『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜明け前
目が覚めるのはたぶん
トイレに行きたいから
そういうお年頃なんですね
あと1時間寝られるなら
枕元に置いておいた水を2口程飲んで
ちょい寝します
眠れるときと眠れないときがあるけど
アラーム音にはちゃんと気づく
ホントえらいな自分
(休日は聞き逃すのにね)
夜明け前。
夜明け前に
2人で
イチャイチャしよう。
夢の中で。
2人で
ベットで
戯れよう。
詩(お題)
『夜明け前』
黒から紫に変わり
闇の蛾を蹴散らすように
白々と朝が手を広げる
画素の粗いテレビジョンから
おぎゃーと太陽が
高画質の景色に
一瞬にして、変えてしまう
夜明け前
それはそれは静かで
人も車も遠慮をしているようだ
夜明け前
まるでオマケみたいで
何かしている時間が得してる気分
夜明け前
そんな時間に書く小説が
私を恋に走らせる
【夜明け前】
静かだね。それに涼しい。この時間帯は素敵だ。ん?君は嫌いなんだ。大好きな夜時間に終わりを告げられるから、ね。陰気だねぇ。吸血鬼じゃあるまいし。さあ、時間は非情だよ。そろそろ夜が開ける。暗闇に恐怖する時間は終わりさ。
まだ、空には月が浮かんでいる。
綺麗な星も少し見える。
その反対側には、太陽がゆっくりと昇っている。
今日もまた一日が始まる。
“夜明け前”
夜明け前
あー今日もやってしまった。
何ということだ。
仕事が休みなのをいいことに、また夜更かしをしてしまった。
時計を見て愕然。
もうすぐ夜が明けるではないか。
今思えば、私は子どもの頃から夜更かしが好きだった。
深夜は私にとって心踊る特別なものだ。
町も人も、ペットでさえも寝静まり、自分だけがこの世に取り残されたような静謐。
そんな一種孤独で崇高な静けさの中、考えごとをしたり、時にノートに書き付けたりすることが私にとっての至福の時間なのである。
何もそこには大それた夢や野望があるわけではない。
むしろ身近なこと、その日ちょっと胸に留まったことや、常々気になってはいたが手付かずになっていたことなどに心を砕く。
それは人がゲームをしたり、動画を観たり、音楽を聴いたりすることに近い作業なのかもしれない。
思考すること。
そして、それを綴ること。
それこそが、私にとっての歓びだったり、楽しみだったり、癒しだったりするのだ。
答えなど求めてはいない。
元々、世の中の大抵のことは、答えなどあるのかどうかさえわからないようなものばかりなのだから。
今から寝たら、もうゴミ収集の時間には起きれないな。
出してしまうか。
そう思いベッドから起き上がる。
階下に降り、あらかじめまとめておいたゴミ袋を手に外に出る。
何気なく空を見上げると、ちょうど薄明(はくめい)の時刻と重なっていた。
オレンジ色、金色、紫色、紺色など、徐々に染まり方が変わる幻想的な空に立ち尽くし、我を忘れて見入ってしまう。
目の前には、とても現実とは思えないほどの恐ろしく美しい空が広がっている。
夜明け前、ほんの一瞬、タイミングが合ったこの時にだけ出会える佳景。
これこそが、実は夜更かしの更なる醍醐味だったりもする。
お題
夜明け前
#53「夜明け前」
夜明け前に、コウノトリは雲を育てていた
太陽の誕生だ。
そうして目を細める僕らは
大きく揺らいだ夏を、見通していた
嗚呼、あと3ヶ月もたったら
身を縮めて「寒いな」なんて
嘆いているのだろう
夜明け前に、コウノトリは雲を連れてきた
今日はきっと、空がきれいだ
#夜明け前
静けさを纏った夜
静止したはずのあらゆるものが
少しずつ輪郭を取り戻していく
夜が明けるのをじっと待つ
羽を広げて飛び立つその時
愛で満たされた身体は宙を舞う
《その目に映る色》
(刀剣乱舞/前田藤四郎)
まだ日が昇る前。辺りは暗いが、不思議と目が覚めてしまった。
同室の兄弟達は深い眠りについており、前田はそっと起き上がり部屋の外に出た。
「まだ誰も起きていない静かな本丸は特別感がありますね.....」
なんせ顕現数は100を超えた。
毎日が賑やかで仕方ない本丸なのだ。
賑やかな本丸の静かな時間。早起きしたからこそ味わえる空気と景色は格別だった。
暫く縁側で景色を眺めていると、徐々に空が明るくなってきた。
青くて暗い空の色が、段々と桃色と黄色が混じった色になる。
「確かこの色は、東雲色でしたっけ...」
前に秋田藤四郎が見せてくれた本に書いてあった事を思い出しながら、夜明け前の空の移ろいを瞳に写してゆく。
【FE風花雪月 ベレトス―夜明け前―】
瞬く星が朝日で消えるかと思われるよりも前、星がまだ自分であるという事を自覚して空に輝き、彼方が薄っすら明るいかと思われた頃、それは目覚めた。
5年も眠り続けた灰色の悪魔はその身を女神と共にしており、人間であるかどうかも危うくはあるが、果たさなければならない約束が彼にはあった。我が手で育てた愛すべき生徒との約束。5年後、千年祭の日に此処、ガルグ=マク大修道院で再会しようという約束。例え戦争の惨禍に見舞われていようとも関係無い。
まだ夜の方へ彼は歩き出す。
夜明けを求めて彼は戦うだろう。そして一人の男はこの世界を隔てる壁を壊し、フォドラの朝日を浴びるのだろう。
異国の地で育ち、自由と変革を齎さんとするクロードという名の男が―
私は夜空が好きだ
夜空は私の心を癒してくれる
辛いことがあってもまたがんばろうって
思えるから
夜明け前はね、暗かった空がだんだんと明るく
なっていくんだ〜
それにめっちゃきれいなんだよ
いつかだれかと眺めたいな〜
夜明け前
太陽に照らされて海がきらきらと光を反射している。
砂浜は透明の輝きを放っていて、綺麗な石がちらほら見える。とても美しい空気を沢山吸う。
そんなことを想像しつつ、
ベットで寝転がりながらスマホをいじる。
好きな歌を聴きながら、寝落ちしそうになる。
想像と現実って違うくて。
でも、夜明け前、
誰かが寝て、
誰かが起きて…
人それぞれの生活をしている。
現実ってのは、夜明け前にも変わらないものだね。
夜明け前になったら急に現実変わるわけじゃないし。
END
夕焼け前
明るいような暗いような
でもきれいだからそれが良い!
夜明け前、私は海にきていた。
この海は、恋のかなう海として有名な所で、夜明け前に肩まで水に浸かり、願いを唱えるというものである。
「どうか、海君と両思いになれますように」
すると、今まで静まっていた波が、急に騒ぎ始めた。
「えっ」
そのまま、私は波に呑み込まれ亡くなった。
ここでは、昔同じようにおまじないをしようとしたが、途中で波に呑み込まれ亡くなった。
恋が実らなかった彼女の霊が、恋が叶おうとしている女性を襲い仲間にしようとしているという。
ちなみに、男性がやってもなにも起こらないよ!
だから、恋のおまじないをするときは気をつけてね。
夜明け前ふと考えることがある
カーテンに照らされる夜明けの光が眩しくて
ふと目を閉じながら考えるのは
どうして人は夢を見るのだろうということ
寝ている時に見る夢でもいいし
将来の夢という意味でもいい
どうして人は夢を見て
どうして叶ったり敵わなかったりするそれに
一生懸命になれるのかと
夜が明けるのが怖いのは夢が覚めるのが嫌だからなんじゃないかな
夢を見て悪夢に魘されてまた夢を見て
そんなに一生懸命になるのは
きっと夢がある方が人は頑張れるからなんだよね
夢でも悪夢でも将来の目標でもいい
人は過去から未来に進むから
だからきっと夜明けを怖がりながらも
前に進もうとするんだろうな
朝はまだかまだかと待ち焦がれながら窓辺に立つ。
今日も、夜から逃げ出すように朝を追いかけている。地平線からほんのりと光が洩れる。嗚呼。
暗い場所は嫌いなの。蛾のように光を求めて、けれども、ここで、動けないまま。
夜明けを待っている。
テーマ「夜明け前」
新人に声をかける。
「顕現したばかりの身体では、人の生活とやらにまだ慣れないだろう」
ぼうっと月に近づく金星を見つめる新人君はたった今僕に気がついたというように肩を上げゆっくりと振り向いてまた金星に視線を移した
「まぁ」
とだけ呟いた彼は案外見た目に反して大人しい、ふうっと擽るような風が吹くと邪魔な前髪を耳にかけつつ彼の隣に座る。
「未来、可能性、想い、それと主の心。その他を混ぜて無銘の脇差しに神力を注いだら君ができた。その主の心、とやらが僕は気になるのだけど、なかなか興味深いね」
「お前…なんのつもりだ」
なかなか鋭いのも主譲りなのだろうか、ますます羨ましいなと少し伏せ目がちに思えばもう一度彼が口を開く。
「…オレらは要するにテスターって奴だ、きっと今に5分前の世界は崩壊する」
「哲学には疎いのだけれど」
「もうおせーってことだよ」
もうすぐ夜が開ける。宵の明星は太陽の光に隠れ初め彼の赤眼を照らす。眩しさに彼は目を細めるとそのまま僕に微笑みかける
「邪な気持ちは分かる、主はそういう奴だぜ。5分前の世界が大事なら今の主を俺らで攫っちまうか?明日また新しいテスターが来る」
それは聞いていない、どちらの言葉にも驚いて立ち上がると僕が何か言う前に窘めるよう手を前に出し静止するよう仕草をとった
何かを既に悟った彼の目は戦に出られない体とは思えない焔が宿るよう赤く赤く眩しい
「この本丸に来たからには皆まとめて主もお前も守ってやる、それが主の心だ。任せな」
つい笑ってしまう僕は、無性に嬉しくて新人の彼の頭を両手で撫で回してみる
「大口を叩いて、僕は文系だよ?考えがないわけは無い。でも…面白い子だね」
鶏が鳴いたら主を起こして、歯磨きをさせ朝の支度を終わらせる。後に、すぐ近侍の名を受けその未来を見据えた場所へ赴く、新しいテスターとやらを迎えに。新人君には相棒が必要だ。主を守るために、僕の相棒と同じように、ね
なんてそれは、別の話で。
夜明け前
日の出かな
日の出よりも前なら
徐々に明かりが強くなる
日の入りはみても
日の出は滅多にみないかもしれない
朝の色々をしてたら
気がつくと日が出てる
日の入りに月がいて
日の出にも月がいる
いつのまにかいなくなってる
日が出ても月がいたから
日の出に月がいると思ったんだけど
夜明け前の一時
月は何処かに隠れてる?
普段から探して見てないから
全然、わからない
気がつくと見上げるものだし
夜明け前
空の端が明るくなり始めた。
そろそろ夜明けだろう。
いつもは人の多い大通り、今は人気がない。
いつもとは違う雰囲気に訳もなく酔いしれる。
夜明けまでここでゆっくりしよう。
夜明け前
眠れずにむかえた夜明け
天井に向けて腕を伸ばす
ああ…そうか…
呼吸している…
安心していいのかな
微睡みながら独り言ちる
胸の傷は癒えないけれど
少しだけ眠りに落ちる