『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日は月が綺麗で
その光に照らされ、海も輝いていた。
それなのに、私はボロボロで…。
何も考えたくない気持ちのまま
つい海を見たいと思う私は
どれだけ心を洗いたかったのかな。
私は海に私の心を知って欲しかった。
誰にも言えないことを
心の中で叫んだ。
私は片想いをしていた。
1年ぐらいずっと彼一筋だったの。
でも、彼と仲良くなっても、
彼は冷たいし、それが仲良い証拠なのは
わかってるけど、優しくしてと思う
私もいた。彼は恋愛経験がなかった。
だから、女の子の気持ちなんて一つも
わかっていなかった。私がどんなに
彼を好きでいても、彼は私の気持ちに
気づかなかった。いや、気づいてたのかもしれないけど気付かないふりをしていたんだ。きっと…。
電話の声や、君の笑い方、私への言葉も、頭いいけどバカなとこも、私の趣味を趣味にしてくれるとこも、全部好きで、辛かった。
お祭りも、映画も、花火大会も、全部一緒に行こうね。と誘って、君はいいよ行こって言ってくれた。
どれだけ嬉しかったか。だけど、お祭りの時、君にドタキャンされて、どれだけ悲しかったか。あ〜、口だけだったのかな。私だけ舞い上がってたのかって、思って、もう、この恋諦めよう。そう決めて君に話しかけるのをやめたの。
今、私には彼氏がいる。
彼氏と仲良くやってるよ。
でもね、君に伝えれなかったことがあって
それを後悔してるの。
別れを言いたかったの。
ねぇ、ほんとは君は私の事どう思ってた?
少しかは好きでいてくれた?
私ね、君に最後に好きだと伝えたかった。
私、君とずっと一緒にいたかったから
振られるのが怖くて、君に甘えてた。
君と一緒なら友達でもいいって思ってた。
でも、ちゃんとこのこと伝えたかった。
私は君のことほんとに誰よりも好きだった。
私の片思いだけど、辛くてでもとても
楽しかった。楽しい思い出をありがとう。
さようなら。幸せになってね、愛しかった人
海は広い心を持ってるでしょ?
海は笑ってくれるかしら。
私は今、ボロボロだけど
幸せになってます。
住んでいるところは海のない県なので、昼でも夜でも海はワクワクする。
初めての夜の海は社員旅行の海。行き先はどこだったかな?確か伊豆の方。夕方の到着だったので、夜になりかけの海に行った記憶がある。「海っていつでも潮の香りがするんだなぁ」と思った覚えがある。
そんなに昔のことにも思えないんだけど、三十年以上前の話。記憶も曖昧だから、時が経ってるんだろうなぁという実感もある。
川の背に
落ち葉踊りて
夜の海
浮世に沈み
何を夢見る
// 夜の海
月明かりが水面で揺れる。だだっ広い水面なのに、月明かりはほんの少し。僅かな月明かりですら消そうとするように、船がスゥっと通った。
#夜の海
死にかけ
バイト終わり
足が冷たい
右に友人
腰まで浸かった
友人はにこにこと笑っている
自害
肺に入る冷たい空気
耳に入るのは優しい音
自殺
溺死
溺死
溺死
溺死
死因は溺死
海水に反射する月
月、
朧月?
おやすみ
夜の海
怖いくらいに暗くなった海を
浜辺に立ち尽くしながら眺めていた
寄せて返す波の音が
まるで誘うように耳奥に響くものだから
ふと気を抜いたらあの夜の海へと
溶け込んでしまいたくなるので
わたしは慌てて
足元まで迫っていた冷たい水から
距離をとった
【夜の海】
独りで夜を泳ぐ者がいた。
その者はまるで悪魔のようで、はたまた天使のように微笑む時がある。
いわゆる『ワケあり』って奴なんだろう。
「君、帰らないの?」
出会って1週間程たったある日、ずっと聞いてみたかったことを聞いてみた。
『帰りたいけれど、もう帰れないのよ。』
彼女はそう言って困った顔で笑って見せた。
「、、、やっぱり君は天使だったのかい、?」
彼女はどうやら気づかれているとは分かっていなかったようで驚いた様子を見せた。
『どうして、貴方が知っているの、?』
「君は、羽の色が真っ黒じゃないんだ、肌に近い部分にかけて白くなっているんだよ。」
自分でも気づいてなかったようでビックリしていた。
『そう、、、私ね、天使だったの、だけど禁忌を犯してしまって。』
「禁忌、、、?」
彼女と出会ったのは丁度病院から退院したその日だった。 線路を渡っていて、車が突っ込んできて、
その後は、、、もう覚えていない。
『人を、助けてしまったの。 天使は皆に平等で在らなければならないから、私は、、、やってはならないことをやってしまった。』
彼女は真っ白な真珠の涙を流した。
『でも私後悔はしていないの、だって貴方、まだ死ぬのには勿体ないのよ、笑』
「あの時顔に降ってきた硬い何かって、もしかして君の涙だったりする、?」
『ふふ、そうね、笑 それじゃあ、私はもう天使じゃないから。 貴方が幸せになって幸せに死ねるその日まで、どこかで暇つぶししてるわ。』
「、、、 君が僕の神様でよかったよ。」
君はこっちを振り向かずにそのまま月へ旅立った。
夜の海は治安が悪いよ
なんて、こんな田舎じゃ当てはまらない
真っ暗で、星が東京よりもよく見えて
海には月光が反射してキラキラ光っている
ざざーん、ざざーんと波が寄せてはかえす音と、ざくざくと砂場を歩く私のサンダルの音しかこの世界にはない
昔はこの光景が当たり前だったのに、今ではすっかりネオンの方が馴染み深い
夜の海は考え事にはもってこい
だから嫌いじゃない
近い将来のこと、遠い未来のこと、自分のこと
不安なんてそこら中に石ころみたいに転がっていて、私はそれを一つ一つ拾い上げては吟味して、背負い込んでた
でもなんだか、静かで大きい海を見ていたら、石ころなんてちっぽけで
そんなことにも気付けないほどいっぱいいっぱいになって歩いてきたんだなあって感慨深く思った
「夜の海」
夜の海はなんだか寂しそうで、寄り添いたくなる…。そんな海が私は、大好き。
夏の昼間の海は皆が遊びに来てくれて、海は嬉しそうだけど、夜になると来てくれる人が少なくなって海が寂しそうだった。
私の中で夜の海は、花火をする場所。
花火大会もそうだし、持参した手持ち花火も。
誰かと楽しい記憶だけで、良かった。
悲しい辛い場所には、したくない。
夜の海
「これが南半球の星か〜。なんか分かる星座とかあんの?」
「いや…全然…調べる?」
「なんだよ天文学部…いい、ただ眺めるだけでいいよ。」
「あはは…うちは夜集まってお菓子食べながら星見る会って感じだったから…。」
オーストラリアの夜の海辺を二人で歩く。異国の海は透き通っていて、砂浜の砂は柔らかい。
海の傍で育たなかった僕たちにとって真っ直ぐに続くこの海の広さは想像を上回るほどだ。
日本の夏はオーストラリアの冬だ。陽が落ちるのは早いけど、気温は涼しいくらいで寒くはない。
短期留学という名目で二人でオーストラリアで過ごして三日目。ようやく夜は自由時間になり、それぞれのホームステイ先から抜け出してきた。
「…夜の海なんて怖いと思ってたけど…街の灯りが後ろにあるとそうでもないね。」
「うん…一人じゃないし、船も出てるね。冬なのに寒くないってすごい。」
「…でも俺は冬は寒い方がいいな。マフラーでぐるぐる巻きになって、おいしくココアが飲みたい。」
後ろから手を握って引き寄せられ、僕は大人しく晶に後ろから抱き締められた。このスキンシップが最近想いを伝えた僕への配慮なのか、晶の本意なのか、分からない。幸い黙り込んでも波の音が押しては引いていく。
海は全て分かっているよと優しく僕に語りかけているようだった。
「…寒くなったら怜のガトーショコラが食べたい。」
「ふふ…いいよ。作ってあげる。」
肩に顔をくっつけたまま晶がぼそぼそと言った。なんだ、甘えてるだけかと分かって少し笑う。
「…寝転がって星見る?」
「うん、見よう。」
夜の海は僕たちを包むように波打って、星空は嬉しげに僕たちを見守るように瞬いていた。
辛くなくなるまで
その光景が残ってくれている
失くなる前に
純粋になるために
はやく綺麗だねと言いたいから
ここに立っていてもいいだろうか
そんなこと聞かなくてもいいのに
夜の海
(いつもそうだ。俺はいつもあいつを待ってばかりいる。今も昔も)
夜の海を眺めながらフェンスに寄りかかり、カイトはため息を付いた。
夜の海には街の様々な光が反射しとてもうつくしい。だがそれは何処か切なく儚いように思えた。
カイトはそこで人を待っている。
だが、約束の時間はとうに過ぎているのに、男はまだ来ない。
(今度は必ず行くと約束したのに、またか)
カイトはもう何度目かもわからない大きな溜め息をついた。
カイトを待たせている男の名はオーム。
カイトにとって、オームはとても曖昧な存在だ。だからといって関係をハッキリさせるつもりはない。ハッキリさせたとたん関係が崩れるのをカイトは恐れていた。
ジーンズのポケットから携帯を取り出し、電話をかける。何度かの呼び出し音を聞いた後、機械的な留守番電話の音声が流れてきた。
「来ないなら、もう帰るよ」
そう告げて、電話を切り歩きだした。
このまま帰る気にならなかったカイトは、
近くの店でビールを買い、飲みながらあてもなく歩く。
(これからどこに行こうかな)
カイトは不意に思い立ち、ある場所にむかった。
一緒に通った大学、その途中にあるやけに階段の長い歩道橋。飲みすぎて終電がなくなりかえれなくなった時に一緒に泊まったホテル。だが、色々いってるうちに元の場所に戻ってきてしまった。
「結局ここか」
溜め息をつき、桟橋の柵によるかかるように座りうなだれる。
そこに、誰かがカイトの目の前で立ち止まった。
「お兄さん一人? 俺と飲まない?」
その聞きなれた声に、カイトは顔を上げる。そこにはオームの笑顔があった。
「遅ぇよ、ばか」
笑い、手を差し伸べる。オームはカイトとを勢い良く引き起こし抱き止める。
「ごめん、遅れた」
「今日はお前の奢りな」
「わかったよ」
「財布の中身がなくなるまで飲んでやるからな」
覚悟しておけ。と、肩叩き歩きだす。オームは叩かれた肩を撫でながら、カイトの後を追っていった。
By ゆさ(noteにて小説と詩をを投稿してます)
「知ってる? 満月のキレイな夜に海辺に行くと、一晩だけ月の世界に行けるっていう話」
下校中、高校一年のときに知り合った近所に住むちょっと変わった女子は楽しそうにこちらを覗き込んできた。
「満月なのはね、月の光が一番強いから。ほら、海に伸びる光が橋みたいに見えるでしょ?」
ネットでそういう画像を見たことがあるかも、と記憶をたどりつつ、首を振る。
「……オレは聞いたことないけど。どっかにそういうおとぎ話でも載ってたの?」
「ううん、私が考えた話だからないよ」
ほら、やっぱり変わってる。まあ、そういうところが飽きないからわりと気に入っているんだけど。
「でも、本当にありそうじゃない? 結構ロマンチックだし、『普通じゃ絶対ありえない!』っていう話が多いじゃん」
「まあ、言われてみれば。じゃあ月に行けたらなにかおもてなししてもらえるのか? 浦島太郎みたいにさ」
オレは単純だから、普段体験できない非日常感をこれでもかと出すために、月に住んでいるといううさぎを出して「これはこれは何百年ぶりのお客様!」なんて日本語を喋りながらめちゃくちゃ歓迎ムードで迎えてくれる、なんて展開から始めるだろう。
「私は……『地上界がいやで、逃げてきたのね? 人がそう強く願うとき、あの月の橋は現れるのです』なんてちょっとこわーい感じにするかな」
彼女は笑っていたが、どこか違和感を覚えた。
「怖いって、逃げた先が怖いのか? 月に行けるってロマンチックだとか言っといて」
「月に行くこと自体はそうでしょ? そうしたい理由が意外とリアルだってだけ。ほら、グリム童話も本当は怖い! ってあるし」
確かに聞いたことはあるが、微妙に展開が噛み合っていないような……いや、でもよく知っているストーリーのシンデレラだって前半は継母たちに虐げられていたし、そういうものなのかも。
「それだと一晩じゃ足りなそうだけどな。特例で好きなだけいていいですよ、なんて設定はあるのか?」
「あ、そっか。突発で考えたからやっぱ穴あるなぁ。私の設定ならずっとがいいね」
自分が主人公なら、そのほうがありがたい。
「逃げたくなるくらいだから、よっぽどの理由が主人公にはあったんだな」
「うん、そうだね」
「なんだろう、よっぽど誰かにいじめられてたとか、人間関係がうまくいかなすぎてたとか? それか生活が苦しすぎてとか」
ありきたりのもの、それも現実的すぎてつまらない内容ばかりだ。
「そうね……」
言葉を切った彼女の横顔は、今まで見たことのない表情だった。泣きそうにも見えるが、正しいとも言い切れない。少しでも目を離したらいなくなってしまいそうな、不明瞭な不安がただこみ上げる。さっきの違和感がよみがえった。
「たぶん、主人公にしかわからない理由だったんじゃないかな。周りに理解されなかったか、頼れる人すらいなかったか。他の人からしたら『もっと早く言ってくれれば!』って言われるものだったのかもしれないけど、もう、そういうレベルじゃなかったのよ」
「……なんか、リアルだな」
思わずそう呟いた瞬間、明らかに彼女の顔がくもった。
本当に一瞬だったけれど、見逃せるような変化じゃない。
「お前」
「ごめんごめん、変に考え過ぎちゃったね。さ、早く帰ろ。お腹すいた〜」
こっちが気づいていなかっただけで、「主人公」は彼女のことなのかもしれない。
だけどどう聞き出せばいいのか?
今わかるのは、一筋縄でいかないことだけだった。
お題:夜の海
夜の海を見た事がある
海がさざめき
月が水面に煌めいていた
静かで何もない
ただ、波の音が聞こえる
どこか懐かしい
心休まる音
ただ、ゆらゆらと…ゆらゆらと……
静かだな
波の音だけが耳に届く
昼間の観光客でにぎやかな雰囲気とは一味違った風景だな
眠れなくなってしまい
夜の海も一目みたいなと思い散歩がてら浜辺を歩いていた。
本当に綺麗だな〜
海水が光ってる?
確かプランクトンが反応して光るとか言ってたな
それかな?
もう少し見ていたいなー
お題[夜の海]
No.52
夜の海に浮かぶ、厳島神社の鳥居
ライトアップされてとても綺麗だった
もう十年ほど前になる
祖母を連れての二人旅
とても喜んでくれた
旅館の窓からずっと、鳥居を見ていたかったけれど
23時頃には消灯されてしまった
「いいかい夜海に行ったら駄目だからね」
どうしてと聴いても、彼は困ったように笑って私の肩をゆっくり擦るだけだった。私は彼の顔を見なかった。月の光にキラキラと深い輝きを持った遠く小さな海を窓から見つめ、空を蹴るような虚無感と壮大な寂しさに包まれて、体を捩って彼の腕をこばんだ。
その時の彼の顔が10年たった今でも思い出せない。
夜の海は、何も見えない
墨汁を溶かしたような黒色
飛び込んでも真っ暗だろうし
ここに残っても真っ暗なままだろう
どちらも同じ黒なら、夜の海に私は飛び込む
[題 夜の海]
「夜の海」
きらきらと明るい人の波をのみこんで
漆黒の波間に変わるこの海は
その底に何を隠し持っているんだろう