『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『変化』
レモンライムを齧って10年分の息をする
ウッドボードを転がるライムそしてまた10年分
鼠の抜け穴Hello Hello そしてまた10年分
さて日常に変化はあるのか、ふし穴で間違い探しをするのか また明日ハンバーガーとコークに舌を打つのか 疑問符をぶら下げて、あるはずもない休日に潜り込む
完璧な人間などいない
それを認めることがどれだけ難しいことか
変わらないものはない
人はそれぞれ大人になる事に変わっていく、それは当然のようなことである。
変わらない人はいない、当然。人はみな変わってしまう。悲しいな。
昔とは違うような人に変わる。
だけどそれはそれでとても愛おしいようだ。
色んな人に変わっていく。大人になった人もいる。
そうだもう昔には戻れない。明日を向いてやっていこう。
何があったとしてもちょっとずつちょっとずつ進んでいこう。
夜の中で息を吐いた。白く、凍えて見える。
指先は冷たい。手袋を持ってくるべきだった、と思う。
耳当てはなぜか忘れなかったから、耳はあたたかだ。
頬は痛いくらいの冷気に触れている。
目が慣れるまで、もう少し。
指先に息を吹きかける。ほんわずかのあたたかさで気を逸らす。
暗がりに目を凝らしている。
夜の山はあんまりにも暗く、夜と同化している。どこが山か空か、わからない。
しばらく目を凝らして、小さな白い点が浮かぶ辺りが、空なのだとわかった。
山に光るものはないから。
「星は変わらないんでしょう、ずっと」
「…星も変わるよ。あれはずっと昔の光で、もしかしたら今はもう、あそこに星はないかもしれないらしい」
「星ですら、永遠じゃないってこと?」
「まあ」
「現実って、ものすごく厳しい」
「どうだろう」
「何が?」
「変わらないことって厳しいのかなぁと思って。変われないことの方が厳しいような気がする」
「そう?」
「だって、どんな辛いことも、悲しいことも、ひとりぼっちなことも、永遠になる可能性があるってことでしょ」
「まあ、そう言われれば」
「永遠がないってことは、どんどん変わっていくってことで、変わっていくってことは、今の最悪も最低も最弱も、最小も変わる可能性があるんだ。必ず。」
「最悪も最低も最弱も最小も…終わるかもしれないとかいいたい?」
「そう思った方が気が楽だよ。終わりがないのなんて、つらすぎる」
「どうだろう…」
「この寒さの中での、星空観測だって、いつかは終わると思った方が、集中できない?」
確かに、今、ここはとても寒い。
「変わらないものはない」
「すべては変わる」
「必ず」
「すべては終わる」
「きっと」
変わらないものはない
そんなことは無い
全てのものは常に新たに創造される。
ベルグソンは、
火花のような生命の広がりを
エラン・ヴィタール、生の躍動という言葉で表した。
まさにその通り、生は躍動そのものである。
常に新たに創造し続ける。
それが生命だ。
だから変わらないものなどない
どんな物も、人も、感情も、
何もかも、全ては変わり続ける
と
私はずっと思ってきた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「うわあ、今年も綺麗なお花だねえ」
「ああ、母さん。その花好きだったからな」
「ほんっとお父さんはマメだよね〜
もうママがいなくなって10年も経つのに」
最愛の妻が死んだ時、
変わらないものなどないのだ
これは仕方がないことなのだ
と、必死に自分に言い聞かせて
悲しみの淵からようやく戻ってくることが出来た
確かに流転した
絶望も悲しみも、きちんと常に生まれ変わって
徐々に薄れていってくれた
「今でも毎日、思い出すからな」
しかし
変わらないものがあることを、
流転する生の中で初めて知ったのだ
やっぱり先生がいいんだ先生じゃなくちゃ
声も顔も頭の中に思い出すのは先生だけだったの
実らない事くらいわかってるけどもう少しだけ傍にいたい
「不変」であればいい。と何度願ったのだろう。環境や関係、外見何もかも「お気に入り」のものは何も変わらずそこにあり続けてほしい。と。
そんなの、無理なんだってずっと昔から気がついてるよ。
冬は体調が乱れやすい季節である。
その典型例で、私の友達も半袖短パンで出掛けたことにより風邪を引いていた。まぁこの場合はそれ以前の問題だが。
そんな阿呆な友達と今では親友である。自分でも分からないが、しばらく会っていないとたまに会いたくなるような存在であった。
今年の年末はこんなご時世ということもあり、実家には帰省せず例の友達と過ごすことになった。
12/31、駅前で友達との待ち合わせ場所で久しぶりだなぁと少し胸が高鳴っていた。
そのせいか、よさげなランチをやってそうな店を調べていたときのことだった。
「お待たせぇ~!」
いつも通り馬鹿でかい声がきこえた。
そう、間違いなく友達である。
「お前また半袖短パンで来たのか」
「はっはっはー!今日は上着があるんだなぁ、君~」
成長したなぁと思った。やっぱり変わっているところもあるんだなぁ。
「ちょちょちょっ!泣かないでよ~どうしたんだよー?」
「せ、成長しているなんて…」
「ねぇ、ひどくない?ねぇー」
こうやって騒いでいることが楽しかった。忙しい社会に呑まれているうちにこういうことを忘れていたのかもしれない。色んな感情の涙であった。
テーマからずれたが、まぁいいか!!
変わらないものはない
変わらないものはあるのかないのか。
人間がよく抱く問だね。
その人次第だと思うよ。
変わっちゃうかもって揺らげば変わるし、
変わらないって信じていれば、
最後まで希望があれば
変わらない。はず。
逆に、変えたい状況を変えることもできる。
はず。
近所の家が空き家になった。しかも2軒も。
3軒先の家は新しい家族が引っ越してきた。挨拶に一昨日きたから分かった。
庭の柿の木が今年切られた。病気になったそうだ。
僕の知ってる故郷の景色は山も川も町並みも変わらないように見えるけれど、中身は少しずつ変わっていく。
『変わらないものはない』
人が中心の世界はいつだってやかましく、変革を求めて変わり続けるが、自然の昔からそのサイクルはほとんど変わらない。
常に変化を望むのが人間であるのに対し、特定のサイクルを回し続けるある種の不変が自然という対比になっているような気がする。
もちろん人の中にも、昔から今までほとんど性格が変わらない人だっているし、人と関わった分だけ丸くなり穏やかな性格になる人だっている。良くも悪くもだ。
昔からある商店街のお店はどこか懐かしく感じるのは、ほとんど変わらない不変ゆえの安心感を持つ。
最近できたお店は新しいもので満ち溢れ、活気に満ち満ちているゆえのこれからの期待感を持つ。
いくつか対比になりそうなものをあげてみたが、まだまだ出てくるだろう。
変わる方がいいのか、変わらない方がいいのか。
まあそれは個人の問題なので、よくよく自分と向き合って考えてみてほしい。
あなたは不変を求めるのか、それとも変革を求めるのか。
もしくは、どちらも求める……なんて欲張りな、強欲な人もいるかもしれない。
変わらないものはない
胸が苦しくなるの…
気持ちがつらくなるの…
受け入れるのが…
むずかしい…
葛藤を彷徨い…
迷って…迷って…
でもね…
わたしのそばに
ずっと…ずっと…
いてくれる
人形、ぬいぐるみたち
に支えられて
ありがと
淡い気持ちでもいいの…
消えてしまってもいいの…
あの子も
あの子も
僕だって
みんな変った
姿も性格も昔とはどこか違う。
何故だか寂しくなる。
【変わらないものはない】
変わらないのもはない
月日が巡り、自然も人も動物も、毎日歳をとる。
無機物だって劣化する。
世界のどこかでは、人口が減少し、増加する。
地球のどこかでは、土砂崩れが起きたり、川の水位が上がって地形が変わっているかもしれない。
宇宙だって、月も太陽も、私たちの目には見えないけれど、一分一秒姿を変え、過ぎ去った後はもう二度と同じ姿を見せることはない。
でもひとつだけ、変わらないものがあるとするならば
今、この瞬間を生きていること
1分後、1日後、1年後、
決して変わらないとは言えないけれど、
それだけは、こうして思考をしている数分間も、
唯一変わらないものだと言えるのではないかな
私は数年前に故郷を捨てた。
とても田舎で、街灯は少ないし、娯楽施設もない。
雪はたくさん降るし、公共交通機関もあってないようなものだ。
もうこんな場所嫌だ!
どこかでそんな歌を聴いたことがあるが、まさにその通りで、故郷を捨てた。
今は大都会·東京へと上京し、何年か経ったある日。流行り病も落ち着き始めた頃合いを見計らって、久々の帰省である。
新幹線を使い、電車に乗り継ぎ、本数の少ないバスに揺られてついた。
変わらないものはない。
それは、進化、だけではない。
故郷は変わっていた。
悪い意味で変わっていた。
電車は廃線になり、唯一のコンビニも潰れ、廃屋が増えている。
私は故郷を捨てて、果たしてよかったのだろうか。
しかし、私一人がいたことで、何か良い意味での変わることはできただろうか。
何もないこの場所で、変わらず残っていたのは、実家だけ。
私は自室で、しばらく呆けた。
【変わらないものはない】
変わらないものはない
形あるものは、壊れる
変わっていく
人も同じ
変われないことははい
思いを強く持って
行動すれば変われるはず
負けないで頑張るぞ
ぼくは変化が嫌いだ
ベッドの種類
ご飯の時間
たまに変わると
無性にイライラしてなくんだ
ああまた
お気に入りに爪研ぎの位置が変わってる
そんなとき
古株のお爺ちゃんがいった
変わらないものはない と
目を閉じて前足を折り畳むお爺ちゃんを見て
ぼくは深いなぁと思った
永遠は無いと知りながら、
それも求めるのは愚かだろう。
いつの間にか歳をとった。
年の暮に思うのは何度目だろうか。
変わらない様に見えても、
何か変わっているのだろうな。
俺も街も何もかも。
よく行ってたあの店も潰れたよ、
安酒で吐くまで呑んだあの店も、
小洒落た喫茶店に変わってたよ。
変わらないのは呑んでる面子だけだな。
何時まで続くかな。
知らないけど、来年は呑んでる気がするよ。
変わらないものはないけど、
出来るだけ続いたら良いよな。
またくだらない話をしよう。
また歳をとったなんて言いながら。
#変わらないものはない
変わらないものはない
そんなことは知ってる
でも、だからと言って変わることを恐れるのは
言い難いのない恐怖を覚えるのは
そんなにもおかしいことなのだろうか
テセウスの船のように少しずつ変わって
いつしか全てが変わったときに
恐れを抱くのはいけないことなのだろうか
幻葬焉
神秘に魅入られ
奪われた幻
触れて薄れてく
哀しき日々
手繰り寄せては
千切れた絲
「上手く 生キル事出来ズ・・・」
戻せ無い失いが
何時も・・・ 何時も・・・
優しさが傷み
想刻に囚われ
哀しみの謳聲
響かせた悲劇
積み重ねた代償
終わり無き嘆き
歩み続けた末路
崩れ去るは精神
私は触れ
その瞬間に・・・