『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
青い空
白い雲
後ろから迫ってくる
黒い黒
雨でも降るのだろうか
嫌だな
今は此の迚も綺麗な
大空だけで充分だ
# 27
【大空】
大空を見ると、いつも思い浮かぶのは
努力家の君だった
自分の好きなこと、将来の夢明るい未来に向かって
大空に羽を伸ばしている君が隣にいると
私は不安になった
だらしない私の隣にお手本となる君がいていいのだろうか?と
でも、君みたいになりたくて、私も羽を伸ばす
でも、君みたいに立派じゃない
私もまっすぐ前を見て 胸を張って
大空を羽ばたいているいる君みたいになるために
私は今日大空を羽ばたく一歩を踏み出した
大空という程広くはない空から
カフェ。コンビニ。クリスマス。
という繋がりがまったく不明な言葉が降ってきた。
空から飛来したそれらは、こちらに降り注ぐ──ことはなく、バシャバシャと音を立て思考の海に沈んでいく。
開こうと構えていた傘を気だるく下ろす。
…。
突然の飛来単語に海が荒れている。
思考の海に注ぐのは良質な文にしろとあれほど言っているのに。
本体の阿呆はすぐ忘れる。
どうせこの飛来した単語も、ここ数ヶ月、本体が習慣にしているものによるものだろう。
形状的に今回の場合は残滓か、或いは使おうとして捨てた言葉だろうが。
毎夜毎夜、本当に懲りないものだ。
今更文を作ることに向き合ってどうしたいのだか。
冷めた目で海を見ていると、
本体とカードの子供の話し声が聞こえてきた。
やれやれ。
本体がこの世界の方にやってくるとは…早々にお帰り願わなくては。
思考の海は大いに荒れている。
あれをどうにかするのが、本来自分の仕事である──が、仕事をする気は毛頭ない。
本体のバカを傘でひと殴りした方がよっぽど有意義だ。
思考の海へ背を向け一歩踏み出した途端、けたたましいベルの音が鳴り響いた。
あまりの五月蠅さに手で耳を庇う。暫くそれでやり過ごしていると、本体の気配が消えた。
どうやらカードの子供が本体をあしらったようだ。
二代目にしては機転をきかせたのだろうが、もう少し静かにやってもらいたいものだ。
初代だったら、本体がこちらに来ないようカードを配置しただろう。
それに、ここにはいないアイツであったなら──。
過ぎたことを考えるのはよそう。
残された自分は、ただ思考の海を眺めていればいい。
空からの言葉に心ときめいていたあの時代は、
もう過ぎ去ってしまったのだから。
嵐に飲まれて恋や愛はわからなくなったけど
どんな空模様の日にもそこにいてくれる君にほっとしているよ
大空
ここから見る空は青くて綺麗だ
夜になったらたくさんの星が見えるかな
そう言って私は学校の屋上から身を出した
『綺麗な大空だなぁ』
【主の話したいこと】
学校の部活辞めたい辛い。でも怖い、やめた後どう思われるか親になんて言うか、怖くて怖くてたまんない。このアプリに話す機能があるなら…誰か俺を元気づけてよ、
《大空》
『あなたは、あの空に憧れてるって言うの……!?』
その言葉に、なんと返したのだったか。
今こうして遥か上空から大地を眺めているのだから、きっとこう答えたのだろう。
『そうだよ。空に憧れてるんだ』
それになんと返されたのかも、覚えていない。ただなんとなく、止められたような気がする。
なぜだったか、その理由すら思い出せない。
けれど今、僕はとても満たされている。
だって、こんなにも自由に空を舞えるのだ、楽しくない筈がない。
見上げた視界に在るのは、空と雲だけの世界。
「綺麗だな……」
あいつにも見せてやりたいな。
そんな気持ちと共に、まだ駄目だ、と強く思う。
なぜ、まだ、なんて思うのだろうか。
自分自身でもわからなくなった想いを抱えて。
「……広いけど、独り……か」
大空は、まだまだ続くのだろう。
だというのに、俺の心はその広さを満足に感じれないでいた。
きっと、他の誰もいないからだ。
いつかの、あいつも。
「……泣き止ませて、やんないと」
ふと、思い出した景色がある。
あいつが泣いていて、俺の手を握っていた。酷く消毒液の匂いがした。真っ白な部屋であいつだけが色付いていた。
どこでだったか、いつだったか思い出せぬまま。
俺は空を舞おうと足を踏み出して、
『だめに決まってるでしょ! お空に行かないでっ』
少女の声に振り返った。
が、当然そこには誰もいない。
「……ああ、そうか」
ずっと、この空を自由に飛べたらいいのにと思っていたのだ。
だって、窓からはよく見えたから。
だから青空の支配するあの部屋で、口にしたのだ。
この体を早く終わらせて、大空を駆けたい。
どうりで少女の——あいつの、声がしたんだな。
俺が俺の存在意義を思い出す為に、あいつが必要不可欠だから。
俺はもう一度景色を眺め、目を瞑る。
風が唸った。
「……ぁ……待たせたな、悪い」
次に目を開いた時、俺の目に映ったのは、あいつの泣き笑いの表情だった。
俺が目を開いて自然と口にした言葉に、あいつはなんと答えたのだろうか。
いや、きっと、こうだ。
「『絶対、私を置いて遠くに行ったりしないでね』」
青い大空、広がる自由の翼。
雲が舞い、太陽が微笑むその先には、未知の冒険が待っている。
空高く鳴り響く鳥の歌が、心を軽やかにする。
風がそっと語りかけ、遠くの夢へと誘う。
雨の日も、嵐の日も、大空はその美しさを失わない。
彩り豊かな夕焼けが、一日の終わりを優しく包む。
星が輝く夜空には、無数の願い事が宿る。
大空の広がりには、希望と勇気が宿るのだ。
大空よ、私たちの夢を乗せて。
限りない未来へ、広がる空の果てまで翔ける旅へ。
「大空」
小高い丘の上から全速力で自転車を漕いだら
大空に行けるんじゃないか、飛べるんじゃないかて
思っていた少年がいたらしいよ?
大空_。
吸い込まれそうなその瞳に
わたしはいない
眠れない夜
タバコ片手にベランダで揺蕩う
3『大空』
限りになく広い大空を見るのは好きだけど
10秒以上見続けることはしない
大空に落ちてしまう恐怖を感じるから
でも屋根の下からならいくらでも見てられる
見える空は小さくなるけど
他人からしたら些細な不安にかられ
楽しみきれない性格、初めて言語化できた
午後の授業が何となく面倒になって不良のように授業をサボってた午後14時。
いつもは真面目に受けるしサボったりはしないけど、今日は電池が切れたようにぷつんとやる気がなくなった。
とうとう座ることも億劫になってゴロンと硬いコンクリートに寝転がる。
「…かたっ、」
もちろんふかふかなはずもなく。
ごちん、と鈍い音がした後に頭部に鋭い痛みがはしった。
今日は何だかツイてない。
もういっその事帰ってしまおうか。
あ、でも放課後に先生に会いに行くルーティンが崩れるのはちょっといやだ。
「どーしようかなぁ〜」
「なにが?」
「へぇっ!?!?」
独り言で呟いた言葉にまさか返事が来るとは。
慌ててドアの方を見れば、珍しく白衣を着た先生。
国語系の先生なのに白衣を着てるのは未だに謎。
「貴方こんなところで何してるのよ、」
全て見透かしたような笑みを零した先生は手から何かをこちらに投げた。
慌てて両手でそれを受け取る。
それは紙パックの苺ミルクだった。可愛いチョイス。
「…まぁ、サボりたい日もあるよね。今日は特別、俺もサボっちゃおうかしら」
「……先生は働かなくちゃダメですよ」
「えぇ、横暴!ほら、生徒を見守るのも教師の仕事ってことでさ!」
よく分からない理論を展開した先生は私の隣に座ってそのまま横にころがった。
上から見下ろす先生もめちゃめちゃにかっこいい。
気の抜けたような表情をする先生が好きだ。
私にトクベツに優しい先生が好き、だ。
「先生、月が綺麗ですね」
「………雨がやみませんね、」
ぽつりと零した先生の声は少し震えていた。
その日の大空は嫌になるほど眩しい快晴だった。
2023.12.21『大空』
先ごろ亡くなった作家の山田太一には『飛ぶ夢をしばらく見ない』という作品があった。時間逆行というファンタジー要素のある小説だ。
読んだ当時はタイトルと内容の関連性が分からなかったが、改めて考えてみると、飛ぶ夢は若さの象徴なのかもしれない。だとしても、やはり関連性はいまいち分からないが。
実際に、飛ぶ夢というのは若年層が多く見るものらしい。大空を飛び回る夢はいかにも高みを目指す感じがする。
自分も子どもの頃は空を飛ぶ夢を見ていたと思うが、成長とともに低空飛行になっていった。最後はジャンプしてちょっと飛ぶ程度。
夢占いによると低空飛行はストレスが溜まっている状態を表すらしい。
そのうち飛ぶ夢どころか、早く行かなければいけないのに、足がずっしりと重くてなかなか前に進めない夢を見るようになった。
この夢は本当によく見た。これはあえて調べなくてもなんとなく意味はわかる。
そして最近はというと、もう見た夢すら覚えていない。
『大空』
空ってさ200色あんねん。
いや、本当は透明らしいです。
今日はふざけたい気分だったみたいです。
すみません。
大空 薫る春に見上げたアスファルトの点
闘志 東の山に絡む雲つまみ描くは理想
緊張 大胆かつ冷静に空気を彩るんだ
残雪 汚れていようともあった過去
大空 薫る春の素敵な予感が響き渡る
生きてりゃみんなこれで繋がってるし、あの世のみんなともここから割と繋がってる気がしなくもない。
大空さんこれからも頼みます。
「大空」
やっほーい!
きーもちーーーい!
僕は今、
人生で初めて空を飛んでる!
広い広い街の上を、
大空を、
鳥になった気分だ!
何処までも澄んでいる晴れ渡ったデジタルワールドの大空に、黒く大きな翼を広げ飛ぶ一体のデジモンがいた。
名前はベルゼブモン。安藤探偵事務所の仲間の一人である。
普段は愛車(?)のベヒーモスに乗り大地をツーリングしているのだが、今日はとある理由でブラスト•モードになっていた。
その理由は探偵の助手が「空を飛ぶのってどんな気分なの?」と聞いてきたからだ。
だからいまその助手を抱えて飛んでいた。
ちなみにその助手は目を輝かせながら必死に自分にしがみついていた。
楽しいのと怖いのが合わさっているのだろう「すごい!」「たのしい!」「風が気持ちいい!」「でも怖い!!」と叫んでいる。
正直耳元で叫んでいるため耳が痛くなったから下ろそうと思う。
流石にそれを言うのはアレなので「疲れたから降りるぞ」というと少し残念そうな顔をした。
また飛んでやるというと嬉しそうな顔をした。
ころころと表情が変わるものだと思った。
たまには思いっきり大空を飛ぶのも悪くないな。
私は今、なぜか気分が上がっている。
本当に、人生で思わず「大空」に飛び出したくなるほど気分が高揚することはあったんだと、なんだが不思議な発見をさせられた。
"大空"
今日の昼時はとても綺麗な青空で、そんな空を窓越しに見ながら昼食を摂った。
絵の具を溶かしたみたいに綺麗な青色で、雲も極端に少なくて。
外の景色と相まって、まるで絵画のようだった。
ハナは、ご飯を食べた後すぐ窓の近くに行って四肢を大きく広げて、お腹を天井に向けて日向ぼっこしていた。
ご飯を食べた後だから、お腹がぽっこり出ていて可愛かった。
俺が業務に戻るまで、ずっとそんな感じだった。
いや、部屋を出て扉を閉める時もそうだった。
……多分、俺が部屋を出た後もしばらく同じ体制だっただろうな。俺しかいなかったからいいけど、ちょっとは警戒心持て……。
背中を押してくれる時も
眩しさにひるむ時も
心に靄がかかる時も
切なく息ができない時も
涙であふれる時も
足が浮き立つ時も
そこにあるだけなのに
全ての感情を包みこんでくれる
大切な友人。
「大空」