『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日本当に面白いことがあった
これを聞いたら驚いて、大爆笑間違いなしだ
話したくて堪らなくなった
でも、せっかく笑わせるなら
文字の「おもしろい」じゃなくて
「それはおもしろい」という言葉が
大爆笑して、思わず手を叩く姿が見たい
話したい欲をぐっと我慢して、LINEを開く
久しぶりに君たちとのトークには
「あけおめ」と「おたおめ」と日程調整しかない
「めっちゃ面白いことがあったから、ご飯食べに行こう」
グループで既読が2ついた
「何を食べようかな」
と皮算用しながら
送る前から知っている返信を待った
〜君たちからのLINE〜
君のメッセージは気まぐれだ。
特別ではない青空。ブレたねこのしっぽ。古くなった張り紙の切れはし。
無言の画像にまず首をかしげて、スタンプでも首をかしげる。
君の視点は独特だ。
「この青空が落ちてきたらちょうど雲の間にハマって私は助かる」
「シュレディンガーのねこのしっぽ」
「切れ端だけ残されてかわいそうだから連れ帰った」
僕はそれをねこの視点と呼んでいる。
一ヶ月空くことは当たり前の君のメッセージは、ときおりふらっとやってくる。
とってきた獲物を見せて無言でこちらをうかがっている。
僕は大体決まってこう返す。
「わからん」
そしたら君はねこの視点を教えてくれる。
それがなんだか面白くて、僕はきまぐれなねこのメッセージを興味半分で待っているのだ。
題:君のLINE
最近の私は
君からLINEを既読するだけ。
ごめんね
私君を許せない。
このままだと君は成長しないから
既読はするけどね、私は
君のメイドでも家政婦じゃないよ
もっと大事にしてくれたら嬉しいな(*´ω`*)
何だかひっどくみじめ
もう手前も奥もわかんなくなって
ぜんぶへーめんになっちゃった
あぁ、かみさま
あんたが私の人生にぎってるって
こんなにたっくさんの人類のを決めてるって
ねーかみさま
私のだけめんどくさくなったんでしょ
まめつぶの人生考えるの
めんどくさくなったんだ
ねーかみさま
私がしんで
りんねてんせーがあるならさ
こんどはこった人生にしてよね
LINEをしてくるのは、いつも君からだった。
君からLINEが来ると、天に登るくらい嬉しくなった。
「元気にしてる?」
君からそういうLINEが来たのは1ヶ月前だ。前は1週間に1回は連絡してきてくれていたのに、もう1ヶ月も連絡が来ていない。
好きな人ができてしまったんだろうか。私の何かが嫌いになったんだろうか。
考えれば考えるほど不安は増していって、こんなに悩むならとりあえず自分からLINEをしてみようといつも頑張ってみるけど、「ごめんな」とか「好きな人できたわ」という言葉が返ってきそうで、怖くて自分から送れない。
なんで連絡をしてこなくなったのか、知りたいけど、知りたくない。
LINEが来る可能性なんてきっと低いのに、私は今日も君からのLINEを待ってしまっている。
だって、好きだから。また画面越しに、君を感じたいから。
朝。ベッドに寝転んだままスマホを手に取り、今日もいつものように君に『おはよう』の一言を某メッセージアプリで送る。飯食って支度して、バイトに向かう。
昼、何かしら君に共有したいものがあれば写真を送る。日向ぼっこをする猫とか、新作の映画のポスターとか、君の好きそうなものを。
夜。今日も、昨日と同じ様にに君に『おやすみ』と送って1日を終える。
何日も、何週間も、何ヶ月も。僕は君に送り続けている。君のスマホは棚の上に置いた君の写真の前に。画面は酷く割れ、もう二度と電源はつかない。
僕をかばって車に轢かれて死んだ君から、返信がないことなんか分かってる。始めは四十九日がすぎれば終わりにしようと思っていたのに、すっかり習慣になってしまった。
たとえ無意味なことだとしても、以前君が僕に送ってくれていたように。君を、忘れてしまわないためにも。
今日もいつものように、君へのLINEから1日が始まる。
『おはよう。今日は新作の映画を見に行ってくるよ。あまり僕の好きなジャンルの映画ではないけど、君があれだけおすすめしていたからね。』
送信ボタンを押し、スマホを机に置こうとしたその時。静かな部屋に通知音が鳴り響いた。咄嗟に画面を見る。
届いていたのは公式アカウントからのお知らせ。
……うん、当たり前だ。分かってただろう? なのに、何、馬鹿な期待を…………
もう二度と、私の言葉は君へ届くことはないし、君からのLINEは、絶対に、届かないんだ。
#13『君からのLINE』
君からの
LINE期待し
待つ夜明け
前向きな
君の言葉を
待ち焦がれ
思いを馳せる
君との未来
────────────────────────
君からのLINE
なんか寂しくなっちゃった(笑)
今日も頑張ったから褒めて🥺
あしたね✨あした!!!
画面を見ると
そう二言返ってきてた…
明日が待ち遠しい
ぼっちの夜は長く切なく
静寂に…
締めつけられながら
自分へ問いかける
ねぇ…
もう素直になりなよ…
もういいってさぁ…
会いたくて会いたくて…
恋しくて会いたくて…
恋しい切なさに…
すっかりと殺られてます…
あしからず…
「君から連絡をくれるなんて珍しいな」
なんで、そんなに嬉しそうなんだろう。特別なことなんて何もないのにどうして。
そんなふうに笑わないでよ、ふにゃりと蕩けるような表情をされると落ち着かない。だから嫌なんだよ。私ばっかりこんな想いを募らせるなんてつらいから。
こんなささいなことでそんなに喜ばないで。
【題:君からのLINE】
・1『君からのLINE』
【ふふふふすふすふるるふ
ぬぬぬくくぬふふる】
↑
父からのLINE。
多分無自覚。
おーい、おやじ。。
なんか触ってるぞ。
【ごめんね
間違いたみたい】
【こだまのすいかかむってきてくれる?】
小玉のすいかを買えばいいの?
【そう】
オッケー
俺は八百屋に寄ることにした。
【続く】
私、君のLINE以外なんにも知らない。
こんなに仲良くたって、電話番号もメアドも住所も。インスタはすぐ消すでしょ君。
プロフィール帳書いて! って便利な文化だったな。
君からのLINEが途絶えたら、もうどうにもならないと、簡単に繋がってここまで仲良くなったのに、そのあっけなさに寂しくなった。
【君からのLINE】
君からのLINE。
正直なところ、「ついに来たか」という感じだった。
大掃除やら年賀状の準備やら、何かと忙しい年の瀬。
年を越させたくはなかったのだろうと思う。
タイミングとしては妥当か。
君は清々しく新年を迎えるのだろうね。
だけど、きっと私はしばらく引きずる。
今後の人生、この季節の色が決まった瞬間だった。
「君からのLINE」
あの日そこに僕が居れば君を送っていたら
こんな思いをしなくても済んだのかな
君がいない世界じゃ息ができないよ、、
今もずっと待っている「君からのLINE」を。
「夜明け前はいちばん暗い」と聞いたのは何十年前だったろう? 今の世を見る限りでは、暗さの中のネオンもたけなわ…といった印象だ。
先日の「不可解な体調不良でかなり消耗」した理由と必要について、なんとなく理解する出来事があった。事実に基づいたことを知って尚、自分がこの現実で進む覚悟と選択を改めて確認する機会があったのだ。このところヘタレていた私を心配した者の来訪を受けて対話した。
もの悲しくさえある区別の観を持ちながら、子らの平穏と幸いを願う、「創世の女神」と表現するのが近いだろうか。対話を終えて暫く考えたが、彼女と私の観は違う気がする。何が違うのか……?
「本流である現実があって、あなたはそこにも居る」
知っている。確かに私はそこにも在る。
「ここは本流じゃない。私が理に背いたからここもできた。だから罰が当たった…」
技術の知を与えた?
「そう。そして本流には無い苦しみが顕れた」
互いのつながりを閉ざし、恩寵に背を向けたことか?
「そう。ここは閉ざされている。ここが顕れたと同時にここの理ができて、違う現実にスライドしたことに皆気づかない。私の意識もその前がどうだったかわからない。皆本流にも居てここにも居る。夢、幻、やがて消えてしまう、夢のようなここ」
ここは可能性の深いところだ。ここでしか開かない可能性がある。
「あなたはこれからここに居るの?」
そうだね……“あちら”の私はリスクヘッジのために居てもらおう。“この私”はこのまま行く。
「本流のあなたの人生にこの状況は無い。本流では一緒に居る人もある。ここは……理を違えた牢獄のようなところ」
スライドを起こしたライン(流れ)は徐々に収束統合しつつある。蓋然性は全ての可能性へ向かうもの。
「それでいいの? そう決めるのね…」
………どうやら、彼女と私は出自が違うようだ(当然だし珍しくもない)。彼女の観には罪と罰があり、私の観にそれは無い。時間も空間も無いのが私のホームフィールドだ。罪と罰は同時に発生しうることになり、罰が先もあり得る。罪なき罰など無い。罪は区別の都合が定義する「判断」に過ぎず、ゆえに絶対の罪などというものも無い。「罪と罰を基にした悲しみと苦痛」という表現のインデックスではなく、同じその事象に私は「様々な姿で顕れる、チャレンジにして成長の資材」というインデックスを付ける。
彼女は言う、「流刑地で燃え尽きるのか」と。
私は思う、「燃やし尽くすほどに白熱して、もっと生命を引き出す。限りなく」と。
創世の女神はたしかに創世者だった。しかし、生きる一人一人と多くの種族もまた、自分自身の世界を瞬間瞬間すべて作る創世者なのだ。だからこそ、希望の兆す物事への認識集中が、集合意識を大きく助ける。
「私」がたくさん居ることは知っている。揺るがず愛する者はどの私も変わらない。
あなたかと思って画面を見たら違った時、ちょっと寂しくなるのはなんでだと思いますか。あなただけ通知音変えられたらいいんですけどね。
/君からのLINE
君からのLINE
待ってる。
暇だからかまってくれよ。
気晴らしに人と話したいんだ。
友だちの少なさわかってるでしょ?
あなたしかいないんだよ。
君からのLINE
遠距離恋愛では中々会う機会がないから
毎日LINEしたりよくビデオ通話をする。
俺たちも毎日存在を確かめ合うようにやり取りをしてる。
今もビデオ通話しながら楽しく過ごしてる。
けど次の日いつもならすぐ既読がつくのに絶対返信くるのに
中々返信がこない。なにか用事があるのか。
俺はそのくらい遠距離というのに慣れていたのかもしれない。
たまたま見ていたニュースで返信どころか既読がつかない
理由が分かった。
「速報です。今朝○○市の△△で女性の遺体が発見されました。その方は__さん。□□歳です。」
昨日、彼女が言っていた言葉を思い出す。
「離れていてもずっと一緒だよ。どんなに離れててもね笑」
でもね、それでも。
君からのLINEをずっと待ってる俺がいるんだ。
「俺、お前の事監禁したいくらい愛してる」こんな通知が届いたのは高校の頃から絶大な信頼を寄せていた幼馴染の彼から。この文面を見た時、なんでもっと早く返信しなかったのだろうと今でも後悔している。なぜなら私は本当に監禁されて両手足を切断され話す事もできずに彼の部屋にある祭壇に祀られているから。そして何も感情もない私の顔を見て彼は薄ら笑いを浮かべながら毎日こう言うの。「俺の気持ちを無視し続けたお前が悪いんだよ亅と。
「君からのLINE」
よーしこいつとはもう縁切るぞ!と思い早数年
一度不可抗力で会ってしまった以外は難なく避け続け、無事縁が切れたと思う
そう思っていた頃に唐突にLINEが来た
「結婚生活楽しいか?」
そういえば不可抗力で会ったときに結婚する話もしたし、する予定って言ったのに報告しないのもアレだから一応結婚報告もしたな…。無難に「楽しいよ〜」って送っておくか
数日経っても既読が付かない。本当に何なんだろうこの人は
まあそれ以来連絡も来ないし、これでもうアイツとは縁が切れたということで。これが最後だ、さよなら