『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まどろみの中見上げた
堂々とした雲が青く染まり
これから来る夜明けを迎える準備をしている。
「夜明け前」
今日はあなたに会える。
ただ
それだけなのに、
いつもとは違う夜明け前の時間。
すべてが丁寧になる。
…………大好きみたい。あなたのこと……
夜明け前、決して私は目を開けない。
開けたらまた一日が始まるから…
また学校でいじめられるから…
もう、何もかもにうんざりした。
「この世界に生まれて来なければよかった」
そう思い私は自分の首を切った…
私は一生目覚めない夢の中で
ありもしない幸せを夢見てます
その夢はあなたを殺す夢です
夜明け前
夜明け前の夜でも朝でもないあの時間は好きだ。
あの時間は外にいても比較的人は少なくて
田舎は信号でさえもうまく機能してない時間だ。
あの時間に起きてるってことはその日も休みで。
学生時代の毎日はそれが楽しみだったな。
夜明け前
…夜が開ける瞬間って見た事ない
オールしていても
見たことがないなぁー
夜明け前でも
夜明け後でも
月が沈んだからって
太陽が昇ったからって
アラームがなるまでは
瞳を閉じたまま
夢の中なんだもんなぁ
自分を中心に
空の軸は動いているのかしら
……夜明け前、列車に乗ってどこか遠くに行ってしまおう。
僕は君の手を引くから、どうか迷わず付いてきて。
海の向こう、星々が別れを告げる頃
君は夢への列車に乗り込む。
僕はそこに付いて行くことはできない。
けれど。
きっと君のたどり着く場所で再会しよう。
――夜明け前――
夜明け前____
なにが、ムカつくって……?
なんだろうね。もう、全部がムカつく。
でも、それを吐き出せないのは、訳があってさ。
その訳は自分の嘘からつくり出したもので、
だから、言い訳なんてできないし、
したところで、みんなから
『コイツ、誤解を解こうと必死だな』
と思われるのが落ち。
何をやったって無駄。
そんな未来しか見えなかった。
それなら、無駄な抵抗をやめて、
すんなり受け入れればいい。
笑っていればいい。
そうすれば、時間はあっという間に流れる。
夜明け前
時間の感じ方は人それぞれだと思うけれど。
私はこのあわいの時間が好きです。
ふとこの時間帯に目覚めると
つい、早起きしたい衝動に駆られます。
近所の高台に頑張って登って
黎明の光を眺めたら
きっと特別な気分になるでしょう。
そう思いながら後で眠くなることを考えて
そのまま寝てしまうことの方が多いのですが。
普段と違うことをすると
何か、素敵なことが起こりそうな
そんな高揚感を覚えます。
たとえそこで何も起きなくてもいいと思うのです。
何かが起きそうな予感をもって
窓の外を眺めてみたり
それだけで素敵な物語ではないでしょうか。
理科で実験の授業中 用意する物をとりに行ったら先生が
「体調大丈夫?」って聞いてくれた
心配してくれたのに私ちょっと冷たく返しちゃった わざわざ来てくれたのにな
ずっと夜のままだった
辛くて、苦しくて、立ち直れなくて
私の心には、一向に陽光が差さなかった
「心だって、風邪をひく」
そう言われた時、やっと、夜が明けていくような気がした
『夜明け前』
夜明け前が暗いのは
これから夜が明けることを
知らないから
夜明け前
夜明け前って曲あつたよね?
DOESで。
目が覚めた。
周りはまだ真っ暗で、
時計の針音とクーラーの音がうるさい程静かだった。
静寂に包まれた窓の外は夜明け前の青さに輝いて、
輝く青さに嫉妬するわけもなく身をひく月は、
白く存在感を増していった。
不安になるほど鳴かない鳥に、
起きる罪悪感を募らせながら、
なぜか悲しく溢れる涙に、
困惑した。
なぜか寂しく紡ぐ言葉に、
戸惑った。
家族はいるのに、、、孤独な気がした。
孤独を感じるのは初めてなのに、、、
初めてだったはずなのに、、、
ずっと独りだったみたいに、、、
妙に慣れていた。
いつもより少しだけ早く起きれた。
見慣れたはずの窓からの景色が、違う世界のようだった。
だれも知らない一日が始まる。
#夜明け前
あなたと一緒にいられるなら
あなたと早起きをして
あなたと走っているのかもしれない
夜明け前
『夜明け前』
今日は何をしよう。
誰と過ごそう。
そんなことを考えながら
また僕の同じ道が訪れる。
きっと僕は、今日も───────
県外ナンバーの大型トラック1台だけが
静まり返った街中を走っている
誰も待っていない対向車線の赤信号と
もの寂しげに下を向く青白い電柱街灯が
煌々と光っていた
空は一層深い濃紺の果てとなり
今まさに燃え尽きようとしている
もうすぐ朝がやってくる
夜が最期の力を振り絞って役目を終えようとしている
濃紺にさらに藍を混ぜ合わせたような色彩を放ち
夜空は音もなく染み渡るように広がっていく
今日の中で1番深い色になったあと
とうとう夜は力尽きてしまった
すん、と一陣の風が吹き
その風に流されるように
濃紺はゆっくりゆっくり白んでいく
朝のお出ましだ
''夜明け前''
今日も眠れなかった。
ただぼーっとベットから天井見つめているだけ。
何も考えずにベットから降り
ご飯を食べ
身支度を済ませて
自転車に乗り学校へ行く
本当の自分が出てこない学校へ
『夜明け前』
「明日が怖い、、」
わたしがあなたに言う
泣くわたしに
「大丈夫俺がいるから
泣かないで、、」
そう言ってくれるあなた
その優しい声が
あたたかい声が
わたしの不安を解く
「ねぇ」あなたに言う
「どうした?
また怖くなっちゃった?」
あなたが返してくれる
「ううん、ありがとう」
「夜明け前」
邪悪なる者を倒し、幸せのファンファーレを聞く
画面を消す
しっかりセーブした安心に身を委ね、瞳を閉じると
一筋の光
遮光カーテンから差し込む輝きに
恐る恐る窓の外を見る
うっすらと明るい空に絶望する
睡魔と戦う恐怖の一日が始まるのだった