『哀愁をそそる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
防衛妄想
好転する未来を想像することができない
そんな風に第三者を、車の中から見下す
自分は違うと、言い聞かせているのか
寒くなると出てくるただの悪い癖だと
自分の根底にある考えではないのだ、と
※哀愁をそそる
#哀愁をそそる
君の指先が
私の手から零れ落ちる
少し触れただけなのに
どうしてこんなに悲しいの?
私はいつから
見えないなにかに怯えたの?
【哀愁をそそう】
綺麗な丸顔、高い鼻、薄いフレームの丸メガネの奥にある奥二重の目、ここまで顔の特徴を挙げられるほどに僕は美紗に恋をしているのかもしれない美紗は飛び抜けて可愛い訳ではないが、僕には誰よりも可愛く見えた。退屈な授業の中で恍惚と見てしまっている。美紗が雨の日の蜘蛛の巣のようで、美紗から目が離せなかった。「キーンコーンカーンコーン」授業終了のチャイムだ。少し前までは50分が永遠のように感じられたのに、今は一瞬にして50分が過ぎてしまう。
「ねぇねぇ、柳樂諒の新作よんだ?」
美紗が話しかけてきた。
「まだ読んでないんだよね。最近眠くて寝ちゃうから」
「そっか。読んだら教えてね。一緒に語ろ!」
「うん。あと今度さっ」
「美紗ーご飯食べよー」と美紗の友達が割って入ってきた。
「う、うん。バイバイ斎藤くん」
大事なことは言えなかったが、放課後まで時間はあるから焦る必要は無いと思った。それより僕も昼ご飯を食べなきゃと思い、親友の蓮のとこに向かった。いつも通り何気ない話で盛り上がっていると、蓮が突然
「さっき美紗と話してたけど、美紗のこと好きなの?」と聞いてきた。僕は多分美紗のことが好きだが認めたくなかったし、何より恥ずかしいので僕は
「別に好きじゃない」と答えた。それに蓮は、
「それなら良かった」と意味深なことを言ってきた。僕は話題を変えたかったので直ぐに別の話題に変え、そのままいつも通りの昼休みが終わった。
美紗に何度も話しかけようとしたが、タイミングが悪く、話しかけられなかった。なぜこうゆうときに限って話す機会がないのかと何かを恨みたかったが、何を恨めばいいか分からず何とも言えない気持ちになった。
家に帰ってからはラインを送ろうと思い文章を書いては消してを繰り返した。結局ラインを送ったのは、夜の10時と中々遅くなってしまった。僕はすぐに返信がないのは分かっているがスマホのロックを解除したり無駄にスクロールしたりとスマホを手放せないでいた。そうすると「ライン♪」と通知がなった。僕はすかさず携帯を見た。そこには蓮の「童貞卒業しました」としょうもないメッセージが来ていた。少し我に帰ったところでまた蓮から連絡が来た。「かわいそうなお前にハメ撮り送ってやるよ」と言われ、今日まだ抜いてないなと蓮のハメ撮りで抜くのは尺だが、少し期待してしまった。その動画を見てみると見たことある顔が出てきた。中の女性
は、「あっ//あっ///」と喘いでいる。そこで喘でいる女性は美紗だった。僕は一瞬唖然とした。どうするべきなのか分からなかった。だが気付いたときには手は下を触っていた。
「うっ…」
蓮に返信しなきゃと思いながらも、「1つ2つ3つ…」と天井の訳の分からない点を数えていた。
セピア、モノクロ、ネガポジフィルム…
色のない写真はそれだけで哀愁をそそる。
それはなぜなんだろう。
昔はそんなことは気にせずいたが、
君と出会って、僕はそれを知った。
君がいる世界は鮮やかだ。
君がいるだけで世界は美しい。
クロード・モネやターナーの風景画のように、
優しくて柔らかな色彩に感情をともすような、
それは心の奥に静かに静かに沁みていく。
だから君がいないこの世界は、
それだけでただひどく寂しい…。
ねえ、いつか色を無くした僕のこの世界を、
再び鮮やかな色で染めてくれる人はいるのでしょうか。
【哀愁をそそる】
「哀愁をそそる」
哀愁を「そそる」という言葉が最近はあるのですか??
「誘う」でもなく?
※ ※ ※
彼女が嬉しそうに手作りクッキーを持ってきた。兎とか猫とか熊とかハートとか、めちゃくちゃ可愛く型抜きされている。
いつもは丸い形ばかりなのにどうしたんだ!?
くれるのだとばかり思っていたのだが
「これからお友達と交換するんです」と
にこにこ楽しそうに去っていった。
見せた…だけかい…。
あの人…
悪い人と言わせたくない…
何にもしてないよ…
何にも…
あの人が
何をしたと言うの…
何でそんなに…
責めるのですか?
あの人は大切な人を
守りたかっただけ…
ありふれた普通の日々を
守りたかっただけなのに…
あなたも大切な人が…
大切な思いがありませんか?
今すぐ…
あの人を抱きしめたい…
全部抱きしめてあげたいよ…
優しさに包みたいよ…
哀愁をそそる君の瞳から目が離れない
僕に何が見えるというのだろう
憂いを帯びた君の唇から目が離れない
僕に何が言えるというのだろう
冷気を感じる君の耳から目が離れない
僕に何が聴けるというのだろう
逃げてしまった僕の心は
もう君のもとには戻らないんだよ
小説を書き始めて何年にもなる
切ない話が好きで、大切な人が亡くなってしまうようなものも書くんだけど
初めの頃は、お気に入りの登場人物を死なせて、自分で書いておいて落ち込む、なんてこともあったっけ
最近は、誰も死なない、切ない話を書いているよ
[哀愁をそそる]
怒ったとき
悲しいとき
泣いたとき
まだ4歳なのに背中で魅せる哀愁
この感情に、意味は無い。
長月の、夜も深まる時間。
煙草をふかしながら、つんとした冬特有の空気を吸い込む。
冬の夜は音さえも寝静まり、
かすかに聞こえるのは、此方に背を向けて眠る少女の寝息だけだ。
まだ16歳のその青白い肌には、許されざるその生まれ──半隠半人と言う、混じりものを決して認めない"隠"という種族には相容れない存在──、そして育てる事を放棄され、
今の歳まで誰にも頼る事ができず、たった1人で生きてきた、そんな無数の傷が刻まれている。
かわいそう、と 思わない訳では無い。
口に出すのも簡単だ。
だが、彼女の覚悟と想いを
そんな軽い言葉で表すことは、許されないように思うのだ。
哀愁を唆るその背中を見た、
この感情に、意味は無い。
この感情に、意味を持たせてはいけない──。
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隠: 「おに」
人間を主食とする古来より存在する種族。
純血至上主義であり、血が混じることを決して許さない。
という設定
いつも通る駐車場までの道程は
特に何もない退屈な日常だった。
義父の散らかした縁側も、少し窮屈なキッチンも
二階の空き部屋に付けられているエアコンも、
部屋の入り口の柱に据え付けられたフックも、
窓際に置かれたスツールも、
とくには気にもならない日常だった。
なんの変化もなく、
なんの機微もない、
よく言えば穏やかで、
悪く言えば退屈な日常は
これまでもこれからも
変わらなく続いてきたアタリマエのものだった。
しかしそれは九ヶ月ぶりに開けた
押し入れにより変化した。
いや、変化したのではなく、
思い出したのだ。
丸く茶色い大きなクッション。
それは恐らく、いや紛れもなく猫用のドームクッションだった。
それを最後に使ったのは、
クロさんだった。
クロさんは野良猫だった。
寒い冬に野外で出逢い、
なにも無い沿道を延々とついてくる黒猫だった。
春が近付くと庭先に放置してあった猫用ドームクッションに入り込み、
数日そこに居着いたあとは、いつの間にかウチの子になっていた。
キッチンの片隅に置かれたケージに囲われて数日を過し、
病院で検査を受けて深刻な病気に罹患している事がわかった。
それから2階の住人となり部屋の入口にはフックが取り付けられ
逃走防止用のバリケードが設置された。
夏には暑さが極限になり、
ついにクロさんの部屋にはエアコンが取り付けられた。
やがて寒くなりクロさん用に紺色ふかふかの毛布を買ってきた。
窓際に置いたビーズクッション、其の隣に組みげたキャットタワー。
クロさんは穏やかな子で外をずっと眺めては時折鳴いて、
静かになるとボクの背中やおしりのそばに静かに寝転んでジッとしていることが多かった。
冬になり年を越え、世界がいちばん寒くなり始めた頃、
クロさんは徐々にご飯が食べられなくなった。
窓際の大きなビーズクッション。
その上に猫用の小さな電気カーペットを置いて、
さらにその上に置かれた紺色の毛布のうえで、
クロさんはその日の夕方、静かに動かなくなっていた。
それが9ヶ月前の出来事。
僕はそのあとすぐにキャットタワーを解体し、
クロさんが吐瀉していた毛布もクッションも処分し、
クロさんがそこにいた痕跡は、
遺影にと選んだ数枚の写真と
クロさんを送る為に買った造花と花瓶だけとなっていた。
それは忘れようとしていたわけではなかった。
クロさんがここではなく次の生を得られるようにと、
居場所を無くす事でクロさんの未練を断ち切ろうと考えていた気がする。
そうやって自分では、
わりきっていたつもりだった。
整理はできているつもりだった。
それでもそれから随分泣いた。
その後もなんだか本当にこの年は、
ぼくにとっていろんな事が起こったけど、
いちばん思い出して辛かったのは
クロさんといた日々を思い出しての事だった。
そんな不安定な状態もそろそろ落ち着いてきたこの頃、
ふと見つけたそのドームクッションは、
ぼくの中に仕舞い込んであった哀愁をそそるのに
十分過ぎるアイテムだった。
しかしもう泣きはしなかった。
今日はクロさんの月命日で
遺灰に会いにいってきたばかりだった。
クロさんの死についてはもう泣きつくして久しかったから、
多分もうそうそう泣くことは無いと思う。
しかし、ぼくはあの日から一度も
クロさんの夢を見ていない。
見たい、逢いたいとどんなに願っても、
今日まで夢には出て来てくれなかった。
それについて、コレは最近聞いた話だった。
亡くした猫が夢に現れた時は、
次の猫を家族にしてもいい合図なんだと。
つまり僕にはまだ次の猫を飼う資格がないらしい。
それでいいと思う。
それがいいと思う。
クロさんのような子に、
そうそう会えることはないだろうから…。
哀愁をそそる
秋になると寂しくなる。
大切なあの人が亡くなった季節だから。
確かあの日は秋晴れだった。
雲一つない空に、イチョウの葉が舞っていた。
どこか寂しい病室。
私はよくベットの隣にシオンの花を飾った。
あなたが一番好きな花だと知っていたから。
今もきっと天国で見守ってくれてるよね。
今も自宅のリビングに飾ってあるシオンの花を見ながら
そう思った。
いつの間にか、私までこの花が好きになったみたい。
だって、シオンの花言葉は
『あなたを忘れない』だから。
ずっとずっと、大好きだよ。
風に揺れる髪も服も、夕焼けの光を受けて火照る頬と鼻先も哀愁をさそう貴方も手を伸ばせばすぐそこにあって触れるのに手を伸ばせずにただ見ている私が居る。
哀愁をそそる
哀愁をそそると言えば、
やっぱり秋かな。
何かと騒がしい夏から、
だんだんと静かな秋へ。
夏の暑さから解放される一方で、
何となく寂しいような物悲しいような。
…で?そんな哀愁をそそる秋はいつ来るんだい?
確かに朝晩は冷えるようになってきた。
公園の木々も色付いてきた。
でも昼間の気温が、25度って。夏日じゃないの。
何なら半袖着てるし。
これじゃ、哀愁はそそらんよ。
paki
なんて読むか分かりませーん!
てか今回のテスト範囲狭かったからガチります。
日本での 最後の登板 完投で
締めたエースに どうか幸あれ
#哀愁をそそる
(山本由伸投手のピッチングに痺れる。その凄さが来年感じるであろう寂しさを予感させる…。けど、ここは彼の地でも自分の力を発揮してくれることを願おう…。)
"哀愁をそそる"
朝焼けを見ても何とも思わないのに、夕焼けを見ると少し寂しくなる。
花畑も、昼間だと華やかだけど、夕方だと儚さを強く感じる。
同じ景色でも、夕方に見ると哀愁を感じる。
けれども俺は、そんな夕方の景色の方が好き。
夕方の空気が好き。夕方の方が集中して作業が捗っている気がする。
それと、夕方になると長い一日がもうすぐ終わると安堵して『もうひと踏ん張り』という気持ちになる。
哀愁を誘う後ろ姿
環七を走る車の音だけが響いている20時
両手と背中が重い荷物でいっぱいの君
駅までの細い道を1人で歩く君を見送る俺
「じゃあね」と言って手を振った
俺のせいで辛い思いを沢山させたよね
振り返って俺を見た君の表情
生涯忘れることはない
彼の後ろ姿は哀愁をそそると評判である。
物憂げな視線、少し落ちた肩、時おり聞こえるため息。
普段やかましく騒いでいる印象が多いせいか、黙っているだけで、注目される。
まぁ、いわゆるギャップ萌えだ。
ただ、黙って佇んでいるだけだというのに。
しかし、私は知っている。
彼との付き合いは、自慢じゃあないが長いのだ。
哀愁をそそるその姿の頭の中は、今日のご飯のことでいっぱいであるということを。
まぁ、そんなこと、わざわざ周りの人に教えてやる必要もないか。
そんなことを思いながら、私は「今晩はカレーライスにしよう」と、彼に連絡してやるのだった。
「サイズは?なんてダセェ質問はしないよ」
はにかんだ笑顔と彼氏の気遣いが
嬉しかった誕プレは『指輪』だった
入らなくなって半年…
それとなく嘘を突き通せているけれど
もはや限界寸前だ
「結婚しようか」
熱いキスを交わしながら
体重増加にヒヤリ、全身が冷たく震えていた
#哀愁をそそる