『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
数日前、娘が事故死した。
亡くなる数分前、俺と娘は喧嘩をしていた。
どうでもいいことだった。
俺が、余計なことを気にしすぎるばかりについ、口出ししてしまった。
その言葉に、カチンときたのか家を飛び出してしまった。
そこに、トッラクがきて引かれた。
あの時、あんなことをいわなければ死なっかたかもしれない。
今も、喪失感にとりつかれている。
僕は昔から感情というものが理解できなかった。
喜びや悲しみがどういったものなのなのかよく分からなかった。先生がどうして笑ったり泣いたりしないの?て聞いてきたけど、僕自身でさえ分からなかった…周りから機械のような人だとよく言われた。もしかしたら、僕は機械なのかもしれないと思ったが、ハサミで手を切った時に、指から鮮やかな赤色の液体が流れたため、僕はちゃんと人間なんだと思った。
歳を重ねるにつれ、道化のように生きる術を習得した。周りが笑ってると僕も顔を笑顔にした。周りに合わせて生きるのは大変だった。
ある日、彼女と出会った。彼女はよく笑う人だった。心の中で考えてることが全部表情や仕草に現れているみたいで、僕と正反対の人間だと感じ、僕は彼女を知りたいと思った。僕が芽生えた初めての感情だった。
彼女と同じ図書委員に入った。僕はあまり本を読んでこなかった。つまらないものだと思っていたからだ。「登場人物の気持ちになって考えてないからよ」
と彼女は言った。人の気持ちを考えられない僕が、紙の中の現実に居ない人物の気持ちを考えられる訳が無いと思った。彼女は色々僕に教えてくれた。風景の描写から感情を読み取る方法、こういう行動どんな心情が読み取れるか、とても丁寧に教えてくれた。僕はどんどん本の魅力に惹かれた。彼女の楽しそうな表情を見ると心がぽかぽかした。
「それが楽しいって感情だよ」
彼女は僕に沢山の感情を芽生えさせてくれた。知りたいという気持ち、一緒に居て安心する気持ち、彼女に会えない間寂しくなる気持ち、会ったら嬉しくなる気持ち、そして人を好きになるという気持ち…彼女は僕にとってかけがえのない存在になっていた。
朝学校に着くと、いつも来ている彼女の姿がなかった。遅刻かなと思ったけれど、その日彼女は来なかった。
次の日、彼女が交通事故に巻き込まれて亡くなったと先生が言った。僕は信じられなかった。気づいた時には教室を飛び出して外に出ていた。飛び出して行った後の記憶は無い。ただ、今まで感じたことの無い気持ちだけはずっと覚えている。
もう彼女に会えない…あの笑った顔を見ることが出来ない…この感情はなんて言うの…ねぇ、教えてよ…
僕は次の日、図書館に行った。あの感情が知りたかった。
"喪失感" 大切なものを失ったときの、空虚な気持ち
そのページを見た瞬間僕は涙がこぼれた。最後に教えてくれた感情がこれはひどいよ…僕はそっと辞書を閉じた。もっと色んな感情を知りたいと思った。天国で笑いながら彼女と話すために…
彼女の分まで生きよう。
僕は前を向いて、図書館を出た。
#喪失感
たくさんの夢を
ポケットに入れて歩いていたはずなのに
いつのまにか
ポケットの中には何もなくて…
心の中に隠しておいた
あなたへの恋情さえ虚しさに
色褪せて涙も枯れて
そんなふうに自分を
哀しみのヒロインに演じて
慰めてた
何も無い 何もない
失くしたものを数えるのに疲れたら
得たものをもう一度
思い出せばいい
ドキドキを思い出してごらんよ
失くしたものもいつかは
宝物にカタチを変える
喪失感
駐車場で猫が寝てた。
朝起きるときの太陽が眩しくなってきた。
仕事帰りの信号待ちの車の中の人、多分すっごいひとりカラオケしてた。
そういうどうでもいいのに一人で持ってるにはちょっと物悲しいことを
わたしはこれから誰に話せば良いんだろう。
ほんの少し前まで「くっだらねえな」って口の端を楽しそうに上げてくれる君がいたけれど
君以外の誰が
一緒にくだらなくなってくれるんだろう。
世界中の人と繋がってたって
誰かがわたしのひとことに反応してくれたって
それはわたしが欲しかった君の反応じゃない。
世界がどんなに明るい色を纏っても
わたしがどんなに華やかな場所にまでたどり着いても
それはわたしが君に見せたかったわたしの日常じゃない。
しあわせになれなんていわないで。
君のいない空間を埋められるしあわせはないから。
空っぽのベッド
主が居ないキャットタワー
動かない自動給餌器
猫砂の定期購入も止めた
あー
耐え難い
この喪失感は、
意識したら、
耐えられない
〈喪失感〉
私は、アニメが好きだ。
春、夏、秋、冬と漫画が、アニメ化する。
でも、春と夏の間、夏と秋の間と、この間がある。
私はこの間が喪失感でいっぱいになる。
これは、いろいろな人が共通するであろう。
「喪失感」
私が4歳の時
祖母が亡くなった
生まれた時から
何かと面倒見てくれた祖母
祖母が居なくなった家の中は
ガランとしてもの足りない
祖母の座っていた椅子
祖母の好きだった庭
祖母が着ていた服...
家中が祖母の面影でいっぱい
何処にいても何をしてても
優しい笑顔が浮かんできて
涙がポロリ...
″喪失感″なんて難しい言葉
知らなかったけれど
あの時、人生で初めての
喪失感を味わったのは確かだ...
お題:喪失感
あなたに会えなくなって1週間が経つね。
寂しい、色んなことばっかり考えちゃうよ。
会いたい、ずっと一緒がいい。
そうね。
私は、愛情よりも、その深い海のような悲しみに、寄り添いたいのです。
努力はするね。道は開く。
深い信頼関係は、縁となるのです。
私だって、ここを気に入っているのだから。こんな沢山の感情には触れられない。
越えられるものがあると思うのです。
喪失感95
臨時
また来週月曜日
「喪失感」
つらい......
どうしたらいいの?......
あなたが私の傍にいないなんて...
何もやる気になれない。
もう一度あなたに会いたい。
会って、色んな話をして、笑いあって、
ずっとずっと一緒にいたい。
あなたがいなくて人生つまんなくなっちゃた(笑)
いつか会えるよね?きっと
今の感情はよく分からない。
どうしたらいいのだろう。
お腹空いた
何食べよう
とかない
空腹が埋まればそれでいい
よくない
でもどうでもいい
年々色々有るからなあ…
何かし無くしたからって
朝が来ない訳では無いからなあ…
(喪失感)
それは、ふいに指を切ったような、持っていたスマホを取り落としたような、ただそれだけの感覚に近かった。
けれど傷は閉じず。スマホは破片になり。
どれだけ補完しようとも『穴』は埋まらない。
これが喪失感か、と、かき集めた骨を抱き抱えながら思った。
【喪失感】
喪失感
喪失感があるうちはまだまだほんとに喪失したわけじゃないんだよ、つまり記憶にあるうちは死んだとは言えないのさ、と君は笑って言った。その笑顔も声音も思い出せるのに、箱根の恐ろしい坂をドライブしたり青春18きっぷで深夜の鈍行に乗ったりオールで酒飲んだり、君とバカなことをたくさんしたのも覚えているのに、君の少し色素の薄い癖っ毛と灰色の瞳も思い浮かぶのに、なのに、僕は君が誰か思い出せないのだ。名前も僕との関係性も思い出せない。君が生きてるか死んでるかもわからない。友人知人は全く君を知らない。君は僕に何をした? 君は何者だ? 誰とも共有できない喪失感が凄まじい。君に会いたい。
喪失感
先日押していたアイドルが突如引退をした。あの日から私は喪失感に苛まれている。
残酷な白色の街。
吐く息の冷たさが今日も凄くて、
外は寒くて、窓も開けれない。
どうしようもないほどの綺麗のせいで喪失感。
記憶は日々薄れるのだ。
明日も外には雪が降る。
この冬は明けないだろう。
寒くなりすぎた地球でまだ
今日も僕はもう届けれないラブレターを溜める。
いつか僕が生きれなくなるまで。
何かわからない。
ただ何かなくなったような気がして、
急に心に穴が空いたような、
自分に何か足りなくなった気がする。
そんな感覚。
自分が誰に必要とされ、誰に求められているのかさえ
見失っているかのようだ。
喪失感
愛犬が空へ旅立ってから
何ひとつとしてやる気が起きなくなった。
ベッドの上でただ天井を見る生活も
今日で1週間を突破した。
寂しいなぁ、撫でたいなぁ。
深い喪失感に襲われ、涙が止まらなかった。
『喪失感』
指で、輪をつくる
そっと覗いてみた
そこから見えるものに私はいない。
CDが、割れた
テープをゆっくり貼り付けた
どれだけ大事にしていても壊れることは容易い。
補助輪を、外した
怖くなかった 痛くなかった
無いと進めないのは思い込みだった。
「喪失感」か…
何を無くしたか考えてみた
多分、数えきれない位いっぱいある
それは、物質的な物だったり
精神的な物だったり…
逆に1つだけって聞かれても
わからない…
最近は、忙し過ぎて「喪失感」を
感じて感傷に浸っている暇もない
長い時間の中では、きっとその場
その場では嘆いたり、傷ついたり
……と、きっともがきながら
乗り切ってきたんだろう
しかし、なんやかんやと嘆いていても
今、こうしてそこそこ落ち着いている
ところを見ると、当時はこの世の終わり
みたいに感じていた事も、案外と
無くした物はそんなにたいした事
でもなかったのかもしれない…