『善悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
case 59
「自死の前日、殺人を行ったようだな」
「はい、しかし彼はいたって品行方正で、この時まで悪事を働いたことがないようです。殺人も偶発的なものです」
「うむ、だがいくら事故でも他の者の命を奪った罪は大きい。永遠に地獄を彷徨うが相応しい」
「……は、はい」
「どうした?」
「いえ、何でも……それでは伝えてきます」
case 4
「揉み合いの末突き飛ばされ、頭を打ち死亡か」
「はい、相手方とは数年の付き合いだそうですが、酷く恨まれていたようですね。弱みにつけ込んだ脅迫や恐喝、さらには相手の恋仲である女性と……これ以上はちょっと」
「だが、殺生には至らぬ。今回の件で少しは改めただろう。此奴にはやり直すチャンスをやろう」
「は、はい……伝えてきます」
死者が溢れおざなりになった審判。
私は代わりに処遇を伝えるだけ。
どんなに理不尽で不条理でも。
それが私の役目。
それが私の役目。
それが私の……
~善悪~
子供の頃見ていたヒーローモノは
勧善懲悪だった
とってもわかりやすかった
とあるアニメで主人公が逃げた
戦いたくないって
主人公なのに
子供心に衝撃を受けた
それ見てから
敵について考えるようになった
よくよく考えたら可哀想に思えてきた
どっちも正義であり悪なんだと気づいた
一つ大人に近づいた瞬間だった
そして子供らしさが失われた
お題: 善悪
善悪
いいことも、わるいこともそれぞれ同じくらいあるはずなのに、どうしてわるいことばかり目についてしまうんだろう。
どうしてわるいことばかり頭に残っているんだろう。
いいこともちゃんとあったはずなのに。
恐ろしかった。自分の子どもの成長が。その残虐さが。
幼い男の子が、楽しそうに蟻を潰したり、昆虫の足をもいだりすることがあるのはわかっていた。成長するとともに、それもなくなっていくだろうと信じていた。
だが、どれだけ命の尊さを伝えても、理解してもらえない。周囲の人に相談しても、大きくなればやめるようになると言われて無理矢理自分を納得させようとした。大丈夫、そのうちやらなくなる。善悪の区別がつく子どものなると信じていた。
それなのに、中学生になってもその行動は止まらなかった。なぜかエスカレートしていく一方で、気づけば野良猫に毒餌を与えて殺すようになっていた。近所の犬にもニンニクが混ざった餌を与えて殺していた。エアガンで雀を撃ったりしていた。
それに気づいていながらも、こわくて咎めることもできなかった。
だが、息子ももう高校生になる。いい加減逮捕されてしまう前に、親として正しい道に導かなければならないと思い、呼び出した。
「もう動物を痛めつけたり、殺したりするのはやめよう? いつまでも子どもだからという理由で許されることじゃないわ」
「そうだよね。これからなおしていくよ」
思いのほか、すんなりと受け入れて安心した。これで大丈夫だと思えたことで、この日はぐっすりと眠ることができた。
次の日、目が覚めると息子が朝食を用意してくれていた。初めての行動に感動して、しっかりとお礼を伝えて口にした。完食した後、息子がニコニコと笑っていた。
「これで最後にするよ」
激痛に悶えている中、息子は笑ってそばに立っているだけだった。
#善悪
ふふッ····
その人は柔らかく口角を上げて、
目元に軽くシワを寄せ 笑った。
私はただ、あなたの為に教えてあげただけですよ?
あなたのお父さん出張ではないみたいですよ。
あなたのお母さん賭事がお好きみたいですね。
あなたの弟さんクラスで浮いてるらしいですよ。
あなたの友人があなたの陰口をおっしゃってましたよ
あなたの好きな○○さんパパ活がお忙しいらしいですよ。
どうですか?
世界の見え方が変わりましたか?
辛い?○にたい?助けてあげましょうか?
私と契約していただけます??
あらあら、
惑わされてはいけませんよ。
あなたのお父様は確かに嘘をついていますが、
家族に心配をかけないためにネカフェで
副業をしてるみたいですよ。
お母様はパチンコ店の食堂でパートみたいですね。
ご苦労様です。
弟様は信念のために脇目も降らず、
勉学に励んでいるみたいですね。
将来は検事になりたいそうですよ。
陰口を叩いていたご友人は、
周りから人が離れていってらっしゃるみたいですね。
因果応報、自業自得ですね。
あなたが好意を寄せていた方は、
何かご家庭に事情があるみたいですね。
確かにやり方はよろしくないですが、
一緒に考えてあげてはいかがですか?
好感度爆上がりですね!!
物事は多面的ですよ。時間はかかっても構いません。
逃げてもいいのです。
いいもわるいも丸ごと抱きしめましょう。
あなたの魂の輝きがいっそう増します。
そうすれば、誰にも傷つけることも
汚すことも出来ません。
あなたがあなた自身を守ってください。
優しい人でも黒い心はある
人は善悪でできている
人は葛藤し〝善〟と〝悪〟どちらをとるかでその人の性格、人間性が決まってくる
僕はそう思う
【善悪】
#1
好きな人のためならなんでもやって良いというのは
それはちょっと違うんじゃないか。
やって良いことと悪いことはある。
いや、でも、、知りたい、、
君の、、
好きな、、
タイプというか服の感じとか髪とか!!
直接聞けず
友達と話してるところを盗み聞きしている僕は悪いよねこれ!!いや、でも!!君のことが知りたいんだよぉ、、!
こんなに好きなのになぁ、、
何話してるかは聞けないけど、
笑っている姿を見れてなんだかとっても良い気分だ、、
今日の収穫はもう、うん、いいね。
帰ろっ。また明日がんばろう。
、、(あの人いつ話しかけてくるんだろう?笑ふふ、)
気づいているけど話しかけてくれるのを待ってる女の子。笑
どっちもどっちということで。
皆さんは何をもって善悪を定めますか
物事によって指標は様々あるでしょう
しかし、善い行いをしたから必ずしも報われる訳では無いし、必ずしもそれが良い方向に進むとも限らない
逆も然りで、自分からしたら悪でも他者からしたら善であったり、正しいこと、救われることであったりするだろう
何が善で何が悪なのか
結局は自分の心次第なのかもしれません
人にとっては善でも、他の生き物にとっては悪のものもたくさんあります
物事は善悪で分けられるほど綺麗なものではないでしょう
世界は善と悪のみでは語れないでしょう
難しいお題でした
世の中の多くは、
善悪で分けられないものばかり。
多くは、であって、
すべて、ではないけれど。
#善悪
絶対の善も悪もないのかもしれない。
あなたと、あなたではないものや、私も、ここに、そこらじゅうにある全て。
花も水も石も分子も宇宙も、とにかく存在する全て。
それらを愛そうとするのを邪魔すること、それらを無意味に破壊しようとすること。
認め合い、時に諦め合い、ただそこに存在し合う、それらを否定しようとする傲慢さ以外は。
今日、ソフトボールをやったの!
一打席目が三振で二打席目でセンター前ヒットを打ったの!めちゃくちゃ嬉しかった!
これが「善悪」なのかな?
調べたら「善もあり悪もある」「一得一善」って書いてあった。多分合ってるでしょう!
明日は三者面談かぁ、嫌だな
最近面白くなくてごめんね。
中学入学してから忙しくて時間が取れなかった。
また面白いのを書けたらなぁと思います。
「もっと読みたい!326」
ありがとうございます!
まだまだ頑張りますので応援よろしくお願いします!
1つの物事が本当に正しいのか間違いなのかが分からないように
善悪の判断も人によって違うし1つに絞ることはできないと思う
過去を遡って自分の判断がこれまで全て正しかったとは到底思えないし
あのとき違う判断をしていたら今頃どうなってたんだろうと考えることも多い
正誤と善悪では
少し意味が違うかもしれないけど
でもその時する選択で今後の自分や周りの環境が大きく変わっていくという意味では同じことなんじゃないかなと思う
どう生きるか
思い悩み
書物を手に取り
哲学に 宗教に触れ
これだけ多くの人々が
ずっと同じように悩んできたのだと
そして唯一の答えはないのだと
善く生きたい
善とは?悪とは?
それすら定かでなく
ただ
いのちを愛すること
いのちを傷つけぬこと
そして折々に
これは善きことか?と
立ち止まり
心を研ぎ澄ませる
愚かなわたしが
はかない命を生きる
精一杯のこと
「善悪」
#88
こんなにも永く生きてきて
ものの善し悪しが
全て把握出来ているかというと
まぁお察しの通り
結構な割合で出来ていませんね。
堂々と言うことでもありませんが
こんな大人が子育てするんだから
失敗なんて日常茶飯事
あ、日常茶飯事と言うと思い出すのが
高校の時の仲良い友達数人。
試験で皆堂々とした出で立ちで
日常茶飯事をにちじょうちゃはんじ
とみんな書いた書いたと安心していた。
ほんと平和だ。
あ、脱線
しかもくっだらない脱線
こんな大人なんだから
子供も焦るよね
こんなもんよ
なので
世の中の父母の皆さん
毎日子育てご苦労さまです!
みんなみんな立派なんですよ!
望ましい?
望ましくない?
善と悪
2つのやり方
人によっては善悪の基準は異なる
真っ直ぐに行くのか
真後ろに行くか
難しい2択
善と悪、なにがいいのか分からない。
善人でも平気で嘘をつくし心にドス黒い気持ちを持っている人だっている。
悪人でも動物好きや家族に優しく愛を分け与える人だっている。
善人にも悪人がいるし悪人にも善人がいる。
でも、僕はどちらの色にも染まらない。
どちらも信用できるとは限らない。
もし誰かに"善と悪どっち?"と聞かれたら僕は迷わずこう答える。
白色 (善)と黒色 (悪)の中間。
灰色だと。
お題 善と悪
善悪を決めるのは自分ではない。それくらいは分かっている。分かっているが、その決められた善悪に反抗したい自分が居る。その善悪をくつがえしそれこそ無法地帯を望む自分が。きっとこれははたから見たら悪だろう。それでも私は無法地帯のような自由を望む。
例えば、嘘を吐くこと。
例えば、物を盗むこと。
例えば、人を傷つけること。
一般的に悪と言われることではあるけれども。
それが全てそうかと言えば、そうとも言えない。
嘘を吐くことで、救われたことがある。
物を盗むことで、取り返せたものがある。
傷つけられたお返しの場合だってある。
負の連鎖は、どこかで止めなければならない。
けれど、その為に泣き寝入りしなければならないのは違うのではないか?
”善悪”
表裏であるそれのどちらを選ぶかなんて、きっと誰にもできやしない。
善悪
たくさんの優しさと気持ちをくれた。
だから、あなたは善い人。
でも、はっきりと次の約束をしないで、
曖昧なまま離れていった。
だから、あなたは悪い人。
「善悪」
[善悪]
「人間を善悪で分けるのは難しいんですよ」
と、彼は困ったように言った。
トランプからカードを1枚抜き取り、クルクルと回す。
「裏表みたいに別れてたら僕としても楽なんですけどね。どっちかと言うと磁石のようなものだと思うんです」
切っても切っても、N極S極があるように、人間どう切り分けても必ず善悪が端に現れる。
「と、言うわけでですね。偏りはあるでしょうけど、どちらにも善悪がある。そう言う認識でいいでしょう」
まあ、理論の立証はされました。と、彼は満足げにトランプを僕に向けて困ったように笑った。
「さて、どっちの僕を残すのがいいんでしょうね」