『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
中秋の満月の光を浴びて、霧が晴れるように穏やかな気持ちになった。しんしんと静かに夜の世界を照らしている。体の中まで光が通って透きとおっていくみたいだ。余計なものはもう要らない。自分の人生を大事に生きよう。やりたいことを夢中で楽しくやってさ、自分なりに積み上げていけたらそれでいいじゃない?
【大事にしたい】
私の手の中にあるさらに小さな手。
この世に無事生まれてくれてありがとう。
代わり映えのしない、同じような朝の光に安堵する。
また無事に朝を迎えられた。その事が今は何よりも尊い。
夜が来て、朝が来る。それが当たり前でないと知ったのは、父がいなくなった日の事だった。
月が沈む、星が消え。それでも朝日が昇る事のない暗闇に、父を探して歩いたあの日。結局見つける事が出来ずに泣く私を、探しに来た兄に手を引かれ帰る帰り道に、朝は来ないのだと知った。泣き疲れて眠り、次に目覚めた時に側にいてくれた姉と朝日の差し込む室内に、安堵してまた泣いてしまった事を覚えている。
こんこん、と扉を叩く音。それに返事をすると、低い静かな声が聞こえてくる。
「起きていたか。朝食が出来ている」
「おはよう、兄さん。すぐに準備するから先に行ってて」
返る声はない。きっと扉の向こうで待っていてくれるだろう優しい兄を待たせるわけにもいかず、急いで準備を済ませるためにベッドから抜け出した。
「おはよう。ご飯出来てるよ」
「おはよう、姉さん。いつもありがとう」
柔らかく笑う姉に笑顔を返し、食卓につく。隣には兄が座り、向かいには姉が座った。
いつもと変わらない、少なくとも父がいなくなったあの日からずっと変わる事のない、その位置。
いただきます、の言葉の後、それぞれ食べ始める。誰も何も言わない、静かな朝食の時間。
皆がそろう朝のこの時間が、一日の中で特に好きだった。
「あぁ、そうだ。今日は家の中で宵《よい》と一緒にいてね」
朝食後、お茶のおかわりを手渡されながら言われた姉のお願いに、またかと思いながらも頷いて肯定する。
「またお客様?」
問いかければ、ごめんね、と申し訳なさそうに微笑まれる。
それに首を振って大丈夫だと伝え、受け取ったお茶に口をつけた。
時折訪れるお客様と姉達が何を話しているのは知らない。
父の事か。この家の事か。それとも姉達の事か。
考えても意味のない事だ。姉達に聞いた所で答えが返ってくる事は一度もなかったのだから。
お茶を飲み干して、ごちそうさま、と一言。湯飲みを洗おうと立ち上がるより早く姉に湯飲みを取られ、空を切った手が代わりに兄の手と繋がれた。
「行くぞ」
言葉数の少ない兄に促され、ありがとう、と姉に声をかけて立ち上がり歩き出す。
向かう先が自室ではなく奥の書斎である事に気づいて、よほど知られたくないのだな、と何気なしに思った。
本を探すふりをしながら、横目で兄を見る。
あまり表情の変わらない兄が、今何を考え思っているのかは見ているだけでは分からない。聞いても答えてくれはしないのだろう。
聞きたい事ならばたくさんある。
客の事。父の事。夜と朝の事。
聞いた所で答えはなく、意味もない。知ったとしても忘れさせられてしまう疑問。
もう『何度目』になるのか。
「どうした?」
視線に気づいた兄が問う。それを笑って誤魔化して、目に付いた一冊の絵本を取り出した。
椅子ではなく、敷かれたラグに座って本を開く。
色鮮やかな絵と簡単な文字の書かれた間の、拙い落書きを指でなぞる。挿絵を真似したようにも、自由気ままに描かれたようにも見えるそれは、自分以外には分からないであろう暗号だ。
―― よい、はよる。あけ、はあさの、こまいぬ。
―― とうさんがむかえにくる。
―― かえれば、ふゆをこせない。
書庫の本や自室のノートに落書きされた暗号。
知ったかつての私が、記憶を消される前にと残したメッセージ。
あの日、本当は父ではなく私が消えたのだ。
余命半年と宣告された体。せめて最期は自宅で共にいようと選択した父に連れられ戻ったその夜に。
神社の狛犬達に、私は隠された。
それからずっと二人が作った朝と夜を繰り返している。
本を閉じる。元の場所へと戻し、様子を伺う兄の腰にしがみついた。
「姉さんは、まだ来ないの?」
小さな愚痴に、兄が宥めるように頭を撫でる。
その不器用な優しさに、目を閉じて擦り寄った。
訪れる客が招き入れられる事はない。
すべてを問いただす事がいいのか、このまま黙している事がいいのか分からない。
聞く度に記憶を消され、この場所でままごとの続きをする二人の意図が分からない。
でも兄も姉も私を大事にしてくれている事だけは確かだ。二人の優しさが本物なのは、痛いほどに分かっている。
だから私も二人を大事にしたかった。
「何かお話しして。姉さんが来るまで」
服の裾を引いてお願いをすれば、仕方がないと抱き上げられる。ラグの上に座る兄の膝に乗せられて、昔々、と静かに語り始める兄に凭れて目を閉じた。
何も知らない、無邪気な妹のふりをしていた。
20240921 『大事にしたい』
自分の気持ちに嘘をつかない
楽しい、悲しい、幸せ、つらい、誇らしい
びっくりした、情けない、悔しい、不甲斐ない、呆れる
感情に良し悪しはない、
そう感じる、ただそれだけ
自分の1番近くにいるのは、自分
そして1番の味方
これから一生大切にしたい
大事にしたい。
傷つけたくなんてないし、辛い思いもしてほしくない。
いっとう大切に、宝物のように扱わないと。
そう思っていたはずなのに。
か細い声を上げる君を見て、ふつふつと別の感情がわいてくる。
あぁ、そうだったのか。
宝石は砕けた後も美しい。
「大事にしたい」
「前回までのあらすじ」───────────────
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見したので、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て原因を探り始めた!!!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!!!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!!!聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!!!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!!!悪気の有無はともかく、これ以上の被害を出さないためにもそうせざるを得なかったワケだ!!!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにしたら、驚くべきことに!!!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚!!!さらに!!!アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかったのだ!!!
そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!!!ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作ったあの空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!!!
……とりあえずなんとかなったが!!!ちょっと色々と大ダメージを喰らったよ!!!まず!!!ボクの右腕が吹き飛んだ!!!それはいいんだが!!!ニンゲンくんに怪我を負わせてしまったうえ!!!きょうだいは「倫理」を忘れてしまっていることからかなりのデータが削除されていることもわかった!!!
それから……ニンゲンくんにはボクが生命体ではなく機械であることを正直に話したんだ。いつかこの日が来るとわかっていたし、その覚悟もできたつもりでいたよ。でも、その時にようやく分かった。キミにボクを気味悪がるような、拒絶するような、そんな目で見られたら、覚悟なんて全然できていなかったんだ、ってね。
もうキミに会えるのは、きょうだいが犯した罪の裁判の時が最後かもしれないね。この機械の体じゃ、機械の心じゃ、キミはもうボクを信じてくれないような気がして。
どれだけキミを、キミの星を、キミの宇宙を大切に思ったところで、もうこの思いは届かない。でも、いいんだ。ボクは誰にどう思われようと、すべきこととしたいことをするだけ。ただそれだけさ。
……ついに裁判の時を迎え、ボク達はなんとか勝利を収めた!
それから。
ボク達はニンゲンくんに、そばにいていいって言って貰えたよ!
まあ一方的にお願いしただけとはいえ!!!
だが、ボクはちょっと悩んでいるみたいだ。
他人事みたいに言って誤魔化しているけれど、ちょっといろいろあってね。悩まざるを得ないと言うか……我ながら歯切れが悪いなあ!!!
────────────────────────────────
「ニンゲンしゃーん。ボク、ねむいのー。ねんねのじかんだよー!だっこー!」「はいはい。」
少し抱っこするだけで眠ってくれるから楽だ。
さて、ようやく静かになったことだから、何かしようか───「ただいまー!!!」「はぁ?!びっ……くりした!」
「なんだい全く……あれ、きょうだいはおねむなんだね?」
腕の中ですやすやと寝息を立てている。
「おかえりー……おしょいー……。」
寝ながら喋った……?すごいな。
「ただいま。遅くなったね、悪かったよ。」
そう言いながら弟が小さな兄の頭を撫でる。
どっちが兄か弟か分からなくなるな。
「ニンゲンくん、キミにも言わなきゃね。遅くなってすまなかったよ。きょうだいは何か迷惑をかけていなかったかい?」
……。
「あぁ、そうそう!遅くなった言い訳でも聞くかい?きょうだいによって破壊され、ボクによって修復された腕が少々動かしにくくてねえ!」
「それから、これ」「亜空間を作るのに時間がかかってね!」「あくうかん」「そう、亜空間!」
「ここを部屋として使おうと思って幾つか用意していたのさ!」
「ほら、キミも使いたまえよ!」どうやって?「ものを放り込むだけだよ!どうだい、簡単だろう?」「カスタムが必要であれば、いつでも言ってくれたらいいよ!」
「あとは、えーっと……。」何かあったのか?
「いや、そんなことはないが?!!」
……嘘下手かよ。
「ボクがキミに嘘をついているって?笑止千万じゃないか!」
いや、あんたとしばらく一緒にいたから分かるよ。
「……何をわかった気になっているんだい?」
正確には分からん。でも、あんたはなぜか強がっているんだ。
じゃあこっちからも聞く。
何があった?
「さすがは感情を持った生き物だねキミは。」
「あの裁判を受けて、周囲の目がまるで変わった。」
「以前は仲の良かった仲間たちも、上司もみーんなボクを白い目で見てくるようになった。ボクはただ、大事なきょうだいを救いたかっただけなのにね。」
「好きとか嫌いとか、そんなのはどうだっていい。せめて……ボクは何があっても、大事にしたいと思われるような道具になりたかったなぁ。」
「……道具?あんたは機械とはいえ、感情を持った公認宇宙管理士だろ?父親だって、兄だっている。」
「それに……あんたのことを大事にしたいと思ってる自分だって、ここにいるだろ?」
それだけじゃ、不十分だろうか?
「……ニンゲンくん?……らしくないこと言うねえ!へへへ!!」
「……ありがとう。なんだか涙が出そうだ。この機能はとっくの昔に使えないようにしたはずなのに!」
「まぁ悩むのもボクらしくないね!」
「さてさて、⬜︎⬜︎が起きるまでに夕飯を作ろうか!!!」
あぁ、わかったよ。
……よかった。いつも通りだ。
自分は、こんな時間をこうやってあんたと過ごすのが好きなんだ。今こそ大事にしたい時間なんだよ。理由なんかわからない。
それでも、ずっと続いてほしいと思って暮らしている。
そんなわがままを、あんたらは聞いてくれるのかな。
「えへへ、照れ臭いなぁ。ちゃんと声に出して言ってみたらいいのに!……ありがとう、ニンゲンくん。これからもよろしくね!」
To be continued…
「君のこと、大事にしたい」
「ン?何だ唐突に」
甘い香りが風に乗って二人の間を通る。
桃をかじりながら、天使はやわらかく微笑んだ。
「だからね、大天使様達に直談判に行こうと思うんだ」
「うん、?」
ギュ、と手を握られた悪魔は、驚いた様な顔をして芝生を何となく触っている。
天使が何を言いたいのか理解出来ず惚けていると、天使は悪魔の身体を抱き抱え飛び始めた。
「大天使様達に僕達の事を認めてもらおう。
僕達が結婚出来るように、ずっと一緒に暮らせるように」
そう言う天使の目は、希望に満ち溢れていた。
情報の追記
天使(男)
悪魔のことが好きで堪らないし結婚したい。
毎日一緒にいたいけれど、天国と地獄の規則のせいでたまにしか会えない。
桃が好き。
悪魔(性別不明)
天使の事が大好き。
ずっと一緒にいたいけど、難しい事だと分かっているので諦めた。
天使の好みに合わせて姿を変える事が出来る。
天使→→→→→→→(→→→→→→)←←←←←悪魔
って感じのクソデカ感情。
後日加筆します。
大事にしたい
──大切だから。
喧嘩をした。紆余曲折を経て恋人という関係に収まってから初めての喧嘩だ。きっかけはくだらなくて、でも向こうにとっては譲れないらしいこと。空色の瞳が怒りで揺らぐ様子すら綺麗だった。こいつは怒る時でさえも品を失わないのだ、とどこか他人事のような気分でぼんやり見つめていたら、頬を張られて視界がブレた。友人が慌てて止めに入ったのにも気づかず、怒りに満ちた空色が水滴をこぼすのを呆然と見ていた。
初めて、泣かせてしまった。
「あ゙あ゙あ゙あ゙ー」
「ねえ、うるさいんだけど」
「うううー」
「気が散るからやめてくれないかな、風で吹っ飛ばすよ?」
「ひでえ……」
突っ伏していた机からのろのろと体を起こして、課題に頭を悩ます友人を見上げる。
「少しは慰めてくれたって良いだろ」
「自業自得。あれは無い」
ぐうの音も出ない。
大事にしたいものをちいさな腕に抱えて歩いてきた。何よりも大事に、一生懸命に持っていただけなのに、ガラス細工やむっつのあの子のこころみたいに大事にしていただけなのに、いつのまにか心臓から離れなくなってしまった。
脂肪や繊維の癒着した腕は醜悪で、きっと誰もが顔を顰めるようなかたちをしている。
わたしのだいじだいじ。
わたしだけの、わたしのとくべつ。
どうしてそんな顔をする。どうしてそんなにわたしを睨む。わたしは、わたしだけの大切はそんな顔でわたしを見たりしないはずで、あのこはずっときれいで、やさしくて、わたしだけをみていて、
だからこれはあのこじゃなかった。わたしのたいせつがこんなにみにくいわけがない。
それなら壊して、隠してしまおう。見せないように、見つからないように。
大事だいじなわたしのたいせつ。あのこはずっと、ずっと、ずっとずうっと、わたしだけのたいせつでいればいい。
No.19【大事にしたい】
無患子の根元にひょっこり芽を出した
月桃が冬を越せますように
#大事にしたい
「へぇー、岸谷君はパソコンの資格持ってるんだー。」
そう言ってくれたのはA型作業所ひだまりの宮崎さんだ。
岸谷「えぇ、今年の夏に職業訓練校で取得しました。パソコンの事ならお任せください!。」
当時26才の私は超真面目であった。私の未来は明るかった。仕事をして当然だと思っていた。結婚する為に本気で会社員になろうと思っていた。
宮崎「じゃあ、たまにパソコン打ってもらおうかしらね。趣味は何かある?」
「えっ?趣味ですか?…困ったな。いきなり言われてもな…。」
突然の質問に私はたじろいでしまった。
「じゃあ、何か好きな映画とかある?」
「映画ですか?」(あぁ~困ったな。最近の映画全然チェックしてないや…。)
「…しいて言うならロードオブザリングとかですかね。」
「ハリーポッターは?」
「イヤ~まだ見てなくて。」
「んも~う。ハリーポッター面白いのに。」
「…あは、今度チェックしときます!」
そう言った流れで私は無事この作業所の面接に合格するのであった。
「大事にしたいんだ、きみのこと」
彼はボクに対して真っ直ぐな瞳でそう言った。
「…………は?」
「そのまんまの意味だよ」
訳が分からなかった。いつものことながら突拍子すぎる言葉と行動。それが伝わっているかのように、当たり前に話してくる。
「……わかんないよ」
「………………未来の話だよ」
「……何が」
付き合っているのに、いや付き合ったからこそ、伝わらないことが増えてしまった。きっと、ボクと彼の恋愛観が違うんだろう。
「…………きみは、何歳なんだい?」
「……え」
急になんなんだ。
「…………十……八とかじゃない?」
日付とか数えられてないから分からないけど、成長した感じも歳とった感じもないから、きっとずっと十八だろう。
当たり前に言ったボクに対して、彼は酷く驚いたようだった。
「…………十八……」
彼はゴクリとこちらまで聞こえるような音で唾を飲んでから言った。
「……大事に、するから」
結局意味を教えてはくれないらしい。
あなたがお仕事で関わる人には色んな方がいるらしい。僕しか支えられないってなると、こんな物好きでも大事にしなきゃってなるじゃないですか。
/大事にしたい
いつもと同じ道
別れ際になるといつも言葉が喉につっかえる
なにか話さねば…
そう思って目的もないまま口を開いてみる
「大事にしたい」
いきなりの言葉に君は驚く
一瞬 時間が止まったような気がした
もう、どうしようもない
どうしようもないなら
「大事にしたい」
友 達 と か
家 族 と か
周 り に ば っ か
気 を 使 っ て
大 切 に し て
結 局 自 分 の 事 は
二 の 次 で
周 り の 人 何 て
自 分 じ ゃ な ゐ 限 り
所 詮 は 他 人
夢 の 中 で ぐ ら い
大 事 に し て よ 。
「 # 大事にしたい 」
マスカット味の板ガムを柔らかくなるまで噛んで、甘酸っぱい気持ちみたいな作りものの味で心を満たした。花はなんで咲いたら枯れてしまうんだろうね?
「だめだよ。さいごばかり見ていたらほとんどを見逃してしまうでしょう」
うさぎが月でついてる餅は誰が食べるんだろうね。大福の中に入ってる果物って酸っぱくないですか。ぷちゅっとあふれる果汁が痛みみたい、でも嬉しくて、いたみだして潰れちゃう心を、大事にしたい。
一人の時間を大事にしたい 自分らしくあるために
散歩の時間を大事にしたい いつでも前を向くために
読書の時間を大事にしたい 自分の世界を広げるために
日記の時間を大事にしたい 自分の言葉で語れるように
対話の時間を大事にしたい 人にやさしくなれるように
考える時間を大事にしたい 大事なことを守れるように
〜大事にしたい〜#5
「人使いが荒いんだから割り増し手当もらわないとやってられない!」
「まあ、そう怒るなって。無事解決したし評価アップ間違いなしだ」
まあ、私の活躍で事件も解決したし、キョウも私の足を引っ張らなかったしね。
「…お前。絶対オレの悪口考えてたろ」
「キョウが私の足を引っ張らなかったから助かったったことしか思ってないわよ」
「まあいい。今日は早く帰って寝ろ」
キョウ、相変わらず口が悪い。もう少し大事に扱ってよね。
大切な相棒なんだから。
やっと事件も解決したし、早く休みたい。
今回の事件もアイツ頑張ってたし、少し目をつぶってやるか。
俺のバディ、なかなか長続きしないし、大事にしたいところか…
また明日。まだまだ俺たちは休ませてもらえないようだ。
自分のことも大事に扱わないと。
-大事にしたい-
枠確保で書いていたら長くなりました。
無理やり大事とか言葉をねじ込んだので、書き直したいところですが。
あなたが笑えば、なんでもいいとおもった
何もかもどうでも良くなった
幸せになって欲しかった
だから
「 結婚、おめでとう 」
笑え、私
2024/09/21
喉の奥に何かが詰まったみたいな異物感
ザワザワ胸騒ぎにも似た雑音
本当にいいのかなって自問自答するとき
もしかして、こういうのも「心の声」っていうのかな
135:大事にしたい