『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
同情
感情を失くした私は
誰かに同情したことがない
そんな私は
可哀想な奴だと
同情されている
end
「同情」
「同情してほしくないから話せなかったんだよ」
幼なじみのさっちゃんは続けて言う、
「コウちゃんは優しいから親身になってくれる。
でも、どこかで私のこと憐れんだでしょ?
可哀想なさっちゃんって思ったでしょ?」
すぐに言葉では否定も肯定もできず、
力なく黙ったまま首を振る。
「…コウちゃん、もう友達でいられないね」
さっちゃんが悲しげに、告げてくる。
「なんで!?私に悪いところがあるなら、謝るし、
ちゃんと直すから。だから…」
言葉を遮るようにさっちゃんが言葉を被せてくる。
「コウちゃんは、悪くない。謝らなくていいの。
ただ、可哀想って一瞬でも思われちゃったって知って、
心の狭い私は、許せないだけ」
さっちゃんは、悲しげに、でもハッキリと告げてくる。
「可哀想って思われるような私じゃなかったら、
ずっと友達でいられたのにね。ごめんね?」
首をコテンとして、可愛らしく微笑むさっちゃん。
きっと、一瞬も可哀想なんて思ってないと断言しても、
そう思ってごめんなさいと謝っても、どうしたって
さっちゃんとの友人関係はこれで終わってしまう。
それならば、最後までさっちゃんに対して、
私は、正直でありたい。
「…私が悪くないなら、さっちゃんはもっと悪くない。
…さっちゃんも元気なばあさんになりなよ?」
そう言って私は、涙を見られない内に
コーヒー分のお金を置いて去ろうとした。
「ねえ、コウちゃん。今日という最後の日に、
一緒に通ってた小学校の通学路、通って帰らない?」
振り向くと昔から見飽きるぐらい一緒にいた
さっちゃんが、泣いていた。
「…うん、もちろん」
2人で泣きながら思い出話しながら帰って、
いつもの交差点で別れた。
振り返らなかったから分からないけど、
きっとさっちゃんも振り返ってないと思う。
どうか、これからのさっちゃんが幸せであればいい。
元気に過ごして、ばあさんになっても、
幸せでいてほしい。
そう願える幼なじみを失った日。
津田は佐崎先輩に同情した。
彼女は付き合っていた、彼に言いがかりをつけられ、20万を取られたのだ。
佐崎先輩は何もしていのにだ。
帰りに、津田は佐崎先輩に呼ばれた。
「今から、Barに行くよ」
と、イライラしながら言った。
Barの名前は
同情とか正直言って自己満みたいな感じとその時によるけどめんどくさいと思う。迷惑だとも思う。でも少しは嬉しいと思う。そんなことを思ってきたら自分ってわがままだと思う。それでも面倒とかうざいとか自己満かって思う。人それぞれだろうけど,,,,。みんなはどう思う?
【同情】
同情したところでではないか。
私の同情は一銭にもならないがいるか?
同情に価値はないし、甚だ傲慢にさえ感じるものだ。
同情をして自己満足に浸る人は多い。
何も解決はしないし、鬱陶しい助言なんかしてくるやつもいる。
“同じ情”になるの意味だが、違う人間なのに同じ情になるのは困難である。
『ちびまる子ちゃん』の永沢くんをイメージしてほしい。
永沢くんの家が火事になった。玉ねぎ頭の少年に同情できるだろうか?
私はできない。
彼に同情したところで燃えた家は戻ってこない。
私は正解はわからないが、少なくとも同情はしない。
まる子たちは自分たちができることは何かを考え、寄り添ったのである。
この光景は大人になった私たちにとって、見習うべき姿勢である。
ただ同情するだけならば誰にでも出来る。
大切なのはその先のどうするか?ではないだろうか。
無論どうでもいいことなら同情する。
私は私に対して同情することもある。
他人事のように考えた方が存外気持ちは楽になるのだ。
「まあこんな日もあるよね~」などと能天気なもう一人の私は私に同情し、励ます。
永沢くんに比べたら私は随分マシだなとたまに思うこともある。
玉ねぎ頭な上に家が火事とはつらいにも程があるであろう。
協力
聖光教会の騎士団のには、彼らをまとめ上げる執行官と呼ばれる四人の幹部がいる。
厳格の執行官・サリエル。
理知の執行官・エミール。
慈悲の執行官・ラファエル。
冷酷の執行官・ヴァシリー。
執行官たちは教会から依頼を聞き、それらを他の騎士たちに伝え導くのが主な役目だ。執行官たちは月に一度、ガルシア大修道院にある騎士の間で一ヶ月の報告と今後の方針について議題する日を設けている。
ちょうど、この日が執行官たちの会議の日だ。
「やぁ、サリエル殿。待っていたよ」
青いローブに身を包み、リムレス眼鏡をかけた女性……サリエルを出迎えたのは、黒いマスクで顔を隠し、黒装束に身を包んだ青年。彼が慈悲の執行官・ラファエルだ。
「あなたが一番だったのですね、ラファエル」
「今回はたまたまね。あの二人はまだのようだけど」
「遅くなってしまってすまない。サリエル、ラファエル」
「いえ、問題ありませんよ。時間には間に合っています」
サリエルの言葉にエミールは微笑みで返す。そして、騎士の間に二人しかいないことを確認すると、小さく息を吐いた。
「やれやれ、まだあの子は来ていないのか」
「ヴァシリー殿が時間通りに来ること自体、珍しいことじゃないか。遅刻したって僕たちは何も思わないよ」
「誰が、時間通りに来ることが珍しいと?」
その声に三人は振り返ると、不敵な笑みを浮かべたヴァシリーが部屋の入り口に立っていた。しかし、その目は笑っていない。しかし、三人はヴァシリーの放つ刃のような鋭い殺気に全く怯んでいなかった。
「時間通りに来たならそれで良いのです。さて、これで全員揃いましたね。それでは始めましょう」
各々が席に着く。それぞれが一ヶ月の報告をした後、ラファエルが軽く咳払いをした。
「失礼。本来なら今後の方針について話し合うべきなのだろうけど……昨日、司教様より騎士団に依頼が来たんだ。南の国にある南方教会が背教者の連中に乗っ取られたと。討伐は今週中に終わらせて欲しいと」
「その背教者の討伐……というわけか。しかし、それならわざわざ私たち執行官四人に伝える必要も無いのでは?私たちのうち、誰か一人にでも伝えれば如何様にも出来るはずだろう?」
エミールの発言にラファエルは「ところが、そう簡単にはいかないようなんだ」と肩を竦める。
「それはどういうことだい?ラファエル」
「簡単だよ。南方教会にいる背教者たちの被害が甚大なものだからだ。背教者を討伐する部隊と彼らに虐げられた者たちの救護部隊の二部隊を率いる必要がある」
ラファエルの発言にサリエルは頷く。
「救護ならラファエルの部隊が適任ですね。あなたの育ててきた騎士たちは皆、応急措置に長けていますから討伐は……そうですね。今回はヴァシリーに任せましょう」
「……ふん」
「こら、ヴァシリー。返事」
「うるさいぞ、エミール。別に行かないとは言っていない」
「相変わらずお前は私に反抗的だね……」
呆れたように呟くエミールを他所に、ヴァシリーはサリエルを見る。
「その背教者は皆、殺していいのか?」
「いえ、出来れば何人か捕虜にしてください。残党がいるなら居場所を吐かせなくては。女や子供であっても同情や容赦は必要ありません」
「当然だ。教会に刃向かうのだから、それはもう徹底的に倒さなくては、な?」
楽しげに笑うヴァシリーにサリエルは表情一つ動かさずにラファエルに視線を向けた。
「ラファエルはなるべく人々を救護出来るよう尽力を。敵に同情も慈悲も与えないヴァシリーの部隊なら、あなたも救護に集中出来るでしょう?」
「ああ、問題ないよ。サリエル殿とエミール殿はどうするんだい?」
「私たちは後処理ですね。ヴァシリーの方で捕まえた捕虜の拷問や残党の行方を追います。エミール、手伝ってくれますね?」
「もちろん。私で良ければ力になろう」
「話はまとまりましたね。討伐は今週末に行います。各自準備を行い、南方教会の救援に向かいます!」
会議が終わった後、ラファエルとヴァシリーは一足先に騎士の間を後にしていた。
「ヴァシリー殿と共同作戦は久しぶりだね。よろしく頼むよ」
「ああ、こちらこそよろしく頼む。ラファエル」
「……君は変わったね。今までは誰かに対して同情を寄せたり、協力するような人では無かったのに。それも君が教え子を持つようになったからかい?」
ラファエルの口調は丁寧だったが、その焦げ赤色の瞳はヴァシリーの真意を知る為に鋭く細められていた。
「誰かに対して同情したり、協力をした覚えは今でもない。あの娘に対してもだ。あいつの悲しみや苦しみは俺には理解できない」
「……そう。少しでも人らしいと思ったけれど、どうやら思い過ごしのようだ」
「だが」
「?」
「お前のように、人の苦しみや悲しみを理解出来たらと思うことは、ある。あの娘が悲しい顔をしていると、俺はどうにも落ち着かない」
戸惑ったように視線を彷徨わせるヴァシリーにラファエルは目を丸くした。
(……これは、驚いたね。あのヴァシリー殿が、ならこの機会を逃すわけにはいかないな)
「なら、次の討伐戦の後、僕たち救護部隊の手伝いをしてくれるかな?きっとかなりの負傷者がいる。君たちの部隊も力を貸してくれたら、とても助かるんだ」
「……ああ、分かった。手を貸そう」
「感謝するよ、ヴァシリー殿」
(僕の考えが彼に理解出来たなら、執行官の均衡ももっと良いものになる。誰かの苦しみを、悲しみの心を理解できるのは、とても素敵なことだよ)
マスクの下でラファエルはヴァシリーの心の成長を密かに喜んだのだった。
同情
えっ……何このお題…
難しいなぁ…
分かりみが深い!!って思ってくれた仲間いますか…?!
これは同情っていうより同士ですねっ!!
「同情」
疲れている時も
晴れ渡る青空の日も
大切な人とのおしゃべりにも
まずはホットコーヒーをゴクリ飲む
疲れている時程
コーヒーの苦味が
体内に注入される
今日も
コーヒーの香りに包まれながら
体内にじわりじわりと浸透していく
いつも私に同情してくれる君
ショコラ
同情
いじめられると同情される。
私を可哀想に思い、いろいろと良くしてくれる近所のおばさんは言った。
「ゆきちゃん、学校でいっつもいけずされて難儀やなぁ。でも心配あらへんで。おばちゃんがな、そんなことする子たちボコボコにやっつけたるからな」
私を家に招く度に同じ事を言う。確か今日で15回目くらい。
言葉で言うのは簡単だもんね。
殴る蹴るは日常。
私はクラスメイトのサンドバッグで、彼らのあらゆる不満は全て私に降りかかる。
ここ半年、クラスメイトに陽の感情を向けられたことは一度も無い。
時々あるグループワークでは、常に全ての役割を押しつけられる。
教師に告発したことは一度もない。
どうでもよかったから。
ただ、痛い時は思わず涙が出てくる。
同情って言葉
あまり好きじゃない
書けなかった、。
でも毎日お題を書くことにしてるから、
とりあえず書いた。
「同情」
同情ってなんなのか
みんな考えたことはある?
私はあんまりないかな
私は思いやりだと思うな
同情って見下してるって
思う人が多いんだって
同情は相手のことを
心配するってことでしょ?
そして
相手と共に悲しんで苦しんで
そうじゃないのかな?
正解は人それぞれだけど
私はそう思う
相手を可哀想な人にするんじゃなくて
一緒に悲しいことを乗り越えて
強い人にするんだよ
だから同情は悪いことじゃないよ
思いやりだよ
本当かどうかはわかんないけど…
とにかく
今日はおしまい
最後にちょっとだけ
今日…
泣いた(´;ω;`)
…それだけ────
じゃあ
バイバイ
また明日
『同情』
ほんの少しの好奇心と
ほんの少しの善意と
ほんの少しの心配で
作り上げられた
貴方の言葉
それは
「共感」が欲しかった私には
とても残酷で
とても衝撃で
でも
むしろ「共感」をくれる人の方が
少ないことに気づかせてくれた
同情
30年ほど前
平成の真っ只中に
「同情するなら金をくれ!」と
少女が叫ぶドラマがあった
友達と学校で真似して笑っていたあの頃は
貧乏はまだ多くの人にとって
エンターテインメントだった
明日は我が身の令和6年
今や笑えない『家なき子』は
ドキュメンタリー作品のよう
一生言わないだろうと思えた台詞に
妙に現実味を感じるこの頃
【同情】
同情でもいい
キミがボクを見てくれるなら
同情でも構わなかった
お話シリーズNo.3
人気女優のプラクドラは世の中の悲しい出来事を耳にすると同情したそぶりを見せすぐSNSにあげる。
でも表面だけの関心だけで心からの同情なんてしていなかった。
そんな彼女は薄っぺらな演技しか出来なくてだんだん人気がなくなった。
よくあるお話。
題「同情」
récit œuvre originale
同情
連ねた文字がじわりと滲み、形を無くして溶けていくように、今の貴方に私の言葉は届かない。
「同情しないで」そう言いながら泣き喚く貴方にかける言葉が、もうどこにも見当たらない。
日々家
▼余談
同情、なんて難しい言葉だろう。人によっては毒にも薬にもなるから余計にそう感じる。
それでも、かけられた言葉を全て否定したら最後には何が残るんだろうか。
どんな言葉も今必要無いのなら、口をつぐむしかない。問いかけてはいけない。きっと、相手から望む答えは出ないから。そう思った。
私自身がまたドン底に落ちた時、自分の中で消化が終わるまでそうした方が良いのだろう。
同情…
Ⅰ
世界まで轟くような歌もなく
同情するなら光をください
Ⅱ
これはもう同情じゃなく恋でした
沈黙のわけ一つ見つかる
好きな人に失恋した。
2年越しの片思い。あっけなく付き合っている人がいると玉砕。
そしたら仲のいい男友達が慰めてくれた。
その男友達は落ち込み続ける私にいつも気持ちが明るくなる言葉をくれた。
だから、だんだん気持ちも回復して、3ヶ月経った頃には平気になってた・・・だけど・・・
その日私はテストの点数が悪くて落ち込んでた。
そこへ男友達の航大がやって来る。
私の表情をみて、気遣うような顔をしている。
「大丈夫か?落ち込んでる?」
「大丈夫だよ、あのね・・・」
航大の顔つきで私が失恋のショックで落ち込んでると思ってるのが分かる。
「失恋したのは、もう気になってないから。気にしないでいいよ。今回の数学のミニテストの点数悪くて」
机に伏せながら見上げると、航大は、頷いた。
「分かる。俺も点数最悪だった。今度一緒に勉強しようよ。じゃあ春菜は、もう失恋のショックからは立ち直ったの?」
「うん、立ち直ったよ、だからもう同情で私を慰めなくていいよ、ありがとね。航大の言葉で凄く助けられたよ」
「それなら良かった・・・でもさ」
航大は、私が顔を伏せている机にグッと顔を近づけてくる。
私は航大の顔が急に近くに来てドキッとした。
「慰めてたの、同情だと思ってるの?」
「え?どういう意味?」
私が近くに来た航大に驚いて起き上がると航大は私の髪をサラッと梳いてから私から視線を離さないで言う。
「それは、春菜が好きな人忘れるまで、手助けして、俺のこと考えてくれるまで待ってたって意味だよ」
「えっ!?」
思わず大声が出る。
航大は、てっきり私に同情してくれてたのだとばかり思ってた・・・。
友達として、慰めてくれているのだとばかり・・・。
急に顔が赤面する。
「と、友達としての慰めじゃ、なかった・・・ってこと?」
「んー、まぁ、春菜がちゃんと前の彼を忘れるまでは友達として接してたよ。内心はどうあれ」
含みのある笑顔で答えられて、私は動揺を隠せない。
「え、えーと、いきなりすぎて・・・頭が・・・」
「分かってる。ゆっくり考えて。どうせ俺は春菜の側にずっといるんだから。付き合ってもいいって思えたら俺を選んで」
私の手をいつの間にか取って余裕な感じの笑顔で私に話す航大。
「うん・・・分かった・・・」
私はそれしか言えなかった。
何だか外堀から埋められているような。
捕らえられて逃げられないような、そんな気持ち。
それでも、私の中には航大に対する好意も確実にあるから。
「もう少し・・・待っててくれる?」
私がそう問いかけると、航大はニコッと笑って頷いた。
その笑顔が何だか眩しく感じている私は航大の思惑に既に捕らえられているのかもしれない、と思った。
同情。それは私が最も嫌いなもの。「可哀想」なんて言葉を言うからもっと不幸になるの。その言葉で、その表情で、その態度で接することでどんどん私が惨めになるの。私にも原因はあるのかもしれない。だけど、周りの環境によって苦しめられる事もあると思う。
かわいそう
もっと痩せてればとか
もっとパーツが良かったらとか
もっと性格が明るければとか
もっと付き合いが良ければとか
本当どうでもいい
同情?なんの意味もなさないからそれ
自分自身これでいいと思っている人間に
他人がとやかくいう筋合いはないんだよ
家族でもね
それは強制ですか?
この多様性の時代に同情はいらない
必要なのは自然とできる人がすればいい
共感だけ