喪失感
駐車場で猫が寝てた。
朝起きるときの太陽が眩しくなってきた。
仕事帰りの信号待ちの車の中の人、多分すっごいひとりカラオケしてた。
そういうどうでもいいのに一人で持ってるにはちょっと物悲しいことを
わたしはこれから誰に話せば良いんだろう。
ほんの少し前まで「くっだらねえな」って口の端を楽しそうに上げてくれる君がいたけれど
君以外の誰が
一緒にくだらなくなってくれるんだろう。
世界中の人と繋がってたって
誰かがわたしのひとことに反応してくれたって
それはわたしが欲しかった君の反応じゃない。
世界がどんなに明るい色を纏っても
わたしがどんなに華やかな場所にまでたどり着いても
それはわたしが君に見せたかったわたしの日常じゃない。
しあわせになれなんていわないで。
君のいない空間を埋められるしあわせはないから。
9/10/2024, 11:19:55 AM