『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夏祭りの日、君と見た打ち上げ花火は君の様に綺麗だった。
花火が打ち上がった瞬間君としたキスはとても幸せだった。
来年も見れるといいな。
『夏』
祖父母の住む田舎には大きな向日葵畑がある。
辺り一面黄色と緑に覆われた向日葵の国。
私はその国のお姫様。太陽の王子様がいつも天高い場所から見守ってくれる中、好奇心旺盛でお転婆なお姫様はカブトムシとクワガタの家来を連れ、憧れた外の世界へ冒険の旅へと出発する。
時に転んで泣くこともあったり、蝉お爺さん、蜜蜂お姉さん、天道虫くんと素敵な出会いが待っていたり。向日葵の国はドキドキとワクワクがいっぱい。
それが幼い私が見てきた向日葵畑の景色。
自分と同じ高さの向日葵畑は、周りの景色に溶け込みつつ、花弁が太陽の光に照らされて輝いているかのよう。瞳のキャンバスは半分は空の青、残りは向日葵の黄色で塗られてその美しさに心が癒されていく。
これが成長した私が今見る向日葵畑の景色。
夏
半年後は正月に
また半時後は来年の夏に
時代の流れを感じます
虫とはわかり合えない 夏
夏は苦手。
ジメジメして暑いと体調悪くなる。
汗でベタベタするのもどうにも苦手。
日差しで頭痛くなるのもね。
夫がわざわざ日なたを歩くのが
全く理解できなかった。
彼は夏の日差しが好きらしい。
私は可能な限り日陰を
サングラスに帽子か日傘も夏の必需品。
それでも汗だくで、みるみる元気がなくなる。
そんな私を気の毒に思うのか
いつしか2人の時は日陰を歩いてくれるようになった。
また夏が来たなぁ。
夏、一番好きな季節"だった"。夏休みあるし、友達と遊び放題じゃん?
でも、あんたに会ってから少し嫌いになった。
たぶん、会えないから。
#夏
春夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏秋冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬
夏
すべての生きものの
生の盛り。
熱のこもった呼吸が
互いに交じり逢えば
大気に露、宿る。
蝉の音
やめてほしいほどの暑さ
大量の宿題
そうめんに冷やし中華
今年は、
今年の夏は、
最後の夏
中学生最後の夏
最後まで
ゴールを目指して
突き進もう
今年の夏は良い夏になって欲しい
風鈴が鳴る
君の髪を、暖かい風が揺らす
氷菓を齧り、君は笑う
「今年は何匹金魚掬えるかなあ」
膝の上で丸まる猫を撫でて、僕は答える
「今年もきっと、僕の方が掬えるよ」
君のその頬を膨らます仕草さえも
夏に溶け込み僕を揺らす
暑さは好きじゃないけど
あの人と過ごせるのは
最後かもしれないから
大切に楽しく過ごしたい
夏
夏が大好きだ。
君の垣間見える腕の血管が大好きだ。
夏
暑い外、蝉の鳴く声、冷たい食べ物、海
そして、私が生きるか、死ぬかを悩んだ
あまりいい思い出の無い季節でもある
お題《夏》
天井から吊り下げられた朱い金魚風鈴が涼風に泳ぐ。それはひとつではなく、とにかくたくさん。それはどれひとつとして、同じものはない。
歪な美しさ。
私はひとり青い朝顔が鮮やかに咲いた浴衣を纏い、その光景を眺めている。頭にも朝顔の髪留めをし、今日は特別な日だからおしゃれして。
この日のおしゃれは《金魚姫様》のためのもの。
夏の始まりと終わりに行う、鎮魂祭。
風鈴の音が水と、あの人の記憶を運ぶ。
「――ああ恋しや恋し」
蝉時雨が言の葉をかき消して。
私はまたひとつ、ため息をつく。
人の想いがまだこうしてここへ繋ぐ――本当に、想いとは厄介極まりないものだ。
7月。
旧暦だと、たしかもう秋になるんだっけ
あと2日。
そしたらもう、すぐに大会が来て、終業式が来て、あっという間に…最後の夏休み
課題は多いだろうな
夏期講習もたくさんかも
思い出なんかも作りたい
…きみには会えるかな。会いたいな。
セミたちの合唱に包まれながら、
絵に描いたような入道雲のもとで、
きみと、初めて話したい
きみと、初めて笑い合いたい
今年こそは、勇気が出るかな
快晴よ。声たちよ!
ぼくの背中を押してくれ。
線香花火が落ちた。
君は笑った。
打ち上げ花火が上がった。
僕は泣いた。
-夏-
この目に見えるあの夕陽みたいに
僕だって燃えている
この急カーブを走って走って
力尽きるまで走り切らなきゃな
若草色を真っ赤に染まった身体で突っ走る
色んな奴を横目にしては、風に身を任せる
ぐるぐるぐるぐる
同じような所をずっとずっと…
どのくらいの奴らに勝ってきたのか
いや、数なんかどうでもいい
こうやって灰になり
僕は役目を果たしたのだから
いい夏だったよな?
そうくすぶってた最後の姿を見届けて
奥さんは一息で僕を樹木の方へ吹き捨てた。
線香花火したり、プールに行ったり、そんなことをして楽しい思い出が増えていく。
どんなに辛いことがあってもこの夏、友達と遊んで辛いことも汗と一緒に流しちゃお
「夏」
輝ける季節と思っていたのは
いつまでだったろう
通勤の日々では
ひとしずくの汗にも
愚痴ってしまうのが
哀しい