目が覚めた。
周りはまだ真っ暗で、
時計の針音とクーラーの音がうるさい程静かだった。
静寂に包まれた窓の外は夜明け前の青さに輝いて、
輝く青さに嫉妬するわけもなく身をひく月は、
白く存在感を増していった。
不安になるほど鳴かない鳥に、
起きる罪悪感を募らせながら、
なぜか悲しく溢れる涙に、
困惑した。
なぜか寂しく紡ぐ言葉に、
戸惑った。
家族はいるのに、、、孤独な気がした。
孤独を感じるのは初めてなのに、、、
初めてだったはずなのに、、、
ずっと独りだったみたいに、、、
妙に慣れていた。
9/13/2022, 1:04:49 PM