『善悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ごめんね今日はこれで我慢してね、?
下へGOー
今日は時間が無くて書けないので
次のお題が出たら書こかと思います!
だから今回は雑談で、
※結構やばいこと言ってるし本性さらけ出してる
今ね、次書くもの迷ってんよ、
最近はマッシュルばっかでさ、
ダメだと思ってるんだけどずぶずぶハマっていくんです、
文ストも大ッッッッ好きよ!?
文ストは今銭湯コラボに行けなかったからな、
虚しい。温泉大好きだから次あったら絶対いくの!!
なくてもぬい連れてくの!!
話脱線したね、戻そう
次はマッシュル書くんだけど、
私の最推しカプがランス・クラウンとドット・バレットのランドド🪐💥なんだけどね
最っっ近オーター・マドルとワース・マドルのオタワス⏳🕶ハマってんよ、
兄弟もの苦手だったんだけど、オタワスは別格
自己肯定感低い系と素直になれない受け大好きだからさ。
Twitterとかで小説呟きしてる人に毎日泣かされてます
ありがとうございます。
初の試みでオタワスもやってみよーかな、?
って思ってんす。
だから多分オタワスかなー?
ここで私の大好きカプの暴露コーナー👏🏻👏🏻
冷静に需要あるの?
絵文字多いからチカチカするかも💦
マッシュル編
最推しカプ
ランドド🪐💥
ランスとドット
素直になれない系受けは三度の飯より食べたい。
オタワス⏳🕶
オーターさんとワースくん
自己肯定感低いワースくんをめためたに可愛がってくれ
推しカプ
レイマシュ☔🍄
レインくんとマッシュ
ラブラブでもエロエロでも🩷
パチョマク🍥🎈
カルパッチョとマックス先輩
ラブラブでもえろえろでも💕
アビアベ🎭🪆
アビスくんとアベル様
アベル様の可愛いとこたいんや!!
デリセル🍷💎(ネタバレ3期に多分出てくるよ)
デリザスタ様とセル坊
(↑名前だけ覚えて🥺)
支配系もいいし、おねだり系も、🤦🏻♀️💕
ロイフィン🥔🐬
おいも・キャベツ(ロイド・キャベル)とフィン君
マイナーカプ!結構いいのよこれが!
百合も地雷では無いし、いちよ言っとくか
レモラブ🍋🩷
レモンちゃんとラブ・キュート様←推し
ラブレモでも可。でもラブちゃんの可愛いとこ見たいし、レモンちゃんのカッコイイとこ見たいよーママー
文スト編
全部最推しカプだから推しカプで行くね
推しカプ
福乱🍵🍭
しゃちょーと乱歩さん
乱歩さん、好きです。 絵文字わかんなかった😞
芥敦😈🐯
やつがれくんとあつしくん
多分世界で5番目くらいにラブラブが似合う二人🫠🩷
太中🤕🎩
太宰さんとちゅーやたん
ラブラブもいいんけどエロ最高やで、この二人、
ポオ乱🦝🍭
ポオくんと乱歩さん
もー可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い愛した🤦🏻♀️
ヨコ虫✒️👻
ヨコミゾと虫くん
ヨコミゾが積極的だといい。そして虫くん照れ照れに🤦🏻♀️
鐵条🗡💧
鐵腸さんと条野さん
ッッッアアア!!!!条野さんが自己肯定感低くて素直になれないといい。オタワスに似たとこがある!
あと絵文字過去一ムズい。
ゴーシグ🕊🍪
ニコライ・ゴーゴリとシグマくん
なんかね、ドスシグよりラブラブな気がするんだ、
ドスシグだったらドロドロぽいんだけどラブラブなんだゴーシグは、
百合コーナー
鏡ルシ👘🧸
鏡花ちゃんとルーシーちゃん。
鏡花ちゃんスパダリよ、。鏡メリとも言うらしい。
ルーシー・モンゴメリだから、絵文字ムズい
進撃の巨人編
最推しカプ
エレリ⚔️🪽
エレンと兵長!!!!
あーもー好きです。(告白)
推しカプ
エルリ🏇🪽
エルヴィン・スミスとへいちょー!!
こっちもこっちですこです。(告白)
その他編
チェンソーマン
アキデン🍁🪚
早パイとデンジくん
いやね、誘い受けの象徴だよ彼は。
ヒロアカ
轟爆🍰💥
轟くんと勝っちゃん
かーいーねーかぁーいぃーねぇー😊
ツイステ
レオラギ🦁🐆
レオナ先輩とラギーくん
あああああもぉ、好きです。お幸せに!!!!
ブルロ
國千🦸♂️🦵🏻
國神 錬介くんと千切 豹馬くん←推し
ちぎりいいーーーん!!!!大好きだよおぉ!!
絵文字キモくてごめん。
凪玲😑💜
凪と玲王
見るだけでじゅーぶん。存分にいちゃこら楽しんで🙏🏻
玲王のメンヘラがいいのよ。
ドクスト
千ゲン🧪🪄
千空ちゃんとゲン ←推し
ラブラブより挿入より舐めるとか触るの方が絵面いい気もする、?
はーい終了です
お付き合いありがとうございましたーー🙏🏻🥲
もろもろの垢名は次回!
次回の投稿お楽しみにー!!
オタワススペシャルにしとくね!!w
ばいねーーー
うごわより
善悪
大人は言う。「悪いことはしちゃだめよ。」と私に言う。私は「大人も悪いことしてるじゃん。税金を納めなかったり、人のものを盗んだりするじゃん。」と反論すると大人は「そんな悪い大人になってはだめよ。」と返ってくる。しかし、社会では良いことと悪いこととはっきりと区別をすることはできないのを知っている。例えば、万引きをしている人がいたとする。万引き事態は絶対にやってはいけない行為だ。
しかし、お金がなく、生きるために必要なことであったとしたら、批判はできない。政府に批判をする。
善悪は分けられない
僕は馬鹿。対して、君は天才。
君はそれはもう難しそうな参考書や医学書をたくさん読んで、それはもう難しそうな大学に入り、それはもう難しそうな仕事に就いた。
僕の母が当時では不治の病と言われる病気にかかった時も、君が研究を重ねていたその病に効く薬が丁度一般的に使用できるようになり、その命を助けてくれた。
本当に君は天才で、母の命の恩人だ。
僕は馬鹿なので、そんなすごいことはできなかったし、できたことといえば、入院をしている母の下へと足繁く通うくらいだった。
病室でも母はいつも君を褒めていた。君を信じていた。
君が薬を作ってくれることを信じていたから病を恐れていなかったし、実際にその薬を完成させて治してくれたので、一層君を褒め、それこそまるで神様のように崇めていた。
君は天才。
君は完璧。
君は素晴らしい。
対して、僕は馬鹿。
僕は馬鹿だから、善悪の判断もつかなかった。と言えば、許されるだろうか?
そんなことを、ナイフを握り締めながら考えていた。
『善悪』
善悪
この世に等しくは存在しないものだ
ただ己が生きるための道筋として内にある
他の中に己の正義がないことを知ることが
己の善悪を持つという意味だ
善悪を一緒に考えてみたくて線は引かずに手をそっとひたす
私から見た物語は善に見えても他人から見た世界は、悪に見えることがある。
だから、一概に人を責めることも自分を責めることもしすぎてはならないと思う。
身内を許すことが出来なくて…孫ちゃんには全てオッケーなのに…同居してる旦那には普段から不平!不満が溜まりすぎてその様な心と言葉を放ってしまい。それでも又!変わらない毎日をおくってます、が二つのいい言葉がズーと心に響いちゃって🤩
(袖すり合うも)
善悪
好きな人にかわいいって言われた、
でも好きとは違うんだね。
『善悪』
俺には、子供の頃の記憶が無い。無くなった理由もわからない。
だが、1つだけ覚えている事がある。
子供の頃に、善悪の区別が付けれなくなった。
自分の損得だけを考え、これまで生きてきた。
人を殺しても、犯罪を犯しても、何も感じない。無論、一般的に良いと言われている事をしても、だ。
でも、俺は今、自分が変わったと感じた。
俺はある追手から逃げる為、ある廃墟に入った。身を隠し、隙を見て逃げる機会を伺う為に。
「おとうさん……おかあさん……」
その廃墟で、泣いている少女がいた。隅っこで蹲り、何かに怯えているようだった。
何も感じないと思った。その少女がこの後誰かに殺されたとしても、何も変わらないと。そう思っていた。なのに——
「私を、1人にしないで……」
その、寂しさと絶望が入り混じった声を聞いた瞬間、懐かしさと共に助けなきゃ、と言う気持ちになった。
何故かはわからない。何故懐かしさを感じたのか、何故その少女だけ助けなきゃと思ったのか。
脳が自分の変化を処理出来ていない。でも、体は動いた。少女に近づき、顔を覗き込み、声をかける。
「小夜」
少女の名前は聞いていない。なのに、その名前が無意識に出てきた。
「え……? おにいちゃん、だれ……?」
少女は頭を上げ、俺の顔を見る。
「話は後だ。取り敢えず俺と来い。助けてやる」
この不思議な少女と共に歩めば、俺は無くした物を取り戻せるのだろうか?
それはわからない。でも、俺は変わる。そう言う、謎の確信はあった。
AIの倫理観
AIは社会にどんどん浸透してきている
そのため、AIを利用できるまたは、常識として学んでいく必要がある
AIは便利な半面悪用される事例がある。
例えば、
ディープフェイクにより、でも映像により、冤罪や詐欺事例がある
問題を解決するには使用側のAIに対する知識不足などが理由
AI規制するよりも、世界へのAIに対する知識学習が重要
「誰も君を助けないなら、僕が君のヒーローになるよ」
そう笑って、ヴィランに手を差し出すおまえは。
"善悪"
『善悪』
誰かにとって良いことは
誰かにとっての悪いことかもしれない。
結局、何が善で何が悪かなんて
その人個人の物差しで測るしかない。
だから争いなんかが起こり
無くなることが無いのかもしれないね。
ん?
いつになく真面目な話だねって?
うるさいなぁ、
じゃあついでに教えてあげるよ
僕にとっての「善」は
僕と君が楽しく元気に生きること
「悪」は
それを邪魔するもの全てだよ
なに?僕そんなにおかしなこと言った?
まぁ良いや
ーー何時からだろうね、
人間になんて興味がなかった僕が
こんなにも人を気にするようになったのは、、、
覚えてないや
善悪なんて人それぞれで。
好きと言われるより、嫌いと言われて安心するのはなんでだろう。
優しいと言われて悲しくなるのはなんで?
人からこういう性格だよね。と言われるとその人にとってそうでなければならないといけないと強制されるみたいで嫌。
けど、自分はこうだっていう主張をするのは嫌で。
ああ。
嫌な自分が露見にされるのが嫌だ。
いいひとでありたかった。
心が広い人間になりたかった。
偽物じゃなくて本物になりたかった。
自分を好きになりたかった。
本当の自分であって大丈夫と言われたかった。
明日はお休み。
しかも誕生日なのよね、と浮かれて。
前から憧れていたお洒落なケーキ屋さんでカットケーキを幾つか買ってきたの。
冷蔵庫に入れて。
夜はいつも通り、サラダチキンとたっぷりお野菜のスープ。
お肌のお手入れも念入りに。
さ、今夜は早目に寝て。
朝になったらゆっくりウォーキング行って、シャワーして。
ランチ兼ねた贅沢モーニングしながらタブレットで映画見つつ、ケーキ食べるの。
素敵な休日と誕生日になりそう!
……と思っていたのに。
どうして、真夜中に目が覚めちゃったの私!
日が明けたからもう誕生日よね、と冷蔵庫に目が向いちゃって、冷蔵庫の中のケーキの箱まで見える気がしちゃうのは何故なのよ!
ダメよ、我慢するの!
私の中の天使と悪魔も——
……え、何か仲良くテーブルについてフォーク両手に持ってるんですけど!?
真夜中にケーキなんか食べたら美容に大敵、どう考えても悪な行為じゃない!
どうして天使まで『ああもう待ちきれない早く食べましょ』的な顔をしているのよ、おかしいでしょ!
悪魔は悪魔で、『こうして葛藤して待つことにより手は止まらなくなるのだ』と言わんばかりにお皿を何枚もテーブルに並べているし!
そんな何十枚分もさすがに買ってないわよ!
真夜中だから追加で買いに行ったところで買えないのが救いよね——って、そうじゃない!
『でも、食べないことが善ではありませんよね。自らの心に素直になることは、時に心の正しさの体現でもありますから』
『そうそう。自らの欲求に素直に従う至福感は何にも代え難い』
……ああぁ、誰も私の良心の味方はいないじゃない。
勝てっこないわ、こんな誘惑……!!
——善悪。
善だろうが悪だろうが、の意から。
『いずれにせよ。また、とにもかくにも。是が非でも。』
(go○辞書より)
きょうははろういーんでした。
みんなちまみれでりあるでした。
きょうはさくらあまざけをのみました。
たくさんのんだせいでせんせにおこられました。
きょうはてすとがありました。
とちゅうでといれにいきたかったけど、
おじさんがいたのでやめました。
きょうはまちにいきました。
すぱいもにんじゃもいませんでした。
ぜんぶゆめでした。
おかあさんにあうゆめでした。
おかあさんなんかどこにもいませんでした。
せんせとけんかしました。
おこってせんせをおしたらおちました。
かえるみたいになったのでゆるしてあげました。
といれのおじさんがはいりたがっていました。
せんせはいないから、やってあげました。
でもくさくてきたなかったからてをはなしました。
そしたらおちちゃいました。
ーもう、あの子どうにかしてくださいよ
毎日問題を起こしてるんです!
いよいよ周りの人まで…
ーこっちだって手を打ってるよ
でも何処もあの子を受け入れてくれないんだ
君だって知ってるだろ?
引き取ってもらえたって数日経たないうちに
そこが潰れちゃうんだ
ーじゃあもう、どうしろっていうんですか?
まるで悪魔じゃない!
ー私だってこんなことになると思っていなかった
あの子を引き取ってしまったのが運の尽きだったよ
…もう諦めるしかないんだ
せんせいたち、なんのおはなししてるの?
あのね、ちょうちょをてでつかまえたよ
すごいでしょ
あれ?しんでるや
もう!よわっちいんだから
せんせ、あそぼうよ
せんせいかおこわい
なんでそんなかおするの?
ねえにげないで
ひとりにしないで
ちゃんといいこにするから…
A「あいつの家って貧乏なんだぜ!」
B「へー、そうなん?」
この時は何一つ僕は解らない日々を過ごしていた。
ある日、いつも通りの通学路を歩いてると前を歩くその子に目が向いた。
ボサボサの髪、前日と変わらない服装、ボロボロのランドセル・・・
Aが言う貧乏ってのも頷ける格好だ。
あまり話したことが無かったが、興味が湧いたので声を掛けてみることにした。
「おはよう!お前の家ってこっちなんだな!」
突然の出来事に「うん。」とだけ小さな返事を返してきた。
そこから学校までの道程で何を話しただろう?野球は好きか?サッカーは好きか?昨日のアニメは見たか?ゲームはするか?
多分、一方的に話していたのだが相槌を打ってくれていたのは覚えている。
そして、好きなアニメが一緒だと言うことで不思議と話が弾んだんだ。
学校でも僕は話しかけた。休み時間になればその子の元へ行き「野球しようよ!」
「僕はやらない」何度誘ってもこうだった。
ある日、僕は好きなアニメが一緒だと言うことを思い出し
そのアニメのカードをあげることにした。これで一緒に遊ぶことも出来るし何て考えながらだ。
「これ、ダブってるからあげるよ!」その子は嬉しそうに「え?本当にいいの?ありがとう!」と嬉しそうだった。
思えばいつも、クラスの端っこで暗そうな顔をしてたからこんな明るい顔は初めて見た気がした。
その日から日曜日などの休みの日に一緒に遊んだりする中になった。周りは「あいつと遊ぶと貧乏が移る」何て言って近寄って来ないがそれでも良かった。
この子と遊んでる方が気が合って楽しかったんだ。
遊び夕方に別れ次の日、学校に来たその子は昨日と同じ格好だった。
少し汚れていて汗臭かった。周りも顔を顰めていたくらいだった。
「あいつの家って貧乏なんだぜ」
突然この言葉を思い出した。。。
僕は小さくなって着なくなった服を部屋から引っ張り出した。幸いその子は僕より少し小さかったから合うと思ったのだ。
「お母さんこれ友達にあげてくる!」と残し僕はその子に会いに行った。
「これ着ないからあげるよ!」何の悪気も偽善のつもりも無かった。
子供ながらにその子が喜ぶなら嬉しくての行動だった。
「いつもありがとう!」嬉しそうに持ち帰って行った。
次の日に早速その子はあげた服を着て来てくれた。
「似合ってるじゃん!いいね!」僕は嬉しかった。
でも、周りの反応は違ったんだ。
「あれって前にBが着てた服だよね?」
「貧乏だから貰ったのかな?」
「やっぱり貧乏って本当なんだな」
心無い声があちこちから聞こえてくる。
僕は内心許せなかった。でも、何も出来なくただ見過ごした。
そんな日々が続いて夏休みになった。
僕は殆ど毎日その子と遊んだ!野球をしたり、カードゲームをしたり家でゲームもした。
明日からまた学校って言う最終日も一緒に遊んでた。
「また明日学校でな~!」その言葉が最期だった。
次の日その子は学校に来なかった。具合でも悪くなったのかと思っていたが、来ない日々が1週間続いた頃間違いだったことに気付いた。
その子の母から学校に連絡があったのだ。先生も状況を把握出来なかったらしいのだが話してくれた内容に拠ると
貧乏で昔から学校に行きたがらなかったのだが、ある日を境に明るくなり学校にも進んで行くようになった。理由を聴いたら遊べる友達が出来たんだって僕の名前を伝えたらしい。
僕のお陰で学校に行くようになり安心したし感謝してますって言ってたらしい。
でも、ある日を境にまた「学校なんて行きたくない」と言い出したらしく理由を聴けば「貧乏貧乏」って馬鹿にされると泣きながら伝えたらしい。
そして、夏休みの間に引っ越しを済ませ転校に踏み切ったのだと。
僕のせいだった。。。
何も考えず服をあげてそれが切っ掛けでまた虐めが加速したのは間違いなかった。
善かれと思いやった行動が、その子にとっては悪いことだったのだとその時に知った。
謝りたくてもその子はもう居ない。何処に行ったかも先生は教えてくれなかった。
僕はただ、後悔するしか無かった。
善悪って人に依って難しい
「『怪物と戦う者は、その過程で、自分も怪物とならないように注意せよ』。フリードリヒ・ニーチェ、『善悪の彼岸』だな」
で、この後『こちらが深淵を覗くとき〜』と続くわけだ。某所在住物書きは自室の天井を見上げ、ため息を吐き、目を閉じた――途方に暮れているのだ。お題の文章が進まないのである。
「善悪。適法違法。我慢できるか衝動で動いちまうか。加齢に伴う理性のブレーキの効き具合」
ネタが無いワケではないのだ。物書きは弁明した。
「書き進めたら全部バチクソ重いハナシになってさ。わざわざ大型連休の、せっかくの初日に、『コレ、読みたいと思うか?』っていう……」
後日良いネタできたら、今の投稿分消して差し替えればいいか。物書きは妥協し、再度息を吐いて……
――――――
最近最近の都内某所。この物語の主人公を藤森というが、今回のお題がお題で、こんな夢を見た。
完全に非現実的な夢である。お題がお題でなければ、ゲームも娯楽小説もドラマも、漫画すらも疎い藤森には、見る余地も可能性も一切無い夢である。
舞台はどこか、森の中の廃墟。光さす広いエントランス。真ん中にぽつんと2名。ひとりは床に倒れ伏し、ひとりはその隣で、見下ろし、突っ立っている。
『おのれ、おのれ。いまいましい』
倒れている方が弱々しく嘆いた。藤森にそっくりな顔をして、己を見下ろす相手を睨みつける余力も無い。
『この体だけでは飽き足らず、400年見守り育ててきた森まで、私から奪うのか』
遠くから聞こえるのはチェーンソーと重機の駆動音。それから大樹倒れる末期の悲鳴。
『エネルギー確保の大義を振りかざし、利益をむさぼる人間ども。数年後数十年後、私の恨みと怒りと悲しみと、嘆きを知るがいい』
けほっ、 げほっ。
藤森モドキは小さく、それはそれは小さく咳込んだ。
……と、いう状況を、遠い場所からシラフの藤森が、いわゆる事務机とパイプ椅子の特別席で、
ポカン、の3字が相応しかろう表情で見ている。
なんだこれ。誰だアレ。
私モドキを見下ろしてる男は、私の親友の宇曽野に随分似ているが、何がどうして、こうなったのだ。
セリフの言い回し的に私モドキが悪役で宇曽野モドキが善サイドと見たが、それで合っているのか。
隣のパイプ椅子にちょこん、おすわりの子狐が、器用に前足を使って、いわゆるドッキリに使われるような横看板を藤森に見せた。
【しゃーないのです。
『善悪』とか、難易度EXハードなのです】
くるり。看板が裏返る。
【①低糖質ダイエットの善と悪
②過去の恋愛トラブルを題材にしたシリアス
③GW直前、モンスターカスタマーのエピソード
④前頭前野:善悪つーより理性のブレーキの問題
⑤『善悪の彼岸』をネタにSAN値直葬物語
⑥どっちも善でどっちも悪に見える夢ネタ
↑
GW初日に読んで胃もたれしないやつ、どれ?】
ぶっちゃけ①か④が無難だったのでは、という指摘はこの際ご了承願いたい。
『恨むなら、俺だけを恨め』
藤森のポカンにハテナマークが5個増えても、お題がお題ゆえに、夢は続く。
ぐったりの藤森モドキにかわり、その藤森モドキを見下ろす男がポツリ言った。
『この計画の最終決裁を通したのが、俺だ。最大限、環境と生態系には配慮する。可能な限り希少動植物の保護も避難もする。
ただ、ここに発電所ができれば、2ヶ所の山と4ヶ所の平原湿原が、伐採や開発から守られるんだ』
許せとは言わない。お前とこの森の犠牲を無駄にはしないし、お前の恨みも怒りも俺が引き受けるから。
藤森の親友モドキの、独白にも似た言葉に、
観客席っぽいパイプ椅子に座る藤森は、ただ困惑と困惑と困惑の視線を向け、
隣でおすわりする子狐は器用に前足を使い、号泣の素振り。【安心してください。夢でフィクションです】
そりゃ夢だろう。フィクションだろうよ。
藤森はため息を吐くばかり。
私、人外だったことも、400年生きたことも、妙な森の中の廃墟在住だった事実も無いよ。
ただひとりを置いてけぼりに、藤森モドキと藤森の親友モドキの物語は進んで、終わって。
朝目を覚ますと、大きく首をかしげて一言。
「……は?」
何故あんな夢をみたのか、結局悪役と善サイドはどっちがどっちだったのか、考えておったとさ。
逆にこういうまともなお題ですらポエれるのがすごいよ
善悪も所詮誰かが決めたもの 素知らぬ顔で蝶が飛びゆく
題目「善悪」
今日から正義の味方、ヒーローになりますっ!
…えーと、悪人いませんかー?
困ったな、正義の味方には悪人が必要だった。
(善悪)