『夢と現実』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
仕事が嫌すぎて、夜眠る前に、こうなったらいいなと夢を考える。
王様になって、民衆から慕われる。
さよなら満塁優勝ホームランを打つ。
超満員のドームでギターを鳴らす。
宇宙に飛んでいって、深淵を覗きに行く。
そんなことを夢見ながら眠る。
朝起きて、夢だとわかって、がっかりしても大丈夫。
また、夜は来るのだ。
夢と現実は紙一重と言いますが、実際私はそうだと感じます。何故か。それは、妻と付き合う正夢を見たからですよ。とても、とても嬉しく、暖かく、幸せでした。
理想と現実。
どちらも、重要だ。
だが、どちらか偏ると諸刃の剣となる。
我が主君たる、あの方は其の重要性をよく理解されている。
だから、あの方は策を練られる際に理想と現実の割合を重要視する。
そういえば、あの方に忠誠を誓ったのも、
理想と現実のバランスが取れた方だったからだ。
私には、理想像を描くことが出来ない。
だが、現実像を把握することは出来る。
其処をあの方に買われ、側近となった。
あの方の右腕たる、筆頭は理想像を描くことが出来る者だった。
筆頭が理想像を描き、私が現実像を把握し、あの方が調整する。
そして、筆頭の弟子と私の弟子が実行する。
これが私達の最善の進め方であり、やり方だった。
夢は好きな人と付き合えて、推しのライブに行けて、推しのグッズめちゃくちゃ買って、スタジオ借りて推しの誕生祭やって、握手会も行く。
現実は好きな人なんて全然振り向いてくれなくて、推しのライブは東京なん行けるわけないだろ、誕生祭グッズアクスタ2000円は高いわ。借りれるスタジオなんかない、グッズなんか高すぎて買えんわ。洋服なんか出してなくていいからもっといいビジュにしろ。そもそも握手会なんかやってない。あったとしてもお話会。10秒6000円。
ぼったくり疑うレベルで高い。みんなの推しはこれぐらい普通?誰が行くん?だったら金貯めて漫画買うわ。夢と現実なんてこんなもんよ。
夢と現実
あまり不思議体験はしない方だが、
子どもの頃不思議な夢を見た。
授業で使うプリントを紛失してしまい、
涙目で必死に探した。
だが、結局見つからず、
失意のまま眠りについた。
その夜、夢の中で、
机と壁の隙間に探していたプリントが
落ちていて、見つけて喜ぶ夢を見た。
朝、目が覚めて、
もしかしたら…?
と思って夢と同じ場所を見てみた。
そうしたら、なんと夢と同じ場所にプリントが
落ちていたのだ…!
安堵と興奮とで、
家族に話したのだが、
良かったねとは言ってくれたものの、
私の高揚した気持ちは、
分かち合っては貰えなかった。
ただ、大人になって、事の顛末をきちんと
話すと、そこそこ驚いてはくれたけどね。
この間、娘は感嘆した様子で聞いてくれたっけ。
あれほど夢と現実がリンクした体験は、
後にも先にも1度きりだったなぁ。
先は分からないか。また見るかもしれないよね。
ただ、起きた瞬間忘れるんだよね。
大概の夢は。
paki
あのゆめで筆を折ったイアンは忘れたころに雪になる?
優しい色の夢で目覚めると
絶望がより鮮明な朝になる
太陽が煩わしい
夜に逃げ込む
繰り返す
永遠の眠りだけが
唯一の救いだとわかっていく
やり過ごすには
人生はあまりにも長すぎるから
今夜も優しい夢を見よう
『夢と現実』2023/12/0516
『夢と現実』
夢と現実の2つの世界で私は生きている。夢の中の私は、人気者だ。しかし、現実の私は、チヤホヤされない暗い人間だ。最近、夢と現実のギャップに悩んでいる。どこで、間違えたのだろうか。そんなことを思っても10代の私は、終わってしまう。あと数十分もすれば20代に入ってしまう。そんなこんなでも私は、流れるような人生を生き続けないと行けないのだろう。
まずは、課題を片付けなくちゃ。
「推し」とは友達にはなれないし一緒に暮らせないし付き合えないし結婚できません。
自分の存在も一切知られません。
でもやっぱ「推し」っていいんだよね〜
いつも夢見せてくれてありがとう。
現実を侵食する夢。
夢を捕食する現実。
恐ろしいくらい厳格さ。
神々しいくらいの悍ましさ。
それらをもって互いを食い荒らし引きちぎっている。
私たちはそんな狭間で立ち往生をしているに過ぎない。どちらかに大きく偏ることを恐れながら魅了されていた。
身を委ねたいと願いながら嫌悪していた。
今日も我々の足元で蠢いている、夢と現実。
夢と現実
夢と現実の境は、今はきちんと認識している。
僕の頭はこれまでになく冴えている。
あなたから離れたおかげだ。
皮肉にもあなたが僕を陥れたことで、暫くあなたという有毒な煙を吸い込まずに済んだ。
何度あなたと決別しようと思ったかわからない。
その度に思いとどまってきた。
あなたをもっと、知りたかった。
あなたが僕に差し伸べる腕は地獄への扉だと知っていても。
次は失敗しない。
今度こそ僕の手で、終わりにする。
僕しか真実を知らないのだから。
僕が間違っているのか、この世界が間違っているのか。
どちらも同じことだとわかっていた。
私は3歳の時
猫を飼い始めた
このことがきっかけで
動物が大好きになった。
そして、志村どうぶつ園をよく見てた
たまにやる保護する活動を見た時
私も動物を保護したいって思った
これが私の夢の始まりだった。
この時は保護活動という形で
仕事をしたいって思ってよく調べてた。
中学に入った時は
保護から絶滅危惧種の保護をしたいという
夢に変わった。
私は中学から有名な自然や動物・農業に
関わりがあるの大学に行きたくて
勉強を頑張っていた。
高校に入るとその大学は
簡単には行けないということが
痛いほどわかった。
これが現実かって思ったよ。
高校に入ってからは
勉強に疲れた。
やる気が起きなかった。
親は過度に期待していたもんだから
私を見るとがっかりしているように
思えた。
中学の頃頑張れたのは
自分というのが明確で
やりたいことも明確で
1番は親に認められたかった。
褒められたかった。という
欲求だったんだ。
有名な大学は諦めてもいい。
でも、自分のなりたいもの
自分自身に諦めては行けない。
思うようなことじゃなくたって
挫けそうでもうどうでもいいと思う現実だけど
夢を追う私は
負けず嫌いで諦めることなんてできない
これまで頑張ってきた自分という過去が
可哀想だと思うんだ。
だから
私は前へ進む
また親に認められたい
過去の自分に認められたい
私は
夢を諦めたくない
私は
いつかきっと
絶滅危惧種を保護する仕事をするんだ。
「夢と現実」
夢を見る頃はもう過ぎた。
そろそろ現実にしていかなきゃ、
寿命の方が先に来そうだ。
さて、どうするよ?
積み重ねなんてありゃしない。
ただ妄想をのべつまくなし
撒き散らしていただげだ。
さてホントにどうしたものか。
現実に押し潰されそうになりながら
また夢の世界へと逃亡する。
悪循環をくりかえし
夢と現実の狭間でのたうちながら
寿命が来たならそれもまたよし。
夢は夢のまんまだと早く気づかないと辛い
【夢と現実】
ゴミ溜めに思えた日々の中に星が一つ落ちていたとしたら
『夢と現実』
夢と現実は大半が比例しないものだ。
夢は理想であり
目標であり
描くものである
しかし叶えたいと願うものでもある。
反して現実は
そう上手くはいかないことの方が多い。
現実を生きる私たちは
夢を追い現実にするために
試行錯誤し努力する。
私はその生き方が嫌いじゃない。
だってどちらも私の人生であり、タダじゃないか!
楽しもう今を。描こう未来を。
黄金色の蝶が、顔のまわりを舞っている。
辺りには芳しい香気が満ちていた。不思議な話だが、それはひらひらと舞う蝶の翅から、絶え間なく漂ってくる。少なくとも彼等には、そうであると感じられた。
吸うたびに頭がくらりとするほど甘い、幸せな匂いだと。
『… 改めて見ても、醜いねえ。』
『お前の顔だよ。』
忍者の言葉に、びしっと裏拳を見せて農夫が返す。同じ体格に同じ顔。双子と見紛うには彼等は些か異質だった。顔から脚まで這う傷跡と、そこに巻かれた包帯まで全てが同じで、どうにも別人と断ずることはできない。
どうして畑仕事なんかと問う忍者に、城が落ちてねと農夫が返す。忍者から走るビリリと激しい怒気を受け、農夫は笑いながら、お前が私とは違うことを願っているよ、と言った。
…悲しい笑みだった。忍者はふっと息をつき、目を伏せて呟く。もしそうなれば、あの娘(こ)とも永遠の別れだ、と。
『… いや? この夏、妻に迎えたよ。』
農夫の言葉に忍者は目を見開いて、嘘っ!と叫んだ。農夫はあっはっは!と声を上げ、どこか得意げに笑っている。
『… ま、お互い楽しくやるさ。』
どちらのものとも判らないそんな言葉を交わして、互いに霞みゆく自分の影法師を見送った。…甘い匂い。黄金色の蝶へゆるりと手を差し伸べる。そこに絹糸が絡んだかと思うと、最愛の女(ひと)の胸の中で目覚めたところだった。
これじゃ芳しいわけだ。でも彼女の肩は、布団からはみ出てしまっている。お前、冷えたらいけないよ…
ほやほやとしながら、できるだけ優しく、自分の胸へ彼女を収めた。ああ、とわにこうしていられたら。
『未来の夢を見た… いや、過去かな? … まあいいか。』
柔らかい。暖かい。良い匂い。
愛おしい何かがくっついて、微睡みながらうふふ、と微笑っている。
【夢と現実】
夢があるの、私
幸せになりたいな
夢があるの、私
気ままに生きるんだ
夢があるの、私
あの子になりたいな
夢があるの、私
あなたに話したい
夢があったの、私
今はもう夢じゃない
夢があったの、私
叶えてしまった願い
夢ができたの、私
あなたに会いたいな
現実見えたの、私
そっちに行けないな
曖昧な時間の中
君を想い希望を膨らませる
幸せの色を見つける
余裕がない時間の中では
幸せがわからなくなって
心が曇っていく
この気持ちを晴らしてくれるのは
あなたがくれた言葉があるから
どんな世界でも
あなたのいる所へ
行きたい
「夢と現実」
わらわらと、群がる、笑笑と
ぷすりぷすりと、氷のつぶてがわたしを貫く
穴の空いた心、静かに凍ってゆく、こころ
ゆっくり固まり埋まってゆく、いつしかガラス細工の綺麗な心
ぱちん
目の前でシャボン玉が割れた
うららかな日差し、午後
ふぅっと、石鹸を吹く君
にこにこと、駆け寄る、わらわらと
『夢と現実』