『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#君と一緒に
残念ながら、私には何かを一緒に、と思える『君』はいない。絶世の美女なのに。文明始まって以来の謎。
けど、相棒にしたいと思うものはある。ざっくりとした絵を描く時に使ってる万年筆。去年から絵日記みたいなことを始めて、スケッチブックを2冊と半分使った。けど途中から描かなくなって、しばらくただの生活の中の雑貨に紛れてしまっていた。勿体ない。ものは使ってこそ。今年は相棒!と言えるように日々一緒に記録をしていきたい。
題 君と一緒に
貴方は『行ってきます』と言ったのだから『ただいま』と帰ってくるはずなのです。もう会えないはずがないのです。
でも、本当は知っていました
貴方の心地のいい声も、鈴を転がしたような美しい音色の笑い声も、今はもう聴くことができないことも。
貴方の華奢だけど安心する姿も、天使のように優しく、太陽のように温かい微笑む姿も、もう見ることはできないことも。
また、いつか会える日が来たのならその時は君と一緒に天(ひかり)の降りそそぐ国で手を繋いで歩きましょう
白いワンピース
白生地に映える桜の着物
とにかく白が似合う君は
僕が綺麗だと褒めると『また着てあげる』と
花が咲いた様に笑った。
今の君の白服は、世界で一番似合ってない。
似合った服を買ってあげるから
好きだと言った小説も、漫画も
観たいと言った映画も一緒に観るからさ
『早く起きてよ、』
棺桶に入ってしまった眠った彼女。
葬式終わり、彼女のネックレスを貰う
僕はこれから彼女の形見のネックレスを付け
彼女と一緒に生きて行く。
「貴方と一緒」
家族って特別だと思う。
私には上に長男次男で兄がいる。でも次男との性格が真逆で、もし同学年の男子として関わっていたら絶対嫌いになるし関わらなくなる存在だと思っている。
それでも「家族」という絆があるだけで大切な存在になる。"君と一緒に"同じ家族として生まれてこれてよかった。
ぶっ通しで勉強しないとマジでヤバい。
昨日は八時間、今日はまだ四時間とかしか勉強してない。いや知らんけど。起きてからずっと勉強しとるで?タイマー押す習慣がまだ根付いてないから記録的には四時間ってだけやからな?
今から暗記(英単語100個、社会の用語100個くらい、理科の用語100個くらい)と、やで?
理科のワークとプリント、そんで社会のワーク、待って、歴史もめっちゃ出てるわ。数学は捨てる。百人一首と漢字も覚えなあかんやん。てか、範囲が広すぎるわ!!一、二年生で習った内容全部やと!?
まって、それやったら課題の範囲だけやあかんやん。
全部で500単語くらいか?
完全に自業自得であんまりこう言うこと言いたくないけどこちとら一回も授業受けてないねん!病弱やねん!!
ごめんごめん、言い訳やな。ベッドで勉強してなかったのは私が悪いな。
二年分を取り返すにはそれ相応に勉強が必要やのに勉強し始めたの昨日て!!アホやわ!!
全部知らん単語、知らん内容、知らん漢字。
しらみつぶしに全部覚えるしかない。
まぁでも、今の実力を図るためにテスト受けてみろって言われたもんな。
理科は希望ある。国語は勉強せんでもいけるやろ。英語は得意分野やけど単語一切覚えてないわ。社会は今から全部覚える。一年の内容までは過去の自分が頑張ったから復習するだけ。世界史と日本史はしらん。数学、お前は0点確定や。一年の内容が出てきたらいけるかもしれんけどな。
はぁ...時間が足りん。
また君と一緒に砂山を作ろう
また君と一緒に笑われよう
心が温かいうちに
大きく長い汽車で空を飛ぼう
初めからケンカをしても
汽車は降りれないから
皆んなに手紙を書こう
僕たちは宇宙の旅へ出かけます
会いたくなったら夜空を眺めて
探してね
そう皆んなに知らせよう
また始まりの糸口を探すから
それまで待っててくれと
君と一緒に祈ろう
君に祈ろう
私に願おう…….
【君と一緒に】
最初の記憶は君と出会った時
ボクと同じくらい小さなその手で
ボクのことを抱えて抱きしめてくれたよね
そして、ボクに“レオン”って
名前をつけて呼んでくれたよね
ボク、凄く凄く幸せで
体の奥がポカポカするのを感じたんだ
それから、君はどこへ行くにも
ボクを連れて行ってくれて
「ずっと一緒にいてね」
そう言っていたんだ
大丈夫だよ、ボクは君のことが大好きだからね
ずっと一緒だよ
君が大人に近づくにつれて
ボクの体は少しずつ動かなくなっていった
もう昔みたいに走れなくなったし
ごはんも食べられなくなった
それでも、君の姿を見ると嬉しくて嬉しくて
すぐにでも君の側に行って撫でて欲しいと
そう思うんだ
ある日、お昼寝から起きたボクは
いつもの様にごはんをもらいに行く
でも、おかしいんだ
ボクがいくら、ごはんをねだっても
いくら、君の周りを周っても
君はボクに気づかない
まるで君にはボクが見えてないみたいに
君がボクのお気に入りのクッションの方に歩いて行く
それにボクもついて行く
「レオ、ン?」
君が不意にボクの名前を呼ぶ
返事をしても君は気づかない
どうしたのかなって君の顔を見ようとしたら
君の前にはお気に入りのクッションの上で
横たわっている“ボク”がいた
そっか、ボク、死んじゃったんだ
だから、君には何も聞こえてないし
見えてなかったんだ
「ごめん、ごめんね…レオン」
君は泣いて、そう言っていた
泣かないで、ボク、君と一緒にいられて
家族になれて幸せだったよ
何度も何度もそう言うけど君には届かない
気づいた時にはボクは冷たい雨が降る場所にいた
周りにはボクの他にも沢山の犬や猫たちがいた
その子たちが言うにはここは雨降り地区というらしい
寒くて寒くて凍えそうな場所
この雨は残して来てしまった
大切な誰かの涙が雨となって降っているらしい
きっと君が泣いているんだとそう思った
少しずつ少しずつ前へ前へと進む
進んだ先は草原が広がる開けた場所だった
「〔いらっしゃい、雨降り地区抜けられたんだね〕」
近くにいた猫がそう言う
『〔ここは?〕』
ボクはそう問いかける
「〔ここは虹の橋前の草原
みんな、ここで過ごしながら
大切な誰かを待っているんだ〕」
『〔そうなんだ、ボクもいて良いかな?〕』
「〔もちろん、ほら、行っておいで〕」
『〔ありがとう〕』
ボクはずっとここにいるよ
そして、いつか君と一緒にあの虹の橋を渡るんだ
だからそれまでに沢山、思い出を作って来て
君のお話、楽しみに待っているから
参照:「虹の橋」
作者: エドナ・クライン=レキー
Barのバーテンダーにカクテルを作ってもらう。
『キッス・イン・ザ・ダーク』
君と飲むつもりだったが、飲めない。
君は別の誰かと・・・。
君と一緒に
そのような人を人生で何人いる事だろう
少し前、大切な友達としか考えられなかった人
そう思っていた
でも今は毎日のようにその人のこと、ふと思い出す
離婚して、そんな人いなかったな
それが友達として好きなのか、恋愛感情の好きなのか
それははっきりと分からない
でも、その想いを伝えることはできないんだ
だってもう、連絡を取ることが出来ないのだから。
〇子さん
'25年1月6日 君と一緒に
今年は手帳を有意義に使いたいと思ってる。
普段プライベートはスマホで、仕事はスケジュール帳で管理していて、それ以外に何でも書き留める小さいノートを一冊。
そのノートには本を読んで心に残ったフレーズを書いたり、人から聞いて覚えておきたいことや自分で思い付いたちょっとしたアイデアとかを書いてる。
そして今年はもう一冊手帳を増やしてみたよ。
ライブやイベントを見に行ったり1人カフェ活動したり、自分の趣味や興味があることのスケジュール管理や行ってきて感じたことを書こうかな。
他に細かい決まりごとはなし。
去年から書くことを始めたからそれに役立つような手帳になればいいな。
手帳さん、今年は君と一緒に色んな所へ行きますよ。
「君と一緒に」
[海はお前を選んだんだよ。]
[どうしたいんだい。]
[さあ、聞くんだよ。お前は誰か。]
おばあちゃんが託してくれたこの使命。
過去の人たちが繋いでくれた歴史。
海が選んだのは私。
私が約束を果たすの。
私が島を、村の人たちを救うの。
[心の声が呼んでいるの。]
私は島を愛する娘。
今、心の声に従うときだ。
【#119】
ようやく……ようやくお休みをいただけました!!
救急隊という、休みの日ほど忙しくなる仕事。年末年始もあって、お正月なんぼのもんじゃいというレベルで普通と変わらない……いえ、大変忙しゅうございました。
そんなこんなで、ようやく休みです。
冬休みです。
正月休みです。
恋人は一般的な休みではあったのだけれど、車の修理をしているため、緊急で連絡があった場合は率先して出勤していたと聞いた。
その甲斐もあって彼女も同じ日付しっかり休みが取れた。
今日から少しはゆっくりできるのが嬉しくて仕方がない。
けれど……ちょっと提案したいことがあった。
最後の夜勤の日に見た日の出が綺麗で、あの景色を彼女と一緒に見たいと思ったんだ。
「ねえ、旅行しない? 近場でもいいんだけど」
「ふぇ? どこか行きたい場所があるんですか?」
大きな瞳がさらに大きくなる。驚く彼女に言葉を返した。
「行きたい場所って言うか……見たいところがある、みたいな?」
「???」
見るからにクエスチョンマークが数個頭に飛んでいるのが分かる。
そうだよな。
〝どこ〟と言うのは言えないんだよね。
「うーんとね、日の出を一緒に見たいんだ。初日の出じゃないけれど、日の出ならいつだって見られるじゃない?」
それを告げた瞬間。本当にパッと花が咲いたように笑顔になった。
「なにそれ素敵です! 行きたい、行きたい!!」
とんでもなく前のめりで挙手をする。
「どこか分からないから、宿が取れるか分からないよ?」
「大丈夫ですよ! お正月休みが終わって、きっと空いていると思います」
なるほど、それはそうか。
彼女はスマホを取り出してスイスイと探し出す。
「ほら、見てください!」
スマホの画面には近場で日の出が見られるホテルの一覧があった。しかも結構割引されてる。
「今回長めに休みがありますから、天気調べて連絡してみましょ!」
満面の笑みで、休みの計画を立て始める彼女に嬉しくなった。
ゆっくりするつもりだったけれど、突然の俺の言葉に賛同してくれて安心する。
「どこに行きましょうか! あ、言い出しっぺだから、決めてくださいね!」
「ボール俺?」
「はい!」
まあ、君と一緒なら、どこでもいいんだけどね。
そんなことを思いながら、肩を寄せあって思いつきの旅行計画を立てることにした。
おわり
二三五、君と一緒に
今日 私のキッチンに新しい玉子焼きのフライパンが仲間入りした。
定番の大きさよりも少し小さなサイズを選んだ
先代のフライパンは私のお弁当作りの相棒だった
取っ手がグラグラで
ついに引っかけるところがついた先端がパキッと割れてしまった
その部分は重要ではないので
手に馴染んだそれを使い続けようとおもっていたのだけど 火をいれる度に割れた先から
ヒューヒュー音がするようになって
御機嫌もよくないのか 焦げるようになってきた。
あぁ もうそろそろお役御免なんだなぁーと思い
最後の玉子焼きをやいて お別れしよう
と思っていたそのフライパンは
今は父専用になり お餅を焼いたり お酒の肴を作るのに使っている
まだまだ 我が家の一員のようです。
君と一緒に
【君と一緒に】 No.1
僕の思い出には、いつも君がいる。
都会のビルの中、
大自然に囲まれたキャンプ、
お馴染みの商店街、
水のきらめく海辺、
そして、君と初めて出会った、バラの咲き乱れる花畑。
どこへ行くにも、2人で手を繋いでいくんだ。
君と一緒に。
【君と一緒に】
共に行こうと誓った相手はいつの間にか老衰で死んでた。浮かれてて自身が長命種だって事を忘れてた。誓いを立てた日が昨日の様に思えるのに80年経過していたらしい。怖いね。
ただ本が読みたい。
一緒に本が読みたい。
互いに読みたい本と向き合うだけでいい。
言葉を交わさなくてもいい。
あなたとは背中合わせでいい。
温もりと鼓動とかすかな神経の伝達を
ふたりの脊椎に感じさせればそれでいい。
時折耳元に聞こえるのは、
ページをめくる音、紙と皮膚のひびき、
唾を呑み込む喉元、思わず漏れる溜め息、
乾いた口の咳払い、涙混じりにすする鼻先、
暇つぶしに鳴らす手足の間接、飽きたあくび。
読書に包まれた静穏の中を
あなたと一緒にいたい。
(250106 君と一緒に)
君がそばにいるだけで僕は嬉しい気持ちになる。
ずっと君と一緒にいられたらどんなに幸福だろうか。
だけど、僕と君とでは大きな壁が存在する。
ずっと一緒になんていられない。
僕は犬で君は人間の赤ちゃんだ。種族も寿命も僕と君は違いすぎる。
君はこれから先たくさんの喜びや悲しみを知って大人になっていくのだろう。
その時、僕はおじいちゃんだ。生きているかどうかさえわからない。
君に出会えたことを心から嬉しく思う。
言葉は通じないけど想いは通じる。そう信じて僕は君にたくさん話しかけたりじゃれたりしているんだよ。
時には怖がらせることもあるし、ご主人から怒られることもあるけど、僕なりのスキンシップなんだ。
人間から見たら僕の生きる時間は少ない。それは僕もわかっている。
だからそれまでは君と一緒に遊んだり、散歩したり、どこまでも一緒にいたいな。
【君と一緒に】
彼氏が言った。「お前さいきん容姿のことでいじられてないか?大丈夫?」私は彼氏に言った「私は目立つわけじゃない可愛いわけでもない性格もいいわけではないだからいじられても仕方ないよ。でもここまで明るく過ごせたのはただずっと君が隣にいてくれたからだよ」笑顔で言った。彼氏は驚いた顔をしていた。だからまた私は言った「君と一緒に過ごせるだけで幸せなの」そう言った。
りんごあめ
《ずっと君と一緒にいたい》
君は僕のこと、知ってるのかな?
君みたいに完璧な人知らない。
恋しちゃったんだ。
君の自堕落なダラシないところが好き。
家の中がゴミだらけなところも好き。
不衛生なところも好き。
お風呂あんまり入ってないところも好き。
食べたり、飲んだりしたあと片付けないでぐちゃぐちゃのままな所も好き。
そういうの人は嫌がるかもしれないけど、僕は居心地良く感じるんだ。
変わってるかな?
けど、最近ライバルが多いんだ。
君があまりに魅力的だから。
彼氏がいない君に、僕が立候補してもいいかな?
そろそろ影から見てるのも飽きてきたから、君の前に姿を現そうかな、なんて。
よし、思い立ったが吉日というし、勇気を出して今から行くね!
カサカサカサカサカサカサっ
授業が楽しかったと思う。
ほんの、一日前まで。
何も変わらないはずなのに、途端につまらなくなって、
こっそりと忍び寄る眠気から目を逸らすように
シャープペンシルをくるくると回す。
板書を見ようとして、
数席前の少しだけ猫背の背中に自然と目が向いた。
1時間目であるものの既に舟を漕いでいる人が多い中で、
しっかりと起きている彼女の頭はひとつ目立って見える。
ノートを取る彼女の小さな背中をぼおっと見つめていると、肩につくかつかないかぐらいの微妙な髪が前へ垂れて、
うなじが少しだけ見えた。
そのことに謎の罪悪感が湧き上がって、誰にも気づかれないようにそっと視線を黒板へとずらす。誰も見ていないだろうが、煩悩を消し去るように無心に板書を移せば、幾分か授業に集中できるような気がしてほっとした。
ぽき、とシャーペンの芯が折れる。カチカチと数回押して芯を出そうとして、全く出てこないことで短さを悟った。ボタンを押したまま芯を引き抜いて、とりあえず机の上に置く。授業が終わる頃には机の下かどっかに落ちているだろうけれど、そこは教室の掃除係の仕事だ。
替えのシャー芯を出そうとして、径が合わないことに気づいた。俺がいつも持ってるのは0.3mmの芯で、今使っているシャーペンの芯は0.5mmだった。
あ、と気づいて、俺はまた数席前の彼女を見る。
授業が途端につまらなくなった理由。教科書も先生も話の内容も全く変わっていないのにつまらなくなったということは、単純な話、それ以外が原因のはずで。
隣で、折らないよう慎重に取り出そうとするあまりシャーペンのケースと睨めっこする彼女の姿を思い出した。俺が0.3mmの芯をあげる代わりに0.5mmの芯は彼女がくれる。そういう約束事でもない、いつの間にか“そう”なっていた、ただの数回のやりとり。多分、俺はこういうやりとりが楽しかったんだろうな、と空っぽになったシャーペンのボタンを押しながら考える。授業が楽しかったわけではないのだ。勉強が好きとは言い切れないんだから、よく考えてみれば分かることだったけれど。
席替えをしたのは昨日だ。俺が後ろの席に、彼女は前の席に。うちは学期テストの度に席替えをするようになっているから、チャンスが来るまではまだ日にちがある。…例えチャンスが来たとて、もう一度隣になる可能性なんてずっと低いけれど。俺は空っぽのシャーペンを筆箱にしまって、代わりに0.3mmを取り出す。ただの意地だけど、新しいシャー芯は買わないことにした。あわよくば、また君と一緒に授業を受けて、ケースを睨む君の顔を横から見ていたいから。
「君と一緒に」 白米おこめ