『夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月が浮かぶ水平線
波が押し寄せてくる
なぜここにいるのか
なぜ泣いているのか
思い出せない
道無き道をかき分けて走り続けてきた
傷だらけでボロボロで
楽しいことがあっただろうか
気づいた時にはもう
引き返すことが出来ないほど
後悔の波に飲まれてしまった
夜の海ってさぁ、真っ黒だよね。なんか絶望の中にいるみたいなさ。昼間は子供とか仲のいい家族とか人がいっぱいいてさなんか希望に満ち溢れた人がいっぱいいるように思えるなぁ。でもさぁ、夜は、月が出てるからさ、その月の光が海面に映って絶望の中にも光があるよって言ってくれてる気がする。
『夜の海』
海に来た、音しか聞こえない夜の海は私の平穏だった。
誰が来てもここでは目が見えない私と同じ
波の音が、潮の匂いが、風が私を包むだけ。
「この時間だけは君と同じ景色を僕も見れるね」
隣で笑う暖かな声に私も笑い返す。
「でも私はあなたが教えてくれる景色が好き。
同じ景色は見られなくても、共有することはできるから」
頬にあなたの温もりを感じながら、今日も夜の海に体を預ける
夜の海
月が照らされ、海の波の音が静かに響いている。
その砂浜を歩く私の足音が大きく感じた。
素足で歩く砂浜や時おり吹く海風が心地よい。
誰もいない夜の海はまるで、この世界に私は一人しかいないように感じさせてくれる。
もしも、この闇のような海に入ったなら私も溶け消えることができるのだろうか…
夜の海は、闇に飲み込まれてしまいそうで怖い。
でも生き物にとっては、夜の海は神秘的だ。
年に一回、満月の日、満潮時に珊瑚は産卵する魚や蟹、海に生きる生き物達。
出会いを求めて大移動し、お見合い、産卵。
夜の海から陸へ、卵を産み落とす為に上陸する海亀。
海は、命のゆりかご。
夜の海
綺麗な海、大きな満月。
それを眺める私、こうも綺麗だと、辛い事も全てなくなりそうだね。
真っ暗な海には化け物が潜む。
寒い。悲しい。痛い。苦しい。辛い。寂しい。淋しい。さみしい。さみしい。
そんな思いで今日も手を伸ばす。
お願い。こっちにきて。苦しいよ。さみしいよ。助けて。
ワタシの手を掴んだ誰かがコッチに来てくれる。逸る気持ちに鼓動を揺らせながら急いで其の人の元へ向かう。
来てくれた!やっと来てくれたんだ!!
顔を覗いたその時、瞳からスゥーっと光りが抜けていくのがわかった。
……チガウ。アナタじゃない。
寂しい。淋しい。さみしい。さみしい。ゴメンネ。
何で来てくれないの?早く来てよ…アナタが来てくれないからこんなにも苦しくて痛い。早く。早く。
来なくてよかった。寂しいよ。なんで。貴方が無事なら。苦しい。痛い。あいたいよ。会いたいよ。
化け物は今日も夜の海で人を攫う。
夜の海を見たことがある。
暗くて、墨のように黒かった。
怖いなと思った。
昼の海は太陽の光でキラキラしているけれど、夜の海は何かを伺い見ているように、シンと静かな感じがした。
海もこちらを見ていたのだろうか。
真っ暗な海は 全てを飲み込んでしまいそうで
真っ暗な空は 全てを覆い隠す気がして
ただ1人砂浜に佇む〝彼女〟を
消し去ってしまうかもしれない。
無限に広がる星たちは ただの傍観者である。
〝夜の海〟
夜の海
夜の海に月が浮かぶ。
今日は満月。
暗いはずの海も月明かりに照らされてどことなく幻想的な雰囲気を纏っている。
夜の海に着ぐるみのうさぎが居た、
私はすごく気になった、
見えているのは後ろ姿だけ、
気になる、、
何かあるのだろうか、 、
何も無い、、
一体うさぎは何をしているんだ、
不思議だ、
振り向いた、
何だ、 急に、 またとまった、
後ろには何かあるのだろうか、
着ぐるみのうさぎが並んでいるではないか、
数人どころではない、
、、、あれ、、、
私も着ぐるみだ、
夜の海
波の音に耳をゆだねて
天の川を流れる星々を見つめる
今この瞬間私ひとり
non
『夜の海』
そこでは波の音しか聞こえない。
黒い海から押し寄せてくる大きな音は少し怖くて、
私は家族の元を離れられなかった。
花火をしたんだ。
海に行った日の夜は必ず、砂浜で花火をした。
赤や緑の光が弾けて音を立てた。
しゅわぁぁぁ ぱちぱちぱち
波の音はいつの間にか怖くなくなっていた。
線香花火は最後の楽しみだった。
火の玉が砂浜に落ちるまでを見届けた。
それも終わって「さぁ帰ろう」という頃には、
辺りは火薬の匂いに包まれていた。
父と母が歩き出す。
姉がその後をついていく。
こんな時間でも車は道路を走っていた。
歩道には転々と街灯が置かれていた。
向かいの宿泊施設では窓から灯りが漏れていた。
私たちはこれから、あの明るい場所へと向かうのだ。
夜の海は寂しそうだった。
昼間の海とは違う顔をしていた。
砂浜に火薬の匂いを置いたまま、私は姉の後を追った。
海が背後から呼んでいた。
けれども決して振り返らなかった。
波の音は、やっぱり少しだけ恐ろしかったのだ。
『夜の海』
幼い頃「海見に行こうか」と
母がよく暗い海に連れて行ってくれた
母は私と夜の海に紛れ込もうとしていた
幼いながらも繋いだ手が何かを感じ取っていた
私は暗い海を見つめながら母の手をぎゅっと握っていた
母は踏みとどまるためにいつも私を連れて行ったのだろうか?
私がいなければ母はきっと夜の海に紛れ込んでいたと思う
息詰まる毎日。
何も変わらない色褪せた毎日。
僕はまた今日も仕事帰りにこの海に来てしまう。
この海の音を聞くと疲れが取れる気がしてすごく好きだからだ。
でも何だかすごく寂しい気がする。
僕は3年前に交通事故に会った。
そこで命の代わりに事故以前の記憶2年分が無くなった。
僕には半年付き合った彼女がいた。
今でも大好きなのに、君との記憶2年分が消えてしまった。
彼女は経ったの2年って言うけど、
僕にとっては君と過ごす大切な2年だった。
僕は君が好き。
だけどどんなに好き。大好き。愛してる。って伝えても
僕の2年分の記憶は戻らないし、
戻らないことによる寂しさも埋まらない。
いっそのこと海の音と一緒にこの寂しさを埋めてくれないか。
ただ静かな時間が過ごしたくて
疲れた気持ちをリセットしたくて
また頑張ろうって切り替えたくて
夜の海のように
深く静かに落ちてみるのもいい
難しい時もあるけど
時間が解決することも沢山あることを
知っている
だから、、、逃げることもいいと思う
必ず前に進めるから
-夜の海-
あるのは
身体に強く当たる湿った風だけ
自分さえ見えない
夜の海は あの時 自分の象徴だった
来てはみたけど あの時 頑張ってたよ 私
ここに来て ボヤいた口数の分
今は言葉にならないほど誇らしいよ
夜の海
なんか怖い
草原とかならまだ行ける
海は誰も居ないと恐怖です
2人1組で行こ
『 夜の海 』
彼女は、夜の海へ行きたがってた…
でも、僕は" 危ないから " と言って、止めた。
今になって、何故 あんな事を言ってしまったのか、と
悔やんでいる。
最期に彼女が言った言葉
その日に、好きな人と一緒に夜の海で星空を見ると
その人たちは、永遠に幸せで居られるらしいよ!
『夜の海』
愛しい人の悲しむ顔は見たくない。
夜の海のように、悲しみを強く強く包めたらいいのに。