夏が来ると思い出す 小学生の頃、学校の築山裏にいたカブトムシ。捕まえて大きい飼育ケースにいれて、毎日餌をあげていた。秋が迫るにつれてカブトムシの様子がおかしくなった。僕はとても心配していた。9月。カブトムシは永眠した。一日中泣きじゃくって学校にも行けなかった。庭に埋めて「生まれ変わったらまた会えますように」と願った。それから月日がたち僕もすっかり大きくなった。久しぶりの実家。庭で空を見上げているとカブトムシが僕の肩にとまった。
6/28/2024, 1:16:15 PM