『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「大事にしたい」
人の優しさに触れたとき
心が軋んだ
ああ、私は自分を蔑ろにしていたんだと
自分を大事にできない私が
他の誰かに優しくできるわけがない
自分自身を愛することからはじめよう
君を大事にしたい
君はなんでも一人でやろうとする。
君は家に虫が出ても1人で退治する
僕は虫が苦手だから何も出来ないけど
それ以外なら頑張るから
自分一人でやることも必要かもだけど
僕にも頼って欲しいな
─────『大事にしたい』
大事にしたい
今あるこの時間を大切にしたい
そう思った。
大事にしたい人がいる。
その人はずっと、ずっと俺のそばにいてくれた。
悩みだって聞いてもらったし、逆に悩みを聞いたりした。悩みを話すと優しく、『大丈夫』と言ってくれる君にいつか、友達以上の感情を抱くようになった。
大事にしたい人がいる。
その人もまた、大事にしたい、人が居る。
『大事にしたい』
それはある雨の夜のことだった。
近くのコンビニに用事があり、玄関を開けると、そこに君がいた。
小さくうずくまっていた君は、僕の顔を見上げると消え入りそうな声で鳴いた。
その時から家族になった君。
これが目に入れても痛くないというやつかと、初めて知った。何よりも大事にしたいもの。かけがえのない大切な命。
足に寄ってきた君を抱え上げ、ぎゅっと抱き締める。
君はとても嫌そうに僕の腕の中から逃げ出そうとする。
絶対に君を手放さない。大事にしたい。幸せにしたい。
僕は君と逢えた。それだけで幸せになれたから。
『大事にしたい』
双子って傍から見ると、結構おもろいよなぁ。
いつもお揃いの服着てるし。
仲良しかと思ったらガチ喧嘩するし。
そうかと思ったらやっぱ仲ええなって思うし。
家のカギの取り合いしてるし。
どっちが奢るか言い合いしてるし。
入れ替わったらとか考えるし。
遊びも二人一緒やし。
俺も双子欲しいなあって思ったことある。そんで鏡みて、双子なったらこの顔が二人……って考えたらなんか気持ち悪なってやめた。こいつら見とるとやっぱええわってなるし。
片方がはっちゃけてる時は片方が大人しくて
時期によってそれが反対になったりする。
高校までは一緒やけど、大学はちゃうみたいや。
髪も片方は染めてるし、服のテイストも若干変わっとる。
なんかよう見んうちに一人一人っぽくなったなあ。
別にそれがどうとかないけど。
相変わらず言い合いもしてるし、やっぱり変わらん、双子っておもろいわ。
家族、ペット、友人、職場……挙げたらキリがない
大切にしたいと思ってても
できないことも勿論ある
だから、1番大事にしたいのは
自分の気持ちかなぁ…
今そばに居てくれる人を大事にしたい。
一緒にいてくれることが当たり前になって、いなくなった時にもっとこうしとけばあれしておけばなんて今更後悔したって意味無い。
だから今自分の周りにいる、手が届く範囲の人は大切にしたい。
『大事にしたい』
『この世界に産まれた時、既に最後には死ぬことが確定してる。だから本来、全ての物に価値なんて無い』
この主張が正しいものだと仮定すると、本当に大事なのは『死ぬまでに、どれだけ自分という存在をこの世界に残していけるのか』な気がします。
最も分かりやすい方法は子孫を残すことでしょうか?
歴史に名を残すような偉業を成し遂げるのも一つの手かも知れません。
それらが難しい場合は、誰かの記憶に残るような事をするのが現実的でしょうね。
しかしそう考えると、昨今のSNS社会というのは大変ですね。
自分が得意としていることでも、世界を見てみれば、同じ様な特技をもっている人が星の数ほどいます。
その中でより輝くためには、それに見合うだけの実力が必要になってくるのです。
昔よりも多くの人に見てもらえる変わりに、誰かの印象には残りずらくなった社会。
世界中の人と簡単に繋がれるのに……何だか少し寂しく感じます。
【大事にしたい】
別れてほしいと、君は言った。年に三回は同じことを飽きもせずに言ってくる。やれやれと息を吐きながら、私は毎度のことになったお決まりのセリフを口にした。
「理由は? ちゃんと納得できる説明をして」
静かな喫茶店の中に、客は私たちしかいない。コーヒーカップの真っ黒い水面を見つめる君の瞳が、ゆらゆらと不安定に揺れている。大きな体をキュッと縮こまらせた君の姿は、あまりにも見慣れたものだった。
「……君のことは大事にしたいんだ。でも僕には、大事に仕方がわからないから」
「君が大事にしたいと思ってくれていて、私も大事にしてもらえてるなって思えてる。ならそれで十分じゃない?」
客観的に正しい『相手を大事にする方法』なんて私にだってわからないし、私と彼との関係に第三者の評価が必要だとも思わない。私たちが満足しているか、大切なのはそれだけだ。
「怖いんだ。いつか君を傷つけてしまいそうで。だから」
パンっと軽い音を立てて、君の頬を両手で挟んだ。そのままムニムニと頬を揉む。いつも思うけど何でこんなに肌が柔らかいんだろう。たいした手入れもしてないくせに、ちょっとムカつく。
「君に一方的に傷つけられるほど、私は弱くない。そっちが傷つけてくるなら、こっちも本気で応戦してあげるから覚悟してなさい」
そんな曖昧な理由で別れてなんてあげるものか。私には君が必要で、そしてたぶん君みたいな人には私みたいな人間が側に必要なんだから。
「理由はそれだけ? なら別れてあげないから」
ピシャリと言い切れば、君は俯いた。泣きそうに顔を歪めながら、けれどその口元にだけほのかな笑みを浮かべて。
「うん、ありがとう」
世界で一番大事にしたい人。他人に興味なんてなかった私が、この人だけは幸せにしてみせると誓った唯一。最大限の誠意と愛情を込めて、君の冷たい手を優しく握りしめた。
【大事にしたい】
あなたが私のお腹を蹴った。
大事にしようと思った。
あなたが私のお腹を蹴った。
守りたいと思った。
あなたが私のお腹を殴った。
そんなに強くなかったけど、命を感じた。
あなたが私のお腹を蹴った。
大事な大事な私の赤ちゃん
今日、この子が生まれる。
何も無く元気に産まれてくるといいな。
大事な赤ちゃん。
ところで、あなたの中のあなたって誰でしたか?
いつも「おはよ!」って話しかけてくれて
いつも「大丈夫?」って心配してくれて
時には喧嘩して
時には一緒に泣いて
時にはふざけあって
でも
卒業したら中々会えなくなるのかな。
今この時間を大事にしたい
アストラル・プロジェクションという行為
まず、行ったのは意識の喪失。
私の意識は、ずっとずうっと深い領域へと降りていく。そこは暗黒でもあり、無でもある。
私の身体と魂を繋いでいる魔法の糸が切れない限り、私はこの世界、宇宙のどこまでも縦横無尽に歩き回り、テレポートすることができる。
昨日、テレビでやってた幽体離脱の方法。まさか、本当にできるだなんて、思ってもなかった。
これは夢? ううん、まさか。私は今、自分の身体を部屋の天井から見下ろしているのだから。
魔法の糸を垂らして。
この糸がもしも切れてしまったら、私は死んでしまうのだろうか。
そもそも、幽体離脱は死の体験なのだろうか。
もしもそうなのだとしたら。
私は喜びを感じていた。
なるほど!これが死だったのか!
今を、
過去を、
未来を。
人間関係も、
勉強も。
全部、全部、大切にしたい。
ね、?
だって、
皆んなが皆んな、当たり前に持っているもの。
ない子がいる。
そして、私達の『当たり前』も、いつか、なくなるかも知れないんだから。
4作目_
大切にしたい_よく分からなくなった((
#大事にしたい
僕にとって君は唯一無二の親友だから。
君に何かあったらと思うと怖くて悲しくて。
だから、本当は僕から離れないで欲しいんだ。
けど、君を束縛するのはおかしいだろ?
僕だって君を大事にしたいんだ。
だから、思ってることは全部教えて欲しい。
君のためなら、我慢だってするから。
【大事にしたい】#5
人間誰しも、自分が大事にしたいものはあるだろう。
その大事なものは、みんなそれぞれ違う。
だから、誰かの大事なものを笑うなんて、
絶対に、してはいけないこと。
自分が大事なものは、大事と言っていい。
自分が好きなものは、好きと言っていい。
自分が嫌なものは、はっきり嫌と言っていい。
溜め込まないでね。
いつも優しいキミへ
キミには沢山の人が甘えてくる
不快な気持ちを感じたらNOと言おう
穏やかな気持ちを何より大切にしよう
もっと気高く生きてみよう
もっと我儘に生きてみよう
キミが心地良いことを沢山しよう
幸せな気持ちはキミから始めよう
意識するだけで周りも変化するよ
『大事にしたい』
案山子さらう風に還してしまうベンゾジアゼピン錠のきらきら
大事にしたい。
彼の心も体も。この2つがとても大切なものだから。
「神山選手。そろそろです」
私のいつものルーティン。私の仕事はレースクイーン。私は大分特殊なレースクイーンで、レース直前になると、ドライバーを呼びに行くことを任されている。
私が任されている人は、レース前、とてもナイーブになる人だ。けれど、一度走り出せば有り余る才能を爆発させる。………そんな人。
「………神山選手?」
おかしい、いつもなら直に出てきてくれるのに……。
私はおそる、おそる、神山選手のいる部屋の扉を開ける。
そこには、眠っている神山選手が居た。
「神山選手、もうお時間ですよ。起きてください。」
もしかしたらナイーブさが何時もよりおおきくなってしまっていたのかと思っていたけれど、そうではなくて安心した。
神山選手こと、神山 駿(かみやま しゅん)選手の事を任されたのは、本当に偶然。
けれど、神山選手の事を知る度に、私は支えたいと思う様になっていった。
そして、好きになった。
「うーん。ごめん……もう、時間?時間、すぐ来る?」
「いえ、まだ30分はありますけど、余裕を持ってお声掛けさせて頂きました」
そういうと、神山選手は少し間を開けてから、口を開いた。
「あの、わがまま、言っても言い?」
「……?どうしました?」
「1分、1分でも、ううん、5秒でも良いから、手、握ってくれませんか?」
「…………………」
神山選手が私に向けてくれている感情には気付いていた。けれど、仕事は仕事だと割り切り、心にセーブをかけて、ドライバーとレースクイーンという立場に、ちゃんと線引はしてきた。
けれど、私も好きだと気付いた時から、私は急に線引の仕方が下手になった。
下手に、なってしまった……
私はそっと神山選手の手を取った。
そして、優しく握る。
神山選手の手は、とても冷たかった。
「何分でも大丈夫です。もう良いと思ったら、教えてください。」
「……、ありがとう」
私の温い(ぬくい)手の温度が、少しでも伝われば良いと思った。
彼に、伝われば良いと思った。
生きろ、生きろ
苦しくなくて辛くなくて
悲しくなくて痛くない
私の心、
愛してる
生まれてから死ぬまで
ずっと大切に
きみを幸せにする
笑っていて