下で。
秋のキャンプは良いね。
ハンモックに揺られたいね。
森の音と太陽の下で。
太陽の下で 跳ね回った子どもたち
大好きなお父さんお母さんたちと一緒に
今日も 明日も 明後日も
楽しい日々が ずっと続くと疑いもなく
大好きなおもちゃを抱えて 眠りにつく
俺にとっての太陽は、推しだな
俺はあなたのおかげで
あなたという太陽のおかげで
生きている
もし、太陽がなくなったら
普通太陽がなくなったら
人間が生きていけないように
俺も、あなたなしでは
生きられないかもしれない
いや、生きられない。
だから、あなたという太陽の下で
俺は、今日も生きる
太陽の下で____
2022/11/24 小説日記
まさみが私の筆箱を開け中を見ていた。
「どうしたの?忘れ物?」
「忘れ物ってww。違うよ〜」
女子は勝手に筆箱を開けることは珍しくない。かわいいペンやマーカーを見つけてそれに対して話をしたりよくあることだ。私はそれかと思ったがまさみが急にそんなことをするのはおかしい。席が前後だったりすればそういうことはあるがわざわざ遠い私の席へ来るのは不思議だった。一体どうして私の筆箱の中を見ているのだろうか。
「なみがね、クジラにあげたペン使ってるか確認してって言われたから」
なみは同じ部活仲間だった女子だ。まさみと仲がよく引退した私となみは他クラスということもあってほとんど話していない。だから、私と同じクラスのまさみに頼んだんだろう。
「なるほどね〜。私何もらったっけ」
「なんか、ピンクのペン?」
私は家の机の中を思い浮かべる。誕生日プレゼントでは色々なものをもらったせいか、友達からもらった文房具がポーチにまとめて入っている。その中から彼女にもらったプレゼントを思い出すことはできなかった。
「家にあるかも」
「大丈夫〜、使ってたって言っとくから!」
「ありがとう、」
ペンや消しゴムは使い切ってから友達からもらったのを使っている。だから、なみからのプレゼントはまだ使っていない。それは言い訳になるだろうか。ただ、まさみに嘘をつかせてしまうことが申し訳なかった。
2022/11/25
私はピンクの消しゴムとペンを3本、筆箱に入れて学校に行った。
1時間目は道徳で短所を長所に変える、リフレーミングを行った。周りのから長所を教え合いながら話し合いをする。金曜日だからか今日はみんな少しだけテンションが高かった。
「クジラは優しいじゃん」
前の席の友達と話していると彼女は先生を呼び止め話し合いに参加させた。私は先生に「優しい」と言われ、嬉しかった。ただ、一年生の頃にもこういった授業があり6人中全員一致で「優しい」という長所だった。それだけだった。そして、話し合いをしているときもそれしか言われなかった。
誰でも優しいじゃん。正直その感想しかない。優しくすることなんて誰でもできる。みんな、そうだ。だから、私の長所がそれだけなのが悲しかった。
「あー、やっぱりそうですよね!!」
と前の席の友達が言う。
「えー、何かやだ」
そう不満げに答える私に先生は笑っていた。優しくすることなんて誰でもできる。
その後はまさみや親友がこちらにきて話し合いをした。その時も「優しい」という長所しか出てこなかった。わかっている。贅沢なのは。友達から優しいという長所を言ってもらえるのは光栄なことだ。それに対して満足できない私が悪いだけ。
それに、「優しい」の反対は「我慢」だと思っている。自分で我慢して体調を崩してそれを理由にして勉強をしなかったり言い訳にする。そう思うと「優しい」という長所は私にとって都合のいい行為だ。それを知っているのは私だけ。だから余計に「優しい」と言われるのはあまりいい気分ではなかった。
授業が終わりまさみの席に駆け寄る。
「なみにもらったのってこの中のどれかな?」
3本のペンにピンクの消しゴムを見せた。家にはピンクのペンはなく消しゴムだけしかなかった。しかし、色が違っていて本当はペンかもしれない。だから、友達からもらった文房具を持ってきて彼女に見せたらわかると思ったんだ。
「あー、わかんない。ごめんね〜」
「全然大丈夫だよ〜」
「クジラ、わざわざ使うの笑?」
「せかくもらったしね、だからまさみはなみに嘘付いたことにならないから安心してね」
「そういうとこよ」
「え?」
「クジラの長所。ありがとっ」
「うん……全然」
いつも我慢するとき………人に優しくするとき、みんな当たり前のようにそれを受けいれる。だから、改めてそう彼女に言われるととても嬉しかった。
太陽の下で
この光を浴びて
世界は明日を迎える
この光を浴びて
新しく塗り替えていく
この光を浴びて
私は元の位置へと戻る
太陽の下で
今までと違う日を
新しくやり直すように
やり直せるように
日が昇り沈むのだ
もう一度のチャンスは
遠い東から訪れるのだ
だからこそ
この太陽の下で
精一杯輝こう
少しの失敗ならば
また明日やり直せばいい
そう考えられれば
私達はチャンスの日々を
生きていられるんだ
あなたの大きくて優しい手が
私の頬にそっと触れた。
待ってたよ。
太陽の下で
私はあなたに包まれた。
歳を重ねるにつれ、子供の頃に怖いと思っていたものや、苦手だと思っていたものがかなり減ってきた。
まずは、他人の目。どう思われてるかなんて、それほど気にしなくていいことに気づいた。だから、知らない人に話しかけることや、人前で話をすること、他人に自分の体重を知られることをなんとも思わなくなってきた。
次に、好きにはなれないが、蜘蛛やゴキ、ヘビもわりと平気。
でも、その代わりに、大好きだった
ブランコやジェットコースターに乗れなくなった。(三半規管がやばい‥)
そして、何より恐ろしく感じるようになったのは、太陽の下。そう、全ての老化の元凶、紫外線だ。
日焼け止めや日傘は命綱と言っても過言ではない。
若者たちよ、他人の目を気にする前に、紫外線に気をつけた方がいい。
何が大切なのか、見極めろ。
#太陽の下
42 623
#47 私たちは、太陽の下で生きている。
辛いことも沢山ある中で、「命は大切だ」と頭に刻み込んで、必死に生きている。いなくなった方が楽。そう思う気持ちも、もみ消して生きてる。
太陽が昇ってまた、沈む。その繰り返しだった。
病室の窓から、朝日を眺め、夕日を眺める。
この入院が終わるのは、命が終わる時か、残されは時間が一瞬の時か。どちらも良いものではないな…。
そんなことを今さら思う自分に対して、ふっ、と笑ってしまった。私には「残りの命を大切に」と脳に刻み込まないとね…。
___太陽の下