『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「好きだったよ…」
君のその言葉を聞き、僕はこう言った。
「どうして…なんで君が……」
僕は笑顔で倒れている君を見つめた。
君の身体は見るも無惨な青い姿になっていた。
「なんか…体…おかしい……」
「どういう事……?」
「え…」
僕がそう言ったら、君がバタンと倒れた。
「ちょうど効いてきた…」
「あの飲み物に…危ない薬…混ぜちゃった…」
君の顔が少し歪んでいた。
僕の異様な雰囲気を察していたのか
「どうしたの…?」
「……」
「ねぇ」
今の僕の顔は酷くて、きっと誰にも見せられないだろう。
心臓がバクバクして…興奮していた…
はぁ…はぁ…
キッチンへ行き、軽く息を整える…
そして僕は走って
君の家の玄関の扉を開けた。
なつはこう言った。
「ありがとう」
君は飲み物を一口。
「……はい」
「喉乾いちゃう」
「まあ、暑すぎるしね」
「……」
「やっぱり…夏は嫌い?」
「……」
こくりと頷く
「でも…なつの青は好き」
「…そっか」
「暑いのは嫌い」
「はぁ…」
暑い…
最高気温34度だもんな。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
所々、文章がおかしかったと思います。
逆から読んでみてください。
話の意味が変わるかと思います。
ー夏ー
君とやった花火
君と行ったお祭り
もう戻れない君との夏の思い出。
#夏
暑い 暑い 暑い …
恐ろしいほど虫は元気だ
燃え上がるほどの炎天下
またミミズがコンクリートにやられてる
赤く光るランプは病院行きだろう
こんなに灼熱なのに
夏といえば青を想像する。
青い空、青い海
プール、かき氷
涼を求めてる。
暑さを誤魔化そうとカラフルにもなる。
ヨーヨー、夏祭り
花火、提灯
そして桃色に色付く
君との距離
–夏–
__ミーン、ミーン、ミーン。
庭から聞こえてくる鮮やかな声に、聴覚は釘付けになる。
木で作られた縁側に広がる緑の香りに、嗅覚が奪われる。
口で刺激してくるスイカの薄い甘さに、味覚は使われる。
手首を垂れる水の感触に、触覚は微妙な不快感を覚える。
目の前を通るささやかな風に、視覚は、少し目を細める。
__緩やかな、夏。
ある古い書物の一節にて。
青年はある伝説の島に向かった。夏のこと。
その青年は生物研究家だ。その島は全ての動物、植物、魚、虫が行き交う場所。
冒険家たちはその島を目指し、向かうのだがたどり着いたものはいない。
その青年は何年も時を経て、着くことができた。ゆうに15年かかった。
その島はみると、すべての生物が存在していた。なぜ、こんなにも美しく、多くの生物が生きるのか。
その青年はこの島に住み、研究を続けた。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
#夏
「あっつー…。」
ただ一言だけ、そう呟いた
アイスを口に頬張って見上げる空
「日焼け止め塗らなきゃな」
それから私は自転車に乗って家路を急いだ。
「なぁ、俺たち男4人で海来てなにしてんだ?」
「言うなよ、虚しくなるから。」
「そもそも誰が言い始めたんだかな」
「いやさ、お前らもすっげーノリノリだったじゃん!!!!」
「だって、暑かったし、」
「夏だし、」
「きれいなお姉さんいるって言われたし、」
「じゃあなんでそんな、テンション低いんだよぉぉ!!!!」
「人いないし」
「海冷たいし、」
「日焼けしちゃうし、」
「女子かよ…」
「あ〜せっかくここまで来たんだからさぁ〜!!!!」
「無理やりにでも入れてやる!!!」
「「「はっ?」」」
バシャ!
「おい、冷たっ」
「お前、ガチでww」
「ヤバいってww」
「まてまてまてまて、話せばわかるってぇーw」
「問答無用!」
バシャ!バシャ!
「ふざけんなよw」
「着替えないってw」
「終わってるww」
男4人は海で遊びまくって、次の日風邪ひいた人もいるとかいないとか、
熱っぽい顔 普段は見れない装い
深まる闇…
火花….
遠くに聴こえる賑やかな声…
このまま2人で過ごせたらいいのに
#5 夏
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君を好きになってから
初めての夏が来る。
どんな夏を君と過ごせるかな。
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Theme:夏
#夏
あなたと初めての夏
色んなことをしたい
今までの夏と
違うことをしてみたい
夏の雷雨はわりと好き
午後の空に暗雲
緑がかった雲の色覚えている
ずぶ濡れになりながら
稲光に動揺しつつ
送電線の見えるところなら安全かもと
(雷は送電線の方に落ちると噂に聞いて)
一生懸命に自転車を走らせたね
そして今は自宅でのんびりと
雷の音を聞く
今年の夏はたくさん雷さま来てくれるかな
暑い日の午後の大雨って
少し気温下がるからありがたいよ
あ、でも
自宅や自宅近くの電柱とかに落ちるのは
家電壊れるから!!無しで!
夏ってさ
暑いし
蝉はうるさいし
日焼けするけど
楽しいことの方が多いよね
夏休みがあって
宿題をやらずに遊んで
最後の方で焦ってやり始める
プール行ったり
部活があったり
色んなことがいっぱいある
夏ってさ
今考えてみると
楽しいことだらけだね
「夏」
暑い夏、青い空、風鈴の音とても美しく感じる。
夏は暑い、でも風鈴 扇風機 かき氷 海 は夏を感じさせてくれる、だから私は夏が好きだ。
友達と一緒に行く海。いつもよりとても青く感じ美しいと思ってしまう
夏になったら私はいつもやる事がある
それは━━━━━━━━━━━━━
夏に合う曲を聴き私はいつも心に誓いながら聴く
今年の「夏」は前回の「夏」より暑い 来年の「夏」は
今の夏より暑くなるのだろうか、楽しみだ と。
夏はあまり得意ではない。
汗は鬱陶しいし、ジリジリする日差しに
肌が真っ赤にもなる。
では、嫌いなのかと言われれば嫌いではない。
夏は、
非日常的な世界が広がっているように感じるから。
空に湧き上がる入道雲の彼方
ミンミンぜみが合唱する裏路地
アオスジアゲハが舞う森の道
迷わないと辿り着けない昔ながらの駄菓子屋
仮面を着けた人が行き交う夜祭
不思議な世界への扉がそこかしこにあり
開かれるのを待っている。
『夏』
教室にいるだけで暑いのに
君と話したらドキドキしてもっと暑くなっちゃう。
でもこの夏、貴方に恋をしてよかった。
夏の夜、貴方のことを考える時間が幸せなんです。
暑くなってセミの鳴き声がきこえ始める
僕はこの季節が好きだ
夏祭りの賑やかな人の声、花火、どこかの家の風鈴の不規則だけど涼し気な音
そしてまた少し大人になった君が来てくれる
新しく恋人ができても僕のところに来てくれる
一昨年と去年は君の姿が見えなかったけど、理由がわかったよ
今年は君そっくりの小さな女の子と優しそうな男の人と3人で来てくれた
君と男の人が水を入れに水道の方に行ってる間に
小さな女の子が僕の好きな瓶ラムネを置いてくれた
僕のお墓に手を合わせて色んな話をしてくれる
君と同じ時間を過ごすことは出来なかったけど、君が幸せそうで僕は嬉しい
だから僕は夏が好きだ
空一面に広がる大花火に2人身を隠そう
どうかだれも見つけないで
そっと私たちを隠して
今日だけは、わたしを孤独に帰さないで。
【夏】
昨日の夜は、雨音がうるさくて寝られなかった。
「明日は蒸し暑いんだろうなぁ…」
考えるだけで嫌になる。
それでも学校には行かなくてはいけない。
重い足取りで家を出る。
湿度が高く重ったらしい空気
さんさんと照りつける太陽
少しだけセミの声が聞こえる
雨の後特有のカビのような匂いに
夏のはじまりを感じた
うだるような暑さに、おぼろ気な記憶がよみがえる。
あの日、日に照らされた広場の縁のベンチは、松の木陰で少しばかりだが暑さをしのげた。
彼は何と言ったのだろうか。そして私は何と返したのだろうか。
暑さと共に過ぎた時間は、ジリジリと私の視界を狭め、心も狭めていき、彼と私の気持ちの距離だけを広げていった。
今日の暑さは私から何を遠ざけていくのか。
#夏
泣くことも
声をたてて笑うことも
怒ることも
苛立つこともなく
なにもかもが
どうでもいい
動かない
動けない
動こうとしない
動きたくない
不変の安心と
不変の不安との
絶妙なバランスを
保ちながら
生きていて
死んでいる
今年も
やっぱり
夏は
きらい
# 夏 (192)