風鈴が鳴る君の髪を、暖かい風が揺らす氷菓を齧り、君は笑う「今年は何匹金魚掬えるかなあ」膝の上で丸まる猫を撫でて、僕は答える「今年もきっと、僕の方が掬えるよ」君のその頬を膨らます仕草さえも夏に溶け込み僕を揺らす
6/28/2022, 12:20:33 PM