『夢と現実』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢と現実
夢をみて、現実をみて、
上がったり下がったり、影響されたり、
面白いものだと思う。
「夢と現実」
夢の中の私は
とても素敵な女の子で
夢の中のあなたは
いつだって私を愛してくれるのに
夢と現実、それを結びつくのは結局 自分の行動次第。
いくら夢を語ろうとも、叶えるためにはまず自分が変わろうとしなければ、いつまで経っても叶うことはない。
頭では分かってはいても、体が動かない。
それは言い訳になるのだろうか。
現実とは厳しいとは思いつつ、そうさせているのも、また自分なのではないだろうか。
情熱が欲しい。衝動が欲しい。居ても立っても居られないほどの強い想いがあるなら。
今の私にはそれほどの気持ちが湧き上がってこない。
小さい頃
夢があるのが当たり前だった
夢がないっていう子の話が
分からなかった
今になって分かる
夢がない
よく物語で「夢のパワーはすごいんだ!」
みたいな台詞を聞く
どんな小さな夢であっても
あるのとないのでは
こんなにも違うものか
なんて虚しいのだ、寂しいのだ
そしてこんなにも夢を持つ人が
眩しくて妬ましいのか
『夢と現実』
長く続く闘病に、疲弊していく両親に、
僕の生きる価値はなにかと、問いかける。
僕の存在が重くのしかかる両親にそれを問うたとき、なにも答えないことこそがその答えだと、あの日僕は知った。
そしてその日から、僕は夢の中に閉じこもった。
夢の中では僕は何でもできた。走ることも、大声で笑うことも、学校に通うことも、友だちを作ることも。
抑圧された感情を解き放ち、自由に、思いのままに、ただ在ることだけが許される。
そんな夢と現実ならば、選ぶ必要などないでしょう。
深く、深く、眠って。
二度と目覚めることがないように。
僕は、僕として必要とされる夢の中で生きていたい。
だからどうか僕を諦めて。
身体に繋ぐ生命維持装置なんていらない。
僕という枷を外して、どうか穏やかに過してほしい。
手を握られる優しさに、涙を流す温かさに、
決意が揺らいで戻りたくなってしまうその前に、
もっと眠りの深みに落ちていこう…。
【夢と現実】
夢と現実
夢の世界は、ワクワクする。どんなことでも出来るし、何にでもなれる。一方、現実の私は、ただ毎日をやり過ごす冷めた学生に過ぎない。冒険せず現実的に生きてきた。それが正解だと思い....。
でもホントにそうだろうか?と最近思う。
私の冷めた心はとけ始めてしまったようだ。現実は厳しい、それでも胸の高鳴る方へ進みたい。
『わたしよ、命を燃やせ』
-夢と現実-
夢を見ることって 現実でしょ?
なぜ 分けようとするの?
夢みることはあっても、現実をないがしろにするようなことはしない。
結局、夢は夢なのだ。現実はそれよりも厳しい。
それなのに、最近とても夢をみている。
愛する人と子供たちがいる。
その人は私に微笑んでこう言った。
「ありがとう、今すごく幸せよ」
実際はこんな言葉をかけられたことはない。
それどころか彼女はもういない。
いつか思い描いた自分の夢を、寝ているときの夢としてみるなんて。
私はまだあの人を忘れないでいる。
夢と現実
『みんなは、大人になったら何になりたいですか?』
懐かしい夢を見た。
小学生の頃、道徳の授業で『将来の夢』に関する内容の授業だった。
担任の先生の名前は忘れたけど、授業の内容だけは鮮明に覚えている。
担任から『大人になったら何になりたい』という質問が投げられた。
夢に出てきた懐かしいクラスメイト達は、楽しげに将来の夢を語っていた。
飛行機のパイロットになりたい人。保育園の先生になりたい人。声優になりたい人。漫画家になりたい人。
警察官になりたい人。
みんなキラキラとした目で夢を言う。
担任が手を挙げていない自分へ問いかけた。
『ーーさんは、どんな大人になりたいですか?』
注目が自分へ向けられる。
自分は……。
* * *
目覚ましのアラームがうるさく鳴り響く。乱暴に目覚ましを止める。スマホで時間を見ると、朝の七時を迎えていた。
重たい体を起こして、ベッドから降りる。
懐かしい夢を見ていた気がするが思い出せなかった。
クローゼットからスーツを取り出して着る。
昨日の夜、仕上げた書類をカバンに入れた。適当な朝ごはんを食べて、会社へと向かった。
空は重たい雲が広がっていた。今にも雨が降り出しそうな空模様だった。
* * *
「ーーさんは、どんな大人になりたいですか?」
先生が僕へ質問をしてきた。
僕は自信満々に答えた。
「大きくなったらパン屋さんになるんだ!」
そう、自信満々に答えた。
夢と現実
あ、これ夢だ。コイツ夢でも楽しそうだな、押し入れでトランポリン。
3人目の視点で見えてるのおかしいし。コイツいつもジャージなのにスーツなのおかしいし。まず押し入れでトランポリンできないだろ。
あ、これもう起きるな。
あ、現実だ。起きれない、身体が重い。
涙で霞んで、瞼が重くなって、布団にくるまった。
アイツ今頃何してんのかな、夢では楽しそうにしてたのに。
アイツはもう戻って来ないんだ。
アイツの親から貰ったジャージは押し入れにいれた。
戻って来いよ…なんで先に逝ったんだよ。
夢と現実は本当に違う。
大人になるにつれてそれがよく分かるようになった。
あの職業は外から見たら遊んでいるだけで楽そうに
見えるかもしれないけど。悩みとか難しい仕事とか
ないように見えるけどそんなわけないんだ……
私が就職したところはとても優しい場所だった。
でもやっぱりあの仕事は死と生が隣り合わせに
なっている仕事なんだと痛いほどよく分かった……
毎日しっかり見てはいるけど何が起こるかわからない。
何を求めているのかがわからない……
こんなはずじゃなかったのに
描いてた夢はこんなんじゃなかったのに……
そう思っても仕方がない。
もうとうに限界に来ていたんだ……
しんどくて辛くていけなくなった。
ただ自分の精神が弱いだけなのかもしれないけど…
それでも現実と向き合わないといけないんだ。
だから私は
努力して頑張って
"夢を現実に"
した人は凄いなって思うんだ…
夢を追いかけている
君はとても素敵だなと感じる
未来について語る想いも熱い
一生懸命で
やりたい事が沢山あって
一日が24時間では
足りないと言う
君は一年前より
歴然として成長している
前進してるよ
やりたい事ができてないとか…
努力が足りないとか…
サボり癖を直したいとか…
理想と現実のギャップに
ため息をついている
私がいつでも言ってあげる
何度でも何度でも
大丈夫夢に向かって進んでる
夢と現実は着実に近づいてるよ
だから今を大切にしてね
ワクワクを無くさないでね
今を楽しんで生きてね
[ #35. 夢と現実 ]
「ねえねえ、今日もおはなしきかせてくれる?」
ぼくは、このお姉さんのお話が大好きだ。
知らないことを、たくさん知っている、すごい人。
「わたしも!わたしもききたい!」
「……」
この子達はお隣に住んでいる姉弟だ。元気な姉と内気な弟。姉の方はぼくより少し背が低く、小さい。まだ6つくらいだと思う。そしてぼくは7つ。弟の方は…知らない。
今日もお姉さんのお話を聞きに来たようだ。
「ええ、構いませんよ。ただその前にひとつ。
……皆さん、もう今日のやるべき事は、終えられましたか?」
「うっ、えっとね、お夕飯食べたでしょ、はみがきもしたし、お洋服もきがえた!」
指折り数えつつ、やるべき事、にあてはまりそうなものを考える。たぶん、大丈夫。
もしも忘れちゃっていたら、お母さんとかがお話の途中でもしなさいって言って、怒られるから。
……それで聴き逃した事があって、それからは気をつけている。
「わ、わたしね!弟のお手伝いもした!」
「……お姉ちゃん、またきくの?」
「何回でも聞きたいの!」「ふぅん……」
「ふふっ、ありがとう。……なら貴方たちは大丈夫ですね?」
「うん!」「もちろん!!」「…うん」
「じゃあ、もう少し待って、他の子も揃ったら始めましょうか」
「この世界では、この星はたくさんのお水があるの。
それこそ、何回すくってもどれだけ沢山飲んでも、無くならないくらいよ」
そうなんだ、と思いつつ静かに聞く。
お話を聞く時は、決まってぼくたち皆は床に座っていて、お姉さんはボードに絵で描いたりしながらお話をしてくれる。
「これはガスで出来た星。他にもあるんだけれど、この星は特徴的な形で……」
今日の集まった人は少ないかも。きっともうすぐ、祭りの日だからだろう。手伝わされている子もいるだろうし、普段は大人だって何人かは聞きに来るのに、今日は誰もいない。
本当に、知らない世界のお話は何回聞いたって面白い。
お姉さんのお話がうまいから、毎回想像してしまうんだ。
そうして皆が静かにお姉さんのお話を聞いている時に、突然それはやってきた。
「あなた。またこんな所で変なこと話してたのね?
また変なこと言っているんでしょう!
子供たちによくもわからない空想話なんて教えてないでちょうだい!」
この人はお姉さんのお母さん。
こうして時々、ぼくらのお話会に邪魔してくるんだ。
だから定期的に場所を変えているんだけれど、やっぱり子供のぼくたちに遠慮して、お姉さんはあまり遠くに動こうとしない。
だから見つかってしまったんだろう。
いつもなら、お説教の嵐を巻き起こして、去っていくんだけれど。その日は違った。
「はぁ…もういい加減にしてよ!私が厄介者のように扱われるのは貴方のせい!!もうこんな事させないから!
ほらこっち来なさい!」
お姉さんを、連れていこうとしたんだ。
みんなびっくりしていたけれど、果敢に引き止めた。
でも、所詮は子供の力。十数人集まったところで、敵わない。
当たり前だが、お姉さんは連れていかれてしまった。
果たしてどんな折檻を受けたのか、想像もつかない。
お姉さんは終始、静かだった。何を考えているのか分からない顔をしていた。いや、何も考えてなんていなかったのかもしれない。
それ以降、お姉さんもそのお母さんも、もう町で見ることは無かった。
だから僕は、学者になった。
なるために、あの田舎の町を出た。
大きくなってからあの町の異様さを理解した気がする。
生まれたのは都会の方だったし、しばらくそっちで暮らしていたから町全体に対する違和感はあったけれど、子供のぼくには上手く言語化することも出来なかった。
今なら、お姉さんの夢みたいな話も、証明していける。
その力が今の僕にはある。
お姉さんの話を空想だ、夢だと信じない人たちに、伝えられる。
今日は公の発表の場だ。テレビも居るし記者もいる。
緊張はするけれど、大丈夫。
話す内容なんてほとんどあの頃に何十回と聞いたものがベースなんだから。
「最近のロケット発射により回収された物質を研究した結果、この星は全体がガスで出来ており__」
ねえお姉さん。何処にいるのか、生きているのかも分からないけれど見ているかな。
現実に、証拠を持って説明ができたよ。
あの頃、一緒に聞いていた姉弟はどうしているかな。
これを見たらお姉さんを、また思い出すかな。
夢でもいいから、また会えないかな。
知識のある今の僕と、またお話をして欲しい。
他にもたくさんのお話を聞いた。まだ1つ目。
これからもやることは沢山ある。頑張っていかなければ。
「夢と現実」2023/12/05
仕事が嫌すぎて、夜眠る前に、こうなったらいいなと夢を考える。
王様になって、民衆から慕われる。
さよなら満塁優勝ホームランを打つ。
超満員のドームでギターを鳴らす。
宇宙に飛んでいって、深淵を覗きに行く。
そんなことを夢見ながら眠る。
朝起きて、夢だとわかって、がっかりしても大丈夫。
また、夜は来るのだ。
夢と現実は紙一重と言いますが、実際私はそうだと感じます。何故か。それは、妻と付き合う正夢を見たからですよ。とても、とても嬉しく、暖かく、幸せでした。
理想と現実。
どちらも、重要だ。
だが、どちらか偏ると諸刃の剣となる。
我が主君たる、あの方は其の重要性をよく理解されている。
だから、あの方は策を練られる際に理想と現実の割合を重要視する。
そういえば、あの方に忠誠を誓ったのも、
理想と現実のバランスが取れた方だったからだ。
私には、理想像を描くことが出来ない。
だが、現実像を把握することは出来る。
其処をあの方に買われ、側近となった。
あの方の右腕たる、筆頭は理想像を描くことが出来る者だった。
筆頭が理想像を描き、私が現実像を把握し、あの方が調整する。
そして、筆頭の弟子と私の弟子が実行する。
これが私達の最善の進め方であり、やり方だった。
夢は好きな人と付き合えて、推しのライブに行けて、推しのグッズめちゃくちゃ買って、スタジオ借りて推しの誕生祭やって、握手会も行く。
現実は好きな人なんて全然振り向いてくれなくて、推しのライブは東京なん行けるわけないだろ、誕生祭グッズアクスタ2000円は高いわ。借りれるスタジオなんかない、グッズなんか高すぎて買えんわ。洋服なんか出してなくていいからもっといいビジュにしろ。そもそも握手会なんかやってない。あったとしてもお話会。10秒6000円。
ぼったくり疑うレベルで高い。みんなの推しはこれぐらい普通?誰が行くん?だったら金貯めて漫画買うわ。夢と現実なんてこんなもんよ。
夢と現実
あまり不思議体験はしない方だが、
子どもの頃不思議な夢を見た。
授業で使うプリントを紛失してしまい、
涙目で必死に探した。
だが、結局見つからず、
失意のまま眠りについた。
その夜、夢の中で、
机と壁の隙間に探していたプリントが
落ちていて、見つけて喜ぶ夢を見た。
朝、目が覚めて、
もしかしたら…?
と思って夢と同じ場所を見てみた。
そうしたら、なんと夢と同じ場所にプリントが
落ちていたのだ…!
安堵と興奮とで、
家族に話したのだが、
良かったねとは言ってくれたものの、
私の高揚した気持ちは、
分かち合っては貰えなかった。
ただ、大人になって、事の顛末をきちんと
話すと、そこそこ驚いてはくれたけどね。
この間、娘は感嘆した様子で聞いてくれたっけ。
あれほど夢と現実がリンクした体験は、
後にも先にも1度きりだったなぁ。
先は分からないか。また見るかもしれないよね。
ただ、起きた瞬間忘れるんだよね。
大概の夢は。
paki
あのゆめで筆を折ったイアンは忘れたころに雪になる?
優しい色の夢で目覚めると
絶望がより鮮明な朝になる
太陽が煩わしい
夜に逃げ込む
繰り返す
永遠の眠りだけが
唯一の救いだとわかっていく
やり過ごすには
人生はあまりにも長すぎるから
今夜も優しい夢を見よう
『夢と現実』2023/12/0516