『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『君と最後に会った日』
どうか
君と最後に会った日が
人生最後の日で
ありますように
その日は晴天で、とてもいい日だった。
僕はこの日、彼女にプロポーズをしようと考えていた。付き合って4年、もうそろそろ結婚してもいいんじゃないかと考えていたし、何回も話し合った。その度に彼女は、「良いんじゃない?」とか、「結婚してみる?」みたいな、他人事のように話していた。
その日僕は覚悟を決めてプロポーズをしたというのに、彼女は「ごめん。貴方とこの先の未来が見える気がしない。」と、振られてしまった。
僕は目の前が真っ暗になった。
なんで?こんなに僕は君を愛しているのに。おかしいよね?僕が君を愛しているんだから君も愛で返すべきだよね?ねぇどうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして。
酷いよ。死んでやる。君が居ない明日なんて来なくて良いんだ。一生後悔すればいい。
足元がふらつく。
バンッ、グチャッ
僕は君に最後に会った日に死んだ。
はは、ははっ!やっと死んでくれた!あいつずっと鬱陶しかったんだよ。束縛し過ぎ。でももうこれで縛られなくて済む。やっと解放されるんだ。
私はその日、彼に最後に会った日に彼にお花を持って行った。
「あなたが嫌い」という花言葉を添えて。
#君に最後に会った日に
君と最後に会った日
最後に会ったのは、まだ2日前。でも今すぐにでも会いたい。別れた瞬間から会いたかった。あなたと一緒に話をするのが好きで、時々手が触れあうのも好きで、誰よりもそばにいてほしくて、朝一番に思う人。
まるで恋人みたい。
でも、違う。私たちは恋人なんかじゃない。同性同士で互いに恋愛感情なんてない。ただ長く一緒にいすぎたせいで少しの別れもつらく感じるだけ。
だと思ってた。
最近、自信がなくなってきた。あの人から見て、私は何?友達として見てもらえてる?迷惑な存在?私のこの感情は本当に恋愛感情じゃない?
その度に否定する。
迷惑だと思われてたら、早々に縁なんて切られるはずだ。私はあの人とキスもその先もしたいと思ったことはない。
ただ一緒にいたい。一生そばにいてほしい。離れていかないでほしい。
お酒の話になったとき、当たり前のように、大人になったら一緒に飲もうと言ってくれたことがとても嬉しかった。それだけで胸がいっぱいだった。
高校で仲良くしてる友達がいると言われて胸がえぐられた。刺されたような痛みだった。
なんの現実味もない物語の話がとてつもなく羨ましい。何もかもうまく行ったら。あの人と一生を共にできたら。そんな願いは叶わない。私は最低な人間で、あの人は聖人のような人だから。
あの人と会う最後の日はいつになるのか。いつになったら私の彼女への執着は終わりを迎えられるのか。苦しい。早くそのときが来ればいいのに。
君と最後にあった日は
12年前になるかな
あんなの大きくて怖くて恐ろしかった
あの出来事から12年経ったんだよ
12年だよ?
時は速いよね
3月11日14時46分
の事は絶対に忘れない
忘れちゃいけない
絶対に
二度とあんな事が起きませんように
そう願ってる
本当に辛いな
『………』
『ちゃんと食べてるよ。安心して』
『………』
『いや…まだまだ元気だから大丈夫だよ』
『………』
『………っ』
『……な……そんな、事…言わないでくれよ…』
『………』
『…そんなの…分かりきってる事だろ』
『………』
『…俺も…大好き…愛してる…心の底から』
ー君と最後にあった日ー
別れ際 かけた言葉の励ましが
寂しい傷に震えるエコー
#短歌 #書く習慣 20230626「君と最後に会った日」
君と最後に 出会った日。
それは ぼくときみが 出会った日。
最初で最後の 出会った日。
ぐさり、 という音と
きみの ちいさな悲鳴と
あかいろが めだっていたよね。
無差別に 殺人を起こした ぼくの
一番最初の 被害者が きみ だった。
桜咲き一年先に祝福を
次は私にかけてください
お題:君と最後に会った日
【君と最後に会った日】
君と最後に会った日は寒かった。あまり思い出したくはなかった。いい思い出とはとても言えないと思う。
「今まで彼氏面でごめん。」
「最後までやり通してよ。」
約束は守れそうになかった。日々の怠惰、きっとこれが原因なんだろう。心労あってのものかもしれない。彼女を振ってしまったことに後悔はなかった。なんせ、根っからのクソ。今更人のことを気にできるほど心に余裕はない。鏡を見ては毎度の如くクソみたいだと吐き捨てる。彼女が出来る前の人生もクソだった。意義もなく日常を過ごしているだけ、単純に時が流れていくだけ、それだけだった。そんな時に彼女と出会って俺の人生を変えてくれるのはこの人だ、と思ったんだ。
「案外、面白い人なんですね。もっと怖い人かと思ってた。」
「意外だったかな。優しそうって言われるのに。」
人当たりが良くて愛想が良くて、死んだ目をしている。他人から見たら第一印象はこんな感じなんだろう。だから、気を遣われる。
「怒らないんですか?」
「怒ることじゃないからね。」
彼女がいて意義ができた。前よりも生気が増えた気がする。ただし、貯蓄したものは償えないとする。別れを切り出した日、家に帰って泣いた、泣き叫んだ。その後には実家に連絡をして結婚を考えていた彼女と別れたことも告げた。
「馬鹿。」
扉を開けて入って、目の前に来て告げられた言葉。窓の外を見ていたので少しだけ素っ頓狂な顔をしてしまう。
「とうとうバレちゃったんだ。」
「なんで教えてくれなかったの。お友達から連絡頂いて一目見てやろうと来たんだよ。」
精一杯の背伸びだった。俺に出来ることはこれだ、と。衝動的に何を考えていたのかそう思ってしまったんだ。
「面白くて強い人なままでいたくて。」
「案外、つまんない人なんだね。もっと器用な人かと思ってた。」
怒りでいっぱいの顔には見えなかった。それでも、時間は無いらしい。日々の怠惰か、一度も絶えない心労か。生きているだけで苦労するのに人はすごい。一息ついてゆっくりと言葉を綴る。
「怒らないの?」
「怒ることじゃないからさ。」
君と最期に会えてしまった日は寒い日だった。あまり記憶は続かないけれど、いい思い出なんだと思う。
「彼氏面しててごめん。」
「最後まで彼氏だったよ。」
ゆっくりと目を閉じて最後に君の顔を確認する。
「何、その顔。」
「それはお互い様。」
泣いているのに笑っていた。君と最期に会えてしまった思い出は君にとってはどんな思い出なんだろうか。馬鹿みたいな笑い話だと面白い男のままでいられるのだけれど。
「ありがとうございました。」
1000円も行かないような買い物だったと思ういくらか揚げ物を買ったときに言われたそれが最後の会話だった。
高校入学と同時に別れた元彼女は大学帰りによった地元の肉屋でバイトをしていた。
中学生の淡く苦い初恋相手そんな彼女から目をそらしながら気を使い合いながらいくらかのコロッケを買ってなるべく自然に店を出た。
あいつ可愛くなってたなとか思いながら夕暮れ前の帰り道信号を待つ。
今となっては感謝も謝罪すらもできないが今の彼女と仲良く続いてるのはあいつのおかげなんて考えてるうちに信号は青に変わった。
前をあるく制服のカップルに頑張れよなんて大人ぶって心のなかでエールを送る。
今日はいつもよりごちそうさまと感謝を持って言える気がする。
[君と最後に会った日]
君と最後に会ったのは別れてからの事だった
君からの[復縁しよう]という言葉に
[時間をあけてもう一度考えてみたら?]と私が言った
最後に会った日、
最初の頃のデートをしているように
純粋に楽しんだ。
この人とならもう一度やり直せる
私はそう思ってた
次の日、彼は私にメールを送ってきた
[やっぱり俺が間違ってた。復縁できない]
君と最後にあった日は良く晴れていてまるで何かを祝うような天気だった。私と君が離れたのは周りからすればとても良いことだったのかもしれない。もしも、もしもあのときに雨が降っていて私と君が離れることにならなかったら周りは酷く落ち込むかもしれないが私たちはそれでも晴れの日のように大きく口を空けて顔を見合って笑っていただろう。君と最後にあった日が雨だったらどれだけ良かったのだろう。
全ては私の責任であり、これは私が望んだことなのです何も果たせないまま、何も返せないまま、ただ迷惑だけをかけた生涯でした。本当にごめんなさい。都合の良い話でしょうが、どうか、私のことは忘れてください。
消えること、最初から存在しなかったことになること、
それが私の望みです。
最初からこうなることは決まっていました。
みなさんはどうかお元気で。
・
何度目かの遺書を書いた。
どうにもこうにもいかなくなって心も部屋もぐちゃぐちゃになったとき、私はこうして遺書を書く。
書くだけでそれが人の目に触れることはたぶんだけど無い。だって私は臆病だから。
でもこうすると、なんだか少し心が落ち着いて、そう、一度死んで生まれ変わったような気になれる。
今日までの私を弔ったら、今度は明日の私を生きてみようか。
君と最後に会った日
君にブラックホールの穴を
開けられたかのように、
なんだかとてつもなく虚しい気持ちになった。
どうせこの先関わることは無い
「だから後ろを向かないで、
前だけを一点と見つめよう」
そう自分に綺麗事を言い聞かせた。
変わらないままでもとりあえず言ってみる
そしたら大丈夫になってくる
たぶんね。
title of the day
-君と最後に会った日-
何年前か忘れてしまった 。毎日0.1秒でも思い出すのに 。
今はどんな世界で、どんな人と、どんな暮らしをしてるんだろう。
毎月月末に1度思い出してくれているのは知ってる 。
毎月月末に見るあなたの名前 。
最後に会った日の事、覚えてる?
恋人から家族になった瞬間、 異性ではなくなった。
今、こうして深海で息をしているけど
あなたとの子は、一生懸命持ち上げて地上で育てていってるから。
大きくなってきて、顔がずいぶんあなたに似てきた 。
誰が何を言おうと、私とあなたの子 。
大切に育てていくから、今までもこれからも 。
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君と最後に会った日は
君と話せるようになって2日目の日で
すごく幸せな時間だったの覚えてる。
コロナ治して学校に行けるようになって
また君に話しかけたら
君は私に笑いかけてくれますか。
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Theme:君と最後に会った日
本日のお題:君と最後に会った日
君と最後に会った日、君は凍りつくような目をして、一言も口を聞かなかった。
僕は言おうと思っていた『ごめん。僕たち、やり直そう』を口に出せなかった。
口に出しても拒否されると、君の冷たい目が告げていた。
あれから君とは一度も会えていない。
君のことはソウルメイトだと、一生、大切にすると、心に誓っていたのに。
ねえ、僕たち、どこから間違ったのかな?
君と初めて出会った日を覚えていますか?
君と初めて話した日を覚えていますか?
君と初めて食事した日を覚えていますか?
君に初めて気持ちを伝えた日を覚えていますか?
君と初めて手を繋いだ日を覚えていますか?
君と最後に笑った日を覚えていますか?
君と最後に話した日を覚えていますか?
君と最後にあった日を覚えていますか?
君とはもう分かり合えないけど
僕にとっては最初から最後まで
楽しく切なく嬉しく悲しく辛く
それでも幸せだと感じた日々だった。
さよなら
高校生の時。
片思いだった。
静かな僕に明るく接してくれた。
僕は何も出来ずただ見つめてるだけだった。
そのままラインも連絡先も知らないまま卒業した。
卒業式の後、クラスの皆で食事会をすることになる。
最後プリクラ撮影が終わった後にラインを聞こうと思った。
結果は結局勇気が出ず聞けなかった。
彼女とは結局それっきり。
自分にもっと勇気と自信があればと後悔した。
もし同窓会で会えることがあれば当時の想いを伝えたい。
成長した自分で再び会いたい。
君と最後に交わした言葉。
「消しゴム貸して」「うん」とかだっけ?
そんな相手のことが好きかもしれない。何かの間違い?
遠い人なのに。物理的にも、精神的にも。
故郷は遥か、遠く。関係性は、薄く。
何故か、心に穴が空いているような気がするんだ。
大切なパーツを落としたような。
一体、何が欠けているのだろう?