思いつきなんちゃって小話

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【君からのLINE】
〜♪
『はぁ、なんだ母さんからか。』

「誰かの返信待ってんの?もしかして〜っ??」

『違う。明日の課題わかんなくて聞いてるだけ。』

「ふーん」

わかりやすいやつだなとつくづく思う。
隣にいる人間の気もしらないで、一体誰のLINEを待っているんだろう。

同じクラスじゃないのをいいことに、テキトーな嘘ではぐらかされてしまう。お前のクラスで課題なんて出てないのは知ってるんだよな〜。なんて…
言ってやりたいくらいだが、言ったらめんどくさいと思われるだろうから、静かに言葉を飲み込んだ。

「あ、LINEで思い出した。
帰ったらでいいからさ公民のミニテスト何でたか送ってよ。」

『あれ、まだやってないんだっけ?』

「うん、明日。うちのクラスが最後‪だってさ。」

『いいよ。覚えてたら送る。』

「ありがと」

『じゃ、また明日。気をつけて帰りなよ〜』

「そっちこそー。ミニテスト忘れんなよ!!」

『はいはい〜』


こんなに仲良くて、近くにいるのにな。
一体君は誰を好きになって、誰の連絡を待っているんだろう?

まあいいや、
だって今日の夜は君からのLINEが来るんだから。

9/16/2023, 2:55:12 AM