『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつも優しいキミへ
キミには沢山の人が甘えてくる
不快な気持ちを感じたらNOと言おう
穏やかな気持ちを何より大切にしよう
もっと気高く生きてみよう
もっと我儘に生きてみよう
キミが心地良いことを沢山しよう
幸せな気持ちはキミから始めよう
意識するだけで周りも変化するよ
『大事にしたい』
案山子さらう風に還してしまうベンゾジアゼピン錠のきらきら
大事にしたい。
彼の心も体も。この2つがとても大切なものだから。
「神山選手。そろそろです」
私のいつものルーティン。私の仕事はレースクイーン。私は大分特殊なレースクイーンで、レース直前になると、ドライバーを呼びに行くことを任されている。
私が任されている人は、レース前、とてもナイーブになる人だ。けれど、一度走り出せば有り余る才能を爆発させる。………そんな人。
「………神山選手?」
おかしい、いつもなら直に出てきてくれるのに……。
私はおそる、おそる、神山選手のいる部屋の扉を開ける。
そこには、眠っている神山選手が居た。
「神山選手、もうお時間ですよ。起きてください。」
もしかしたらナイーブさが何時もよりおおきくなってしまっていたのかと思っていたけれど、そうではなくて安心した。
神山選手こと、神山 駿(かみやま しゅん)選手の事を任されたのは、本当に偶然。
けれど、神山選手の事を知る度に、私は支えたいと思う様になっていった。
そして、好きになった。
「うーん。ごめん……もう、時間?時間、すぐ来る?」
「いえ、まだ30分はありますけど、余裕を持ってお声掛けさせて頂きました」
そういうと、神山選手は少し間を開けてから、口を開いた。
「あの、わがまま、言っても言い?」
「……?どうしました?」
「1分、1分でも、ううん、5秒でも良いから、手、握ってくれませんか?」
「…………………」
神山選手が私に向けてくれている感情には気付いていた。けれど、仕事は仕事だと割り切り、心にセーブをかけて、ドライバーとレースクイーンという立場に、ちゃんと線引はしてきた。
けれど、私も好きだと気付いた時から、私は急に線引の仕方が下手になった。
下手に、なってしまった……
私はそっと神山選手の手を取った。
そして、優しく握る。
神山選手の手は、とても冷たかった。
「何分でも大丈夫です。もう良いと思ったら、教えてください。」
「……、ありがとう」
私の温い(ぬくい)手の温度が、少しでも伝われば良いと思った。
彼に、伝われば良いと思った。
生きろ、生きろ
苦しくなくて辛くなくて
悲しくなくて痛くない
私の心、
愛してる
生まれてから死ぬまで
ずっと大切に
きみを幸せにする
笑っていて
決断
後悔するのも
安堵するのも
過去の自分でも
未来の自分でもない
今の自分だけ
※大事にしたい
「大事にしたい」
私は何より時間を大事にしたいので、勤務中は仕事の優先順位をよく考え、集中して業務を行うよう心掛けている。
ところが、上司の奴ときたら、いつも重箱の隅をつつくような細かい指摘ばかりしてくる。
おまけにネチネチと、他人の気持ちを逆なでするようなものの言い方で。
イライラするほど集中力は下がっていき、他のタスクが後回しになってしまう。
そんなときは、以下のような考え方を活用している。
・日常的な怒りは6秒間我慢すれば、おさめることができる。
・つまらない指摘でも、長い目で見れば必ずメリットになる。
・むしろ、「指摘してもらってラッキー」とポジティブにとらえる。
今日も自分の気持ちをコントロールしながら集中力を持続させ、徹底した時間管理の下業務に励みたい。
大事にしたい
本当に仲がいいと、無意識にお互いの扱いが少し雑になっちゃったり、気を抜きすぎて言葉に棘ができちゃったりしがち。
だけど大事にしたいものはしっかり大事にしなきゃ、案外さらっと自分の手からすり抜けて零れ落ちちゃったりするんだよね。
気が抜けちゃうのは、それだけ居心地がいいって言う本当に特別な事。だから大事にしたいって気持ちだけじゃなくて、ちゃんと大事にするんだ!っていうのを少しでも多く行動でも示すの。
振り抜かれた拳を横目で見る。
痛いだろうなあ。
ぼんやりとそんなことを思いながら、ゆっくりと瞬きした。
「おまえは、自分が何したのか分かってんのか」
口の中に広がる血の味が耐えられなくて地面に血ごと唾を吐いた。
顔を上げれば、怒っている先輩の姿。
殴られた頬を手を当てながら目をそらす。
「なあ。なんで」
「これ以上はダメなんです」
「……は?」
「このままいたら、オレはオレじゃなくなっちゃう」
―君の旋律は悲鳴のようだね。
冷たい孤独から吐き出されるそれらが、称賛の種だった。独りぼっちで寂しがりやな泣き声が、人の心を揺り動かすらしい。評論家の言葉はわからないけれど、その唯一無二を失った先を上手く想像出来なかった。から。
「だから出ていったのか」
「……」
だって。
あの人は暖かすぎる。
人付き合いが苦手なオレの失礼な言動もある程度笑って流して。
健康的な衣食住を整えて。
締めるところはきっちり締めて。
あの人が隣に立っている日常に慣らされて、どうにかなってしまいそうだ。
ずっと一人だった。
ずっと独りだった。
あの日。今日のご飯はなんですか?と、一泊二日で旅行に行くと聞いていたのに、誰もいないリビングに話しかけた瞬間。
あの人がオレの中に深く根付いていることに気がついた。
気がついたらもうどうしようも無くて。
早く逃げなきゃって。
本当は。
あなたの傍で平穏を享受したかったのに。
本当は。
あなたにもたれかかって眠りたかったのに。
本当は。
あなたを泣かせたくなんてなかったのに。
本当は。
オレの中に生まれた気持ちごと、あなたを大事にしたいのに。
臆病者なオレには、それができなくて。
お題「大事にしたい」
大事にしたい
誰でもない
何者でもない
ただそこにあるもの
変わり
虚ろう
姿形のない何か
そこにいるであろう静寂を
ありのままである
だたそれだけすら叶わないんだよね
だから願おう、大事にしたいと
あなたが何を浮かべるのか知らないけど
大事にしたい
人や物事が毎日少しずつ変化している。
今日という日は二度とやって来ない。
僕が生まれた日、君に出会った日。
楽しい時も辛い時もどんな時も。
それは絶えず鼓動する。
それが生きること。
「大事にしたい」
子供のようになりたい。
昔に戻りたい。
そう思った。
大人になるにつれて、周りに飲み込まれる。
与えられた仕事をやるだけの機械になる。
全てが塗りつぶされる。
だが、飲み込まれず、機械にならず、塗りつぶされない。
そんな人間も居る。
そんな人間になりたかった。
良い子でいる事だけが正解ではない
悪い子になるのも不正解ではない。
子供のような、想像力を好奇心を。
思いを、心を、大事にして欲しい。
「大事にしたかったもの」
《大事にしたい》
初めて貰ったことばとか
初めて訪れた場所とか
友達と初めて話した時とか
初めて時間を忘れちゃうくらいの趣味を見つけた時とか
初めてみんなで曲を奏でた日とか
これまでもこの先も沢山の初めてに出会う
初心を忘れるな。
そして私はそれを大事に心に閉まっておきたい
ふとした時に思い出せるように
その瞬間は心に響き、大事にしたいと思う。
でも常に走り続ける日常に乗っていると、車窓から見える景色はどんどん流れてゆく。
そして記憶の書類を無造作にかさ重ね置き、しだいに埋没する。
のんびりお風呂にでもつかりながら、今日を振り返ろう。
心の動きを日記に記そう。
ヒマ潰しに読み返そう。
今からでも自分の人生を大事にしたい。
大事にしたい
大事にしたい
呼び方が二つあるのだが、この場合の大事とは『だいじ』であり、形容動詞の「大事」となる。
意味も少し異なるものがあるが-
文脈からして【価値のあるもの/大切に扱うもの】が相応しいだろう。
それは人でもいいし、物でも良い。哲学であったり、ポリシーなるものであってもいい。
わたしは?
私は…色々と考えを巡らせていたが
パッと思い浮かんだのは、直感。
そう、直感だ。
なぁんだ、答えは自分の中に既にあったのか。
直感。うん、悪くはない。
私の人生で、それが間違っていたことは過去に一つもなかったし、これからも必要となってくるだろう。
大事にしたいのは、直感を信じることだ。
大事にしたいものは自分自身
じゃあどうやって自分を好きになるのか?
手の伸ばし用の無い私をどう愛するのか?
それは自分の可能性を秘めること
「認めてもらいたい」そう思い込み、ファッション発達障害になっちゃったあの子
「愛してもらいたい」そうやってミュンヒハウゼン症候群になっちゃったあの人
辛くて辛くて生きずらい、そして逃げ道がそこにしかなかったのかもしれない
確かに自分を愛するって嫌な気分、
客観的に考えて、人を妬んじゃったりいじめちゃったりするのに愛するっておかしくない?
だけど妬む人は頑張った人なんだなーって思うし、いじめちゃう人は心が傷ついてるんだなーと思う。
だからこそ、こんな繊細で弱い立場の自分を守りたくなる、いや守らなければならないと思ってしまう。
でも、自分を信じてみたらどうなるのだろうか?
「私は出来るんだ‼️、あの人よりもっと練習して上手くなるんだ、追いつくんだ❗」 って
もし、くじけたら
「自分のバーカ」って叫んでみて
もし、泣きそうになったら大声で泣いたっていい。
がむしゃらに頑張って出来なかったら諦めたっていい。
苦しい日々の中から成長と楽しさを見いだして自分を誉めてあげることが一番大切なことよ、、、
って考えるとナルシストって悪いことだらけじゃないでしょ?(笑)
自分を信じて諦めないで頑張って
そしていつか気づくことでしょう
頑張ってる私が一番輝いているって、
自分を愛する=自分をみつめる
みんな無理しない程度に頑張ってね
ファイト✊
大事にしたい。
小さな炎を、消えないように必死に抱き抱えて守る。
自分が自分を大事にしないのに、誰が私を大事にしてくれるというのか。
。大事にしたい。
考えると色々な事、もの、考え、人大事にしたい。
家族、友人、仕事、人の気持ち考え、今使っている物、新しく使い始めた物、お買いものぱんだのぬいぐるみ、推し、自分の気持ち考え
欲張りなのでたくさん大事にしたいけど一気に同じもの他の物なんでも大事にしたいは正直出来ない。
優先順位をつけて考えること、次に自分の気持ち考え、相手の気持ち考え、をしていきたいなと思いながら結局日々の気持ちで変わっちゃうや
改めて考えるの面白い。ずっと変わらないのも素敵。
#83 大事にしたい
考えるとき
話すとき
自分と向き合うには素直さが必要
追い詰めるのではなく
捻じ曲げるのでもなく
ただ、見つめるために
心に
気持ちに
ぴったりな言葉を探して
己を認めるために
人間関係を築くには的確さが必要
言うか
言わないか
自分の感情を表すか
相手の感情に合わせるか
心地のいい言葉
傷つける言葉
認める言葉
求めるものが何であれ
だけど
大事にしたいと想う人ほど
傷つけてしまう
本当の私なんて、そんなもの
だから考える
どうしたらいいか
その人を見つめて
私には大事にしたい人がいる!
私が悩んでる時とか高校の時クラスに居場所がなかった時に部活に誘ってくれたりクラスの人から私と関わらない方がいいよって言われた時もそれを無視してまでそばにいてくれた人
高校辞めたいっていった時もずっとそばにいるから学校来て欲しいって言われた時すごい嬉しかったし他のクラスで仲良い友達も私の居場所を作ってくれた
「そういえば『お金より大事なもの』と、『大切なもの』ってお題が、3月4月頃あったわ」
「お金」は、「お金の持つ『金銭的価値』と、そのお金を貰った『思い出的価値』」みたいなことを、
「大切なもの」の方は「クソな職場を生き抜くにあたって大切かもしれないもの」を書いた気がする。
某所在住物書きは、さかのぼるのも億劫な過去記事を気合でスワイプしながら、なんとか探し当てた。
「ぶっちゃけ、投稿に関しては、地の文の言い回しとか言葉の選び方とか、そっちを大事にしたいわな。
お題文の発展力とか物語の構成力とかに比べれば、個人的に、比較的自信有るし……」
やべぇ。ホントにそろそろネタのストックがキツい。物書きは眠気で働きの鈍くなった頭を叩き起こし、なんとか物語を組んで消してまた組んで、結局消す。
――――――
最近最近の都内某所、某アパート。
床と壁と天井と、生命維持に必要な家具家電、それからキンポウゲ科の植物一株植えた底面給水鉢が1個だけ、置かれている室内。
使い古された感のある大きなキャリートランクに、
部屋の主、藤森というが、それはそれは大事そうに、木製の小箱ひとつを収めている。
「仕事はクソだったが、」
小箱の中身は風鈴。
「人には恵まれたし、親友と後輩もできた。それから、宝物のいくつかも」
トランクに先に収めていた、白い涼しげな甚平と共に、今年職場の後輩から贈られた避暑である。
風鈴は過去作8月5日、甚平は同6月22日参照だが、別に読まずとも問題無いので詳細は省略する。
「楽しかった。……私には、十分だ」
十分、私は幸せ者だった。ぽつり後輩と親友に感謝を述べる藤森。
表情には少しの未練と葛藤が、確かな信念や決意と共に混在している。
藤森は雪降る田舎の出身であった。
雪ほぼ積もらぬ東京に、憧れて上京して恋を知って、
その恋人が、藤森をSNS上でディスり、こき下ろし、藤森の心をズッタズタに壊したのが約8年前。
元カレ・元カノということで、恋人の名前を加元という。安直なネーミングはご容赦願いたい。
縁を切り、居住区も仕事も電話番号もすべて変え、合法的に改姓までして、新しい地で新しい生活を、続けていたは良いものの、
何を思ったかこの加元、散々ディスった筈の藤森を、先々月街で見つけ、先月職場に押し掛け、「話をさせて」と窓口係を困らせる始末。
更には藤森の住所を特定すべく、探偵を雇って藤森の後輩の動向を調べさせた。
私には、十分だ。
十分、私は幸せ者だった。
藤森は決心し、準備を着々粛々と進めた。
すなわち、己と長く付き合ってくれた親友と、己に風鈴と甚平を贈ってくれた後輩を、加元の暴挙から完全に遠ざけるための準備である。
加元と縁切ってから住み始めた部屋を引き払い、田舎に帰り、「そんなに会いたいなら追ってこい」と。「それができないなら自分を諦めろ」と。
大事にしたい者が在る世界を守るために、自分自身を潰す準備である。
「それでもきっと、2〜3週間くらいは、泣いて過ごすのかな」
それでも良いさ。人生の良い勉強にはなった。
己を無理矢理納得させるための、努力によって作られた笑顔で、藤森は自嘲した。
もう、食いしん坊の後輩に飯を作ってやることも、真の友情を誓い合った親友に冷蔵庫の中のプリンを食われてポコポコ喧嘩になることも無いだろう。
それら美しい過去を、尊い思い出を、きっと、藤森は風鈴と甚平を見るたび思い出すのである。
「ガラスだから、割れないようにしないと」
ため息を吐き、再度自嘲する藤森は、キャリートランクに収めた小箱に触れ、大事そうに撫でる。
「あぁ。……残念だな」
借りているレンタルロッカーの中身を実家に送り、今担当している仕事をすべて片付けて、後輩と親友にささやかな礼とプレゼントを贈って。
来月下旬、藤森は東京に別れを告げる予定である。