『君からのLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨の日は少しだけ怠い。
昼食を一人で軽く済ませた後、リビングのソファにゆったりと腰掛けて、くあっと大きく欠伸をする。
久しぶりのまとまった雨は嬉しいが、休日の予定が狂ってしまって少しだけ残念に思う。
換気のために少しだけ開けた窓から入ってくる冷たい風に、投げ出していた手足を引っ込めるとソファの上で丸まり。
徐に卓上カレンダーを手に取って、今月の所を見た。
いつの間にか九月も半分を過ぎ、もうすぐ秋のお彼岸。
今年は、おはぎにチャレンジしてみるのもいいかもしれない。
善は急げだ、グイッと全身を伸ばしてから立ち上がると、手早く身支度を済ませて家を出た。
雨足の弱まった中、傘を差して商店街の馴染みの店へ。
途中で君から「仕事が早く終わった」と連絡が入り、店の前で合流しようということになった。
ふんふんと鼻歌を歌いながら店まで来ると、見慣れないポップが店先に貼られていた。
雨の日ゲリラセール 野菜、肉類3割引!
数分前の約束も忘れて、カゴを手にすると店内へ突撃した。
テーマ「君からのLINE」
君からのLINE
待ち遠しくまっているのにこない。
仕事中なのか、友達とご飯。
彼氏ができたのか。
わからない。早く返信をくれないかな。
【君からのLINE】
〜♪
『はぁ、なんだ母さんからか。』
「誰かの返信待ってんの?もしかして〜っ??」
『違う。明日の課題わかんなくて聞いてるだけ。』
「ふーん」
わかりやすいやつだなとつくづく思う。
隣にいる人間の気もしらないで、一体誰のLINEを待っているんだろう。
同じクラスじゃないのをいいことに、テキトーな嘘ではぐらかされてしまう。お前のクラスで課題なんて出てないのは知ってるんだよな〜。なんて…
言ってやりたいくらいだが、言ったらめんどくさいと思われるだろうから、静かに言葉を飲み込んだ。
「あ、LINEで思い出した。
帰ったらでいいからさ公民のミニテスト何でたか送ってよ。」
『あれ、まだやってないんだっけ?』
「うん、明日。うちのクラスが最後だってさ。」
『いいよ。覚えてたら送る。』
「ありがと」
『じゃ、また明日。気をつけて帰りなよ〜』
「そっちこそー。ミニテスト忘れんなよ!!」
『はいはい〜』
こんなに仲良くて、近くにいるのにな。
一体君は誰を好きになって、誰の連絡を待っているんだろう?
まあいいや、
だって今日の夜は君からのLINEが来るんだから。
#君からのLINE
旦那からLINEが来る時…。
SlackとメッセンジャーとSMSとメールの全てが使えなくなったとき、位しか考えられない( ̄△ ̄)
LINE、LINEは義妹と盆暮れの帰省の日程相談する時と、姪っ子の誕生日とクリスマスの年4回しか使わない…最近若い子はInstagramなのでは?とさえ思ってしまう。
自分が若ぶっている訳ではない。
親がLINE使えない世代なだけなんだ。
それといわゆる友達がいない。
そして私は(旧)Twitterを愛しすぎている。
#君からのLINE
また今度遊ぼうね。
最後に来た君からのLINE。
だけど、その日君はビルから飛び降りた。
君の言うまた、は何時になるかな
安心と不安が波のように押し寄せてくる
「君からのライン」
2「眠る」
君からのLINEが、楽しみで仕方がないんだ。
LINEの通知音が鳴るたびにワクワクする。
どんなメッセージを送ってきてくれるのかな?って期待で胸がいっぱいになる。
君は僕のことをたぶん好きじゃないけれど、僕は君のことがだいすき。
ずっと一緒にいたいって、強く思う。
愛が強すぎるのかな?
でも、やっぱり愛おしいんだ。
可愛らしい仕草に、時々見せてくれる笑顔に、甘えん坊な性格。
全部、全部、大好きだ。
LINEの内容はたわいもない会話だけれど、それでも僕は幸せだと感じられるよ。
あぁ! 君からのLINEが来た!
今日はどんなことを送ってきてくれるんだろう!
「なんで?」
というメッセージを皮切りに、次々と言葉が送られてくる。
「なんで?」
「ちゃんと言ったじゃん」
「明日会おうって」
「ねぇ」
「本当に」
「なんで」
「なんで」
「あの時、止めておけばよかったよね」
「ごめんね」
「もうどうすればいいかわからない」
「ねぇ」
「なんで、死んじゃったの?」
あ。
君からのLINE
「おはよ〜今日の天気は晴れだよ。」
お昼
「午後から雨予報傘を持って行ってね」
夕方
「明日は猛暑!熱中症に気をつけて下さい」
最近の天気予報はLINEでも教えてくれるから助かるな
読み上げ機能もあるから何回でも確認出来るしね♡
いつまでこうやって
君からのLINEに返信できるかな?
でも、悲しまないで
返信が届かないなら
夢の中に会いに行くよ
ずっとずっと見守っている
ずっとずっと大好きだよ
「君からのLINE」
私を呼ぶあなたのLINE
落ち込んだ時に褒めてくれるあなたのLINE
可愛いってあなたのLINE
キュンとしたらすぐにスクショする私
でももうこんなこと出来ないんだろうなあ。
「君からのLINE」
けんかしたときに送信された文字
落ち込んだ時にきた文字
たくさんたくさん君が送ってくれた
気持ちをのせた言葉
でももう気持ちが追いつかない僕は
ただ目で文字の羅列を眺めてた
君からのLINEを見た瞬間、私はベッドの上から跳ね上がる。
なんだっていい。「今暇?」だけでもいい。
君は気づいていないかもしれないけれど、君からの言葉を受け取るだけで私は天へと昇る感覚だ。
まだ早いかな。そろそろかな。というタイミングで私はLINEを返す。
「何?わたし忙しいんだけど^^;」
本当は全然暇だけど。私は重い女だから、好意があると思われないように。
そしてまた既読とメッセージの間をドギマギしながら見守るのだ。
君とのラインのやり取りを記録した画面を見ているとニヤけてしまう。
はあ。なんで君の言葉はわたしをこんなにも蕩けさせてしまうのだろう。
わたしのコメントについた既読は心を躍らせた。
君が残した言葉を見るたび思いを馳せた。
君と過ごした日々は思い出に変わってゆく。
だって――今を生きるんだって決めたから。
君からのLINE
また明日
君からのLINEはいつも
前向きに終わる
そんなことで
僕は明日が待ち遠しくなる
これは愛だと
素直に自惚れるほど
僕は君に恋してる
【君からのLINE】
ぴこんと軽い音を立ててスマホの真っ黒い画面に通知が浮かび上がる、飛びつくようにそれを見て、どうでも良い企業の名前とセールのお知らせという文言にため息をついた。
駅前の時計台の下、待ち合わせの時刻はもう三十分を過ぎている。十分前にはいつも来ている君が連絡もなしにここまで遅れるなんて初めてのことだ。何かあったのではないかと思うと気が気じゃなかった。
ダメだ、もう我慢の限界。とにかく様子を伺いに君の家へ向かおうと改札へ足を踏み出したところで、スマホがもう一度短い音を立てた。
目に飛び込んできた君の名前に、反射で通知をタッチする。ごめんと一言だけ送られてきたメッセージのあとに、ポツポツと短いメッセージが連続で続いた。普段はしっかりとまとまった文章を送ってくる君には珍しい。
本当にごめんなさい。寝坊しました。待たせてるよね。ごめんなさい。延々と謝り続けそうな君のメッセージに、安堵の息をこぼした。なんかもう、事故とか事件に巻き込まれたんじゃなくて本当に良かった。君からのLINEにここまでホッとしたのは人生で初めてだ。
大丈夫だよ、駅ビルの喫茶店で待ってるね。それだけを返してスマホの画面を消す。たぶんバタバタと身支度をしているだろう君に、余計な時間を取らせるのも申し訳ない。
私としては君が無事なら他のことはどうだって良いのだけれど、きっと君は真っ青な顔で走ってくるのだろうから。少しでも罪悪感を消してあげるために、豪華なパンケーキでも頼んでおいて、君に奢ってもらおうか。そんなことを考えながら、私は軽やかな足取りで踵を返した。
君からのLINE
友達にはなっているけど、普段あまり話さない君からのLINEが届く。
どんな内容なのかと少しワクワク、少しビクビク。
緊張しつつも、LINEを開いた。
【君からのLINE】
君からのLINEを僕はずっと待っている
・・・もう
居ないはずの君のLINEを・・・
10:00
11:00
12:00
11:00
12:00
13:00
君からのLINE。LINE関連のお題って前もあったな。あれはもうインフラって感じのアプリなんだろうな。
好きになれないけどここまで使いやすくて一般的な通信手段になると使わないというのが難しい。個人レベルじゃ害のアプリだろうしな。
昨日は疲れた。天井の張り替えは思ったより早く終わったけど他人を部屋に入れるってのがストレスなんだよな。
それに部屋が荷物でいっぱいだったからそれの片付けが大変だった。一部だけ張り替えると思ってたからそこだけ片付けたんだけど想像してたよりも広い範囲を張り替えたから途中で荷物を片付けてた。
部屋くらいいつでもきれいにしておけって話ではあるんだけどな。でも昨日で大分きれいになったからこれを維持したい。
今日も天井をなんかするみたいだから今日はこのへんで終わりにしよう。
君からのLINE
君からのLINEは、白いモコモコのパンツを履いたピンクのうさぎのスタンプが多い。
待ち合わせに遅刻すると、今にも泣きそうな顔をしたピンクのうさぎが走って「まってくだちゃい」とか言っているスタンプ。
喧嘩した日のスタンプはうるうるした涙目のうさぎが「ごめんね」と言っているスタンプ。
僕の誕生日には、ケーキを持ったピンクのうさぎが転んでケーキをぐちゃぐちゃにしてしまうスタンプ。これは祝ってくれているんだろうか?
ピンクのうさぎ、白いパンツで検索してみた。どうやら「おぱんちゅうさぎ」と言うらしい。少しマンガを読んでみた。
笑えた。感動した。実に健気で純粋。みんなのために頑張っているのに報われない。うるうるの涙目と分厚いくちびるが可愛い。
直ぐに「おぱんちゅうさぎ」のスタンプを購入した。
それから、僕と彼女のLINEは「おぱんちゅうさぎ」が飛び交っている。頑張れ、おぱんちゅうさぎ、きっといつか報われる、、かな?