『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
うーん、友達…。以前に似たようなテーマで書いたなあ。2回くらい。
今日はちょっとパスします。
「友達」というテーマについて
友と呼ぶ人はいなくても
友とは呼べない友よりも
友とは呼ばない友がいい
/お題「友達」より
#友達
いない。
半世紀生きても未だに“友達”の定義が解らない。
が、いないと思う。
他人への興味のなさが“異常”に無いみたいなのだ。
自分ではずっとこうだし、他人の事は解らないからね、これが普通って思っていたら、“普通ではありません”と言われる程度にはズレているらしいのだ。
普通の友達ってどんなんだろう?
普通に友達作れる人は、羨ましいよ。
普通に生まれたかったな。
宇宙の中心で友情を叫ぶ
「...ここをこうして、こっちをつなげて...」
頑張って組み立ててきたネコの言葉翻訳機があと少しで完成する。前回、3ヶ月かけて試作品はネコの言葉を人間の言葉ではなく、イヌの言葉に翻訳してしまった。前々回の試作品の完成には1年を費やしたが、ネコの言葉を聞くと勝手に会話しだしてしまった。これも失敗だ。
「よし、完成だ...!」
これまでなんども失敗作をつくってきたからか、今回の試作品の完成には1ヶ月しかかからなかった。
「おーい、ギコくん!新しい試作品が完成したぞ!今からネコを探しに行こう。」
助手のギコくんは寝室から出てきて言った。
「カッツ博士、もう夜の11時ですよ?明日にしませんか?」
「何を言っている!どうせ今回も失敗すると思っているんだろう。今回はいつも以上に自信作なんだ。さあ、ネコを探しに港へ出かけるぞ、ギコくん。」
「前回も前々回も、そのまた前の試作品のときも『ついにこのときがきたぞ!』『今回こそは成功するに違いない!』って言って失敗してきたじゃないですかー...」
「今回こそは自信があるんだ!さあ、行くぞ!」
「はあ、仕方ないですね...」
そうして私の助手のギコくんは港へ向かった。港には漁のおこぼれを求めてたくさんのネコが集まるのだ。夜中でもたくさんの野良ネコがいるに違いない。
「着いたぞ、ネコちゃんはどこかにゃ〜」
「博士、様子がおかしいですよ。ネコが全く見当たりません。」
いつもならそこら中にいるはずの猫がいない。もう日付を回ろうとしている時間だ。流石のネコも眠りについているのだろうか。
「これはおかしい。ギコくん、もう少し奥へ進もう。私はネコたちが崖下の洞窟で寝ているのを知っているんだ。」
港を海岸沿いに進むと波に削られた岩場があり、その先には波に侵食されてできた崖があるのだ。そこには長い時間をかけてできた洞窟がある。洞窟といっても10メートルくらい進めば行き止まりの、小さなほらあなのようなものだ。
「カッツ博士〜、どうして僕を先に行かせ...ってなんですかあれ!?」
「な、なんだあれは、人か...?」
ネコを探そうと入った洞窟の奥は、洞窟とは思えないほど明るかった。その光の中心にはヒトのようなものが横たわっている。そう"ヒトのような"だ。
その肌はくすんだ緑色で、手足はヒトとは思えないほど痩せ細っていた。耳があるはずのところには何もなく、代わりといっては変だが、髪の毛のないつるつるした頭から綺麗な円錐の形をした5cmくらいのツノのようなものが2本生えている。
「これは、間違いない。宇宙人だ。」
「う、ううう宇宙人!?!?に、逃げましょうよ、起きたら殺されるかもしれません!!」
「大きな声を出すな、ギコくん!宇宙人が起きてしまうだろう!!」
案の定だった。不気味に輝く光の中心に横たわる緑色の物体が私たちの声に反応して動き出した。宇宙人はヒトと同じように2本の足で立つと、私たちの方を向いた。
「¥々>9々|+*23」
何かを語りかけているようだが、全く理解できない。どうやら地球人である私たちヒトとは異なる言語を話すようだ。
「ひいいいい!博士、僕はもう限界ですうぅぅ!!」
そういってギコくんは洞窟を出て走り去ってしまった。
「おい、待つんだ!」
私は助手の背中に向かって叫んだが、一足遅かったようだ。彼の背中は夜の闇に消え、ここには私と緑色の宇宙人だけが残った。ああ、私の人生はここで終わりなのか。そう思ったその時だった。
「キミタチハワタシノテキカ?」
私のポケットから突然機械のような声が聞こえて来たのである。そう、ついさっき私が完成させたネコの言葉翻訳機である。どうやら今回もネコの言葉翻訳機を作ることには失敗したようだが、偶然にもこの宇宙人の言葉を翻訳する機械を作ってしまったらしい。
「いいえ、あなたの敵ではありません。私はあなたの友達になりたいのです。」
ダメでもともとだ。私は翻訳機に向かって話しかけた。
「<〆°82○・〒:々2・€2〆|^^^||=+%」
もはや言葉としても認識できない、意味不明な音の羅列が私の試作品から発せられた。
「☆☆%°>〆〆〆〆×○===」
どうやら宇宙人には伝わったらしい。細長い手を振り回しながら答えてくれた。
「ソレハウレシイ。ワタシトキミハトモダチダ。」
喜んでくれたようだ。それにしても細長い手を無造作に振り回して喜ぶ姿は、ヒトのそれとは随分と違って君が悪い。そんなことを思った矢先だった。
「ヒュンッ」
風が吹き抜けるような音がしたかと思うと、宇宙人は私の目の前から消えていた。振り返って見上げると、暗い夜空に光る星たちに混じって、不気味に光る緑色の光がどんどんと遠ざかっていくのが見えた。おそらく自分の住む地に帰るのだろう。
それから私は、ネコを探していたことも忘れて研究所への帰路についた。正直に言って何が起こったのか、全く理解が追いついていなかった。
研究所に着き、玄関を開けるとギコくんが飛び出して来た。
「博士、生きてたんですか!!てっきり僕が逃げたから死んでしまったのかと...」
いつもの私なら私を置いて逃げた恩知らずな助手を叱りつけていただろう。そして宇宙人の言葉を翻訳することに成功したことを自慢げに報告していたに違いない。でも私は疲れ切っていた。非現実的な事態を理解できずにオーバーヒートした脳が、早く眠りにつきたいと悲鳴をあげている。
「あ、ああ。なんとか生きている。今日は休ませてくれ。すっかり疲れ切ってしまったようだ。」
私はそう言ってまっすぐ寝床に向かった。
「ドーンッ!ガラガラガラ...」
なんだろう、大きな音がする気がする。
「ワーッ!キャー!助けてくれー!」
なんだ?夢か?研究所の前で交通事故でも起こっているのか?こっちは宇宙人との出会いで疲れ切っているんだ。もう少し寝かせてくれてもいいじゃないか。そうは言ってもここまで騒ぎになっていては寝付けるわけもない。疲れ切った身体を奮い立たせて上半身を起こした。
「な、なんだこれは...」
目に飛び込んできたのは、何台もの空飛ぶ円盤と、そこから放たれる光線、そして数えきれないほどの緑色の生物。そう、昨夜の宇宙人が地球を侵略しにきていたのだ。
「ど、どうなっているんだ、や、やはり悪夢を見ているのだろう。」
そうして強く頬をつねってみるが、目は覚めない。本当に現実だと言うのか...?
でもひとつおかしなことがある。宇宙人の侵略によって360度全てが焦土とかしている。しか私が寝ているベッドとその周りは全くの無傷だ、と思っていたのだがついに私の前に一体の宇宙人が現れた。
「==<〒€=7+・%+・:=・¥÷×」
「ヤットオキタネ、トモダチ。」
どうやら翻訳機をポケットにしまったまま寝てしまっていたらしい。宇宙人の言葉を翻訳した機械音が聞こえてくる。
「%々+:×+++・〒・2・8…・+・€」
「キミハテキジャナイシ、ワタシタチノコトバヲワカルカラ、コロサナイデオイタヨ、トモダチ。」
この宇宙人は昨夜洞窟で遭遇した宇宙人らしい。彼の友達である私は攻撃しないでくれていたようだ。
「+^÷%7:+2・+:°÷〆6:×=%・〒€○・2÷々8÷552々」
「キミイガイヲスベテコロシタラ、キミヲツレテワタシタチノホシへカエル。コノホシハバクハツシテナクナルカラネ。」
私は彼らの星へ連れていかれるらしい。あまりの衝撃的な光景と展開を飲み込めない私の口からは十分な言葉が出なかった。
「そ、そうか。ありがとう、友人。」
「+==々|<☆€×・%3€<」
それでも翻訳機はきちんと翻訳してくれる。宇宙人は昨夜と同じように手を振り回して喜んでいる。
私は彼らの宇宙船に乗せられて地球を脱出するまで気を失っていた。そしてまるで当たり前かのように彼らの星へ辿り着いたのである。
彼らの星へ辿り着いてから、もう数年が経った。彼らの話によれば地球は完全に爆発してなくなり、その影響で太陽系もろともブラックホールになってしまったらしい。この星の名前は"☆○♪→>>"、ヒトの言葉で「友情」という意味だ。
この星の人々は友情をとても大切にする。私はあの夜、あそこで出会った緑の生物と友達になったおかげで命を救われたのだ。
ああ、友達は命と同じくらい大切なんだなあ。
そんなことを身をもって体感した、そういうお話である。
*宇宙人語に特に規則などはありません。ごめんなさい。
友達
あいつと居ると、何をするにも楽しかった。
只々普通にご飯を食べる時間も
買い物に行く時間も
強制参加の学校行事も
親に強要され続けた「勉強」と言う行為も
生意気なクソガキだし、年上相手に敬語も使えなくて、異常なまでに妹を溺愛してる変なやつだけれど、
あいつが居れば、どんな時間も楽しくて、最高の一時になっていた。
辛くて、苦しくて、でも誰にも相談出来なかった事も、あいつになら相談できた。
優しく受け止めてくれたから
アドバイスもくれたから
何より話を聞いて、一緒に悩んでくれたから。
どっちが年上か分からないような関係だったけれど、凄く心地よかった。安心できた。
でも、でも。
俺はもう、あいつの友達ではいられない。
...だって、俺は友達であるあいつに、
持ってはいけない特別な感情を抱いてしまったから--。
続く?かも
#友達
100作目
:あとがき:
祝!!100作目突破~!!!
はい!皆様おはこんばんにちわ、無偽瑠と申します。
今回は(私にとって)このアプリで話を書き始めて100作目記念なんですよ!
いやーまさかこんなに続けられるとは思っていなくて、自分自身でも驚きです(笑)
それもこれも、見て下さっている皆様のお陰です!本当にありがとうございます。
...100作目ということで特になにかするという訳でもないですが...
これからもグダグダとお話を書いていきますので、見てくださる方はどうぞよろしくお願い致します♪
友達ってなんだろう。
信頼出来るから、友達?
自分が楽しいから、友達?
自分が有利に立てるから、友達?
引き立て役にできるから、友達?
皆さんはどう思っていますか。
ちなみに僕は猫とぬいぐるみが友達です。
なんでかって、、
裏切られたり、嫌われたり、暴言吐かれたり、
気を使ったり、、しなくてもいいからね。
まぁ、僕みたいな生き方もあるってこと。
別に人じゃないとダメってわけじゃない。
好きなように生きてればいい。
人生ってそんなもんだよ。
1度きりの人生ゲームだと思っている。
おかしいおかしい絶対におかしい!!
なんであの女が主役なわけ!?
3年生だから?でもそんなの私のかわいさの前では関係ないのに!お姉様なんて呼ばれてちやほやされちゃってるけど、あの女が演劇部の看板女優なら私は学園のアイドルじゃない!!それに練習だって一生懸命やったわ、その私が主人公の親友役だなんて!よりにもよってあいつの一番近くで演技しなきゃいけないの?配役考えた奴頭おかしいんじゃないの!?
だから、
「きゃあっ、麗子先輩、ごめんなさい!」
大道具につまづいたふりをして思いっきり足を踏みつけてやった。そしたらあの女、
「あらありすさん、気になさらないで。私たち『親友』だもの。それより制服が汚れてしまっているわよ。これ、お使いになって」
私の手をとってハンカチを渡すふりをして、すごい力で手の甲をつねってきた。本当にムカつくし握力50kgくらいあると思う。
10/25「友達」
友達は、あーちゃん。うさぎのぬいぐるみ。小さな頃からずっと一緒。いじめられがちな私の心をいつでも救ってくれた。
ある日、そのあーちゃんが動き出した。そしてしゃべった。
「なっちゃん、遊ぼう」
それは、人が聞けばメルヘンで素敵な話だったかもしれない。けれど私の心はスッと醒めた。
あなたも、私を認識するの?
あなたも、自分の意思を持つの?
あなたも、私を煩わせるの?
その瞬間から、あーちゃんは私の友達ではなくなった。
神様の気まぐれに傷ついた私は、本当に本当に一人になった。多分、永遠に。
(所要時間:10分)
【友達】
だってホントに友達だもんな。
俺ら友達だもんな。
先輩後輩で仕事仲間で友達。
それから恋人ってのも付け加えていいだろ。
一つくらい付け加えたって邪魔にはならねーと俺は思うんだけど、君はどう思う?
友情と愛情、どっちか選ぶんじゃなくて、どっちもアリだろ。
先輩後輩で仕事仲間で友達で恋人。
ほら、そんな深刻な話じゃない。
俺ら、仲良しってことだよ。
友達だから、
この言葉
時に美しく時に残酷
あなたがどんなふうにふれるのか
しりたいなんていえるはずもなく
私は今夜も
“友達だから、”
気の合う人に友達になろうと言われたら嬉しい
付き合ってる人に友達に戻ろうと言われたら悲しい
仲の良い人に大事な友達だよと言われたら嬉しい
好きな人に大事な友達だよと言われたら寂しい
人間の感情はつくづく自分勝手だ
朝一番に思うのは「ああ、わたしって他人といっしょに住んでるんだよな」ということだ。それも決まって、洗面台で。多分、昨日の夜、ドライヤーで乾かしているときに落ちただろう、長くて白い髪の毛をつまみあげながら思うのだ。
ゴミ箱へと捨てるとき、別れへのたしかな胸の痛みを覚えつつ、もう何度目かになる溜め息をついて、自分をごまかす。
わたしは、神経質だ。同居人の由紀ちゃんは「潔癖症なだけじゃないのぉ?」なんてぷっくりした唇で言うけど、そうじゃないと思う。だって潔癖症なひとは、お金も素手で触れないっていうし、電車のつり革も持ちたくないって聞くけど、わたしは平気だ。ただ、自分が当然のようにできることが、相手にとって当然じゃない、っていうのが、人一倍気になって仕方がないだけなのだと思う。
だからこうして由紀ちゃんの髪の毛が洗面台に残されていると(しかも何度も何度も、ちゃんと捨ててねって注意してるのに)、わたしはひどくうなだれる。これから仕事に行くというのに。散々だ。
朝からうなだれたくなんかないのに、由紀ちゃんはわたしのお願いなんてものを平気で忘れてしまう。残酷。無慈悲。
形ばかり怒ってみせても、ごめんねぇー由梨ぃ、って妙に間延びした甘ったるい声で終わらせる。その声にほだされてなにも言えなくなるのは、この世界でわたし一人だけじゃない。由紀ちゃんと付きあう男たちもそう。多分、一昨日まで由紀ちゃんと付き合ってた男(わたしは嫌い。真面目に働いて、ある程度の収入があって、ふたりの記念日には由紀ちゃんがお望みのホテルの高級レストランを難なく予約するような、いかにも由紀ちゃんの「理想の彼氏」だったから)もそうだっただろう。その前も、その前の前の男も、きっとそうだ。
ごめんねぇ。その一言で、はいさようなら、だ。
身支度を終えてリビングに戻ると同時に、由紀ちゃんがふらふらと起きてきた。髪を乾かして寝たことは想像に難くないのに、変な寝癖がついている。
月曜日。美容師の由紀ちゃんは、今日は仕事がお休みだから寝癖がついていても慌てたりしない。
おはよう、由紀ちゃん。声をかけると、返ってきたのは朝のあいさつじゃなかった。
「ねぇ由梨、頭いたぁい」
「お酒弱いのに飲むからでしょ」
「だってさ坂元さんが、彼氏っていうか元カレとのお別れ記念に奢ってくれるんって言うんだもん。奢りなら飲まなきゃ損じゃない?」
坂元さんは、由紀ちゃんが働く美容院の店長だ。仕事終わりに、遅番だった従業員全員で鴨肉を食べに行ったらしい。そしてお酒に強くもないのに、由紀ちゃんは赤ワインのグラス一杯分で千鳥足になり、家に帰ってきたのを覚えている。
「お別れ記念ってなにそれ」
ゴソゴソと痛み止めの薬をリビングで探す後ろ姿を追い越し、わたしはキッチンでグラスにお水を注ぐ。
「お別れ記念は、お別れ記念だよ」
「由紀ちゃんからフッたんだよね? 普通、悲しむのはフられた相手の方じゃないの」
「もう由梨ってば、考え方が潔癖すぎるー。悲しい日を記念日にしちゃいけない決まりないじゃん。世の中には追悼の日もあるぐらいだよ」
「考え方が不謹慎。元カレ、死んだわけじゃないでしょ。っていうか由紀ちゃんはズボラだよね。今日だってまた洗面台に」
ねね、それよりさ、見てみてぇ。由紀ちゃんがわたしの隣に並び立った。せっかくお水を渡したのに、グラスをキッチンに置き直しては、自分の髪を一房つかんで無邪気に笑っている。
「ほらー、由梨のだぁいすきな『由紀ちゃん』だよー?」
仕事終わってすぐ、坂元さんに染めてもらったんだから。
昨日の朝まで、由紀ちゃんの髪は茶色だった。元カレが好きな色だから、茶色の髪にしていた。でもわたしは、由紀ちゃんに一番似合うのは、コレだと思っている。白にも見える、ハイトーンの金の髪。美容師的なコメントをするならめっちゃ傷むけどねぇ、と由紀ちゃんは言うけれど。
わたしは、この色が好きだった。いつだったか、ずっとこの色の由紀ちゃんがいいな、なんて言ったことを由紀ちゃんはいまだにずっと覚えてくれている。覚えてくれてはいるけど、由紀ちゃんは「カレシ色」に染まるのが大好きだ。
だから由紀ちゃんが誰のものでもないときは、わたしの好きな由紀ちゃんに戻ってくれる。わたしだけの由紀ちゃんになる。
だけどまたすぐ、由紀ちゃんは誰かのものになる。洗面台に落ちる髪の毛一本すら、誰かのものになってしまう。新しい髪の色を見せびらかしながら、ごめんねぇ、とショックを受けるわたしに、甘ったるい声で謝るのだ。
「似合う?」
「うん、似合ってるよ由紀ちゃん。かわいい」
ありがと、やっぱりわたし、由梨がすきだなぁ。
由紀ちゃんが抱き着いてくる。はやく薬のみなよ、と言いながら、わたしは由紀ちゃんの後ろ髪を撫でる。撫でられると気持ちがいいのか、由紀ちゃんは頬をすり寄せた。
ずっと、このままで。それは由紀ちゃんが世界で一番苦手とする、神経質な呪いだ。
テーマ「友達」
『友達』
ナイショの秘め事 隠し事
「友達だから…」
便利な言葉
私は
気付いていないふり
証拠集めに勤しんで
あなたの目の前突きつける
その日を思い
ほくそ笑む
いったい何人の
お友達がいらっしゃるの?
そろそろ 限界
復讐へのカウントダウンは
まもなくよ
「なあなあ、お前ってさ!」
「なあ、ここってどういうこと?」
「おーい、お茶!何っつって」
「そういえばさ、」
「おれ、ずっと言ってなかったんだけど」
僕は君のことを友達だと信じて疑わなかったよ。
「だっておれら"友達"だろっ」
そう言ってはにかんだ君の笑顔を忘れられない。
君は僕に話しかけてくれた。
君は僕を笑わせてくれた。
君は僕といて楽しいと言ってくれた。
君は僕を、"友達"と呼んでくれた。
…なのに、
心のどこかで恐怖を感じ
あの日の事が遠く離れたように
今目の前にいる君が、初めて会った人みたく思ってしまう。
僕にとって初めての"友達"は、
「おれ、お前のこと騙そうとしてた」
詐欺師だった。
「ごめん。友達に、こんなことするんじゃねぇよな。ごめん。」
そっか、君も、僕を、
_2023.10.25「友達」
…だと思ってくれてたんだね。
友達
友達って沢山いる人が素敵な人ですか。
それとも
友達は少ないけれど、
一人一人を大切にできる人が素敵な人ですか。
どちらも素敵な人だと思いますよね。
だけど
今いる友達は心から友達って言えますか。
本当はお互い嫌いな一面もあるともいます。
それは生きてる人誰でもそう思います。
ですが
互いを認められる存在が1番だと思います。
互いが互いに、自分に合わせようとして傷つけ合う
事なんてせずに
互いが互いに尊重出来ると1番良いですね。
#友達
トモダチ…なんて都合のいい言葉
昨日までの恋人も
サヨナラという言葉の魔法が
トモダチに変えた
元の見知らぬ二人に戻れたら
もっと楽なのかもしれない
でも、あなたとの思い出
消えてしまうのは少し寂しくて
だから 今日からトモダチに変えてしまおう
いつか街ですれ違ったら
トモダチなら手を振りあえるでしょ…
笑い合えるかも知れない
トモダチ 都合のいい言葉
私はわたしに魔法をかけるの
あなたはワタシの大切なトモダチ
「ラーメン食って帰ろうぜ」
少し強めに叩かれた背中はさっきよりもしゃんとしたみたいだ。
No.2 友達
「友達」
私には友達が1人だけ。
ほとんどの他人が嫌い。
どうしてこんな複雑な心で育ってしまったんだろう。
いつからこんなに人を愛せなくなったのだろう。
#49
「友達だから相談できると思ってるんだ。
訊いていい?」
バニラシェイクを飲もうとして止める
「いいけれど、どんなこと?」
「好きな子がいてね、
その子に好きかどうか訊いてみて欲しいんだよ」
「えー…他力本願?」
ぷらぷらするストローを指で弄りながら
目が泳ぐ
「他力本願じゃないよ。
今ので確信したから相談に乗ってよ。
"友達"から"彼女"なるつもりはないかな?てさ…
君の気持ちに」
目の前で舌をべーっと出す
今から"元友達"になった"彼氏"に笑った
#友達
友達-(10/25)
他人・知り合い・友達・親友・心友
友達、つくりたいと思う。
求めるものは人それぞれ。
裏切らなくて
お互いに話できて
気楽にいれて
信頼できて
優しくて
相手を思いやる行動発言ができて
そんな、求めたら駄目だ。
自分自身がそうならなければ。
なんて、カッコつけたこと言ってると思う。
ふざけんなと思う。
そんな簡単に求められる人になんてなれない。
努力してるつもり、、、だけど。
ひとりは嫌だ。
信頼できる人がいないのは嫌だ。
一緒に遊びに行ける人がいないのは嫌だ。
おひとり様なんてどこでも余裕だけど、ずっと寂しい。
ずっとずっと孤独。
こんな私じゃ、友達なんてできないね。