『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【君からのLINE】
来るはずもない
君からのLINE
待つことをやめて消し去った
やっと前に進める
『君からのLINE』
君は地元、僕は県外の大学に進学した。
仲は良かったが、親友と呼べるほどではなかったし、長い付き合いがあるわけでもなかった。
そんな関係の人とは、直接的な関わりがなくなった瞬間に、ぱったりと連絡が途絶えてしまう。
他の人はどうなのかわからないが、コミュニケーションに積極的ではない僕はどうしてもそうなってしまうのだ。
時が経つほど、メッセージを送る青い紙飛行機のマークが遠くなる。そういう意味では、「ぱったりと」ではなく「徐々に」と言うべきなのかもしれない。
関わりがなくなっても、LINEの「友だち」には名前が残っているわけで。
それを見るたびに、時間がない中図書館で見つけた本が持ち出し禁止だったときのような、財布を持ち合わせていないときにショーウィンドウで良いバッグを見つけたような、なんとももどかしい気持ちになる。
関わらなくなっても、特に問題はないはず。
現に今だって、LINEの「友だち」を見る以外では思い出すこともない。
それなのに僕は。
LINEの「友だち」を見るそのときだけ、君からのLINEを求めてしまう。
【君からのLINE】
君に恋をしたんだ。
ちょうど今から4ヶ月前。
君のことをひとつひとつ知っていくたび、私は胸がドキドキして、締め付けられるようだった。
学校でしか会えない君に、もどかしさも感じていた。
恋を自覚したのはつい最近なんだ。
今までわかっていたけど見て見ぬ振りをしていたんだ。
好きになっちゃえば、必ず後悔する未来を歩むことになってしまうから。
でも学校で君に会うたび、君の笑顔を見るたび、君の匂いを鼻が通るたび、私はそのたびに君を好きになっていた。
もう、隠しきれなかった。
恋を自覚してからは、一方的だった私は急にいなくなった。
顔を合わせるたびにカッコいい、好き。
そんな感情が出てきて、それを君に感じ取られたくなかったから。
消極的になった私を見て、君はどう感じたのかな。
いつも話しかけてきてくれたのに、おかしいなって思ったかな。
ごめんね。私、君のことが好きすぎて話しかけられないんだ。
本当のことを言いたい。でも、それを言っちゃったら私と君の間にある恋を隠した友情がなくなってしまう。
君と付き合うっていう妄想をしたのはもう何千回目だろうか。
妄想するたびに自分の嫌なとこばかりが目立って、やっぱり私なんかに恋愛は無理かなとか思っちゃったり。
でもやっぱり君が好きなんだ。
どうしようもないくらいに好きなんだ。
『え、、?!』
夏休みの終わり。
君から急にLINEが来た時、私ビックリしちゃった。
LINE追加しようかなって思ってた頃だったから。
LINEでの君は、現実で喋るよりずっと生き生きしてた。
そんな君を見て、私はまた君と言う沼にハマった。
推しとは似ても似つかない。
彼もまた、1人の人間だった。
私は1人の男の子に、今までにないくらいの感情を持っている。
そう思ったら、案外生まれてきて良かったのかも。って思えた。
夏休みが終わった。
また同じ日常の始まり。
君と話せる、日常の始まり。
ウキウキした。
でも私はやっぱりチキン。
いざ話そうと意気込むけど、何をどう話したらいいのかまっったくわからないのね。
いつも遠巻きに見つめて、幸せを噛み締めてるなんて、気持ち悪いよね。
LINEでなら、お互い楽しく喋れるかも、って思ったけど、、貴方とのトーク画面に行くことすら、憚られた。
ほんと、私って臆病チキン。
貴方からLINEしてきてくれないかなぁ、なーんて思って、結構待った。
スマホの画面が光るたび羽虫のように飛びつく自分。
絵面最高に笑えるでしょ?
実際そうなんだよ。恋する乙女は本当にそんな感じ。
公式LINEで落ち込んだり、こんな通知いらねーよって悪態ついたり。
そのうち、私は面倒くさくなってきちゃったんだ。
君からのLINEを待って、こないのに落胆して。
そんな毎日が、本当に面倒になっちゃった。
こんなんだから恋愛向きじゃないのよね。
『もー、飽きた。』
漏れ出た言葉は、私の心を軽くしたの。
駆け引きって、面倒だよね。
『一生独身最強!』
声に出して虚しくなった。
けれど君からのLINEは、もう待たないよ。
『君からのLINE』
君からのLINEが来ることは、きっともうないのだろう。
そんなことを理解しながらも僕は、まだ、君のLINEを消せないままだった。
君からのLINEを待つ時間は身を焦がすほどにじれったい
お題_君からのLINE
君からのLINE
世界がふたつに割られたあの日から君に会えなくなった。
どうしてあの時近くにいなかったのだろうどうしてあの時愛を伝えなかったのだろう。
今の僕は前の世界よりもいい生活をしていると思う
体も健康そのもので、前の世界とは比べものにもならない。けどひとつただ一つだけ前の世界より悪くなってしまったものがある。
それは、君といた時はとても愛に満たされていた。
けれど今の僕のそれは空っぽで何も無い
それを満たせるのは君だけだから……
そう思い続け、とうとう身体までもがボロボロになってきた。
いっその事楽になってしまおう君が、隣の世界で生きている保証はどこにもないからもしかしたら、会えるかもしれない……
そう身を乗り出そうとしたその時、スマホが鳴いた
開くとそこには君からのLINEがあった。
君からのLINEは ない。
君からのLINE
先ず、日本語が読めていないのは君の方だよ
何か翻訳機とか使っているかい? 日本人独特の遠回しな謙遜や断りややんわりとした否定やそして嫌味や(笑)が分からないのは想像力と言うより読書力の無さのせいか、AIに頼った翻訳アプリかなんかで読んでないかい?それとも漫画ばかり読んでいるからか?なんにしろ読書力ないよね、書き手の言わんとするところを読み取る力、たとえ駄文でも文句つけるなら、相手が何言ってるのか汲めなきゃ話にならないでしょ、分からないって両手あげてる外国人と同じ(笑)
読書力は直感力に繋がるから鍛えた方が良いよ。先ずは、古い書物を読むことだ辞書を片手に特に日本人は語彙力豊富で表現も比喩的で複雑だから昔の人が書いた物語で感覚を鍛えるのが良い。そういう事が出来ると人の心が読めて怒らせることも、泣かせることも、笑わらわせることも、励ますことも上手くなり営業成績もあがると、新人の頃先輩に教えを請うた。
君を見てると思い出すよ(笑)
電報みたいな短い君からのLINE
こういうのに、慣れちゃうと文章力も読書力も読解力も語彙力低くなりがち。
だから、手紙を書こう! 秋の夜長に。
続き
ほらほら、またトンチンカンな反論してるわ(笑)批判しよう批判しようとして読んでるから、話が掴めなくて反論も斬り返しになってないんだ、頑張れ。
令和6年9月15日
心幸
大概直ぐには拝見しない
深呼吸して一息吐いて
いざ…!
や、もうちょっと後にしよう…!!
(君からのLINE)
君からのLINE
LINEは使ってないし
誰とも連絡を取り合ってない
Discordなら
チャットに書くことがある
返信は基本的にない
一応、読まれてはいるらしい
元気にしてるなら、それでいい
関係を絶った相手なら興味がない
やりたい事なんてある?
いろんな大人が建てた道しるべを必死にたどった。
みんなに遅れないように足が悲鳴をあげようと進み続けた。
いろんな人をみた。
道しるべ通りに凄まじいスピードで駆け抜けて行く人。
後ろから来て私をどんどん追い越して行く人。
道しるべから大きく外れることで逆にみんなから褒められる人。
そんな人を見ていたら私はいつの間にか遠く外れた道に来てしまった。
遠く遠くに見える道しるべが置かれたきれいな道。
あそこに戻ればいいのかな。でも今からあそこに戻ったらみんなはどれ程先に行ってしまうんだろう。
「やりたい事とかないの?」
急にそんなこと言われたって困ってしまう。
こんなところに来ちゃった私にやりたい事なんて言う権利あるの?私のわがままを誰か聞いてくれるの?
ううん。わかってる。
これ以上道を外すなんてとても恐ろしくてできなかった。みんなが行かない道に行ってどこかに辿り着ける自信なんて微塵もない。
でも道しるべの置かれた道に戻ってみんなとの差が明らかになるのも嫌。
そんな情けない私がいるだけ。
だれか私を拾い上げてどこかに連れてってくれないかな。
臆病で卑怯な私を独りで生かさないで。
「君からのLINE」
スマホの通知音が鳴った。
君からのLINEだった。
久しぶりに会おうよ!とのLINEだった。
そういえば、君と随分会っていないなぁと私は、思った。
君からのLINEで嬉しくなり、私は返信をした。
会える日が、楽しみだ!今度、何を話そうかと思い、ワクワクする私だった。
《待つ時間も楽しく思える》
(刀剣乱舞/博多藤四郎)
博多藤四郎は商人魂を持った短刀で、本丸内でも現代的なものに最も興味を持つ短刀だった。
現代遠征へ向かう際に渡されたスマホも早くに使いこなしていた。
手紙よりも声よりも早く届く電子ツールは、博多にとっては何よりも惹かれるものだった。
LINEも勿論使いこなしており、審神者や仲間たちとのメッセージのやり取りもそつなつこなしていた。
だからこそ、返事が来るのが待ち遠しく、もどかしく、楽しく思えるのだ。
「返事が来たァ!嬉しかー!」
「まだ返信きてない…」
気になってる人の返信を待っている
10分ぐらい返信がきていない
「やっぱ諦めようかな」
ピコン♪
あ、彼から返信がきた
題名「君のLINE」
20 years ago.
あのとき潮風に寒がる私を抱きしめてくれた貴方は、この大地に眠っていますか。
慣れない異国の地で不安がる私に微笑んでくれた貴方は、きっと大勢の人に囲まれて逝ったでしょう。
何度も聞き返して、それでも「pardon?」しか言えなかった私は、貴方とふつうに話せるようになりました。頑張ったんですよ。たくさん練習したんですよ。ほら、なんて言ってるか分からずに頷いてるだけじゃなくなったんですよ。まだまだ話せなかったことが沢山あるんですよ。ねえ、聞いていますか?耳が悪くなってしまったのですか?ねえ。
ありがとう。
私の第二の異国の母へ。
ありがとう。
安らかに。
"ピロンピロン!!ピピピピロン!!!!!"
一日中通知がうるさかったので、最近通知を切った。
だいたい来るメッセージは「ひま」「誰か遊ぼ」とかばっかりだった。夏休みが終わってからは比較的メッセージは減った。
それが少し寂しくもあるのかもしれないが。
私だってもう中学3年生なのだ。受験勉強くらいしなければいけないので、夏休み前から塾に入り始めた。特に数学と英語がやばい。(言うてだいたい国語と社会以外の三教科全部やばい)
それにあいつらは私より頭が悪いのに勉強なんて全然しないで遊び呆けていた。あいつらは行ける学校の選択肢がひとつしかない。というか自分からそれしか選ぼうとしない。
少し羨ましかったし、花火も一緒に見に行きたかった。
でも、絶対に一緒の学校には行かないと決めている。進路希望の紙にもその学校は書いていない。だから、あと少ししか一緒に居られないのだ。あのうるさかったグループLINEも、あと少しで静かになってしまうのだろうか。
なんだかそう思うと、ほんの少し、ほんとにほんの少しだけ、
寂しくなってしまう自分がいる。
「君からのLINE」
突然送られてくる
なんでもない君からのLINE
日常のおすそ分けに
何だか嬉しくなる
次は私から
日常のおすそ分けを送ろう
君からのLINE
待っても待っても
届かない
届くはずない
だって
君のLINEのID
知らない
………君からのLINE
君からのLINE
私はLINEが不得手だ。
特に気になる異性と交わすLINEはどこか私をぎこちない気分にさせる。
仕事絡みでも、そうでなくても、事務的なやりとりや社交辞令のようなものであればなんてことはない。
むしろ、この上ないくらい感じよくこなせるのだけれど。
問題は、そこから相手が一歩が踏み込んで来たときだ。
「この前は助かりました。今度、お礼に食事でもごちそうさせてください。」
「どういたしまして。お力になれたのであれば何よりです。どうかどうかお気遣いないように。」
社交辞令を通すのであればこのくらいの返信をしておけばいい。
大抵の場合、この1ターンで片が付く。
「ちなみに○○さんはお肉好きですか?」
なんて、難なく2ターン目に突入された場合が問題だ。
途端にちょっと雲行きが怪しくなる。
「好き」と答えたらエイジングビーフの焼肉かステーキが待っているし、「ごめんなさい、お肉はちょっと…」と答えると、カウンター寿司か創作和食に連れて行かれ、どちらも断るとホテルのランチビュッフェという最終手段に突入する。
しかも、こういう押しの強い男に私はめっぽう弱い。
それが分かっているだけに厄介なのだ。
「今度、中華街で北京ダックを食べましょう。」
「どこどこの一つ星フレンチご一緒してもらえませんか?」
「○○さん、この前シカゴピザ食べたいって言ってましたよね。」
一通りおいしいものを堪能して、
気軽にスペインバルや韓国料理やエスニックに行く頃には、いつの間にか恋人のような雰囲気になっている。
「あんたほど簡単に胃袋を掴まれる女も珍しいよ。ほんと見かけによらずチョロいんだから。」
気心の知れた昔馴染みの声がどこからか聞こえてきそうだ。
今回こそはそんなことにならないようにと、自分の振る舞いに細心の注意を払う。
ピロリン♪
君からのLINE。
さて、今回の2ターン目は何と返信しようか。
お題
君からのLINE
〜君からのLINE〜
いつもの挨拶
いつもの連絡
私から送って
君から返ってくる返事
いつもの習慣
君からくるLINE
いつも私からなのに……
今日はいつもと違ったようだ
君からのLINE
それは、非日常への招待状