『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きちんと殺しておこう。
景色のいい場所に埋めて、周りには花を植えよう。
白い綺麗な石に、思い出の言葉を刻んでおこう。
そうして目を覚まそう。
この恋はおしまい。
あなたに見ていた夢は、おしまい。
#夢が醒める前に
「これは夢だ」
夢の中で考え、動く術を身につけた私は、悪夢を見たとしても、飛び起きることなく困難を突破することが出来る。
ゾンビにまみれた夢を見た時も、こちらは銃を持ちゾンビたちを蹂躙し、過去の嫌な思い出を凝縮した夢だって、嫌いな奴らを殴り、スカッとしながら夢から覚めるのを待っていた。
だからこそ、幸せな夢を見た時は好き勝手行動できる分、夢から覚めて欲しくないと思う。
大好きだった人と出かける夢、好きな食べ物を食べまくる夢、好きなキャラクターたちに出会える夢。
こういう夢を見ると、夢から覚めたくないと思う。永遠に寝ていてもいいくらいには、あまり現実に未練がなかった。
夢が覚める前に
『夢が醒める前に』
「現実が夢じゃないと、なぜわかるの?」
些細な疑問。
現実も誰かの夢かもしれない。
夢が醒める前に、わたしがわたしであることを確かめたい。
連れて行って
眠りの奥へ連れて行って
二度と苦しみが来ない世界に
これ以上の悲しみがない場所に
早く私を連れて行って
貴方のいる場所へ引きずり込んで
向こう側の存在に
こちらの存在が知れないうちに
この至福が終わってしまわぬうちに
夢から醒める前に
『夢が醒める前に』
こんなに嬉しい事は、もう無いかもしれない。
なぜなら今目の前にとっくに死んだはずの僕の唯一の友人がいたから。
「え?な、なんでお前が」
そして抱きつこうとしたが友人の体をすり抜けてしまった。
なぜ?目の前にいるのに…どうして?
そんなのとっくに分かりきっている。
これが夢だからだ。
「…夢の中くらい、良いじゃないか」
逢えて嬉しいのに…こんなのってないよ。
せめて、せめて…お願いだから…。
温もりを感じさせて、、、
いっそこれが夢だったらいいのに。そう考えながら、俺は辺りを見渡す。ガラス片に剣、若者たち。荒野に散乱しているのはそんな悍ましいものだった。人が着ている軍服は黒と深緑のものがあり、彼らの血と一緒に地面を暗く染めていた。
いつかは大人にならないといけない。夢から醒めるように、だんだんと変わっていくのかもしれない。
俺はそれが、たまらなく嫌だった。
「今、なんて言ったの」
「…………別れよう」
出会いはごく単純なものだった。
燻った塊同士の、乱癡気騒ぎ。
青い顔をして隅っこで縮こまった仔犬を、可愛いと思った。
酔わないから辛いんだよと差し出した、甘口の、楽園を冠するカクテル。一気に飲み干して、噎せていた。
今同じ場所で。
もうあなたの顔は青くない。
ああ、そうか。
あなたはもう、目が覚めてしまったのね。
「じゃあね。……風邪、引かないで」
中途半端で、その場限りのやさしさを求めていたのはあなただけじゃなかった。
伝えたことは、無かったけど。
あの日差し出した楽園が、今はこの手の中。
朝が来るまでは、どうかまだ。
「夢が醒める前に」
夢が醒める前に
わたしは、血圧が低くて目覚めるまでの時間がとても長くかかります。うつらうつらと淡い夢見ながらのあの時間です。
そんな夢は、とても可笑しな夢だったりします。いつもは寡黙な人がおしゃべりしてたり、姑が友達だったり。
そんな、夢が醒める前のあの世界は、一瞬だけど素敵な時間。
わたしあの瞬間に、あなたは大丈夫と言って貰いたい。誰からでもない、わたしの深層心理かもしれない、あの瞬間あの時間に。
そしたら、少しは自信が持てそうです。
夢が醒める前に存分に楽しんじゃおうぜ
どうせすぐに醒めて朝は始まるんだ
夢の中の、時の流れは速い
夢の内容は自分で選べないけど、見られた夢の世界を満喫しちゃおう
そうまるで、選べない性分をもってして生まれ制御できない境遇のなかで懸命に生きる
私たちの人生のように
完
夢が醒める前に
手が届かない
すぐそばにいるのに
こんなにも
あなたのことが、
目が開く
1日が始まる
信じていた。憧れの場所だったはずなのに。こんなにつまらなく、楽しくない場所だとは知らなかった。どうすればいいのかも、何をすればいいのかも分からないまま、途方に暮れている。
熱意もやる気も失って、抜け殻のようにさまよう日々。それでも僕はこの世界に留まり続け、何かが変わることを願い、祈り、もがく。
せめてあの時信じてた夢くらいは、どうか信じさせて。
__胡蝶の夢。
そんな言葉が頭をよぎった。
今、自分の体は本当にあるのか、
それとももうとっくの昔に朽ち果て魂だけになっているのか。
あるいはこれが夢で、現実の俺は病院の無機質な白いベッドに横たわり、眠りで重い瞼を閉じているかもしれない。
__胡蝶の夢。
指の爪の先からはらはらと、蝶が飛び立つ。
自らの体が解けていくのである。
儚く、まるで桜の花弁が風に吹かれて散っていく様に。
あぁ、こんなこと、現実では有り得ない!
しかし、今此処にある俺の視覚・聴覚・その他諸々の六感は、本当に夢なのだろうか?
__胡蝶の夢。
夢は、現実の俺が作り出した願望であると聞いた。
では、俺は「日常」と「非日常」、どちらを望んでいるのだろうか?
__胡蝶の夢。
なんと鬱くしく、美しい響きだろうか。
永遠にその世界に揺蕩っていたくなるような、
水面を漂っているような感覚である。
浮いて、沈んで、また浮いて。
__胡蝶の夢。
起きて、夢から醒めて、今日も現実に失望する。
日常は何ら変わりはしない。
ただ鬱々と、粛々と、拙い言葉で俺はこれを綴るのだ。
__胡蝶の夢?
夢が醒める前に、よぉくお考えなさいね?
夢が醒める前に
夢が醒める前に、
あなたと手を繋ぎたい。
体温も感じることができるのかが知りたい。
それだけ。
貴方を想う
長い
長い夜
貴方が恋しい
愛する
貴方の手を握り
愛おしい
貴方の横で眠る
あの日の
幸せ想うと
切なくて
どうか
夢が醒める前に
もう一度
抱きしめたい
終わらないでほしい どうか
この熱狂が
響き渡る歓声が
万雷の拍手が
お前には聞こえているか
これが
醒めない夢だと どうか気付いて
(夢が醒める前に)
夢が醒める前に、きちんと心構えをしておこう。
あの人は、もう隣にはいませんよ、と。
目が覚めたら、いつもの生活が待っていますよ、
と。
夢の中で、顔が見れて、懐かしいと思う。
それは未練ではなく、思い出を懐かしんでいる。
だから大丈夫。
目が覚めたら、またいつもの生活に、きちんと
戻っていこう。
「夢が醒める前に」
テーマ“夢が醒める前に”
ああ、コレは夢だ。
そう思った。
何処までも何処までも沈んでいく。
色のない、音のない、匂いのない、温度もない
多分水の中。
多分海の中。
もがく事もせずに、ただ沈んでいく。
浮かび上がる努力はしない。
浮かび上がると息苦しくて
このまま沈んで行くほうが楽だと知っているから。
『…げるな!…が…けるから』
何か声がする気がする。
誰の声かは分からない。
突然目の前に手が現れた。
グッと腕を掴まれた気がして、ふっと楽になる。
浮かび上がったのに、息が出来る。
誰かに抱きしめられた気がして、思わず目から雫が零れた。
夢が醒める前に
『大丈夫。君は………』
誰かに何か言われた気がする。
目を覚ますと、どんな夢を見ていたか
覚えていない。
けれど、何かに誰かに救われた気がした。
暗い、暗い。水辺に天使が舞い降りた
天使ははしゃぎ、水遊びをする。誰もいない
暗い暗い水辺で、天使は踊ったり遊んだりピザを食べる
夢が醒める前にこれが自由、何をやってもいいが何をやっ
たらいいんだろ?起きてバァァっと汗をかいた。
夢が醒める前に
理想の夢を見てた
家族が生きていて
産まれたあったかい家も
正面の風景も当たり前かのように残っていて
明日の青さが保障された満天の星空を眺めては
木の焚べた周りでみんなでホットミルクを飲んでいる
知っている限り最初の天井の下で
目を覚まし、棚の上のカレンダーを確認すると
友達との予定で埋まっている
数年前の記憶なのか
何故かそれは異常に鮮明になっている
妹となったらしい子に
今日も声をかけられる
時切、その瞳に寂しそうな自分が映り
どこかなつかしく感じていた
夢が醒める前に
お花畑のように…
キラキラして楽しんで
いたいの…
あなたと一緒に…
わたしの心は…
つかれている
なんでもないふりして
笑っていても、心は
不安で不安で仕方ないの…
あなたの前では…
元気なふりして…
でも、
嘘がつけなくなって
きた…
ごめんね
でも
夢から醒めたくなかった…
ゆっくりゆっくり
休もう…
おやすみなさい