『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『太陽の下で』
太陽の下で
濃い影が映る
私のあとを
どこまでもついてくる
ひとり影踏みあそび
とたん、と、たん、と
足を動かし
子犬のようについてくる
影を揺らして
「太陽の下で」
限りある時間
生きるを活かしたい
太陽の下で
太陽の下で生きている私たち
太陽の下でしか生きられない私たち
今日も太陽の下
生活を営んで
泣いて怒って笑って喜んで
昨日を飛び越えて
明日を紡ぐことができる
感謝しか、ない。
−太陽の下で−
二人の影。大好きな親友と手を繋いでいる影が、
一番好き。
「太陽ってなんで酸素ないのに燃えてるんだろう?
なんか私達と一緒みたい。」
「そうだね。何で燃えてるんだろう?
てか何で私たち?」
「だってほら何が何でも絶対に心通じるみたいな?」
「あー。確かにそうかも。」
親友がそんなに思ってるなんてすごい嬉しかった。
私は太陽になりたかった。
太陽の下で、辛い現実なんて知らないまま、みんなに笑ってて欲しかった。
けどそんな都合よくなんていかない。
みんなは今、月の下で暮らしている。
太陽の下で暮らしているのはもう小さな子供しかいない。
この現実に、誰か気づいて。
太陽の下で、今日は何をしてますか?
僕は何をしよう。
どこにいますか?
僕はどこにいるんだろう。
同じ暖かさですか?
それともアナタにとっては肌寒いですか?
僕は今起きてます。暖かく過ごしてます。
でも何故かこんなに明るく輝いてるのに、
僕は息苦しいです。胸が苦しいです。
静寂さ、何故ですか?
あなたは今どこにいますか?元気ですか?
僕は生きてます。
僕の生きてる感覚がとても苦さと感じてます。
アナタは今どんな感覚ですか?
手を伸ばしても届かない。あの太陽ようだね。
中原中也の言葉が響かなくなりました
ただ活字のつらつらと流れるままを
染みる傷無く追うだけなのです
きっと、私の終わりは近いのでしょう
ダリの絵に不安感を憶えなくなりました
縁も所縁もない情動を心に携えて
ただ座る椅子を探しているのです
私はもう、息を吐くことすら億劫でしょう
密かにある街を求めていました、
それは恩師の故郷でありました。
燐火さながらの私の世話を、焼いてくれた彼の人の
しかしもういい、いいのです
脱け殻同然のからだを、温めようと袖を通した
ヒートテックで首がつまってどうも生き苦しかったので……
ここがさいはて、わたしのはて
あなたの故郷へもういけません
この身がその地を踏もうものなら
恩師を恩師と思うことすら、きっと忘れることでしょう
夏休みの終わりかけ、やっと宿題を終わらせた私は、自由解放中の学校に向かった。
肝試しでもなんでもないが、唐突に行きたいと思った。
屋上に走っていき、扉に手をかける。
開いた途端、綺麗な風が頬を通過する。
嗚呼、生きているんだと実感した
今、太陽の下で。
運動会という行事が、俺は本当の本当に大嫌いだった。
騒がしい、暑い、疲れるの三大嫌い要素が重なる最低な行事だ。
散歩が趣味なお陰で持久力はあるが、協調性や身体能力が全く備わっていなかった俺は、皆でスポーツをするその日が本当に嫌いで、競技に出る回数を極限に抑えたとしてもどうでもいい勝ち負けを見届ける為に炎天下の中を半日以上座り続けなければならないことに苛立ちさえ感じていた。
日焼けするだけの日。正直、その日だけ学校をサボり、一日中読書していた方が何倍も有意義だとさえ思っていた。
……何だか勢いに任せてボロクソに言ってしまったが、もちろん個人的な意見であり、各組のイメージを元にした旗のイラストはよりどりみどりの個性的で、毎年どんなものが仕上がったのか楽しみだった。だから、完全に悪いだけとは思っていない……と、保険をかけておく。
今は冬に片足をつっこんだ秋だが、今年の夏のような炎天下で散歩をしていると、嫌でもその行事のことを思い出すのだ。
太陽の下で
太陽の下で
今日はいい天気だねって
伸びをして
そのまま
行き先は決めず
プラッとお散歩
そんな
ありきたりな事がしたい
まだ明るいうちに
外を普通に歩きたい
ハヤクニンゲンニナリタイ
「太陽の下で」
太陽の下に放浪するわたしをいつも美しいと思って貰える頑固な愛が欲しい。
太陽の下にいなくてもわたしはわたしなの。
この不器用な人型だけを陽の光が照らすのではなくわたしは内在された心にも煌めきが欲しいと願っている。
陽の光はひとときの光沢をもつのだから
私も長い生きている時間にもひとときの光を作り出せる表現を生み出していかないと私の人生は好きじゃないものになってしまうね。
太陽の下で
大きく腕を挙げて
背伸びをして
目一杯光を浴びる
背筋も伸びて
気持ちいい
そんな朝のはじまり
太陽の下で
二年前の春先、今までに無かった
病気が流行り始めた。
病気がどんなものかも分からず、
外に出るのも、恐ろしかった。
あの時、
太陽の下で自由に動き回れるのが、
どれほど幸せなことなのか、
身に染みて分かった。
また、出逢えるかな
また、笑い会えるかな
また、話せるかな
また、付き合えるかな
また、君と
また、太陽の下で
一緒に居られるかな、
月の下で、夜明けが来るまでずっと踊ろう
君の夜明けをずっと待とう
でも、ごめんね
私は、太陽の下でも踊りたい
だから私は
君を貫くんだ
太陽の下で笑える日を待っている
今は夜の暗闇の中にいるようだ
夜もそれなりに楽しいかもしれない
でもそろそろ日の目が見たいな
それまで後少し、だろうか
希望を持ってというから
持つけれども
じっと待つだけも退屈なんだよ
ああまた早く太陽の下で笑いたいなぁ
太陽の下で
太陽の下なんていったら焼け死ぬじゃん
君が周りから太陽みたいな人だね!って言われて調子にのったとか、まさに天照に相応しいとか、今にも献上されそうだとか、そういうのはどうでもいいけど
とりあえず、君が焼かれるのはみたくないわけ、焼けた死体を見せられる方のことを考えてね
そんなわけで、こっちに戻っておいで
あいにくこっちの方には、太陽みたいなあったかい日差しはないけどさ
そっちの道よりかは幾分楽しいかも、湿った地面さえ我慢できればね
何、そっちにいきたいから縄を解けだ?
もー、手のかかる奴だなぁ
この前カラオケで友達が、いきものがかりの夏空グラフィティを歌った。
まーぶしいー太陽のきらめきのなかでー
途端に、ブワッとした熱気を感じた。
じりじりと照りつける太陽と濃い青色の空のもと、ママチャリをこいで校庭へ遊びに出掛けた夏休みの1日を思い出して…
太陽の下。
恋した日々の空はいつも太陽がきらきらしてて、
この先も恋してて大丈夫なんだ。
勝手に解釈してた。
心は照らされない。
現実なんて残酷だ。
恋って異性同士がするからさ、
LGBTってなんだよ、わかったフリだけしやがって。身近にいたら気持ち悪いのか?
だから怖いんだよ。
でも諦めたくない諦められるわけが無い。
好きだよ。
この気持ちどこにぶつければいいの?
君じゃなきゃだめなんだって。
代わりなんていないよ。
似てたって意味が無い。
太陽の下で生きたかった。
“人”として、“人生”を全うしたかった。
人道を外した私は夜闇の中で、そう願った。
✴ #太陽の下で No.2