『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の奏でる音
君の歌声は強くて優しくて思いがぶつかってくる
君の声は真っ直ぐに私の胸を貫いて勇気をくれる
君のギターはこっちまで気分が上がる
君の奏でる音はいつだって私を強くしてくれる
「君の奏でる音楽」
明日も早い
今日は短い
ああどうして毎日は
こんなにも
鈴が鳴る
夏が居る
君の奏でる音楽は
透明な水が、木の葉の間を静かに流れている。
木の葉から漏れる陽の光が、水面に反射して煌めいている。
水に指を浸す。
刺すような冷たさと柔らかさが指の間を触って、去っていく。
君の奏でる音楽は、私の鼓膜に焼き付いている。
黒い鞄を剥ぐ。
トランペットを取り出す。
滑らかな金色の曲線が、木漏れ日に照らされて、涼やかに刺々しく輝く。
そっと唇にトランペットを当てる。
さらさらと流れる川のせせらぎの最中に、パーーーー、と張り詰めた金属の音が閃く。
私が少年だった時、お墓参りのために訪れたこの片田舎で、暇を持て余した私はよくこの山へ冒険に来た。
私に音楽を教えてくれたのは、君だった。
君と私が言葉を交わすことはなかった。
私たちの間に入るものは、音楽だけで十分だった。
川のせせらぎの横で、水に浸った葉をもぎ取り、折りたたんで唇に当てて、私たちは走り回った。
草笛の音楽で、私たちは会話をし、山柘榴を齧り、川に足首を浸し、虫を捕え、草の茎で相撲をとった。
お盆休みの日中だけの、出鱈目で輝かしくて瑞々しい遊びの毎日。
私の奏でる音楽も、君の奏でる音楽も、出鱈目で輝かしく、瑞々しい、生きた音楽だった。
君の奏でる音楽を今でも覚えている。
歳を重ねるうちに、私はこの山と疎遠になっていった。
君の奏でる音楽を聴いて、音楽をやろうと幼心に決め、向こうの世界で音楽に躍起になった私の、お盆にここに来る機会は、だんだん減っていった。
やがて、慌ただしく腰掛けで地方に訪れては、気もそぞろなまま、形式だけでも墓前で手を合わせて、都会へ帰る…そんな風情のない帰省をする、つまらない大人になった。
そしてとうとう、そんな生活も終わりが来た。
父が死に、私の父が育ったこの土地の家主はついに尽きた。父の遺言に従って、家はこの山と共に売りに出された。
そして、つい最近、買い手がついたのだ。
君はいつも山の中にいた。
山に行けば、いつも君がいて、あの音楽を草笛で奏でた。
君の奏でる音楽は、今でも私の脳裏に焼き付いている。
それでも、私が君の奏でる音楽に応えるのは、これが最後になるだろう。
チューニングはオッケーだ。
あとは君に最後の別れを伝えるだけ。
このトランペットなら、君にもきっと届くだろう。
いや、届かなくとも。私の中に眠るあの頃の私には届くに違いない。きっと。
トランペットに唇を当てる。
木の葉がそよそよと囁く。
木漏れ日が、待ち侘びているかのように優しく揺れていた。
「君の奏でる音楽」
聴こえる
嬉しそうな、君の奏でる音楽が
いい事あったのかな、僕も聴いてて嬉しくなるよ
聴こえる
悲しそうな、君の奏でる音楽が
何かあったのかな...僕、話聞くよ?
聴こえる
...これはどんな音楽と言えばいいのかな?
恋をしているような、音楽
なんだか僕も照れてしまうよ
君の奏でる音楽は色んな表情があって
君の事を教えてくれるみたいで
僕はもっと君のことが知りたくなった
そして
僕のことを僕が奏でる音楽に乗せて
伝えたいと思った
君の奏でる音楽が聴こえるところへ
僕の奏でる音楽を届けよう
今日、流れ星を見た。
とってもどでかい流れ星。
通ったあとの後が残るくらい、遠くに雷が落ちたんじゃないかと思うくらいの流れ星。
さらに大きい流れ星を見れることを流れ星に願った。
君の奏でる音楽
流れてくる旋律にうたた寝から目覚める
隣の家から流れてくるピアノの音
少し前に流行った楽曲のメロディーだ
隣の家に住んでいる君とは
引っ越しの挨拶の時に顔を合わせたくらい
あまり年は離れていないと思うけれど
生活リズムが違うのかなかなか合うことはない
ただ、よくこうやってピアノの音が聞こえてくる
君の奏でる音楽は
基本的にお手本のようなクラシックだけど
たまにこうして流行りの曲とかも流れてくる
ああ、これは僕にとって甘酸っぱい思い出の曲だ
でもそれはもう昔の話
今はこの音楽を通して
君のことばかり考えてしまう
意外と見てもらえてて嬉しかったです。
クソ長い物語を読むってなったら結構大変だと言うのに……………普通にハート貰っちゃった。
本当に嬉しい限りです。
明日からはまた、普通に短編小説を投稿していくので、ドンドンと見てってください!!
その音に、声に、あなたに
出会えて良かった
#君の奏でる音楽
最近、よくSNSで見掛けるようになったストリートピアノ。
私の通学区間である駅にも、設置されてからは結構な賑わいを見せている。
その中でも、とある男性の演奏は、この辺りではすっかり有名になっていた。
その男性の演奏を聴きに、わざわざこの駅まで来る人もいるくらいだ。
(あ、今日もいる…)
噂では、プロじゃないかと囁かれているけれど、そんな人がこんなところに毎日のように来るかなって疑問がある。
(詮索はよくない…これが聴けるなら小さなことだよ、うん…!)
好奇心を抑え、私は今日も、彼の奏でる音楽に、耳を傾ける。
「海を超えて」
『故郷のイントネーションが抜けないその君の話し方は、まるで小鳥が歌うようだね』
彼はそう言って目を細めた。
どんなに努力しても外国語は完璧に身につかないと思い知らされる一言。
だが、それが口説き文句だということを知ったのは、夢を諦めて故郷へ帰ったあとだった。
『君の生まれた町を見てみたいと思ったんだ』
突然の来訪。驚くほど少ない荷物。
あぁ、そうだ。彼はこういう人だった。
『もう一度、チャレンジしないか』
『もうあの夢は終わったの。今は別のことをしてるし、それにやりがいを感じてるから』
それになにより、離れて気付いてしまったのだ。
なんだかんだで、私はこの町が好きなのだということに。
この町で、ここで出来ることのなかでの最大のことをしてみよう。
そう思えるまでに、やっと気持ちが落ち着いてきたのだ。
だから、彼のその先の言葉は聞きたくなかったのに。
────君の奏でる音楽
【君の奏でる音楽】
僕は君に救われた
君の紡ぐ言葉に
君の温かさに
君の奏でる音楽に
辺りが真っ暗な気がして
孤独だった僕の耳に唯一入ってきた音
それが君の奏でる音楽だった
君は自分の音楽なんて大したことないって言うけれど
その音楽で僕を救ってくれたことは紛れもない事実で
君がいなければ
君の音楽なければ
なんて想像はしたくない
だからそんなに自分を卑下しないで
僕は誰になんと言われようと君の音楽が好きだ
音楽と言っても色々あると思うんだ。
楽器とか生活音とか、声とか。
私の友達は色々な声を奏でて褒めてくれる。
嫌いだった私の部分を褒めてくれて好きにさせてくれた。
歌が上手くて素敵な声を聞かせてくれた。
あなたのおかげで、あなたの声で、私が私を好きになるきっかけをくれた。
ありがとうね。
題【君の奏でる音楽】
~♪
君の奏でる音楽は、居心地が良い。
なぜか落ち着くんだよな。永遠に聞いていられる。
「何を考えているのですか?」
「ん?綺麗な音色だなって。」
「ふふ。ありがとうございます。」
「なんか、落ち着いて聞いていられるんだ。」
「へ~!じゃあこう演奏したらどうでしょう?」
~♪
「わぁ、凄い!更に良くなったね。」
「えへへ。そうですか?どっちの方が良いですかね?」
「2回目の演奏かな。でも、選べないな~!」
「貴方くらいです。わたくしの演奏を優しく聞いてくれるのは…。」
「だって、本当に綺麗で心に刺さるんだもん。これからも、美しい音色を聴かせてね。」
「はい!」
わたくしは、こんな風に接してくれる彼のことが大好きなのです。
「君の奏でる音楽」
君が急に横で歌い出した時、びっくりした。
けど、もっとびっくりしたのは、自分もいつの間にか一緒に歌ってたこと。
勘で歌った全然合ってないハモリ。
2人で笑っちゃったよね。
私は、君の奏でる音楽が鳴りやんで
しまうまで
1番傍で君の成長を見守っていたいよ
# 1
「粗っぽい、粒を揃えて」と、
ため息をつきながら先生が言う。
小学生の頃のピアノの先生は
ずんぐりとした男の先生で、
私が練習してきた曲を聴く度に
そう言って赤い鉛筆で楽譜に色々と
書き込んでいった。
ほどなく表情豊かな女の先生に変わり、今度は「もっと歌って!」と、毎回言われるようになり、私が弾く横で先生が「やんぱっぱ🎵」と歌いながら踊る。
20年ほど続いたピアノのレッスンは社会人になり、なかなか通えなくなり辞めることになったが、今も毎日ピアノを弾いている。幼稚園で勤めるようになり、粒を揃えて弾いたり、歌うように弾いたりしている。
子ども達は優しいので「せんせいのピアノをきくとたのしくなっちゃう」と言ってくれているが、ピアノの先生達が私の演奏を今聴いたら、何と言うだろうか。
「君の奏でる音は…」ちょっぴりこわいど聞いてみたいとも思う。
#君の奏でる音
「君の奏でる音楽は」
君の奏でる音楽は、幸せの音楽。
猫の君が奏でる音楽は、ゴロゴロ鳴く。
妻の君が奏でる音楽は、ごはんをつくる音と、時々お菓子を食べる音。
息子の君が奏でる音楽は、うろ覚えの戦隊モノのオープニング。
娘の君が奏でる音楽は、色鉛筆で紙に描く音。
次、君はどんな幸せを奏でてくれる?
その音はいつも突然にやってくる。
笑顔と羞恥を引き連れて。
「新しい魔法史の問題、勉強したところ全然でなかったぁぁぁぁ!ヤマ張ったのに!」
「半分くらい新しい問題だったね」
「ねぇ、守仁の杖の材質なんて聞いたことあった???イチョウの木とか初めてしったよ」
同じ寮の3人で受けた授業は思いの外難しく、ああでもないこうでもないと次の魔法史への対策や答えを共有しあう。
「次の寮対抗って魔法史もあるんだよね?それまでに全部覚えられるかなぁ…」
「ちょっと頑張りたいよね!寮対抗舞踏会もスリザリン抜かして2位だったし!俄然燃えてきた!」
「もう何回か授業受けといて、答えが予測できるようにしときたいね」
次の行事に向けて結束を高めあっているとふいに地響きのような、岩が転がってくるような音がすぐそばで聞こえた。
「………でもとりあえずはご飯食べてこようか(笑)」
「そうだね…そこで問題出しあったりする?(笑)」
「…お腹空いたああああ!急げ!!」
羞恥を隠すように先に廊下を走り出す。ああ私ってやつは。やれやれと二人がクスクス笑っているのを背中で感じる。
でも、私は知ってるよ。
二人だって、授業中に(私より控えめだったけども)同じ音を出していたんだから。
真ん中にいた私はどっちのお腹の音だったのかも知っているんだからね。
羞恥に負けず今もぐるぐる鳴るお腹を押さえながら大広間の入り口を目指す。
さて、今日のお腹の音楽を満たしてくれるのはどんなご飯だろうか
「君の奏でる音楽」 HPMA
君の奏でる音楽が好き。
時には厳しく切り捨て、時には優しく寄り添ってくれる。
君の奏でる音楽が好き。
力強く、雄弁で、それでいて繊細なんだ。
君の奏でる音楽が好き。
多くは語らない君の、内側を見れた気がして。
君の奏でる音楽が好き。
聴くたびに、その魅力に惹かれていく。
本当は、君の音楽だけじゃないんだ。
僕が好きなのは、君の……
どうか、気付きませんように。
どうか、気付いてくれますように。
【お題:君の奏でる音楽】
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