『命が燃え尽きるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【命が燃え尽きるまで】
この命。
燃え尽きるまで、
私は私の使命を果たす
【命が燃え尽きるまで】
なぁ、頑張る事をさ魂を燃やすとか言うじゃない。本当にそうしてさ、死んでどうするんだよって訳。目の前のこの友人を見てくれる?ほら、山の様な栄養ドリンクの瓶にエナジードリンクの空き缶。三つのモニターに大量の文字列。目は充血してて、閉まらない口は涎垂らしてみっともない。こんな死に方、人間としてありだと思うかよ。許せねぇ。だから俺も命燃やしに行くよ。
―
昨夜未明、◯◯株式会社が全焼し…
キャンバスに向き合い、ひたすらに絵の具を重ねていく。ひたすらに、脳内にある情景を描き出していく。
ちがう、ちがう、こんなものではない。
僕の頭の中にある景色はもっときれいなのに、どうしてこんなにも汚い色になるのだろう。
何度も、何度も、色を重ねていく。頭の中の景色は言葉では言い表せないほどきれいで、おだやかで、すばらしいものなのに。どうしてキャンバスの上にある景色はこんなにも汚いのだろう。朝も夜も忘れ、食べる間も眠る間も惜しみ、ひたすらに絵の具を重ねていく。
ああ、景色が遠のいて、最後に見たのは、ずっと求めていた景色そのものだった。
案外早く消えそうだな。
この命は。
病院のベッドの上で考える。
「命が燃え尽きるまで」
どんな事があっても。
どんな危険な場所でも。
自分の立場や命が危なくても。
何があっても貴方を守りたい。
自分の命が燃え尽きる、その最後の瞬間まで貴方を守りたい。
貴方が生まれた瞬間に、一生分の幸せを貰った。
そこから先は、腹が立つ事も悲しまされる事もあったけど、でも貴方がママの子供に生まれてきてくれて、本当に幸せだったから。
貴方の為に生きたいって言うと重荷になるだろうし、そもそも自分がそうしたい、っていうだけの話なんだけど、貴方が幸せでいてくれる事が私の幸せだから。
だから、自己満足で本当に申し訳ないけど、自分の命が燃え尽きるその瞬間まで、貴方を守らせて。守りたい。
一番大事な、貴方だから。
わたしは此処でなんにも望まずただ生きる最期まで
──命が燃え尽きるまで──
んー、そうだな
聖火リレーしながらパチンコ打ってる様なもんじゃね?
あっけらかんと笑った
元を辿ればさ、アミノ酸から生まれた単細胞だったわけだよね、俺ら
奇跡的に条件が整ったし、この僥倖を絶対に活かさないと、って意識になったんだと思うわ、単細胞が
パチンコでタコ負けしててさ、もうダメぽ、つってる時に奇跡のラッシュとった時のアレよアレ
単細胞なりに絶対に伸ばさなイカンやつやんこれは、みたいな感覚があってさ、
この奇跡起こしといて絶対に負けたくない気持ち的なのが遺伝子に刻み込まれて
最初の単細胞のその意志が、その後に受け継がれて、
なんとか姿、形を変えながらキビしい環境とかに適応していったんやろ、
絶対に伸ばしてやるぞ、つってさ
命が燃え尽きるまでに次の器に火を灯して
器を少し変えながら連チャンを続ける的な、そんな打法
そんな感じじゃね?
確かにラッシュ入ったら連チャンしないよりした方がいいもんね
だろ?
だから俺らは奇跡の連チャンを続けてる貴重な存在なわけ、
細かいことはほっといて堂々としてりゃいいんだよ
ここ最近、今さら中学二年生みたいな悩みが生まれて、コイツならと思い相談してみた
言ってることはなんかよくわからなかったけど、おかげでどうでもよくなった
ただ一つ、間違いない事は
コイツは今日、パチンコで勝ったんだと思う
『命が燃え尽きるまで』
空の彼方
惑星の外
同じ銀河のどこか
爛れた星の表面
燻る火山の火の粉
溢れるマグマの音
私は此処で待っていました
いつだったか、空に消えていった貴方を
この星の終わりは近いでしょう
私は、この星と共に死にゆくのでしょう
私は、今も貴方を待っているのです
命が燃え尽きるまで
君を愛し続ける
そして
一緒になろう
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熱出ました😇
39.4
「命が燃え尽きるまで」
生きなければならない。
死にたくても
生きるという拷問に
耐えなければならない。
お題「命が燃え尽きるまで」(雑記・途中投稿)
……働き続けなきゃいけないんだろうなぁ。と年金だの貯金額だの伸びていく平均寿命だのを見てゾッとする。孤独死予備軍。笑えねえ。
この命が燃え尽きるまで何度恋をするのだろう。
新しい人に。
昔恋していた人に。
蝋燭の焔が揺らぐように
何度も恋をしてゆくのだろう。
魔工知能をご存知だろうか。
魔工知能は、魔力を貯める性質を持つ煌々石に毎朝毎晩魔力を注ぎ続け、50年も続けていれば一般人の魔力量でも知的生命体を発生させらせるというものだ。
神秘的でしかも石ひとつと外枠(多くは人形)があればできるため5年程前に流行したと思われたが、すぐに流行は過ぎ去った。
魔工知能唯一の欠点ゆえだ。
それは、大量の魔力を毎日消費することからなる過度の疲労。
これに耐えてまで魔工知能を産むのは割に合わなさすぎる、と人々はすぐに気づいた。頭のよいものだ。
…でもボクはバカだから。
やるのだこれを。ボクはデブだし、そうじゃなくても顔が悪いし、この先なにかがうまくいく気もしない。でも違う命を生み出せるなら、それこそ美少女魔工知能ができたなら、意味ある人生なんじゃないかって。
だから、君が生まれるのを、命削って待ってるから。
48年後。男69歳の時。
彼女が目を開けた。
そして、あ、と言葉を発する。
「え…ぁ…遂に…?」
男は目を疑った。48年ピクリともしなかった煌々石を組み込んだ人形が、動いて言葉を発したのだ。
「み…た、見てたわ」
「え?」
「見てたわ、私。と、ずっとあなたが私に」
彼女は焦点のないガラスの瞳でボクを見上げた。
「ほそ…く細く痩せたじゃない」
う、うんと返事をする。不思議な感じだ。
「ちゃんと…た、食べなさいよ。むりしないで」
思わず涙が溢れた。
「…いいんだボクは。君が生まれてきてくれただけで報われたんだからさ」
「な…によそれ、理由になっていないわ」
ツンデレかあ…。
人生を賭けたのは正解だった。ああもうこれは死んでもいいな、と強く思った。
ごめん、ごめんね。
俺は医者だから、何かあった時は恋人の君より患者を選ぶと思う。
俺は、命が燃え尽きるまで医者だから。
そう伝えた時、彼女は俺を強く抱き締めてくれた。
「寂しくないと言ったら嘘になりますが、それでも……そう言うあなただから好き。だから、それでいいんです」
おわり
一二一、命が燃え尽きるまで
命が燃え尽きるまで、
心を燃やせ
大使を抱け
夢を持て
ロマンを見ろ
絶望を踏みしめ恐怖を蹴り飛ばせ
友を大切にしろ
未来を掴み取れ
人生捨てるな
これが出来なくても良くやれてる
生きている限りお前の人生いつでも変えられる
忘れることなかれ
生きる意味が分からない今だからこそ生きろ
命が燃え尽きるまで
「命が燃え尽きるまで」というタイトルだけがトップからおりてきた。おれの上司怒る怒る。
「そもそも命ってなに? 燃え尽きるまでってなに? 溶鉱炉に浸かって親指立てたやつには命なんかなかったよね! つまんないテーマのVRMMOは作るべきじゃないわ!」
叫ぶ叫ぶすげーうるせー。これがおれの上司かと思うと燃え尽きたいほどに嘆かわしい。でも言ってることには理がある。
「まず命を定義するのよ。ウイルスは生命でないと仮定して、微生物がこの世界に生きている限り主人公のライフは尽きない前提でやってみたい。そして結末はふたつ。宇宙の生命体をすべて根絶するか、宇宙の果まで命でいっぱいにするか。それ以外は敗北というゲーム、それなら作ってみたいわ。どうかしら」
簡単に言いやがるなあ、それを作るのはおれっちだぜ。おれの命が燃え尽きそうだ。
命 とは、なぜ燃え尽きると表現するのだろうか。
心を燃やす。闘争心を燃やす。まるで心臓には、火がつくことがあるかのような言い回しだ。
命が燃え尽きるまで、という表現では、まるで今も火が点っているかのような言い草ではないか。
ここにおける、火とはなんだ?生命力か?やる気か?勇気か?
毎日同じように獲物を狩っていつもの場所へ届ける。
ただ、届け先に見つかってはいけない。
これは贖罪だ。今までの悪さをした償いだ。
だが、ついに見つかってしまった。
次の瞬間、大きな音と共に激痛が走った。
命が燃え尽きるまで償いたかった。いや、償いはここまでで尽きたのか?
誰かが近づいて来る。
「ゴン、お前だったのか」
そう聞こえた時に命は燃え尽きた
(命が燃え尽きるまで)
命が燃え尽きるまで
私の部屋に害虫が出ると
私はその害虫の命を奪う
容赦なく 無慈悲に
私は死にゆく害虫をじっと見続ける
完全に息の根を止めるため
その命が燃え尽きるのを見守る
そしてやがて害虫は動かなくなる
そういえば
私の命が燃え尽きる瞬間は
一体誰が見守るのだろう
「この命消える時まで、剣を捧げ、御身を守り続けることを誓います」
まだ何も知らなかったあの頃、騎士の正装に身を包んで私に跪き、初恋の人は私に忠誠を誓った。
そして、私の初恋はそこで終わった。
あの人にとって私は守るべき存在であり、対等ではなかったから。
そして、私がそれに気づくまで時間はかからなかった。
「主?どうかなさいましたか?」
今も昔も変わらず私を守ってくれるその人が私に問いかける。
「いいえ。何もなくってよ。」
ふふ、と笑って首を振る。
そう。何も無い。失恋したとしても昔も今も距離感は変わらない。
せめてその幸福を私は享受し続けよう。
視点転換
屋敷に火が回る。
逆恨みをした領民の一部が屋敷に火をつけた。
領主夫妻や次期当主は幸いにも留守にしていた。
残っていたのは主だけ。
「主……!」
無礼を承知で扉を蹴破る。
主はそこにいた。
「嗚呼、来てしまったの?
そのままお逃げなさい。」
「なぜ」
「私、何も間違った判決を下していないもの。
それなのに私が逃げるには行かないわ。
でも、あなたはなんにも関係ないから、どうか、にげて」
すっと、頭が冷えた。
「ふざけるな!あんたを置いて行けるか!
俺は、あんたに命を捧げた。
この命燃え尽きようとあんたを守ると、決めたんだ」
俺がそう言うと主は酷く驚いた顔をした。
あの日、まだ幼いあんたに忠誠を、恋心を捧げた。
「なんとしてでもあんたを生かす。どんな手段を使ってもあんたを逃がす。」
俺はそう言って主を抱え、窓から飛び降りた。