『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達
僕には大人になっても連絡がまめにくる友達がいる。その子は高校生の時の友達で最初に出来た子だ。
その子から遊びの連絡が来ると嬉しいし、お互いまだ彼氏もいないので早く彼氏欲しいねとかいろいろお話するくらいだ。
その子と友達になったきっかけはマンガやディズニーが好きだったことがきっかけで仲良くなったんだ。
他にも友達がいるけど…、ここ最近は連絡がない。みんなお仕事や結婚している友達もいるのでなかなか…💦
またみんなと集まってディズニーとか行きたいな!とは思ってるんだけどねぇ。
難しいよね。
僕の友達はみんなディズニー好きが多いんだ。僕だってディズニー大好きなくらいだもの。
友達がいるってなんだかいいよね。
終わり
クレアの視線に気がついて、ペロスペローは彼を見やった。何か気になるものでもあったろうか。ずっと陸で暮らして来たらしい彼は、船にはあまり馴染みが無いようだから。ペロスペローがすぐに通り過ぎてしまったところも、彼には気になるのかもしれない。何か言いたげにしているのを、「どうしたんだ?」と尋ねてやると、しばらくもじもじした後に口を開いた。
「ねぇ、ペロスペロー。僕ら、友達?」
ぱちりとひとつ瞬く。
「そうだろ?」
急な問い掛けに驚きつつも肯定してやれば、クレアは「そっか」と呟いてふわ、と笑った。そういえば、弟達に友達の話はしても、直接彼にそう言ったことは無かったように思う。これまで友達なんて作らなかったからうっかりしていた。
友達っていうのは少ない人なので
今も年に数回遊んでくれる友達を大切にしたい
「おはよう」
学校に着くと、その子はいつも私にそう声をかける。私もそれにおはようと返す。同じマンションに住む人とすれ違った人に言うくらい、作業的なおはようが私の朝を告げる。
ベルトコンベアに乗せられた部品みたいにいつもと同じ道を通って席に座る。鞄を置いて、あとはチャイムが鳴るまで本を読む。それが、学校という工場で生産される私のいつもの作業。
学校は工場で、私はそこで作られている部品。卒業したらまた別の工場に行き、大人という完成品になったら、会社という機械の中に嵌め込まれる。
流れ作業のような人生。
取り柄もなく、目立つこともない私にはお似合いの味気なさだった。
それなのに、甘んじてベルトコンベアに流されようとする私をその子は見つけて取り上げる。
「ねぇ、今日はなに読んでんの」
「毎日聞いてて飽きないの、それ」
「だって毎日違うの読んでんじゃん」
「一冊も知ってたことないし、聞いても一冊も読んでないよね?」
「そうだね」
悪びれもなく笑って、それでも今日はなに、と表紙を覗き込む。今はどのへん、どんな話なの、そう聞くその子は聞くだけ聞いて読もうとはしない。私をあらすじ製造機にしないでほしいと思うのに、その子は毎日飽きもせず本の話を聞きに来た。
私は機械。学校に人間らしい会話なんて求めてない。
ずっと適当にあしらっていることは伝わっているはずなのに、どうして彼女は私に構うのか。
うんざりしながら顔を上げる。目が合って嬉しそうに笑うのが不気味だった。
「なんでそんなに無理して私に構うわけ」
「友達と世間話、したいじゃん?」
友達。世間話。
だっていつも本しか目の前にないんだもん、聞くでしょ。とその子はけろりと指を指す。
私はいくつか瞬きをして、喉から出したこともない声を出した。
「はぁ!? 友達!?」
「え、傷つくわぁその反応……あたしのことなんだと思ってたの」
「変な人……」
「傷つくなぁ!」
あはははは、と失礼な私の言葉を大笑いする。机を叩いて、ひぃひぃと深呼吸を繰り返した。
すごい、だからすき。とどう言う意図なのかわからない独り言を零しながら一通り笑うと、彼女は腹を抱えていた手を解いて私の手を取った。
「そういうことだからさ、本が駄目なら他に好きなもの教えてくんない?」
友達という言葉は浮遊するシニフィアンに近い
その曖昧さ故にあらゆるその他の関係性に紐づく
血縁関係や社会の組織内での関係など社会構造的にありありとわかる関係性ではないその他諸々の関係性を説明する
それはただの社会的なポジションとは関係ない人間同士のある種の近さを説明するものだと言える
そして近さの関係を作り出すのは共通体験つまり行為によって成立する 一緒に何かをした この体験が儀礼となる
儀礼によって点と点の近さを感じたとき
人は間に線を引く
言葉では表し難い近さ
友達と言われる関係の根本にはそれがあると思える
友達となんて思ってなかった、だなんて
そんなのこっちの台詞だ馬鹿。お前はいつもどうでもいい事ばっかりで、大切な事は言わないんだから。
今それ言われても俺は何も言い返せないじゃないか。ああムカつく。意気地のなかった自分に腹が立つ。
たらればなんて言いたくは無いけど、あの時もこの時もいくらでもチャンスはあった筈なのに、びびって尻込みしたのはお互い様か。
それでも、お前が俺を置いていっても、俺はお前を忘れるなんてできないよ。
幸せになれ、親友代表スピーチまで受けてやったんだ、これでお前が幸せになってくれなきゃ俺の泣いてる意味がねぇんだよ。
『友達』
友達
境界線の曖昧さ
理想と現実
思い込み
それらをものともしない関係
※友達
友達とは?
志や行動などをいっしょにして、
いつも親しく交わっている人々。
友達という言葉
友達って軽く言うけど
本当に信じられる友達って難しいと思う
いつか私もホントの友達が出来たらいいな
─────『友達』
友達…私には友達は居ない。
変なこだわりかも知れないけれど
親友か知り合いという
線引きを、自分の中でしている。
仲良くなれて嬉しいな。とは
言うけれど。
友達になれて嬉しい。とは
言わない。
自分が、嫌われてでも
誰かの為に親身を削って行動
しようとしたいと思える人なんて
何人も居ない。
だから、友達は居ない。
それで良いし、それが楽なんだ。
それは、傷付いた数から得た
私なりの人付き合いだけど
今のやり方に、後悔は感じない。
「お題:友達」
本当の友達ってよく考えたらいないかもね。
━━━━━━━━━━━━━━━友達
友達って、何?
自分にいつも優しくしてくれて、辛い時は励ましてくれる存在?
それとも、毎日張り合っているけど、なんだかんだで良きライバルになっていて、お互いを高め合っている存在?
分からない。分からないよ。
私とあなたの意義が違うくて、
重さが違うくて。
もはや友達ではないと思い始めている自分がいる。
〜友達〜
友達#8
これを読んでいるそこのあなたへ。
"友達"ってどんな印象ですか。
私は関係をあらわす上で便利な言葉だと思います。
例えば私が好きな人が"僕たちって友達だよな"と言ってきたとしましょう。
人それぞれ受け取りかたは違いますが、私はこう思います。
この人とは友達以上の関係にはなれないかな
と。
"友達"って言葉は便利だけど、私はちょっと怖いなって思うこともあるよ。
昔から人見知りだった。
人と仲良くする方法がわからなくて、一人でいることが多かった。
ようやく仲良くなれたと思った友達も、気付けば傍からいなくなっていた。
そんな頃、新しく友達ができた。
まるで昔からずっと一緒にいるような、そんな気持ちにさせてくれる、とても大切な友達。
でも私はその友達をいつしか忘れてしまった。不思議なことに、まるで最初からいなかったかのように。
それでも、それから友達は定期的にできていた。だからきっと私はその友達を忘れてしまった。もう必要なくなったから。
そして、それを繰り返すうちに、知った。
あれは全て、私の想像の中にしか存在しないものだったと。
あまりに寂しかった私が生み出した、私だけの友達だった。
定期的に生まれては消えていった私の友達。それが全て必要な時に創り出した本当は存在しないものだったなんて。
信じられなかった。信じたくなかった。
たしかにそこにいたはずだったのに。存在を感じていたのに。
まるで本当に夢かのように消えてしまった。
あれから苦しい日々が続いた。
いろいろな出来事があって、受け入れられないことも多かったけれど。
友達と決別することになったあの日、私は前を向くと決めたから。
もういいの。
それに、もうこれからは本当に一人じゃない。
隣に立つあなたに微笑みかける。
あなたも同じように微笑み返してくれる。
昔、本当に友達だったあなた。そして、それからは想像の中で友達でいてくれたあなた。
あなたに再会できて、これで本当に前を向いて生きていける。
――もう、友達の関係じゃないけれどね。
『友達』
自分のこともよくわからないころ
”友達”に羨望と恐怖を抱いた
自分のことが少しわかり始めると
”友達”に幻滅したり落胆したりした
自分のことを認知していくと
”友達”の存在がありがたかった
みんな違ってみんないい
気づいたら”友達”がたくさんいる
テーマ「友達」
私は中学生まで友達がいなかった。高校生になって…ちゃんと言えば高校2年生になってはじめて友達ができた。部活にも入ったこともあり一日中誰とも話さずに帰るなんて日は無くなった。むしろ1日に少なくとも5人とは話してると思う。
だからこそ今、私には大きな悩みがある。会話のしかたが分からないということだ。高校2年生にもなって恥ずかしいことではあるが、今年はじめて家族以外の人とまともに会話をするようになった、会話1年生なのだ。
人と話をするたびに「これで良かったのかな…相手を傷つけてないよね…?他の言い方とかなかったのかな…」と必要以上に悩み、どっと疲れてしまう。しかも1人大反省会を開催しても次誰かと話す時は綺麗さっぱり忘れてしまうから会話しては反省の無限ループをしている。
いつ友達や部活の仲間、先生などと周りの子と同じように話せるんだろう…
いや、話せるようになるまで私は努力しようと思う。
子供の頃はいつも一緒にいる事が親友の基準だったけど
最近は程よい距離感でいられる友達と長く続いてる
一緒に出かけたり、遊んだりは少ないけど
お互いの近況やグチを電話で言い、たまに直接会うとなんだか照れくさい
それと、趣味の習い事の友達。仕事も住む所も年齢も
違うけど、程よい距離感で心地良い
老人になったらまた友達の価値観は変わるのだろうか
それもまた人生の楽しみだ
【友達】
寂れた神社の石段に、君と二人並んで腰掛ける。はらはらと舞い落ちる雪の白さがやけに目についた。
この社はもうすぐ取り壊されるらしい。山を削り再開発をするのだと、町内会の回覧板で回ってきた。
「ねえ、ここがなくなったら君はどうなるの?」
私の問いかけに、君は曖昧に微笑んだ。冬の寒さを感じさせない薄手の着物。周囲の景色に溶けてしまいそうに白い肌に血の気はない。遠い昔には神様と崇められたはずのひとは、信仰を失った今の自分自身のことを『ただのバケモノだよ』と自嘲した。
「さあ、どうなるんだろうね」
心臓がキュッと収縮するような心地がした。もし。もしももう二度と、君に会えなくなるとしたら。幼い頃に社に迷い込んだ私を導き、それ以降ずっと見守り続けてくれた君が、消えてしまうのだとしたら。……そんな結末、私は絶対に認めない。
「うちの庭にお社を作るよ。御神体とかあるんでしょ? それを移して、君もうちに来れば良いじゃん」
親の許可はもう取った。材料も揃えてある。必死に言い募れば、君は驚いたように目を瞬かせた。
「……できなくはない、と思うけど。どうしてそこまで親身になってくれるの?」
不思議そうに尋ねる君の手を取った。寒さに負けて冷え切った私の手よりもさらに温度のない、君の手のひら。氷でも触っているかのように私の手がかじかんでいく。それでもこの手を、離すつもりはなかった。
家族にも学校にも上手く馴染めなかった私のそばにいてくれたひと。君を失うことなんて、考えられない。
「当たり前でしょ? 君は私の、たった一人の友達なんだから」
降り積もる雪が全ての音を呑み込んでいく、二人きりの世界。祈るように君の手を包み込んで、なるべく優しく微笑んだ。
友達
好きなところも嫌いなところも
全部含めて一緒にいたいと思えたら
それは親友だね。
全員が着席した
いつもとは違って、静まり返った教室
前に立つ先生
「うるさすぎるんだよ。もう3年なんだから全校の見本になるように動けよ」
説教
いつも思う
なんで俺も怒られてるんだって
集団だからって、仲間だからって、友達だからって
注意しないのが悪いって?
綺麗事にしか聞こえない
集団だからって、やってもいないことを指摘される。
仲間って。
馬鹿にされた思い出しかないけど。
「友達だろ?」って言葉に
どれだけ騙されたと思って。
注意なんてしようと思わない
非常識なまま生きていくんだなって哀れんでた
「ばかにされて散々傷つけられたとしても、いくら嫌いでも仲間なんだよ」
「3年感おなじ教室で生活してきたのは事実だろ。1回でもクラスメイトの発言とか行動で笑ったこと、あるでしょ?」
「感謝すればいいんだよ。たくさんの経験をありがとうって。お前は人がされて傷つくことが分かる。良かったな、めちゃくちゃ充実してるじゃん」
そう、笑いながら言ってた兄の言葉を思い出した。
そんな考え方は出来なかった。
感謝なんて感情、頭の片隅にも無かった。
でも、別の視点で考えてみようかなって
少し気持ちが楽になった。
「 コウノトリ。 」
【※批判的、妊娠中絶、堕胎等の内容がふくまれます。嫌な方は戻るかスキップして次の話を読んでください。】
私は考え無しのバカは嫌いだ。
後先も読めぬバカは嫌いだ。
アニメ・マンガなどフィクションだけにしてくれ。
無知が罪とは言わん。
だが、知ることができたはずなのにあぐらをかいて知ることを疎かにしないでくれ。
欲に駆られ流され、快楽に溺れ、行き着いた先、悲劇に堕ちてくのだ。
ピロロロロ...
...あぁ。
ピロロロロ...
.....あぁ、またか。
ピロロロロ...
また、命をすくことになるのか。
ピロ...
はい、もしもし__
そこは、裏路地にある小さな事務所。
手垢で汚れ使い古されているであろう固定電話機に一本の電話がなった。
はい、わかりました。はい、今日の午後四時、十六時ですね__
早速準備に取り掛かろう。
本来なら予約してから来てほしいが、早急にお願いされる事はたまにある。
ときにキミは堕胎という言葉を耳にしたことはあるだろうか。
似たようなものとして妊娠中絶があるが、その違いは期間と合法か違法かだ。
近年、母体保護法(旧:優生保護法)で合法化されているのが中絶。
日本では、公式の統計数だけでも年間三○万件ほどの中絶が実施されている。
中絶できるのは妊娠二二週未満とされているのだが、これを過ぎてもなお中絶をしたいという人達が居て、ヤミの世界で違法に堕胎をしている。
全くもって世話のない話だ。
母体保護法では、「経済的理由」による中絶も合法化してしまっているので、この条項の拡大解釈によって、バンバン中絶が実施されているのが現状だ。
望んでも子が出来ない方々からすれば、ツライ現実かも知れない。
もともと、母体保護法の前身である「優生保護法」は、「優生学」に根ざした法律だ。
優生学というのは....
「不良な遺伝子を持つ者を排除し、優良な国民のみを残して繁栄させる」
という思想に基づく学問で、要するに、不良な遺伝子を持つ者は子供を産んではいけない、不良な遺伝子を引き継いだ胎児はこの世に生まれ出てはいけない、という差別思想だ。
胎児は、立派な生命体の形をしている。妊娠が進めば、人間の形にどんどん近づいてくる。胎児に意思能力はないかも知れないが、ある段階以降は、感情らしきものも十分芽生えているはずだ...。
堕胎は極端に言ってしまえば "殺人" だ。
私は今日も金を貰い "殺人" をする。
やり方は中絶となんら変わりはない。
だが、前記のとおり感情がある生物を "殺す" のだ。
とはいえ来る人たちの大多数は考え抜いた末に最終的に自分の意志。
降ろしてほしくて来るのだ。
殺人という物騒な言刃は胎児も私自身も傷つく。
なので、私は考えを変えることにした。
"救い"。
そう、救ってる。
様々な理由で来る悩める子達の為に不運にも不遇な環境に生まれてこなくてはならない子達の為に救っているのだ。
私は今日も金を貰い不遇なる人たちを救う。
金が無いから産まないのに、どこから堕胎する金を捻出してるのだか。
大半は未成年の場合が多い。
そういったものたちはわかるが、三十路を過ぎている者たちもいるのだ。
いい大人して何やってるんだか、同じ大人として恥ずかしい。
今回来る患者は二三歳の大学生だそうだ。
大学に通える頭はあるのに性の知識は動物並みとは恐れ入った。
大学はときたま人を堕落させるとは聞くが...親が可愛そうだよ。
運が悪かったか退化したか...
日本の性教育を見直してほしいものだ。
私みいな人がいない世の中になるのが理想的だが....
愚痴はしてもし足りない。
そして、今日は騒がしい野鳥が見当たらない。
そう思いながら屋上の喫煙所でいつものようにココアシガレットをかじる。
残りカスのせいで砂糖の味がしないな。
ヤニは嫌いだが匂いは落ち着く.....
__施術は問題なく終わった。
黄昏時の喫煙所。
今日はやけに静かだな....
そう思い手すりに手を掛けて見渡す。
__気づけば、口の無い無数の子供が私を見ていた。
背中を押され屋上から堕ちた私は掻き出され赤子のようだった。
あぁ__。
野鳥はここに居たのか。