『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
2人で歩いた夜を、僕は忘れることはできないだろう。
月みたいに白い君の横顔、
流れ星のような艶やかな髪、
熟れた苺色の唇、
夜の海の色をした眼は、
僕の心を刺激して堪らなかった。
あの夜限りで、もう君に逢うことはない。
夜の海
彼と見る海はどの時間に見ても綺麗だった。
音と風がものすごく心地いい。
月の光で海が照らされ、宝石のよう。
好きだよ。そう彼が告白に私が頷く。
夜の海で、夏の終わりと恋の始まりが訪れる。
夜の海は少し怖い
夜になると海は変化する
海を眺めていると引き込まれそうになる
私を海が呼んでいる
そんなふうに思ってしまう
だけど凄く魅力的だ
昼間にはない海の美しさ
満月の光に照らされる海
どこまで深いのか分からない海
そんな海が私は好きだ
昼間より夜の方が好きだ
海も綺麗だし
静かだし
だけど今はお盆で海に近寄っては行けないと言われてるけど少しぐらいいいよねって海に行ったのが後悔
僕は今得体の知れないものから逃げてる
おばあちゃんの言うこと聞けばよかった
隠れてやり過ごそうって思って今隠れてるけど…いつ見つかるか分からないから移動しないと…
気づかれないように…
そーっと…パキ
枝を踏んでしまって音を出してしまった
やつはこちらを見て笑って…僕は____。
《次のニュースです。×月○○日に小学五年生の男の子が行方不明になりました。目撃者の情報によりますと少年がひとりで海に行くのを見たということです。△△さん。どう思いますか?》
《私はやっぱり__》
「うぅ…どこに行ったんだね…おばあちゃん心配だよ…」
夜の海
1人…夜風を感じながら
暗い海をじっと眺めてる…
わたし、消えてしまいたい
深い海の底に沈んで…
わたしなんていない方が
いい
そう思ってしまう
夜の海…
波にのまれて
…
暗いきもち…
わたしとおなじ人
一緒だね
おなじ人がいて
わたしうれしい
ありがとう
夜の海って心がきれいになるよな
今日あったこと、いままでにあったことすべてなくしてくれそうなぐらいに吸い込まれそう
そんな海が私は大好きだ
そういえばさ、あそこだったね、2人で最後に見た景色
夜の海
海にさ、月と星が写っててすごいきれいだったよね
学生の時は2人でそこに散歩しにいったね
楽しかったなぁ
年齢は違くても姉妹みたいに仲良しでさ、
私言ったよね「私が先にこの街から離れるけど、これからもずっと仲良くしよ」って
でも、現実はそううまくいかないね、
私が仕事に追われたせいで、全然会うこともできなくて、メールのやり取りもできなかった。
また会いたいな、この世界でたった1人の親友の君に
夜の海
夜の海は
自分が何処にいるのか分からないくらい真っ暗だ。
そのまま闇の中に溶けてしまえたらと、
出来もしないことを希う。
夜の海 暗く静まり返った砂浜
誰もいない
そこにあるのは 心地よい波の音
炭のような海から
何やら太くて黒いもやが次からつぎへと出てくる
それはドビュッシーのピアノ曲
夜想曲の始まりであった
時折吹くサラッとした風
そのうち沖の方から人魚の透き通った歌声が波に乗ってこちらへ届く
しばらく聴きいって立ち尽くす
月の明かりが暗闇を照らしてくれる。
月が浮かぶ水平線
波が押し寄せてくる
なぜここにいるのか
なぜ泣いているのか
思い出せない
道無き道をかき分けて走り続けてきた
傷だらけでボロボロで
楽しいことがあっただろうか
気づいた時にはもう
引き返すことが出来ないほど
後悔の波に飲まれてしまった
夜の海ってさぁ、真っ黒だよね。なんか絶望の中にいるみたいなさ。昼間は子供とか仲のいい家族とか人がいっぱいいてさなんか希望に満ち溢れた人がいっぱいいるように思えるなぁ。でもさぁ、夜は、月が出てるからさ、その月の光が海面に映って絶望の中にも光があるよって言ってくれてる気がする。
『夜の海』
海に来た、音しか聞こえない夜の海は私の平穏だった。
誰が来てもここでは目が見えない私と同じ
波の音が、潮の匂いが、風が私を包むだけ。
「この時間だけは君と同じ景色を僕も見れるね」
隣で笑う暖かな声に私も笑い返す。
「でも私はあなたが教えてくれる景色が好き。
同じ景色は見られなくても、共有することはできるから」
頬にあなたの温もりを感じながら、今日も夜の海に体を預ける
夜の海
月が照らされ、海の波の音が静かに響いている。
その砂浜を歩く私の足音が大きく感じた。
素足で歩く砂浜や時おり吹く海風が心地よい。
誰もいない夜の海はまるで、この世界に私は一人しかいないように感じさせてくれる。
もしも、この闇のような海に入ったなら私も溶け消えることができるのだろうか…
夜の海は、闇に飲み込まれてしまいそうで怖い。
でも生き物にとっては、夜の海は神秘的だ。
年に一回、満月の日、満潮時に珊瑚は産卵する魚や蟹、海に生きる生き物達。
出会いを求めて大移動し、お見合い、産卵。
夜の海から陸へ、卵を産み落とす為に上陸する海亀。
海は、命のゆりかご。
夜の海
綺麗な海、大きな満月。
それを眺める私、こうも綺麗だと、辛い事も全てなくなりそうだね。
真っ暗な海には化け物が潜む。
寒い。悲しい。痛い。苦しい。辛い。寂しい。淋しい。さみしい。さみしい。
そんな思いで今日も手を伸ばす。
お願い。こっちにきて。苦しいよ。さみしいよ。助けて。
ワタシの手を掴んだ誰かがコッチに来てくれる。逸る気持ちに鼓動を揺らせながら急いで其の人の元へ向かう。
来てくれた!やっと来てくれたんだ!!
顔を覗いたその時、瞳からスゥーっと光りが抜けていくのがわかった。
……チガウ。アナタじゃない。
寂しい。淋しい。さみしい。さみしい。ゴメンネ。
何で来てくれないの?早く来てよ…アナタが来てくれないからこんなにも苦しくて痛い。早く。早く。
来なくてよかった。寂しいよ。なんで。貴方が無事なら。苦しい。痛い。あいたいよ。会いたいよ。
化け物は今日も夜の海で人を攫う。
夜の海を見たことがある。
暗くて、墨のように黒かった。
怖いなと思った。
昼の海は太陽の光でキラキラしているけれど、夜の海は何かを伺い見ているように、シンと静かな感じがした。
海もこちらを見ていたのだろうか。
真っ暗な海は 全てを飲み込んでしまいそうで
真っ暗な空は 全てを覆い隠す気がして
ただ1人砂浜に佇む〝彼女〟を
消し去ってしまうかもしれない。
無限に広がる星たちは ただの傍観者である。
〝夜の海〟
夜の海
夜の海に月が浮かぶ。
今日は満月。
暗いはずの海も月明かりに照らされてどことなく幻想的な雰囲気を纏っている。