『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スマホの通知音が鳴り、画面が光る。
見るとLINEからの通知。
スマホを手に取り、LINEを開く。
通知の相手を見て私は顔を赤らめる。
予想もしてなかった相手からのLINE。
何を返すか考える時間が愛しくてたまらなかった。
【送り主目線】
送ってしまった。
好きな人へのLINE。
送るつもりはなかったのに。
何て返信が来るか怖くてたまらない。
緊張感に溢れる部屋。
返信が来た!!
君からのLINE、
君からの彼女できたよLINE、
そっと君のLINEをcut and block
カップルのLINEにexplosion inマジファッキン
LINEの通知音がして、スマホの画面を開く。
双子の弟からのLINE。
写真が1枚と『これ見て!』の文字。
そういえば今日は友達と出かけてくるとか言ってたっけ。
送られてきた写真を見て小さく笑いがこぼれた。
珍しいものを見つけて、はしゃいで写真を撮っている姿が目に浮かぶ。
楽しんでいるみたいで何よりだ。
『それで、その珍しい味のソフトクリームはおいしかったの?』
泣いてる顔のクマのスタンプが送られてきた。
ダメだったらしい。
君からのLINE
名前を見る
一瞬目を逸らすけど
気づいてしまったら気になって仕方ない
開けずに長押しして内容を確認
うん、急ぎじゃないし今じゃなくていい
スマホを置いて自分の暮らしに戻っても
頭の中では
君の存在とメッセージの内容がずっと回ってる
君からのLINEが来る前の
平穏は戻ってこない
そう、君からのLINEはやっかいだ
というよりLINEがとってもやっかいだ
君からLINEが届く度私の心臓は跳ねる
大体複数通をふたりでやりとりするから
何通か来るのを待つのだけれど
些細なやりとりは些細ではなくて
他愛無いことが他愛あって
なんて言葉があるかはわからないけれど
君と毎日話せることが嬉しくて
LINEも通話もボイメひとつ嬉しくて
君を好きだと何度も思う
スマホに囚われるとはこういう事なんだろう。返信はまだかと画面に張り付いてそわそわ。
ゲームをしてみてもyoutubeを見てもそわそわは無くならず、君以外の通知音を切ってひたすらに待ち続ける。
分かってる。きっと自分以外にも友達以上恋人未満の友達がいる事、きっと自分は1番じゃない事も。
それでも今日の夜は通話してくれるって言ったから、今日の夜だけは自分との時間。
バイト中なんてきっと嘘なんだろう。それでもいいから、なんでもいいから、早く、
“もう少し遅れそうごめんね”
……あぁそうだよね。期待するだけ無駄だ。そっとスマホを消音にして閉じた。
『君からのLINE』
君からのLINE
いつもワクワクして待ってる
「ピコン」と通知音がなった
君からのかな?
そうしてLINEを開く
君からだ!!
「草w」「◯◯はどお?」「◯◯に似合うと思 う!イイネ( -`ω-)b」
君からのLINEは本当に面白いなぁ
お前と別れてもう3日経つ、俺は全然平気だけど
お前は今頃後悔して、連絡したくてたまらないだろう。
俺にはわかる。なんせ4年、
お前の彼氏をやっていたんだから。
今なら許してやってもいい。
お前もあの時は少し頭に血でものぼっていたんだろう。
今連絡をよこせばまた、付き合ってやってもいい。
ピロン
きっとあいつからの通知だ。と、俺は画面を照らす
「本日お惣菜5%off!ポイント2倍は明日から!」
─── 君からのLINE ───
もう受信しないし
既読を付けることもないよ
アンインストールしたから
~ September fifteenth 24 ~
[君からのLINE]
ちらり、ちらり
そわ、そわ
スマホの画面が着くのをずっと待って
その時を願う
来るその時、私は震える手で微笑む。
【君からのLINE】
震えたiPhoneに光画面
確認して高鳴る気持ち
新しく知るきみの情報に
想いが積もって
また君に会いたくなる
2024-09-15
―君からのLINE―
幼なじみからのLINEが
無愛想になったのは
他の男の子と
仲良くし初めてから
だっただろうか。
#16 【君からのLINE】
推しのFCに入ると、LINEみたいに会話できる機能がある。
わたしはその推しの子のことが当然、好きなのだが
どうも好きの種類が違うのだ。
異性で、年下。
ステージではとてもキラキラしているけれど、FCの配信やSNSではどちらかというと、いつもなにか思い悩んでいるし
寂しそうな感じ。
仕事柄、彼女もおらず、けっこういい歳になってしまっていることをまた悩んでるし
親の問題があったりして、辛そうなことが多い。
私自身はもう結婚してこどももいるし、そもそも彼の恋人になりたいとかはまず有り得ないし、釣り合わないし、相応しくないと思っているのだが
彼の友人にはなりたいと、とても思っている。
彼と最近読んだ面白い本の話とかしたいし、人間とはなんぞやみたいな話もしたいし、呑みにも行きたいし、寂しそうなら遊びに行くか!みたいなこともしたい。
彼と手を繋ぎたいとか、キスしたいとか、そういうのは別に要らなくて
彼という人間をもっと知りたいし、ここにこういう人間がいることを知って欲しいって思ってるし、めんどくさいからもう直接会って話したいと思っている。
でも、きっとFCのLINE的な機能でそういうことを書いたら、個人的な繋がりが欲しいみたいに見えて、規約違反とかになってしまったら困るな、と思って
まだそう書いたことは無い。
おかしいのかなぁ、こういう感覚って。
楽しいんだろうけどなぁ、彼と実際に会っていろんな話をしたら。
いつも気にかけてもらって嬉しい。
こんな自分に送ってもらって申し訳ない。
特に返す言葉も出てこなくて気まずい。
情けない自分に気づかれたくなくて返信に困る。
君からLINEが来たときはそんな気持ちになる。
〈君からのLINE〉
「君からのラインか、珍しいな。」
「蓮!それ!いつまで続けるの!?」
「いつまで?何のことだ?」
「分からないの!その、厨二病のことよ!」
「厨二症?フッ!何のことだか分からないな!
優璃!」
「もうー!!」
「で、俺に用とはなんだ?」
「、、、蓮。あのね、私、蓮のこと好き!
付き合ってくれる?」
「、、、、、なんだって〜!!!!!」
スマホから、通知音が鳴った。
何かなと、見てみると、それはLINEだった。
相手は、好きな人からで。
『明日、暇なら遊び行かない?』
『いいけど。どこ行くの』
素っ気なく返してしまうけれど、本当は、もっと、愛想よく、可愛げある返事をしたいと願うけれど、そんなことは出来なくて。
だって、彼は…。
『ゆっくり話できるとこ。また、話聞いてほしくてさ』
『分かってるよ。またあの子のことでしょ』
私の親友に、恋してる。
それでも、こうして彼と会う口実が出来ることが、嬉しい。
2人が恋人同士になったら、もう、こうして彼からのLINEは来なくなるだろうか。
もし、そのときが来るのなら、まだ先でありますように…と願ってしまう私は、意地が悪いなと自嘲する。
題【君からのLINE】
ピコン♪
「誰からだろ。」
「なんかLINEが来たね。」
「葵かな!葵かな~!」
「知らないよ(笑)早く見たら?」
「うん、って公式LINEかよ!?」
「よく恋愛アニメとかで見る、好きな人からのLINEだと思ったら公式LINEって言う落ちのあれ?」
「長いな!?確かにそうだけど…、葵は!?なんか送る!」
「もう夜の9時40分だよ!?迷惑じゃ?」
「大丈夫!今日は女子会お泊まりするって言ってたし!」
「でも、」
「よし!送信っと!」
「って速くね!?なんて送ったの?」
「今から一緒に4人でお泊まりしない?って。」
「うわ!きっしょ!?」
「そんな汚い言葉を使うなよ!」
「だって普通に考えて?いくら彼氏だからって、今から男女4人でお泊まり会ってさ。進展速くね?」
ピコン♪
「あっ、来た!」
「えっ!?なんて来たの?」
ー良いね❤️する?ー
「まじかよ!?」
「やった!葵とお泊まり会だ~!よし、行こ?」
「はいはい。どっちの家に行けば良いの?」
「聞いてみる!」
ーどっちの家に行けば良い?葵かすみれ。ー
ピコン♪
ー私の家にいるから、いつでも来て良いからね❤️ー
ーOK!ありがとう。葵!ー
「葵の家にレッツゴー!」
「本当にこうなるとは。」
「お邪魔します。」
「ヤッホー!葵!」
「どうぞ❤️」
「女の子の家に入るの初めて…。」
「ふうま緊張しすぎですよ。」
「ご、ごめん。」
「ゆっくりしていってね?」
「ありがとう!葵!神!」
「…。」
「始まったよ。」
「ですね。」
以外と楽しめました(笑)
君からのLINE
既読無視した
申し訳ないと思いながらも
既読無視した、
君からのLINE
君からのLINEはいつも私の居場所をくれる
あなたはそのままのあなたで良いよ
と君に言って貰えてる
そんな感覚
だから君からのLINEにどれだけこれまで助けられてきたことか
本当にこれまで私の心を支えてくれてありがとう
そしてこれからも君との繋がりを大切にしていきたい
そう思います
ピコン。
通知オンと共にスマホの画面を勢いよく見る。
ドキドキと叫ぶ心臓。
段々と紅潮していく頬にぶるぶると頭を振り、心を落ち着かせる。
しかし、いざ画面を見れば
【夏限定!今だけ特別割引!!】
と、先日入れたショッピングアプリの通知が来ているだけだった。
エベレストの頂上にいた心は一気にマリアナ海溝に沈んでいき、俺はイラつきを隠すかのように布団の中に潜り込む。
意味もなく彼女とのLINEを開き、
【今度遊びに行かない?二人で】
というメッセージに既読すらついていないことを確認してため息を吐いた。
人生で初めて、好きな子ができた。
勇気を振り絞って交換してもらったLINE。
ポツポツと続くやりとりにもどかしさを感じながらも、手には幸せを感じていた。
「すき」の二文字はいまだ送れない。
もしかしたら彼女は俺の気持ちにとっくに気づいているかもしれない。
それでも、ほんの少しの勇気がたりない。
彼女とのやりとりを遡って、なんの発展もしていない現状に再びため息が溢れる。
別に気にしてないんかない。
気にしてなんか……。
ピコン、と音が鳴った。
思わず驚いて落としそうになってしまったスマホをしっかり握りしめる。
今度はショッピングアプリの通知音じゃない。
緊張からか、手汗がドッと流れる。
珍しく神妙な顔をした俺に、「キモ」と妹が毒を吐いたが、それどころではない。
俺は震える指を必死に動かし、LINEを開いた。
【いいよ。どこ行こうか】
一時間越しの彼女からのLINEに、俺は密かにガッツポーズをしたのだった。
『君からのLINE』