『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夏
(2024/06/28 22:38:55)
夏が来ると
あと何回、迎えられるのかと
考えてしまう
子供の頃は、
一つ一つの夏が永遠だった
いつも真夏のような気がしていた
いま、一つの夏はあっという間に過ぎ、
気がつくとまた
夏が巡ってきている
【夏】
―― をや?先程なにか光つたやうな……
續いて空で轟く音が聞こえた。遠雷だらうか?ぼうつと異變を覺えた方角を見て居れば、遠目でも分かる程のモクモクとした毒々しい色彩の「入道雲」と思しきものが靑空に湧き上がつてきた。あちらは確かドヲムがあつた邊りではあるまいか……珍しく空襲の來ない、福の神の地であると思つて居つたのだが……もしや……!
かうしては居れぬ、畠仕亊は後だ!一刻も早く歸宅してラヂオ放送を聽かねばならぬ。彼の地でなにか一大亊があつたやも知れぬのだ!急げやいそげ、矢よりも急げ。進め一億火の玉だ……
夏
たくさんの命がかがやいて
たくさんの命が燃え尽きる季節
すべてを焦がすような光
比例して暗く冷える影
鮮烈な生命と
苛烈な死が隣り合う季節
いのちは 終わる前に
青くかがやく
夏
暑いし
汗でベタベタするし
前髪がグチャッてするし
夏休みなんて学生の身からしたら
結構地獄
終わらない課題と
ほぼ毎日1日中ある部活で
旅行なんて行けないし
怠惰に過ごせる時間なんてミリしかない
でも
「あつ〜、エアコンつけよ!本気で丸焼きになる」
って教室で話したのも
汗拭きシートの交換会も
ヘアアレンジをして貰うのも
一緒に図書館行って勉強するのも
部員と笑い合うのも
全部夏だったからだと思う
「夏」
夏といえば風鈴
祖母の家にあった風鈴は
南部鉄器の深緑色
美しい音色が響いていた
夏といえば団扇
祖母の家には竹の骨の団扇が
無造作に置かれていた
夏といえば西瓜割
若い頃にした記憶が…
あるような、ないような
子育て中に児童館でもしたっけ
なかなか割れなくてパパさん達の出番だった
夏といえば蛍
幼い頃に母の田舎で捕まえた
朝起きたらみんな死んでいた
あれは捕まえるもんじゃないな
光りながら飛んでいる姿を愛でるものだ
夏といえば海
泳げないけど海は好き
いろんなことがありすぎて
思い出の海に浮かんでいたい
2024/6/28
初めてのお題
『夏』
「夏だぁ!遊びまくるぞ〜!」
「ん…夏か、嫌だな」
「夏祭り、今年こそあの人と行けるかな」
「暑いな…あ、一緒にアイス食おうぜ!」
一年の中で夏は一度きり。
最初で最後の2024年。
―僕らの夏が、今始まる。
もう、こんな季節。ついこの間まで桜いっぱいの春だったはずが、もう夏だ。夏の始まりを感じさせる朝顔の香りが鼻腔 をくすぐる。
手を伸ばせばすぐそこに朝顔の咲いた植木鉢が手に取れる。そして、私は満開に花を咲かせた朝顔をぽきっと一本とる。
真っ白な紙を用意し、苦手な漢字を使った文章を手を少し震わせながら綴っていく。
そして仕上げに押し花にした朝顔を手紙に添え、郵便にだす。
1週間、一ヶ月、2ヶ月と経っても返事が来る気配はない。
「パングラム・新たな日」
はるをこえ
よをとゐ
あらたなり
みもかけ
むへさめろ
そのちゑ
わにふれす
ひきいつ
ゆくしほう
やませぬ
ねお
〈意味〉
春も越えて世を問う、あらたな事に身をもかけ無へ覚めよう、その地では輪(人間関係)に触れず自らを引きつつ行くどの方向も、止まなく自分のあと(根)を残そう。
夏が来ると思い出す
小学生の頃、学校の築山裏にいたカブトムシ。
捕まえて大きい飼育ケースにいれて、毎日餌をあげていた。
秋が迫るにつれてカブトムシの様子がおかしくなった。僕はとても心配していた。
9月。カブトムシは永眠した。
一日中泣きじゃくって学校にも行けなかった。
庭に埋めて
「生まれ変わったらまた会えますように」
と願った。
それから月日がたち僕もすっかり大きくなった。
久しぶりの実家。庭で空を見上げていると
カブトムシが僕の肩にとまった。
「夏」
みんなで行った、花火大会。
思い出す、りんご飴の...あの甘さ。
虫取りに...キャンプファイヤー。
海辺でやったバーベキュー。
海ではクラゲに刺されたりもした。
思い出すのは、俺たちの...夏。
絶対に忘れない____。
____君とのこの、夏の思い出を。
_________________________
これ私考えてないです。
シクフォニ様の
「【号泣】夏の思い出を振り返ったら泣けてきた件wwwwww【シクフォニ】【少女レイ】【歌ってみた】」
です!面白いんで見てみて下さい。
ちなみに私は夏が大嫌いです。
夏
今6月だけど暑いねぇ。それを言っちゃうと本格的な夏には勝てないよ…
夏は一番キライな季節。暑さのせいで滝汗ハンパないし(笑)
家でクーラー聞かせて趣味に没頭するのが一番の安らぎかな。
夏
暑い、べたべたする
洗っても洗っても取れない皮脂
無限に流れる滝汗
煩い蝉の音に呑まれていって
夏の色を亡くしていく
あの夏にいってみたい
朝日が昇って
青空と白い雲と
木が風にザワザワ揺れて
影から影へ渡って歩いた
夕立ちの後の水たまりと太陽
夜はカエルの声の中
蛍と花火で暗闇を楽しんだ
戻りたいんじゃない
帰りたいんじゃない
もういっかい感じてみたい
「アンタ夏好きなんだね」
「おー
好きっていうか消去法で嫌いじゃないものだからよ
…てか、なんで知ってるんでい」
「主人公から聞いた
なんで夏なのよ?暑いのに」
「オイラ、実は冬が嫌いでねい
冷たい、寒い、息しづらい…そういうのがオイラは苦手でさあ
や、オイラの弱点だからってわけでもねえのよ、ここの雪は人口だしな
それに、あの寒さに比べりゃ、
こんなもん夏と一緒だ」
「私は…アンタの言葉に賛成はできない
『あの寒さ』ってのを想像しても、私には分かんないわ
けど
冷たい、寒い、息しづらい…って思ったら、私の部屋にでも来なさいよ
あったかいココアと心くらいは用意してあるから」
「…やっぱ姉ちゃんだねい
ありがとな」
#2024.6.28.「夏」
もうほんとに最近創作で杜若の過去ねつ造見ちゃって書きたくなっちまう
最近の朝、5時台に一回起きてしまうんですけど…なんでだ。
肉体がおばあ化してんのかな
追記:えなんか伸びてる
♡ありがとうございます
夏
夏は青春だ
夏は恋だ
夏は暑い
夏はあの子のこと
夏は、、、青春だ
「おはよう」の為に
ゆっくり歩いた登校
結局言えなくて…
仲のいい友達はお休み
1人でいるのが珍しくて
話せたらいいな……なんて笑
1回だけ話しかけた
頬が下がらない…ポーカーフェイス!
小雨が降る放課後
教室から出てくるのを待ってみた
頑張って言ってみよ。
「(先生)さよなら〜」
先生に律儀に挨拶する誠実な人
「バイバイ!」
手を振って、精一杯…
「じぁ〜ね〜」
手を振り返した。
2人だけに聞こえる声で
急に暑くなって、教室に戻った
〜 夏 〜
#夏
真夜中の生ぬるい風
少し湿気を含んだ街の匂い
行き交う人々の汗を拭う姿
ひっそりと鳴り響く風鈴の音色
濃淡のはっきりした野菜や果物
そこかしこで感じる夏の気配
雨の降る東京の街。湿度が高く人混みの中傘が空を覆う。東京に詳しい彼の背中を頑張って追いかける。
耐えない人混みの中、スクランブル交差点の信号待ち。優しい瞳の彼と目が合って、柔らかなくちびるが一瞬重なった。
「……したくなっちゃったから」
行こ、と言って空いている手を握られる。なんで彼女でも無いのにこんなこと、恥ずかしくて顔が真っ赤に染まっていく。咄嗟に俯いた。
「どした、大丈夫?」
「……だいじょーぶ」
「そぉ?疲れたら言ってね」
酔いそうな程の人混みも、蒸し暑いこの夏も、2人の歪な関係だって、きっといつかどーにかなる。
『夏』
理沙ちゃんのおばあさんは、おじいさんのアトリエがある中庭でビニールプールに冷たい井戸水を貯める。
そして家庭菜園で収穫したトマトやきゅうり、お茄子、近所の八百屋さんで買ったスイカを、午前中にビニールプールで冷やしておくんだ。
それらをお昼にサラダやデザートとして美味しくいただいた後、プールの水が少し温かくなって、イケメン猫の僕はネコカキ泳ぎして遊ぶ。
僕はアビシニアンだから手足が長くて泳ぎは得意なんだ。
おばあさんはゴーヤカーテンの日陰で水遊びする僕を優しく見守ってくれる。
おばあさんは僕に優しいだけじゃなく地球にも優しいエコ生活を意識しているんだよ。
どこからか聞こえてくる風鈴の音がとても涼やかだ。
「夏」