『夢を見てたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
静かな朝がくること、ぼくのアパートの4階の寂れた窓に日差しがさすこと、明日幸せなシチューの匂いが階段からすること、ひとときをゆっくり感じれること、好きなアイドルがぼくの前で優しく笑うこと、そのどれもをうっとり臨んでもそれはなにひとつ夢の事象にはならない。
現実にしてみたいんだと願う。選んだどれもを。なのにこんなに不器量でしあわせのかたちどころか、ぼくらしいぼくのかたちはどこにも見当たらない。
必死に手を伸ばすものが夢や星なら世界はどれだけ平和になれるんだろう。
言葉で飾る夢でだけではぼくがぼくにはなれない。
愛してる人を大切にしようと息をするだけでもぼくはぼくをすり減らすこともある。
もっとキラキラにおとなになることを夢みてみたい、息をすることを不器用に積み上げることがだけが生きてくことだと思わないように...
金曜夜、家路につきながら週末の予定を考える。
やらなきゃいけないこと、やりたいこと、色々考えるうちに行き着く答えは、いつも同じ。
お金が欲しい笑笑
現実を一切みないで、夢だけ見ていられたらどれだけいいだろうか。夢の中の自分はお金に困らず、好きなことに存分に投資できる。
だが現実というのは避けようにも、自動的に目の前まで迫ってきて、私を押し潰すかのように圧力をかけてくる。
だからどうにか逃げ道を探してあの手この手で日々を切り抜く。夢だけ見ていたい。本当にそう思う。
〔憧れの人へ〕
—先輩。お久しぶりです。
部屋の掃除をしていたら先輩からの古いお手紙を見
つけたのでこれを書いています。
貴方の背中を追いかけ始めてから早十年が経ってし
まいました。何もかもを教えてくれた先輩のまわり
にはいつもたくさんの後輩たちがいましたね。
もう四年以上会えない日々が続いていますが、そち
らはどうですか。顔も、声も、匂いも、時の流れの
中で薄れていってしまうのを痛感しています。
またいつか。どこかで。会えるでしょうか。
別の世界で過ごす貴方のことをずっと慕っていま
す。
深夜一時半。ふと窓の外を見ると、うさぎは青い惑星を見下ろしながら餅つきをしていた。
手紙に封をし小さな溜め息をつくと、部屋のあかりを消して布団に潜り込んだ。
今日は良い夢がみられそうだな。
そっと目を閉じた。
夢をみてたい。ずっと。この夢だけは...。
#夢をみてたい:2
[夢を見ていたい]
今日僕は大好きなお兄ちゃんと買い物に行っていた
お兄ちゃんは9個離れていて子供の僕をとても可愛がってくれた
そんなお兄ちゃんにいつものノリで
「○○〜ゲーム買い行こーぜー!」
と言われお兄ちゃんの車に乗る
お兄ちゃんは最近車の免許を取ったばかりですぐ僕をドライブに誘う
僕もドライブが好きだった
いつもの通り車を発進させいつもの大通りからいつもの中古屋に向かった
全ていつも通りだった
帰りはいつもと違った
大通りで信号待ちしていると前の反対車線からスリップした大型トラックが突っ込んできた
僕はその衝撃で気を失った
その間僕はお兄ちゃんとの楽しかった思い出の夢を見ていた
しかし僕はサイレンの音や大人の叫ぶ声で無理やり現実に引っ張りだされた
目が覚めるとフロントガラスが目の前まで来ていて
運転席に乗っていたお兄ちゃんは潰れてぐちゃぐちゃになっていた
僕はそんなお兄ちゃんを見ながら
ただ「まだ夢を見ていたい」と思っていた
いつか終わるとわかっていても
それから逃れているこの時間
終わりを意識したのはいつからだろう
続きを、終わらない夢を
このまま
このまま…
せめて自分で終わりを決めたい
決めたい、終わりを、自分で。
夢を見ていたい。
まだ地上にいた頃の夢を。
もう地上へ抜け出した時の夢を。
あー、これでもう5日。
ずっと横転した車の隣で、うろうろと所在なく、たいして広くもない穴の中を歩いて回るのも、さすがに飽きた......。
―――今日はクラス替えの日。
あいつと一緒のクラスで、
あいつがこっちに向かって歩いてくる。
「あの、クラス、何組でしたか?」
ヤンチャそうな顔して私の前になると急に敬語かよ。
「一緒だけど、何」
なんでうちはツンツンしてんだろ。
「いや、それだけです…ごめんなさい」
「いや別に謝んなくていいんだけど、」
ちょっと戸惑ってまたあいつが、
「あっ、はい。じゃあ…」
行ってしまう。
またあの女子グループにつかまって
顔を赤らめているのか、、
はぁ…
さっきのはなんだったんだよ。
―――ここで目が覚めた。
もうちょっと、見てたかったし、
話してたかったな。
素直になれたら。
お題〈夢を見ていたい〉
夢をみてたい
歳のせいか、明け方早くに目が覚めます。4時半とか。でも起き出すには早すぎる。部屋は冷え切って、暖房つけて早起きしようか考えます。
こんな時です、夢をみてたいと思うのは。布団の中で、ぬくぬくしながらうつらうつら‥最高の時間です!
わたしが怠け者だから?
いいえ、きっとあなたもそんな時間好きだと思います。
夢を見ていたい
夢を見ていたい。
夢をずっと見ていられる人なんていない。ひとにぎり、だ。
諦めないことを諦めた。選択肢の中から夢から1番遠い場所を選んだ。
夢は見なくなる。見てはいけないものなのだ。
頭の中には生活、生活、生活のリズム。夢見ることは生活を、現実を捨てて得ないといけないもの。夢は不安定だ。
どうして欲張りで生きてはいけないのか、生きてはいけないのか。
夢を見ていたい。せめてそう思うことだけは許してほしい。
「夢を見てたい」
夢を見てたい
ずっとずっと
この時間続けばいいのに
凭れ掛かる肩が
今 横にある現実
まるで嘘みたい
ずっと思ってた
密かに思ってた
言えなかった
自分の思いなんて
言えなかった
揺れる心を
どう抑えたらいいのか
日々考えていたくらいね
好きとか愛してるの言葉じゃ
もう足りなかった
貴方を思う気持ちは
足りなかった
夢を見てたい
貴方と過ごす時間
あの日貴方を
好きになった時から
2023年 6
夢を見ていたい。
揺籠に揺られて、やさしい世界の夢を
叶わない夢も願いも全てが叶う夢を。
見ていたい。
ずっと覚めない夢を見ていられたらいいのに。
心地良い微睡みに淡く包まれていたい。
いつかは覚めると知っているからこそ
少しでも長く夢を見ていたい。
朝になれば解けて消えてしまう。
儚い夢を少しでも長く見ていられたら…
【夢を見てたい】
微睡んだまま
ゆらゆら揺れる心地よさに身を委ねていたい
甘く綺麗な夢のなかにずっといたい
夢を見てたい
いくつになっても、どんな小さなことでも
夢を見られる余裕と遊び心を持っていたい
夢を見ていたいんだ。
現実で見られない幸せを、
夢で見られるから。
現実で幸せを見るなんて戯言を、
繰り返しては苦しんで、
できない息を、一生懸命にして、
一日を、必死に生きて。
また眠りについて、夢を見て。
期待されない私に、
誰かの1番になれない私に、
こんな現実来るわけないのにと嘆いて。
夢に溺れるがオチ。
宝くじで7億円当てて庭とプール付きの家を買って犬を飼って一緒に遊ぶ夢を見たい
『夢を見てたい』ことは
それはもう数え切れないほど思ってきた
しかし、夢は進まない
夢は見る者の歩みを止めてしまう
繰り返しほど
面白みの欠けらも無いものは珍しい
進歩の代表格であるヒトと
停滞の代表格であるユメは
軽い対義語だ、と思いながら
睡眠薬を服用する
日曜日の夜だった
『少女は揺らめき羊を探す』
鳥のさえずりサラウンド 夢は表も裏も無い両面コインだ ざわめく空に木通をみたよ 季節風が報せる
天気予報で荒んだ雨の行末を知る 羊を探せ
そんな誰かの呟きで 少しばかりの旅に出る
2023/1/13
「夢をみてたい追いかけたい。いくつになっても少年の心を失わあだだだだ!!」彼の台詞を最後まで聞かずにアイアンクローをかました。「そうね-。夢は大事よね一。現実を見据えつつの夢ならね。」そう言いつつ更に手に力を入れて追い打ちをかける。「なら別に良い「給料全額宝くじにぶっ込むやつがあるかあああああっっ!!!」叫びながら私は全力で彼を宙づりにした。
『夢を見てみたい』
海賊王になって。
ヒーローになって。
タイムリープで大切な人を救って。
巨人を駆逐して。
鬼を滅して。
先生を殺して。
そんな"夢"を、この目で見るために。
あとすこし夢を見てたいと望んでも
「ママ」って声が母へと戻す
小説を書いている時、ワタシは主人公と重なり恋に落ちる。不器用で臆病な恋の心情やふたりのくすぐったい描写を綴っていくたびに、心がそわりと揺れ動き満たされていく。このまま夢を見てたいと指を滑らせた手前、「ママー」て声に現実へ戻された。さて、今誰よりも恋してる我が子の元へ行かないと。
夢を見てたい
ピーターパンのように
夢の中で自由に飛び回りたい…
夜はヒミツのじかん
わたしだけ…
いえ…
あなたとわたし
ピーターパンに
なって…
ダンスを踊るの…
夢みたい…