『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
茹だるような暑さの中で
やんわり効かせた冷房を無視して
炭酸を注いだコップまでもが汗をかく。
まだ夏と呼ぶには早いような
梅雨との境目の頃に似つかわしくない熱気が満ちる部屋。
四肢を投げ出して、無意味と知りながら目を閉じる。
静かに思い出す。
いつか君と過ごした季節が
また巡り来るんだ。
愛という言葉で片付けてしまうには
上手く説明のつかない僕らの関係。
過去にしてしまうには大切すぎて
まだしまい込めずにいる。
消したようで消せていなかった
はがきの片隅。
あの言葉は本当に僕を向いていたのかな。
答えのない問答。
帰ってこない夏。
それでも季節が巡る度
何度だって思い返す。
〉夏
夏は嫌い。
暑いしベトベトするし
皮膚は赤く腫れる。
だからは私夏が嫌い。
うんざりする
《 夏 》
あの夏、私は彼氏と別れた。
あの人にとってみれば、嬉しいことだろう。
夏に日に焼けるのは当然だろうか。
白いまま学校へ行き、病気で寝込んでいたのではないかと声をかけてくれた陸上部のクラスメイト。
家でずっとゲームをしていたとは言えず、誤魔化したら室内のバイトをしていたのだと勘違いしていた。
「そんなところ」と曖昧に笑った新学期を、夏が来る度に思い出す。
あの人はもう覚えていないだろう。
『夏』
子供の頃は嫌だった素麺が
暑い間は毎日でもいいと
思うようになったここ何年かの夏
子供の頃は特別感のなかった素麺が
今では生姜、茗荷、ネギがあったら
ごちそうになっている
それも、ピンクや緑の麺が入ってなくても❗️
夏
7 月8 月
夏が終わり始めた頃の9月の初め
9月1日
1番子供の自殺者が多い日
今年もまたやってくる
夏になっても冬になっても
変われない毎日
何回変われない夏を生きたかな。
~夏~
夏は、いろーんな思い出がある。良いものも、悪いものも。
いいもので言うと、中学の部活かな。夏休みは夏休みじゃなかった。ひたすら部活。毎日部活。吹奏楽やってる人なら分かると思うけど、朝から晩までガッツリ合奏する日々。吹コンに向けて、ずっと練習。
吹コンはそんなに強くなかったから、割と早く終わる。で、さっさと吹コン終わらせたら、いよいよマーチングの練習が始まる。これが地獄なのだ。本当に毎日死んでた。
運動部さながら、いやそれ以上に筋トレと走り込みをする。市営の体育館を毎日借りて、親に車で送迎してもらって。先輩はみんな鬼と化すし、叱られることしかないし。「はい!」以外の単語は話しちゃいけないレベルでひたすら怒られてた。…私がどんくさいのもあると思うけど((
マーチングが終わるまでが吹部の夏、て感じだったから、私の夏は毎年10月まで続いた。引退も当然10月で、中三の時はマーチングでヘトヘトのまま塾に行って授業二時間受けたり……よくやってたわ、自分。笑
まあこれは中学の時の話で、高校に上がったら百八十度真逆。夏休み初日から補習。七時間ガッツリ授業。終わったら部活。通常となんら変わりなかった。強いて言うなら内容が一月期の復習とか、模試対策とか。夏休みらしい夏休みは八月入ってからお盆明けるまで。お盆明けたらもう二学期。なんならコロナのせいで短くなったりしたし…中学の時とは別の意味で遊べんかった笑
悪いもので言うと、事故ったことかなー。
高一の時、当時中三の男子とチャリンコ同士でぶつかって。向こうは無傷だったけど、私は顎下を思いっきり切って4針縫うっていう結構な怪我をした。ちょうど夏休みの補習の時期で、学校祭の準備の日だったかな。寝坊したから慌てて家出たけど遅刻しそうだったから全速力で漕いでたら盛大にぶつかって。お互い「大丈夫ですか」の確認もそこそこに、「それより歩けるからとりあえず学校行かなきゃ、遅刻はダメ絶対!準備したいし!クラス展示で使う服は持ってかなきゃ!」て思って必死に漕いで。
前カゴに載っけてたカバンに血がいっぱい付いてるの見て、「…殺人現場にありそうな血の付き方だなー笑」て思った。アドレナリンドバドバだったんだろうね、怪我の酷さの割には痛くなかった。
でも結局遅刻はしました。だから、せめて保健室で止血はしてもらおうかな、遅刻理由言わなきゃだし……で保健室行って先生に見てもらったら学校で治療できるレベルの怪我じゃねえわさっさと病院行けやあああああ で、あれよあれよと言う間に救急に行くことになった。もう一生忘れんわ、初めて麻酔打たれて初めて縫われて。足痛めてたから松葉杖借りて帰って。
友達に「顎切った!4針縫ったよ〜✌️」て松葉杖持った写真と一緒にLINEしたら翌日にはクラス中に広まっててびっくりwww あと、ちょっとの間学年の中でも話題だったそうで。笑 後にも先にもないなーあんな事。
あとしっかり人身事故だから警察に通報して。現場検証したり取調室で事情聴取受けたり。一緒に行った父と「やべぇな、これドラマのやつじゃん!(((o(*゚▽゚*)o)))」て盛り上がってました←ゑ
色々と貴重な体験させてもらってあのドタバタ劇(?)はある種楽しかった。笑
あとね、警察の凄さを実感した。「事故った相手どんな人だった?自転車の色とか覚えてる?」て聞かれて、その人の風貌とかチャリについてた鑑札番の色味とか、ほんのちょっとの情報だけで相手見つけたからね。しかも2日で。警察相手にしたらやばいんだなーって勉強になりました((((?
みんな、警察にはケンカ売らない方がいいよ。すぐ見つかっちゃう。笑笑
今年の夏はどうなるかなあ。ずっと引きこもってるから、なんにも無いかな。…あ、今までは毎日外出てたから日焼けとか凄かったけど、今年は全然焼けてないよ。引きこもりの数少ない利点かな((((
あ、あとね。高校の文化祭でインフェルノ使われまくったから、夏が来ると自然とインフェルノ思い出す。笑
えいーえんーは なあーいんだとぉー なあーいんだーとぉーいうー!
ワタシは夏が大好きで
小学の時は夏休みプールを泳ぐことが
大好きだった。
今でもたまに泳ぎたくなるなぁ。
今は泳げないかな❓️
わからないけど✨泳ぎたい気持ちもある。
夏は昔から大好き😍
暑いって騒いでたかもだけど
今は扇風機と格闘してる。
毎日(・・;)
#夏
#夏
控えめに言って大胆に「私のお誕生季節です」
6/28として。
空白は火花の音で埋めて
『夏』
息苦しいのはきっと生温い風のせいで
前が見えないのはきっと太陽が眩しいせいで
身体が重いのはきっと汗で染みたTシャツのせいで
それでも「走れ、止まるな」と
たきつけるのはきっと夕立ちのせいで
だから、嫌いなんだよ夏なんて
夏なんて…
もう少しで夏が始まる。
夏が始まるワクワク感も好きだけど、夏の終わる間際の切ない感じも好き。
少しずつ夕暮れが早まって、気温も下がってきて涼しくなっていって。
ふと今年はまだ夏祭り行ってなかったって慌てたりして。
花火も買ってみるんだけど、大事なときに出し忘れて夏の終わり頃に思い出すんだよね。
線香花火が一瞬でパチパチ燃えてすぐ消えてしまうのが儚くて。
今年はどんな夏になるんだろう。
一瞬で終わる儚いものだとしても、素敵な夏を過ごせますように。
#夏
「えっ?!2組まだクーラーつけてないの?!!」
ふと辞めたいと思った
それは未来への不安だった
辞めてどうする
辞めて何になる
ここで辞めたら人に迷惑がかかる
ここで辞めたら人に何を言われるか分からない
結局僕は辞める勇気のないまま
今日も無駄な一日を過ごしてしまった
ミーンミーンミーン
蝉の音が暑苦しい
屋根もないバス停のベンチで
足を組み直し腕時計を見た
待ち合わせ時間はとっくに過ぎている
知り合って15年
小学生の時から一緒で
親友というよりは戦友のような関係だ
定時に来たときは一度もない
バスツアーを一緒に行ったとき
パーキングエリアでトイレ休憩から
なかなか帰ってこなかったのは焦った
こめかみから汗が流れる
「あー潰す」
いつもヘラッと笑い
謝りながら来る顔を思い出しイライラしてきた
毎度、遅く来ることは知っていても
来るかもしれないと約束時間に来てしまう
道路は熱で景色が歪んで見える
布から出ている肌はチクチクと
太陽の光がさす
ふと、区役所に手紙を送ろう思った
***停に屋根をつけて下さい
スルメイカになりそうですと
忘れないよう携帯にメモしようと
ズボンのポケットを探った
「ごめん」
遠くの方から走ってくる人影が見えた
さっきの言葉を実行するため立ち上がった
目の前に来たときは
額に髪をつけ胸は忙しく上下していた
「遅れたの特に理由はないんだけど、許して」
笑いながら氷菓をだした
私の好きな檸檬味のものだ
人気もなくてなかなか売っていない氷菓
運がないと買えないものだ
無言で氷菓を受け取った
「バス来るのにあと15分あるね」
そう言いとなりに座った
私は袋から氷菓を出し口に入れた
シロップのように甘く
ほのかに香る檸檬がひんやりと口に広がる
「おいしい?」
へラリと笑い首を傾げている
「おいしい」
目を合わせず青い空に浮かぶ積乱雲を見ながら言った
#夏
夏
セミ
暑い
クーラーを消すやつの意味が分からん
夏、来るの早すぎでしょ。
『夏』
夏
そう聞いて
最初に思いつくのは
ひまわり
わたしの大好きなあなたが
わたしの大切なあなたが
一番好きなお花
わたしが絵に描く
色が着いていても、いなくても、
あなたは綺麗だと言ってくれる
笑顔になってくれる
雲ひとつない
澄んだ青空に
映える
ひまわりいろのそれは
その瞬間に輝く
それをわたしは
絵にして
絵の中に美しさを閉じ込めて
またあなたにわたす
わたしの幸せな
大切な時間