『向かい合わせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭い電車の座席。
頭を下げて向かい合わせの座席に
座った人。
なんだか気になり
こっそり 観察。
電車にゆられながら
その人の世界を
想像してみたりする。
そんな事も知らずに、
その人は次の駅で
降りて行った。
もう会うこともない人。
向かい合わせ
その人とは三度見合いをした。
紹介された人と2度目3度目に会うことも見合いと言うなら。或いは見合いをするのは一度だけで、同じ人と再び会うのは交際しているというのなら、若干話は違ってくる。
とにかくその人とは三度会った。
一度目はいわゆる見合いという感じで、仲人がおり、付添人がおり、事前に釣書用の写真も撮ったし、見合いをしたことがなくても聞いたことのあるような「あとは若いお二人で」というあの言葉も聞いた。
とは言えそこに残された2人は今出会ったばかりの2人で、たとえ机を介して向かい合って座ろうが、運ばれたコーヒーが冷めようが、一向に距離が机以上に狭まらない。
二度目はないだろうと思っていたら、数日後にまた同じ場所で会う手筈が整えられていて、それが三度目も起きた。
無言の一時間だった。
何をしに来たのだろうと思いながら二度も三度も来るこちらもこちらだけれど、そんな女を二度も三度も誘う男も男だと思う。
二度目は未だ探り合うような空気もないではなかった。三度目になると互いに互いが見えていないかのように、店内のざわめきや店外の人の流れを見ながらゆったりとコーヒーを飲んだ。
四度目に会ったのはその人ではあったが実体ではなく、もちろん幽霊でもなく、その人の写真だった。
週刊誌の2ページをどんと使っていつの間に撮られたやら、あの無言の喫茶店で2人向かい合った写真が掲載されている。「仲睦まじく談笑する2人」などというキャプションは皮肉かと思えるほどのある意味痛烈な記事で、これには引き合わせた仲人も少し焦ったように顔を見に来てくれた。
こちらとしては答えようがないので、「あちらがそうと言えばそうだし、違うと言うなら違う」と言うと、仲人は一瞬憐れみを含んだような瞳をこちらに向けた。
それから数回実体ではない彼に会った。
書き立てられる数ページの記事は、三度会っても知らなかった相手のことを事細かに教えてくれた。
週刊誌を賑わせた2人が内輪で祝言を挙げたという記事で一旦事の収束を見たのはそれから8ヶ月くらい後のことで、週刊誌は家柄がどうの、速度がどうの、純愛がどうのとたくさんの文字を使って世の中に知らせてくれたが、どのひとつも大スクープ──実は交際ゼロ日結婚だということは取り上げなかった。
わたしと夫は三度見合った。
向かい合わせの席に座り、週刊誌が言うところの「仲睦まじい談笑」を一時間。
次に実体に会ったのは祝言のときだった。
彼は白無垢姿のわたしを見て開口一番 「怒っていますか」と問う。
「いえ、でも多少混乱しています」
「手荒ですみません。どうしてもあなたがいいと思ってしまったので、先に外堀を埋めようと思って」
「どうやら完全に埋め立てられたようですね」
「やめましょうか」
「今更水を流しても災害が起きるだけです。堀が埋められたなら城を落とすまで」
彼は満足そうに微笑んだ。
わたしたちの間にはもう机が存在していなかった。
時折私達は向かい合わせに腰掛けて「仲睦まじく談笑」する。
互いの存在を確かめるようにゆったりとコーヒーを飲む。
向かい合わせ
綺麗ね
通学中、ぼーっとしていると
そんな声がした
顔を上げると
向かい側の席のおばあさんがこちらを見ていた
何を褒めてくれたのか
よく分からないまま話した
私の兄弟の数と
おばあさんの子供の数が一緒だった
今でも忘れられない1コマである
向かい合わせに座って。
見つめ合う。
そんな幸せ。
自分の本心と自分の行動がいつもむかえ合わせになるこたがある?。突然そんな事を聞いてきた友達に「自分の本心のままに過ごしているか聞かれると「YES」とは言えない。」と答えた。その逆もありえるだろうか?自分の本心がわからなくて悩んでいる人は少なからずいると思う。私がそうだから。何となくわかる気がするけど、それを認めたくなかったり、周りに出せなかったりする人もいると思う。私が言えたことじゃないけれど、自分の本心に嘘をついて生きていくのは必ずどこかで崩れるから、自分の本心をちゃんと聞くこと。それでもわからなかったら、私がいつでも助けてあげるよ。だから、あなたのままに。
友達との写真を見ていたら、こんな事を思い出していた。そうだ今日は遊びに行く日だった。いつの間にか空は晴れている。ラッキー!!
向かい合わせ
見知らぬ人との向かい合わせ
そうそうあることでは無いけれど
例えば電車の4人席
まあめったに電車に乗らないから
いいか
あとは外食時の相席とか?
地元では全く経験してないけど
むかし都会で遭遇して
お店の人に断ることもできず
友人もいたけどその後は無言で食べたっけ
理解はしてる 納得もしてる
比べることが 馬鹿なのだと
ジャンルが違う
目指す先も違う
私の柄じゃない
でも数年越しの積み上げた物に
ひと月で数値だけでも並ぶなら
同じ土俵で
勝負挑んで
潔く負けたい
そんな、
気持ちが浮かんでは
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ループ続けるのが
やるせない気持ち
《向かい合わせの己》
(刀剣乱舞/地蔵行平)
地蔵行平という刀剣男士は、腰元に2振りの"己"がある。
一振は常日頃振るう打刀。
もう一振は抜刀出来ぬよう、紐で結ばれた太刀。
その刀について、とある本丸の審神者が一度尋ねたことがあった。
「何故、抜けぬ太刀を持って顕現したのか」
地蔵行平は、「気付けば太刀を吊るしたまま顕現していたのだが....」と前置きをしつつ、続けてこう答えた。
「この太刀は、いわばもうひとつの吾なのだろう。
向かい合わせで吾の中に住むモノの形なのだと思う」
明確な答えではない。しかし審神者にとってはその言葉だけでも十分な答えになった。
それは、《地蔵菩薩と閻魔大王が同一視されること》である。
複数の地蔵行平の存在の示唆の可能性もある。
が、2振りだけではなかったはず。
ならば答えは 地蔵菩薩そのものになろうとする彼の中に、
死者の善悪の裁きを下す閻魔の姿も内包されているということでは無いだろうか。
(あの時代の刀は、皆 大蛇(オロチ)と言ったのは誰だったか....)
地蔵と閻魔。対極の姿を与えられてなお、全てを救わんともがきながら生きるのが、地蔵行平なのだろう。
『向かい合わせ』
私は…
デートとかたいしたこともなく…
ここまで大人になっちゃってね
ドライブだと横顔しか見えないから
多少恥ずかしさは薄れるんだけど
1年半以上経過してもね
『向かい合わせ』で座る
ご飯は…未だに緊張するの♡
相手の顔を観られるのは嬉しいんだけどね
自分に自信がないからさ…
プライベートの
『向かい合わせ』はドキドキしちゃうw
常に『向かい合わせ』で
仕事してた時もあったのにね
いつも見ていた顔なのにね
でも気がついたの
私は…割と男子と仲が良い
けど、この
『向かい合わせ』で、
もしドキドキするなら
それはもう異性にしか見えてない
決め手なんだなとw
『向かい合わせ』で君に文句を言いながら
仕事をしていた私が…
君と
『向かい合わせ』でご飯を食べに行ける優越感w
幸せだなぁ♡
**「二人の間に吹く風」**
夜が更け、街は静寂に包まれていた。窓の外には、秋の冷たい風が少しずつ吹き始めていた。灯りのついた小さなカフェの一角で、彼女と彼は向かい合わせに座っていた。お互いの顔を見つめることなく、彼女は視線をテーブルに落としていた。
「なんでだろうね、最近は何をしても心が晴れなくて。」彼女の声はかすかに震えていた。カフェの柔らかな照明が彼女の表情をぼんやりと照らしていたが、その瞳には深い悩みが映し出されていた。
「そうか…そんなときは無理に元気になろうとしなくていいんじゃないかな。」彼は彼女の様子を伺いながら、静かに言葉を続けた。「たまには、何もしないで、ただこのままでいてもいいんだよ。」
彼女はわずかに顔を上げたが、まだ不安な表情を浮かべていた。「でも、どうしても焦っちゃう。こんな自分じゃダメだって、どこかで思ってるんだ。」
彼は少しだけ体を前に傾け、彼女に向き直った。「焦る気持ちもわかるよ。でも、誰も完璧じゃないし、君もそのままで十分素敵だよ。僕は、君の全部を受け止めたいんだ。」
その言葉を聞いた彼女は、少しの間沈黙した。冷えたカフェラテのカップを両手で包み込むように持ちながら、彼女はぽつりと呟いた。「そう言ってくれると、少しだけ心が軽くなる。ありがとう。」
彼は優しく微笑んで、「いつでも話を聞くよ。君のペースでいいんだ。ここにいるから。」と答えた。
その瞬間、カフェの外で風が少し強く吹いた。窓ガラスがかすかに揺れ、二人の間に一瞬の沈黙が訪れた。しかし、その沈黙は決して不快なものではなかった。むしろ、彼女の心の中にあった重たい雲が少しずつ晴れていくような、そんな穏やかな静けさだった。
やがて、彼女は微かに微笑み、彼と目を合わせた。その瞳には、わずかながらも光が戻っていた。「これからも、こうして話せるといいね。」彼女はそう言って、温かさを感じる手のひらを彼の手に重ねた。
彼はその手を軽く握り返し、「もちろんだよ。僕たち、これからも一緒に歩いていこう。」と優しく答えた。
外の風は相変わらず冷たかったが、二人の間には温かい空気が流れていた。夜が更ける中、彼女は少しずつ心の中に明るさを取り戻しながら、これからの未来を見据えていた。
「向かい合わせ」
向かい合わせ │ せわ合いか向
゛こんなことしか思いつかない自分が嫌いだ ゛
向かい合わせ、
目の前に私の心を救ってくれた貴女がいる。
貴女は浅い浅い笑みを浮かべて言った。
「お前は僕のタカラモノ《玩具》なんだから」
浅い、浅い笑みを浮かべて言った。
「僕の言うことだけすればいいんだよ。」
「ずっと…ずっと側にいて…お願い…」
貴女は泣き叫ぶ。
「お願い!お願い!ずっと側にいてよ…!」
「何で、皆いなくなるの、
ずっと側にいるって言ったのに」
「僕達は目に見えない深い繋がりがあるのに。」
「苦しいよ、ねぇ、助けてよ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、」
「苦しめてやる。苦しめてやる。皆んな皆んな、」
!!!!!!!!!居なくなれ!!!!!!!!!!!
【空に浮かぶ雲が流れて、消えて、誰かの笑い声と叫び 声と呻き声と嗚咽 あぁ、誰かがまたやられた。
もう、誰かに助けを求めることさえも辛く悲しくなって誰にも見つからない暗い部屋でただ闘う日々。】
❧
ごめんねトール
フルーツバスケットより
(向かい合わせ。)🦜
僕は・・・ね。
夜寝る時は
木の枝の
とまり木で
寝るんだよ。🦜
(でもね。)
「木の枝がね、
曲がって
いるからね。
仲間の、雀と
顔が、
向かい合わせに成って、
にらめっこ
しながら
眠るんだよ。」🦜
✣その雀の、顔が
怖い顔だから、
【時々、怖い夢を
観るんだよ。】
❝可愛い、女の子なら
良かったのにな。❞
向かい合わせ
魔物の群れと戦う山形と秋田。数が多くて苦戦していた。
山形「秋ちゃん!こうなったらタッグスキルだよ!」
秋田「分かったわ、兄さん!」
二人は向かい合わせになり、手を繋いだ。
山形・秋田「タッグスキル発動!」
巨大な氷の鬼が召喚され、強烈な冷凍ビームで魔物の群れを全て凍らせた。
そして氷の鬼は巨大な鉈で凍った魔物の群れを粉々に
した。
こうして山形と秋田の県境に平和が戻った。
秋田「ありがとう兄さん。これで私安心できるわ」
山形「秋ちゃんこそありがとう。僕も安心だ」
二人は再び向かい合わせになり、抱き合った。
おしマイマイ@ノ゛
向 か い 合 わ せ
小さな格子窓を背に
無機質で殺風景な
そう 取調室の机の向かい合わせの
刑事に
テーブルランプの白熱球に顔を焼かれながら 机をげんこつで激しく叩かれ
『いい加減に 吐け!』
なんて 怒鳴られ
『・・・食事中に 「吐け!」 は無いでしょ?』
・・・とか 口答えしながら
出前の かつどん
食べてみたいのよね。
#向かい合わせ
ベランダからみえるあの子、いつも目が合う
もしかして、僕のこと!
なんてね、冴えない僕が。
あんなに綺麗な髪を持って、大きなお目日に当たると透き通った青色。
君は、いつも無表情で何を考えているのか分からない。
でも、そんなところも引かれる。
もし、あのこと付き合えたら僕は人生で1番自信あることになるだろう。
よし、まずは身なりを整えよう!
もう少し筋肉をつけよう!
僕は、真っ黒い毛に黄色目。
姿勢を伸ばしてしっぽを上げて気合いをあげるために鳴いた。
「にゃん」
自分の終わり
終わりなんか考えるな前を剥いて生きろ
向かい合わせ
お前とは小学校からの仲だったな。まさかあの日受験の日を勘違いして焦ってるお前を見るとはな笑
あさみはると、あさみはると。
墓の前でそう言う。
君がいう
「いかせてよ」に
向かい合い
通せんぼする
波打ちぎわで
カフェの誰もいないテーブル席に
独り座って
ラテを飲みながら本を読む
と
向かいの席に
誰かが座る
(今空いてる時間じゃん!何で向かいに座るワケ?)
と
本を見ながら真向かいの人をチラッと見る
あ!
同級生だった
しかも
久しぶりに会う
こんにちは!
久しぶりだね!
ひなちゃん 元気?
話しかけられた
けど
私はこの子の名前を
ど忘れしている
こんにちは!
元気だよー!久しぶり〜(誰だっけ誰だっけ誰だっけ)
焦る
本読んでるんだね!
と言われ
うん!今日天気も良いしー
と返すと
ひなちゃんは
今は仕事何してるの?
と聞かれて
会社員だよーもうめっちゃブラックでやんなるー
(誰だっけーーーーーうわーーーー)
そんなしょーもない会話を
ダラダラ話した5分後
またね
やっと解放された
ラテも私も
汗をかいていた
未だ名前を思い出せない