『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
同情
同情する気持ちをセーブしようと
する自分がいる。
他人事ではない事実に、向き合う
ことを避け、何もできないのなら
その事実に距離をおく。
同情される側も同情する側も、
ときが解決してくれるのを待つ。
同情なんていらない。
そう言える人が、羨ましかった。
そんなこと、一度だって私は思えなかった。
無償の愛をくれると期待した母も、
「良き理解者」だと私を称した友人も、
私の心を理解し、私を慰め、
私と共に苦しんではくれなかった。
あろう事か、私に、それは思い込みだと突き放す。
「それは辛いでしょうね。」
その一言だけでいい。
あなたにわかるか。
同情すらも得られない人間の気持ちが。
同情すらも得られないということは、
到底そこには愛情だって、友情だって無いのよ。
同情とは、他者の状況を知り、心を動かすこと。
同情だろうが、共感だろうが、憐憫だろうが。
正直なんでもいい。
私を突き放さないでいてくれるのなら、
私はあなたから、どんな感情だって欲しいのです。
―同情
幽霊街の一幕。
豪胆な幽霊
「産まれられなかった!そりゃ可哀想だ。
生きてりゃ、良い事あったのに、
まあ次の輪廻に期待だね!」
ん?あたしゃ違うよ、新しい街にいるかもしれんね」
新しい街。
ぐちゃぐちゃ幽霊
「産まれられなかった!俺も俺もさ、
万能だの何だの言われ、みんなに期待された!でも、嘘だの何だの酷い話、作った責任とって欲しいもんだ!
ん、いやいや俺は違う、すまねぇな坊、
古い村ならいるかもしんねぇ」
古い村
沢山の尻尾、綺麗な耳の幽霊
「わしはもう歳でな、何千年生きたが、悪いことして捕まって、結局ここに落ち着いた。
お主の探し人が見つかろうがなかろうが、
それは変わらん。残念だが、諦めよ」
知らない場所
五十代や四十代
「ねえ聞いた?画家の娘さんの話」
「ええ、何でも流れたそうじゃない」
「それ以上のすごい話、なんでも死んじゃったらしいの、残ってたのは何を描いたかもわからない、キャンバスだけだったそうよ」
【同情】
「同情」
わかってなんて言ってない
君にこれがわかるなんて思ってない
だから一つだけお願い聞いてよ
他は何もしなくていいから
だた何も言わないで聞いていて_
教室の片隅で。
その日彼女は一人だった。
窓際の一番後ろにある自分の席に座りながら。
やけに遠くを見るようにして空を眺めていた。
僕はそんな彼女の横顔を。
遠い距離から見遣り。
その瞳の奥に微かに揺れた静かな悲しみを。
秘かに読み取っていた。
僕はふと思って。
彼女に留めていた視線を彼女が見つめる空へと向ける。
窓の外には澄んだ青い空が。
突き抜けるようにどこまでも続いていた。
その途方もないほどの空の広さを見ていたら。
何故だか急に不安になって。
胸がぎゅっと締め付けられた。
もし彼女のなかに去来している感情も。
こんな形であるのなら。
勝手な都合ではあるけれど。
僕は彼女に寄り添いたいと思った。
【同情】
『楽しいうたの歌い方』
楽しいうたを歌うには
まず胸いっぱいに空気を含み
喉を広げて真っ直ぐに
思いのままに声を出す
上手にとかは二の次で
「楽しい気持ち」
それだけでいいのです
同情。
同情しなくていいからそっとしておいて
話せる時はちゃんと話すね。
いじめ
同情を誘い、見てみぬふり
また明日。
行きたくない、
学校。
ボクがしてきたことは、きっと理解されないんだろうねぇ。
でも、そうじゃないと困る。
ボクがしてきたことは、悪いことだって思ってもらわないと意味がないんだ。
君には、ボクが偽善に見えるのかもしれない。
それでいいんだよ。少なくとも、君がボクを理解することはないからね。
と言うより、絶対に理解されたくないんだけどさ~。
ーーー意味が解らないって?
……解らない方が幸せって言葉があるんだから、素直に頷いてよ。
”同情”できた時点で、君はボクと同じだってことだから、ねぇ?
同情
間が空いてしまったので、全て短くはなってしまいましたが。
あのね、こんなに大変だったの。
「可哀想に」「お疲れ様」「大変だったね」「頑張ったね」「応援してるから」「君ならできるよ」
うん、そうなの。
ありがとう、ありがとう。
ぼくは、たっぷり甘えて、生きていく。
『同情』
ミシシファミミシミミファミー
自分が片手でしか弾けないそれをいとも容易く弾きこなす。
鍵盤の上を滑る指。
根元でざっくりと落として、刺身にして。
お醤油か、お塩を少々。
ぱっくりと食べてしまおうか。
『お気に入り』
誰か。
世界か、世間か、アイツらか。
親、先輩、上司、後輩、クラスメイト、エトセトラ。もしかして、自分自身?
いつまでも告げられず、いつまでも満足しない。
何時までも、目的もなく、ただ瞼は閉じずに起き続ける。
これは、報復だ。
『今日にさよなら』
「おじいちゃん!お誕生日おめでとう!」
可愛い可愛い孫が、少し危なっかしい足取りで、両手に包みを抱えたまま走ってくる。
「ありがとうねぇ」
零れる笑みで、余すことなく感謝を伝える。
「今開けてよ!」
急かされながら解いていくと、クレヨンでいっぱいに満たされた画用紙、暖かそうな帽子、つたない文字の手紙。あとは、と。
「なんだい、これは」
「それは、オマケ」
後ろから遅れて入ってきた子どもたちがメガネを真っ白にしながら付け加えた。
「ぼくがね、貼ってあげるんだ!!」
『枯葉』
同情するなら金をくれ
あなたの目はそういった
そうよね
わたしがいくらがんばっても
あなたと同じ心にはなれず
なれたところで互いにわからないし
それはお金より価値の低いものでしょう
あなたとわたしは永遠の孤独
でもそれではじめて
わたしとあなたは
同じ情
同情。
余りにも過剰な同情は嫌われる。私は何にだって、気持ちが高まれば寄り添いそうになる。心の中心が熱くなる気がして、言いようのない不安に襲われる。宙ぶらりんなソファーにでも投げ出されたような気分だ。だけど、それが、同情だと思う。
君の不幸話とか、あなたの辛い記憶とか、私の後悔とか。きっとそういうのには、同情が集まる。けど、それは嬉しくないし、楽しくないから、みんな嫌いなのだろう。でも、同情されるって、それだけ底にストーリーがあるって事だから。なんだか、見つけられた才能みたいに、しっぽを振って喜べるモノかもしれないと思うこともある。
とどのつまり、それは、面白いんだ。だからとにかく、話してみよう。下ろしてみよう。
同情された分きっと、心も軽くなるから。
【同情】
「可哀想」
いらない私にそんな同情いらない!!
やめてやめてよ!
同情なんてしないでよ・・・
同情するぐらいなら助けてよ・・・
そう思っているはずなのに・・・
私は不幸だって悲劇のヒロイン振って同情を誘ってる・・・
それは私が同情で誰かに助けてもらいたいからなのだろうか?
『同情』
同情とは
他人の身の上になって その感情をともにすること 特に他人のの不幸や苦悩を自分のことのように思いやっていたわること
親身になって自分のことのようにって
難しい
自分の経験してきてないことを
自分のことのように
相手の立場になってなんて
想像も出来ない
だから言葉は難しい
誰でも ねぎらわれたい
寄り添って欲しい
そんな風に思うこともある
でも ほんの少し言葉のニュアンスが
違うだけで
見下されたと 捉えられ
誤解されることもある
人間の感情は
時に複雑で 繊細で
とかく厄介だ…
- 同情 -
sympathy(同情) なんていらない!
「かわいそう」、と憐れんでる上からの自分が
かわいいだけの感情なんて…
ほしいのは empathy(共感・共鳴)!
目の前の悲惨さを
自分のことのように感じてほしい。
今何が必要か、
どうすれば良くなるか、
一緒に考えてほしい。
そんな勇気ある仲間が
私は、ほしい。。
私はあの子達に同情されてたの?
友達の少ない私はよく姉の友達と遊んでいた。
それはとうに昔ってみたいに話すあの子達。
でも私にとっては楽しい日々で、最近のように懐かしい。
前はグループLINEはよく話して楽しくしていた。
でも、今じゃ私は入れなくて、既読だけ付ける。
無視されるのは分かっているから。
確かに、私が勝手に入って来て何コイツ。って当時思ってたのは確かであるだろ。悪いのは私。でも、そう分かりやすく
しなくたって、いいじゃないか。
遊ぶとグループLINEで話しているが、私は一切呼ばれない
そこに意味があるから私はなんも返信しないで行かないと
その会話を見て思った。
つらいのは私だけなのだろう、
私の存在はまるでなかったように私はあの子達から消えてく
そんな私のこんな詩に誰が同情してくれるというの。
それはお前が悪いでしょ。って言われたり、思われたり
するのはわかってる。でもさ、された側は分からないよ?
逆にこんなに分かりやすくしてくれる人達の方が良いかもね
色々感謝だわ。
それでも同情してくれる人は私は好きです。
好きじゃないなら、私も好きじゃない、
切りたい縁を切らないとその糸はずっとグチャグチャで
厄介なんだから、今すぐそのグループLINEから退会しなさい
そうすると相手はきっと安心するし、気にもしないから。
同情されたら、私は同情で返す。
お題《同情》
決して交わる事のない道の果てに、何が待つのだろう。ぼんやりとそんな事を思いながらにじむ親友の背。
青と紫の紫陽花が鮮やかに咲いている大通りで、遠ざかる、背。
何度も追いかけて、語り合った背は。
――わかるよ。でも大切なものを失ったからといって、それは赦されない禁忌だ――。
雨が語る真実はまだ、遠く果てしない道の途中にある。
同情
誰かから同情されるのも嫌いだし、
誰かを同情するのもいやです。
でももし、自分が落ち込んでいる時、信頼出来る友人が同情してくれたら少しは癒されたりするのかなぁ。
違うな。わたしなら、同情ではなく共感が欲しい。拙い言葉ででも気持ちを伝えたら、同情ではなく共感して欲しいです。
ひとりで抱えるには重たい感情には、同情より共感だと思う。
同情と共感は違うんだって。
それなら私は同情の方が良い。
ただ単にそうだねって言われるだけじゃ足りない。
客観視なんか要らないの。
私は、私と同じくらい苦しんでくれる人がほしいの。
私が苦しいって思う時、同じように苦しみを感じていて。可哀想って思うなら、離れていかないで。
共感も嬉しいよ。だけど寂しいの。
だって共感だったら、あなたは自立してるから私から離れていっちゃうでしょう?
そんなのは嫌。ずっとずっと一緒にいて。
可哀想な私のことを可哀想に思って。
そしてあなたも、一緒に可哀想になって。
同情
いい意味でも悪い意味でも使われる。
同じ意見だったり、同じ思い。
友達とかはいい意味で使いたい。
同情することたくさんある。
悪い意味は、なんか嫌みぽい感じだよね。
本当にわかってるのってよく言うセリフ?!
わかってる場合もあるから見分けが難しい。
難しい。言葉って。