『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『夜明け』っていう映画の柳楽優弥が
もう演技ではなく、実在する人のようで
すごく良かった
『ディストラクション・ベイビーズ』の彼も
イカレてて最高だった
ぶっちゃけストーリーはイマイチなんだけど
柳楽優弥で持ってる感じ
#夜明け前
夜から朝に変わる空の色
とてもきれい
だけどせつなくて
朝が来てほしくない
そんな気がした
君はまだ寝ているだろうか
流星群を一緒に見たいと頼み
見える場所を探しながら
色んな場所を転々とした
港の近くの公園がよく見えた
不意に流れる流星群
他愛のない話をしながら
ずっと夜空を眺めていた
夜明け前の赤と青が混ざり合う空
いつの間にか星空は消えていて
薄明かりが差してきた
あまりの夜更かしに
顔を見合わせて苦笑いをした
そんな遠い日の思い出話
夜明け前
「さむいぃっ....。」
自動ドアが開いた瞬間、マフラーからはみ出た頬を冷たい空気が掠めていった。
彼女はカタカタと震えながら、かじかんだ指先でマフラーを更に引き上げ、顔を埋めた。ストールのマフラーはボリュームがあり、彼女の小さな顔を目元まで隠すには十分だった。
自転車の傍へ歩く彼女の後ろ姿は、黒い少し綿の入った長いアウターと、その下から伸びる黒いズボンと黒い作業靴、黒い手袋はアウターの袖口に隠され、長い髪がサラサラと風に流されている。マフラーと髪の少しの間から除く顔は色白、いや、白すぎる。ちょこちょこと固まったように震えながら歩く彼女はさながらペンギンだ。
自転車を震えながら解錠した彼女は、重そうなトートバッグを前籠に乗せ、目の前の大通りを見た。
向かいのスーパーも、お寿司屋さんも、隣のラーメン屋さんも電気は消え、信号も点滅している。人1人いないこの時間はどこか薄気味悪いが、彼女はこの時間に慣れすぎていた。
「....はやく寝ないと。」
呟いた彼女の口からは白い息が零れた。
再び顔をマフラーに埋めた彼女は自転車に乗り、帰路についた。
しかし、彼女は家のそばの公園で自転車を漕ぐ足を止めた。
薄暗い灯りの傍にある滑り台に登った彼女は、パタリと仰向けに倒れる。傍の時計が静かに、4:30を示していた。20歳の女の子が外にいていい時間ではない。
ふぅっと息を吐いた彼女は左の手袋を外して、頭の上に投げた。
さむいなぁ。と呟きながら、右手でマフラーを首元に押し戻し、左手で小さな巾着袋を取り出した。中からは小さな箱と、ライターが1つずつ。
少し上体を起こし、箱から白い棒を取り出し、右手でライターの火をつけた。
「っふぅ....。」
白い息にも似た大量の煙が彼女の口から溢れた。
「明日は....、8:00イン。8、7、6。6:00起き。あと、1時間半。」
煙を吸い込みながら彼女の口からはポツポツと感情の無い声が出る。
ちゃんと寝たのはいつだろうか、白い肌に黒い溝が目元にくっきりと浮かび上がっていた。
「臭いなぁ、この匂い嫌い。」
そう呟いたのは、5本目の短くなった白い棒を右手のポケットに入れた時だった。
ふらりと立ち上がった彼女は左の手袋をはめ直し、マフラーで口元を覆った。
身震いをしながら自転車を漕ぎ出した彼女の後ろ姿が小さくなった頃、時計は5:00を指し、鳥の声がどこからか聞こえていた。
どこからか現れたカラスは、彼女をぐるぐる回りながら見下ろし、ずっと付いて飛んで着いてきた。
彼女の背中がマンションの中に消えると、小さく、「かぁ....」と一声鳴いた。
「明けない夜はない。」
夜明け前は
そんな希望を
持たせてくれる。
明るくなっていく空は
本当に
きれいで、
心が 洗われる。
語彙が貧しくて、
そんな表現しかできないけど…。
朝一番に見る空の色が
好き!
目が覚めた午前4時13分
もう一度眠ろうにも目覚めが良すぎてしまって
寝るに寝れないので珈琲でも入れようと
君が置いていったコーヒーメーカーを起動させた
この味とともに迎える朝はいつぶりだろうか
読みかけの本を手に取り
ボクは朝を待つ
夜明け前
薄い膜を破ったようにパリッと音が聞こえた。
空を見上げると雲が流されて星がチラと見えている。
ぐんっと背伸びをするとなんだか朝が、怖くなってきて
心が小さくなっていく気がした。
潮の匂いが鼻腔をかすり、近くに海を感じた。
風が髪を靡かせて白い息がかほーっと漏れた。
そろそろ夜明けだ。
❧✡
夜明け前に家を出る。
日が昇る前、まだ夜の空気が残る街。
微睡む街を眺めながら、ゆっくり歩く。
歩調に合わせるように、ゆっくりと朝日が顔を出す。
街がそろそろ目覚める頃だ。
朝焼けの空を仰ぎ、今日という日に思いを馳せる。
今日も良い日になりますように。
じわじわと明るさを増す朝日に願掛けをすれば、
より一層眩しく輝いたように見えた。
鍵がない、
通帳が無い、
カードが無い、
泥棒が入った、
お金がない、
あるよ、大丈夫。
通帳を見せて納得して、
半日、翌日また繰り返す。
ご飯用意して5時間程出て帰ると
銀行に電話して喪失届け。
警察にも電話するところやった。
何にも言わんと持っている
あんたが悪い。
なんでもすぐに無くすから
大事なものはあずかってる
そんなんわたし生きて
いかれへんやんと母
左の口角を上げて、
上唇を舐めてから噛み
睨みつける表情
子供のころ、
学校に行きたく無いと言った朝、
ほほをひっぱたかれた時に
見た顔と同じ。
嫌なことばかりおもいだす。
好きだった母。
いつのまにか嫌いになって、
それでも好きなところは残ってるはず。
今はあの睨み顔しか
思いうかばない。
夜明けはくる?
夜明け前
目が覚めるのはたぶん
トイレに行きたいから
そういうお年頃なんですね
あと1時間寝られるなら
枕元に置いておいた水を2口程飲んで
ちょい寝します
眠れるときと眠れないときがあるけど
アラーム音にはちゃんと気づく
ホントえらいな自分
(休日は聞き逃すのにね)
夜明け前。
夜明け前に
2人で
イチャイチャしよう。
夢の中で。
2人で
ベットで
戯れよう。
詩(お題)
『夜明け前』
黒から紫に変わり
闇の蛾を蹴散らすように
白々と朝が手を広げる
画素の粗いテレビジョンから
おぎゃーと太陽が
高画質の景色に
一瞬にして、変えてしまう
夜明け前
それはそれは静かで
人も車も遠慮をしているようだ
夜明け前
まるでオマケみたいで
何かしている時間が得してる気分
夜明け前
そんな時間に書く小説が
私を恋に走らせる
【夜明け前】
静かだね。それに涼しい。この時間帯は素敵だ。ん?君は嫌いなんだ。大好きな夜時間に終わりを告げられるから、ね。陰気だねぇ。吸血鬼じゃあるまいし。さあ、時間は非情だよ。そろそろ夜が開ける。暗闇に恐怖する時間は終わりさ。
まだ、空には月が浮かんでいる。
綺麗な星も少し見える。
その反対側には、太陽がゆっくりと昇っている。
今日もまた一日が始まる。
“夜明け前”
夜明け前
あー今日もやってしまった。
何ということだ。
仕事が休みなのをいいことに、また夜更かしをしてしまった。
時計を見て愕然。
もうすぐ夜が明けるではないか。
今思えば、私は子どもの頃から夜更かしが好きだった。
深夜は私にとって心踊る特別なものだ。
町も人も、ペットでさえも寝静まり、自分だけがこの世に取り残されたような静謐。
そんな一種孤独で崇高な静けさの中、考えごとをしたり、時にノートに書き付けたりすることが私にとっての至福の時間なのである。
何もそこには大それた夢や野望があるわけではない。
むしろ身近なこと、その日ちょっと胸に留まったことや、常々気になってはいたが手付かずになっていたことなどに心を砕く。
それは人がゲームをしたり、動画を観たり、音楽を聴いたりすることに近い作業なのかもしれない。
思考すること。
そして、それを綴ること。
それこそが、私にとっての歓びだったり、楽しみだったり、癒しだったりするのだ。
答えなど求めてはいない。
元々、世の中の大抵のことは、答えなどあるのかどうかさえわからないようなものばかりなのだから。
今から寝たら、もうゴミ収集の時間には起きれないな。
出してしまうか。
そう思いベッドから起き上がる。
階下に降り、あらかじめまとめておいたゴミ袋を手に外に出る。
何気なく空を見上げると、ちょうど薄明(はくめい)の時刻と重なっていた。
オレンジ色、金色、紫色、紺色など、徐々に染まり方が変わる幻想的な空に立ち尽くし、我を忘れて見入ってしまう。
目の前には、とても現実とは思えないほどの恐ろしく美しい空が広がっている。
夜明け前、ほんの一瞬、タイミングが合ったこの時にだけ出会える佳景。
これこそが、実は夜更かしの更なる醍醐味だったりもする。
お題
夜明け前
#53「夜明け前」
夜明け前に、コウノトリは雲を育てていた
太陽の誕生だ。
そうして目を細める僕らは
大きく揺らいだ夏を、見通していた
嗚呼、あと3ヶ月もたったら
身を縮めて「寒いな」なんて
嘆いているのだろう
夜明け前に、コウノトリは雲を連れてきた
今日はきっと、空がきれいだ
#夜明け前
静けさを纏った夜
静止したはずのあらゆるものが
少しずつ輪郭を取り戻していく
夜が明けるのをじっと待つ
羽を広げて飛び立つその時
愛で満たされた身体は宙を舞う
《その目に映る色》
(刀剣乱舞/前田藤四郎)
まだ日が昇る前。辺りは暗いが、不思議と目が覚めてしまった。
同室の兄弟達は深い眠りについており、前田はそっと起き上がり部屋の外に出た。
「まだ誰も起きていない静かな本丸は特別感がありますね.....」
なんせ顕現数は100を超えた。
毎日が賑やかで仕方ない本丸なのだ。
賑やかな本丸の静かな時間。早起きしたからこそ味わえる空気と景色は格別だった。
暫く縁側で景色を眺めていると、徐々に空が明るくなってきた。
青くて暗い空の色が、段々と桃色と黄色が混じった色になる。
「確かこの色は、東雲色でしたっけ...」
前に秋田藤四郎が見せてくれた本に書いてあった事を思い出しながら、夜明け前の空の移ろいを瞳に写してゆく。
【FE風花雪月 ベレトス―夜明け前―】
瞬く星が朝日で消えるかと思われるよりも前、星がまだ自分であるという事を自覚して空に輝き、彼方が薄っすら明るいかと思われた頃、それは目覚めた。
5年も眠り続けた灰色の悪魔はその身を女神と共にしており、人間であるかどうかも危うくはあるが、果たさなければならない約束が彼にはあった。我が手で育てた愛すべき生徒との約束。5年後、千年祭の日に此処、ガルグ=マク大修道院で再会しようという約束。例え戦争の惨禍に見舞われていようとも関係無い。
まだ夜の方へ彼は歩き出す。
夜明けを求めて彼は戦うだろう。そして一人の男はこの世界を隔てる壁を壊し、フォドラの朝日を浴びるのだろう。
異国の地で育ち、自由と変革を齎さんとするクロードという名の男が―
私は夜空が好きだ
夜空は私の心を癒してくれる
辛いことがあってもまたがんばろうって
思えるから
夜明け前はね、暗かった空がだんだんと明るく
なっていくんだ〜
それにめっちゃきれいなんだよ
いつかだれかと眺めたいな〜