『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大空を舞う、大鯨のように風を纏って行く。
遠征は、吠える。
緑色の大海。最果ての海へ。
緑雲は真下に見ゆ。
安達太良山の鳥瞰図の、壮大さよ。
雲間に犬鷲が、くるくると舞う。
その上を行く、大鯨よ。
苦しみはないのか。
果てはあるのか。
紺青の色は慈しみを帯びて遠く。
また、泣きて空の遠さを想う。
空になりたい。綺麗な月を包む夜空になりたい。
そんな風に、オレがおまえを守れたら。
おまえに救われたオレだから、おまえを助けるのは、オレがいい。
一面晴れ渡る大空。
その上には幾千もの星たち。
今も見守ってくれていますか?
大空に問いかける
太陽の光が眩しい
太陽の光が大きくなっていく
それは
私の問いかけに
そうだよって返事をしてくれたからですか?
ー限界ー
君が困っているのなら
僕は山の頂上から手を差し伸べるよ
いつでも君を救ってあげられるように
見守っているんだ
今日も君は僕のことを見上げているね
でも、どうしてだろう
手が出せない
君と目が合っているのに僕は動くことができない
誰かの手を掴みたくて振り返ってみたら
おかしいな
誰もいない
誰か僕を助けて
たくさんの 雲を抱く 片隅に 私をおいてほしかった。
大空はいつだって大空で
私の味方をしてくれる
笑っても泣いても
見守ってくれる
No.20『翼』
散文 / 掌編小説
たまにしか会えない母親が最後にわたしに会いに来たのは、わたしに初潮が来た時のことだった。学校で初潮を迎えたわたしは保健室に駆け込み、保健の先生に事情を話した。おめでとうと言われたあの時の、先生の笑顔を忘れられない。もう子供ではいられないのだと、痛感した瞬間だったから。
わたしの両親はわたしが生まれた頃には離婚してしまっていたが、それが母親の浮気のせいだと知ったのはつい最近のことだ。
「……誰もあんたの恋人なんか取らないっつの」
最後に母親に会ったあの日。母親は、もうあんたも女なのねと意味ありげに笑っていたが、苦虫を噛み潰したようなあの笑顔の意味はそういうことだったのだ。毎回違っていた母親の恋人だと言う男から向けられる気味悪い笑顔は、初潮を迎える頃にはあからさまに性的なものが混じっていた。
大空を羽ばたけるような子になるようにと、子供の頃から男女どちらが生まれても翼と名付けるつもりだった母親は、自由奔放すぎて家庭におさまりきれなかった。
自由に羽ばたける翼を持っているのは彼女のほうだ。わたしは母親に捨てられた可哀想な父親が見捨てられず、ここから動けずにいる。
お題:大空
澄みわたる大空に正対した時だけ
私は真人間になれる
/ 大空
空、綺麗だよね。
どんな季節でも空は綺麗。
飛びたいなぁ、飛んで空をずっと堪能していたい。
大空にあるが、爪にない。爪にあるけど大空にないものはなんでしょう?
正解はカルシウムです
なんで正解はカルシウムにしたかって?
それは私にもよくわかりません。
〜世界はよく分からないことだらけ〜
大空
新しい自分も認めつつ
昔の自分も愛してやってね
受験勉強に飽き飽きして、両手を頭の後ろで組んでいたとき。
隣の大空さんちの翼くんの声が、聞こえてきた。
「トライしてみたいんだ!」
翼くんはサッカー少年だけど、さて何にトライするんだろう。
ラグビーボールを持って家を飛び出したようだけども。
私の知っている空は赤色をしています。
オレンジと白色の雲が混ざりあっています。
毎日違う雲の形、ですが同じ色。
私の見ている空は何故、赤色なのでしょうか?
誰かはあおいろと言っていました。
あおいろとはどんな色なのでしょう。
いつかは見れるのでしょうか、
揺風詩
繋ぎ止める術は無く
跪き天を見上げた
想いは風に攫われて
哀しみの痛みだけ
胸に突き刺さる…
触れる指絡めて
繋ぎ合わせても
離れていく
愛しさに
締め付けられる
想いが語る傷は
薄れていく
儚さにと
重なり合う 双樹の様
寄り添い 流れた雫が
刻の哀しみと共に
私の夢を…
風が、広々と
大きく吹き渡る
私はその風に乗って
自由に羽ばたいた
もう、縛られない
今までのものには
手に入れたのだ
念願かなう今日は
風の時代の幕開け
私達の新たな挑戦が始まる
きっと、誰も見たことのない世界へ
それぞれが
それぞれの
大空を
心のままに
大空
この雲の上に乗って
あなたのいる街まで
飛んでゆきたい
大空をたゆたって
あなたのことを探して
あなただけに
太陽の光をあげるよ
あなたが悲しいとき
わたしがそばにいるよ
街ゆく人たちが
白い目で見てくるとしても
私はあなたを諦めない
あなたに嫌われるまで
わたしは愛を届け続けるよ
『今日の空は綺麗だね』
同じ道、同じ建物、同じ人
いつもと何も変わらない風景
それなのに彼女は
そう言った
────────だった。
【2022-12-22 - 大空】
―大空―
ハーフアップの髪を弄んできた向かい風に、
思わず天を仰いだ
視界に映りきらない程の大空は、
青く青く澄み渡っていて、
白い雲がよく映えていた
そんな大空を侵食するかのような
森の木々は、どこが不思議な雰囲気に満ちて、
落ち葉を風に攫われながら鳴いていた
透明度の高い空気をめいっぱい吸い込めば、
胸の奥がひんやりと冷えて、
息を着けば、本来無色のはずのそれは
真っ白くなって、そこに留まるでもなく、
進む方向があるでもなく、
ふとすると消えていて
何か待ち遠しいような、
心躍るような、
でもこれと言った原因は自分でも知らない…
そんな日々
大空
ひとつの空なのに
その日によって見え方が全然ちがう
君に会えない日の空は
とても狭く暗く見えるのに
君と話せた日笑い合えた日は
空がとっても広く美しく見えるの