『君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#君の目を見つめると
青だった。
ただただ一面に広がる、豊かな広い海のような。美しいという陳腐な言葉だけでは、到底言い表せない。
今まで見たことのないような、透明な青だった。
新学期。新生活。入学初日に斜め右前となりの席に座ったその人は、ひどく魅力的に感じる青年だった。
理由など、言いようもない。
黒髪、黒目、中肉中背。いたって普通なようすで、
前の席の男子生徒と会話をしている。でも。やはりその人は何か他の生徒とは違う。しかし、その何かが分からない。何だろうか…。匂い?は特に、柔軟剤って感じだし。顔?は整ってはいるけれど、別に自分の好みってわけでもないし。声だって、低すぎず高すぎず、特段目立っていることは無い。身長だって、制服だって、上履きだって、なんだってその人を一身に見つめ続け、ひたすらに観察をした。気持ち悪いことこの上ない。だがしかし、これは大事なことなのだ。自分にとってはとても。
これこそ「運命」なのではないか、と若干感じてしまっている。俗に言う「ひとめぼれ」ってやつだ。でも、何にひかれているのか分からない恋だなんて嫌すぎる。
絶対、絶対突き止めてみせる…!そう意気込んでいた矢先、その人は私の方へと振り返った。
「ねえ、鑑さん?だっけ、さっき言おうと思ってたんだけど…もしかして俺とどこかで会ったことある??」
「…えっ」
「なんか、知り合いだったかな?って。俺、なんかわかんないけど鑑さんのこと知ってる気がする。…あれ?なんか怖いな俺?!笑」
青だ。濃く、澄んだ、透明な青だった。彼は、唯一無二の美しい青を持っていた。そして、私はこの青を知っている。純粋無垢で誠実なこの瞳は、ひどく遠いむかしの記憶を呼び覚ます。ああ。これは、「ひとめぼれ」なんかじゃない。
運命の人と再びめぐり逢えた、恋の「始まり」だ。
お題ガン無視ですが書かせてください
私の高校生活の抱負です
私はこれから友達をつくる、休日でも机に向かう、心身ともに健康に、を目標に日々を送ろうと思います
私の出身校は入学したら知らない顔は先生方だけです
先輩とはすでに全員顔見知りです
それにクラス替えという概念が存在する人数ではありません
学級のみんなとは小1から9年間の付き合いです
そういうわけで私にとって高校は大海なのです
井の中の蛙頑張ります
私は締め切りが遠い課題のために机に座ることが苦手です
そのせいで週末は金土日の3日分の課題を溜め幾度となく自分の日曜日夜の首を絞めてきました絞殺した日もありました
繰り返しに繰り返してきたこの悪い習慣を高校で絶対断ち切りますチャンスは毎週来るので、めげずにチャレンジしたいです
私はメンタル強いと思っていましたが最近、強いふりをしているだけではないのかと思えてきました
大海は多種多様な生物がいるでしょうから、心が毒殺されてしまわないように強靭なメンタルを身に付け、仲間を守れる大きな器をつくりたいです
身体面の方でいうとスリムになって朝型の人間になれたら嬉しいです
とりあえず私は柔らかい正義をもって、武器にも盾にもせず平和な人間関係を構築したいですね
あと卑屈にならないように心清く生きます
本物の賢さを手に入れたいです
完
以上、左利きで2月生まれの女の叫びでした
#11 君の目を見つめると
傍らから君の目を見つめると
夏の夕日のフィルタのせいで
伏せた睫毛の形をした藍色の陰が落ちていた
かなしいけど、きれいだな
そう思うけど、声にはならず
代わりに風鈴がリンと鳴った
きみとぼくとは、決して目が合うことはない
奇妙に香り立つ正方形の部屋の隅
きみは、写真の中のぼくばかり眺めている
正面から君の目を見つめると
待つのが少し、つらくなる
夜の帷を下ろすため、ぼくは煙の後を追う
君の目の中に
昔の私がいて
これからの君の瞳に映る全てが
うらやましいんだよ
ああもう一度
アオハルを過ごせたら
あんなことこんなことして
あそこいってここいって
渦中の時はわからない
だから刹那的で
尊いのかも
夢がまだない
とか
サイコーじゃない?
君の目を見つめると、君は笑う
君の目を見つめると困った様子で、目を逸らされてしまう
君の目を見つめると考え込んだ様子でニヤついている
猫なで声で話しかけている、君の目が見れない。
けれど、小さい動物に話しかけている君は興味深い。
いくら私が見つめても、君は私を見ていないようで。
だから見てほしくて、今日も君の目を見つめる。
お題:君の目を見つめると
君の目を見つめると
一瞬のことだった。その瞳と目が合ったその一瞬で、体の自由が奪われて、石のように動かなくなった。
呼吸が浅くなり、息が止まるのに、鼓動はその存在を主張するかのように強く鳴り響く。
美しい人だった。艶やかな長い髪をなびかせ、日に焼けていない白い柔肌が太陽の光を反射するように眩しくて。歳を取ることを忘れたような若々しさがあるのに、その憂い帯びた横顔はどこか大人びていた。
もう一度目が合って、ようやく息を吸い込む。固まっていた体が動き出して、風に押されるように近づく。
その人はしぃー、と唇に指をやって、その瞳を隠すように瞼を閉じていた。
「目を合わせてはいけません」
まるでおとぎ話に出てくるような人を石に変えてしまう存在のように、いたずらっぽく笑っていた。
有名になりたい。
たくさんの人に歌を聴いてもらいたい。
キレイな服を着て、キラキラした世界で生きたい。
ドライブで来た夕暮れの海辺で、
君はそう話していた。
それから2年。
チャンスをつかんだと君は言った。
決して明るい笑顔ではない。
決意を込めた、まっすぐな目。
この世界には、悪どい人も多い。
夢見る若者を、笑顔で食い物にする。
俺もその一人だった。
「夢を叶えるためには、下積みが必要なんだ」
「みんな必死に頑張っている」
「泥をすする思いをして、みんな表舞台に立つんだ」
成功者の苦労話は、
みな、美談にすり替えられ、若者の忍耐を試す。
たくみな言葉選びで、若者たちの夢を弄ぶ。
この2年、俺は心を削ってきた。
君にまで、この毒牙をかけたくはなかった。
君の目を見つめると、声が出なかった。
何も言えなかった。
もう二度と、この海には来ない。
ここのところ君は冷たいね…
僕が近すぎるからかなぁ?……
僕が君を見つめると、君はこの世の終わりのように僕を見るんだ…
こんなにも僕は君を愛しているというのに…
君がどこにいるか…何をしているか…僕にはわかる…わかるんだよ……………
浮気をしていることも…全部全部…ぜ~~んぶ……知っているんだから……夜道には…気をつけてね…………僕はいつでも君を……
後ろから見ているから……
こんばんは雪夜です。…これはフィクションなので誤解はされないようお願い致します…フィクションなので…はい…
今日みた
冷たい雨
チューリップ
すり減った階段
パソコンの画面
クッキー缶から飛び出す鳥
目に映るすべてを
数え尽くすことなんて
できないが
目に映ったものが
みんな記憶となって
わたしを形づくる
泉になる
あなたの瞳にも
わたしの知らない記憶を
無数にもった泉が。
みつめれば みつめれば
その泉にたどり着けそうで
どこまでも泳ぐ
#君の瞳を見つめると
私には唯一楽しみがあった。
それは
君を見つめること。
君の瞳が大好きなんだ。何でかって、?君の瞳の奥には、ひまわりが咲いているんだよ。
?ひまわりってどういうこと?
自分の目をよく見てごらん?色素の薄い君の瞳が、ひまわりみたいに見えるんだよ。
え、、あぁ、、まぁ見えなくもないかも。でも、こんなこと言われたのはじめて(笑)面白い感性だね。
僕は、そのひまわりが大好きなんだ。人相って、信じてる?僕は、信じてなかったけど、君の太陽みたいな明るいオーラが、その瞳に現れてるんだとしたら、実はあるのかもしれないね。
君の目を見つめると…どんな風に感じるんだろ?
ちゃんと生きたいって思うかな?
それとも、逝きたいって思うかな?
見つめた事ないからわかんないや…w
寿命まで生きてくなら、君の事をめっちゃめちゃに巻き込んでずっとずーっと一緒に生きてく。
でも自ら逝くんだったら君の事は絶対巻き込まない。
俺と一緒に死んでもいいって言ってくれる優しい君には生きてて欲しいから、ね。
君の目を見ると、パッと目を逸らす。これが、僕の最近の朝を迎える印だ。
僕は、樫木 篠(カシラギ ショウ)ごく普通な、中学2年生。
最近は、同じクラスの小池 風香(コイケ フウカ)という、愛らしい女の子に、片思い中だ。風香ちゃんには、彼氏がいる。もちろん、その彼氏から風香ちゃんを取る気もない。ただの見てるだけ。付き合いたいとかそうゆうのじゃない。まぁ、少しは話してみたいけど…。推し…とかではない。絶対ない。いや、多分そう。ないと思う。でも、最近は少し違う。朝、不意に風香ちゃんと、目が合うのだ。だけど、僕はすぐに逸らしてしまう。これが最近の毎日の日課。でも、よく合うと言っても、合うのは朝だけ。これに関しては、全く意味がわからん。2限目の理科の実験とかに見てみるけど、一切合わない。お昼ご飯の時も体育のときも。まるで僕を避けてるみたいに_____。
今日から2日。風香ちゃんに、朝だけでなく色々な時に、めっちゃ目を合わせていく作戦にでる。ちなみにこの作戦を考えたのは、昨日の夜だ。あそこまで避けられると、もう。なんか、普通に意地でも目を合わせてやりたいと思うようになったのだ。むしろ、なぜか腹が立ってきた。もう2日なんて関係ない。2年の間に絶対合わせてやる。
朝だ。風香ちゃんと、目が合う。逸ら…さない‼︎風香ちゃんが逸らすまで、逸らさない。絶対…。目が合ってから2-3分が経った。クラスメイトたちが続々と入ってくる。だが、僕は、風香ちゃんから目を逸らさない。負けたくないからだ。僕の大切な友達の、浅田 竣(アサダ シュン)が入ってきた。とてもわかりやすい、"何やってんの?"という顔丸出してこっちに向かってきた。僕の横に立ち、僕の向いている方を見つめる。そこには、風香ちゃん。竣は、ザ☆"は?"みたいな顔でこっちを見つめ返してきた。「お前…何やってんの?」と、竣。「ちょっと黙って。」と僕。「お前、風香ちゃんと見つめ合って、何やってんの?え?それいつから?」「ちょっと。ほんとに黙って、」僕が呆れながら言うと、竣は、「あ?んんだと…?」…僕は悟った。この一瞬で、踏んでしまった。竣の地雷。どうしよう。ものすごく嫌な予感がする。すると、竣は、両手を前に出し、僕を、こしょぐってきた。「ちょっ、まっ、ほんとに笑笑。」僕が、竣とじゃれあっているとき、急に「ふふっ」風香ちゃんが笑ったのだ。「今回も、私の勝ちだっ。」と、風香ちゃんは言い残して、教室に入ってきた友達のところへ駆け寄っていった。
作戦変更だ。無理やりではなく、2年の間に朝の逸らしたらだめゲームで勝ってやる‼︎
制作途中ですっ(()すいません。
『君の目を見つめると』
「そこー! 止まりなさい!」
ピピー! という前時代的な警笛の音に肩をすくめ、男は仕方なさそうに立ち止まる。
後ろからホバーボードの排気音が近づき、その本体と上に乗った人間が男の前に姿を表した。紺色の制服に身を包んだ警官だ。
「30より番号の若い地区は一般人のガードなしでの通行は禁止ですよ。許可証は?」
「お前、俺が『一般人』じゃねぇの知ってるだろうがよ」
「許可証の携帯は義務です! ほらほら早く出す!」
いま男たちが居る18地区は、1から100まで区分けされた地区の中でも外縁に近く、治安が悪い。それ故に、一般的にこの地区に訪れるためにはガードロボットや人間の護衛が必要である。そんな中を一人で歩く男に、警官は声をかけたのだ。
それは当然のようで居て、当然ではない。
なぜなら、男と警官の女は顔見知りであり、男がガードライセンスを持った守る側の人間だと知っているからである。
「お前、俺で点数稼ぐんじゃねぇよ」
「何よ、ライセンスの不携帯はれっきとした違反でしょー」
つまるところ、珍しく平和だったがために暇だったこの女警官が、仕事の実績を増やすために男に目をつけたのである。とはいえ、それが悪徳かといえばそうでもない。男にしてみれば通りすがりに猫にじゃれかかられたようなものだった。最も、彼女が自分以外にそれをしていれば、男は不機嫌になっただろうが。
「ほら、出した出した」
ツリ目がちの勝ち気な表情で、彼女は催促する。彼女としても、本当に彼がライセンスを持っていないとは思っていない。むしろ、そういうところはしっかりした男だと知っているからこそである。彼女自身は気づいて居なかったが、それは一種の甘えであった。
ぱたぱたとコートのポケットやらズボンの尻ポケットやら懐やらを探っていた男は、「ない」と呟いた。
「えっ、うそ、落としたの?」
そうなればライセンスの剥奪にまで繋がりかねない。やにわに慌てだす彼女に愉快な気持ちになりながら、「わけでもない」と男は続けた。
「どっちなのよ!」
苛ついた女の右正拳が男の左肩に吸い込まれ、結構な痛みに男は顔をしかめた。からかいすぎたか。にしても沸点が低すぎやしないか。
「お前らと同じ虹彩チップだよ」
示した左目の奥には、虹色に輝く文様が刻まれている。人間の視神経と直接接続した極小の通信デバイスの一種である。これによって、各種身分証やらクレジットやらを持ち歩かずともよくなるし、思考による他社との連絡まで出来るのである。だが、高度な医療技術が必要であり、今は警官や軍人のような国防関係者と、一部の高位ガードライセンス持ちにしか許されては居なかった。
「チップ、入れたんだ」
「やっとな。ほら、早く読み込め」
男は、自分よりも頭一つ背の低い彼女のために腰を折って視線を合わせてやる。警官も虹彩チップを入れており、公務員のみリード機能も追加されているのだ。
彼女は、顔を上げて男の目を覗き込んだ。
一瞬、その目を見つめるだけで、情報のスキャンは完了する。男は、ほんの出来心でライセンス情報に加えてある個人情報を女に渡した。それは、彼女を好ましく思っているという男の「感情」である。
「えっ!? ちょ、あの、えっ、ええ!?」
スキャンを終え、やにわに騒ぎ出した警官に、男は殊更のんびりと「ライセンスは有効だったろ?」と尋ねる。顔を熟れた林檎のように真赤にした彼女は、はくはくと口を開閉させ、男の顔と地面と、あちらこちらに視線を彷徨わせる。
「つ、次やったらセクハラでしょっぴいてやるんだからね!」
顔を赤くしたまま、彼女はホバーボードに飛び乗り、猛スピードで走り去ってしまった。あれは制限速度をオーバーしているのではなかろうか。
「……ありゃ、けっこう脈あんのかね?」
くつりと笑って、男は歩き出す。次は、古式ゆかしく言葉で伝えてみようと思いながら。
2023.04.06
「君の目を見つめると」
嘘がバレるんじゃないかと錯覚する
真っ直ぐな
あまりにも真っ直ぐな
その瞳
ごめんね
こんな人間が君を見つめて
君に憧れてしまって
君の目を見つめると
君も私の目を見つめてくる。
私は自分の情報が抜き取られる気がして目を逸らす。
君の瞳を見つめれば…ハイ!私がいますね~。
そうゆうやり取りを5歳の我が子と楽しむ日常。
さいこー!
【君の目を見つめると】
いつからだろう。
私を見る幼馴染みの目が、私を呼ぶ声が優しいと感じるようになったのは。
それに気付いてしまってから、君と一緒にいると胸がざわめいて正直落ち着かない。なるべく表に出さないようにしてるけど。
君は昔から、性格も気質もほぼ正反対な私の事が嫌いなのだと思っていた。現に私が側に居ると苛々している事も多かったように思う。それなのに何故。
どんな心境の変化なのか知りたくて覗き込むように君の目を見つめると、熱に浮かされたような瞳で見つめ返された。その奥に潜む僅かな甘さと憂いに、胸が苦しくなる。
(ああ、これは恋をする者の目だ)
そして私もまた、同じ目で君を見ているのだろう。
君の目を見つめるととても幸せな気持ちになるんだ、なんだか深いところから熱い優しいのが込み上げてきて自然と涙がこぼれそうになる。だけど、だからこそあまり見たくないんだ。君との時間が欲しいもっと君と居たいと思ってしまうから。だからこれ以上は会わないで良いように君とはなれた。
君の目が私に生きる希望を与えてくれたのと同じように私の目が君に生きたいと思わせれていたことを願う。
キラキラと、空に浮かぶ星のような
君の目を見つめると、眩しくて
交わした視線を逸らすのはいつも僕の方
遥か遠く、遅れて届いた輝きに
この胸が射抜かれてしまわないように
(君の目を見つめると)